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種類 |
発行可能株式総数(株) |
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普通株式 |
1,000,000,000 |
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計 |
1,000,000,000 |
|
種類 |
事業年度末現在発行数(株) (2025年2月28日) |
提出日現在発行数(株) (2025年5月30日) |
上場金融商品取引所名又は登録認可金融商品取引業協会名 |
内容 |
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東京証券取引所 プライム市場 名古屋証券取引所 プレミア市場 |
単元株式数 100株 |
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計 |
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- |
- |
該当事項はありません。
該当事項はありません。
該当事項はありません。
該当事項はありません。
|
年月日 |
発行済株式総数増減数 (千株) |
発行済株式総数残高 (千株) |
資本金 増減額 (百万円) |
資本金 残高 (百万円) |
資本準備金増減額 (百万円) |
資本準備金残高 (百万円) |
|
2017年7月24日(注) |
2,446 |
270,565 |
1,974 |
31,974 |
1,974 |
9,474 |
(注)有償第三者割当
発行価格 1,614円
資本組入額 807円
割当先 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(役員報酬BIP信託口)
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2025年2月28日現在 |
||
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区分 |
株式の状況(1単元の株式数 |
単元未満 株式の状況 (株) |
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政府及び地方公共団体 |
金融機関 |
金融商品取引業者 |
その他の法人 |
外国法人等 |
個人 その他 |
計 |
|||
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個人以外 |
個人 |
||||||||
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株主数(人) |
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- |
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所有株式数 (単元) |
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所有株式数の 割合(%) |
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100.00 |
- |
(注)1 自己株式12,323,301株は、「個人その他」に123,233単元及び「単元未満株式の状況」に1株含まれております。なお、自己株式12,323,301株は株主名簿上の株式であり、期末日現在の実質的な所有株式数と同一であります。
2 「その他の法人」の欄には、証券保管振替機構名義の株式が94単元含まれております。
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2025年2月28日現在 |
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氏名又は名称 |
住所 |
所有株式数 (千株) |
発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%) |
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STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505018 (常任代理人 株式会社みずほ銀行) |
ONE CONGRESS STREET,SUITE 1, BOSTON, MASSACHUSETTS (東京都港区港南2丁目15番1号 品川インターシティA棟) |
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計 |
- |
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(注)1 J.フロント リテイリング共栄持株会は、当社グループの取引先企業で構成されている持株会であります。
2 上記のほか自己株式が12,323千株(発行済株式総数に対する所有株式数の割合は4.55%)あり、所有株式数の割合は、当該自己株式を控除して計算しております。
なお、当該自己株式には役員報酬BIP信託が所有する当該株式は含めておりません。
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2025年2月28日現在 |
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区分 |
株式数(株) |
議決権の数(個) |
内容 |
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無議決権株式 |
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- |
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議決権制限株式(自己株式等) |
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- |
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議決権制限株式(その他) |
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完全議決権株式(自己株式等) |
(自己保有株式) |
- |
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普通株式 |
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|||
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完全議決権株式(その他) |
普通株式 |
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単元未満株式 |
普通株式 |
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- |
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発行済株式総数 |
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- |
- |
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総株主の議決権 |
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- |
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- |
(注)1.「完全議決権株式(その他)」の欄には、役員報酬BIP信託が保有する当社株式2,046,600株(議決権20,466個)及び証券保管振替機構名義の株式が9,400株(議決権94個)含まれております。
2.「単元未満株式」には、当社所有の自己株式1株及び役員報酬BIP信託口所有の自己株式7株が含まれております。
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2025年2月28日現在 |
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所有者の氏名又は名称 |
所有者の住所 |
自己名義 所有株式数 (株) |
他人名義 所有株式数 (株) |
所有株式数 の合計 (株) |
発行済株式 総数に対する 所有株式数の 割合(%) |
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(自己保有株式)
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東京都中央区銀座 六丁目10番1号 |
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計 |
- |
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(注)役員報酬BIP信託が保有する当社株式は、上記自己株式には含まれておりません。
1)新たな役員向け株式対価報酬制度の概要
当社は2024年4月開催の報酬委員会において、当社及び当社グループの主要子会社の役員を対象とした株式交付信託を活用する株式対価報酬制度(以下「本制度」といいます。)の継続を決議しました。
本制度の継続においては、設定済みの次の2つの株式交付信託の信託期間を3年間延長し、金銭の追加拠出を行うことにより、本制度の株式交付信託として継続利用することとします。
①当社の執行役、株式会社大丸松坂屋百貨店及び株式会社パルコの取締役・執行役員、J.フロント都市開発株式会社及びJFRカード株式会社並びに株式会社J.フロント建装の代表取締役を対象者とし、当社グループの持続的成長と中長期的な企業価値の向上を目的に、業績連動株式報酬として、当社株式を交付するもの(以下「信託Ⅰ」といいます。)。
②当社の非執行の取締役(独立社外取締役及び非執行の社内取締役(以下「非執行取締役」といいます。))を対象者とし、当社の攻め・守りのガバナンス強化のため、ステークホルダー代表として執行とは異なる立場で中長期目線の経営に携わることを目的に、業績には連動しない方法で当社株式を交付するもの(以下「信託Ⅱ」といいます。)。
なお、株式会社パルコの取締役・執行役員を対象としていた信託Ⅲは、同社の対象者を信託Ⅰ内で管理することから、2024年8月末で終了しました。
2)信託契約の概要
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(参考)「信託Ⅰ」 |
「信託Ⅱ」 |
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①信託の種類 |
特定単独運用の金銭信託以外の金銭の信託(他益信託) |
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②信託の目的 |
当社執行役、株式会社大丸松坂屋百貨店及び株式会社パルコの取締役・執行役員、J.フロント都市開発株式会社及びJFRカード株式会社並びに株式会社J.フロント建装の代表取締役に対するインセンティブの付与 |
当社非執行取締役がステークホルダー代表として執行とは異なる立場で中長期目線の経営に携わるため |
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③委託者 |
当社 |
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④受託者 |
三菱UFJ信託銀行株式会社 (共同受託者:日本マスタートラスト信託銀行株式会社) |
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⑤受益者 |
当社執行役、株式会社大丸松坂屋百貨店及び株式会社パルコの取締役・執行役員、J.フロント都市開発株式会社及びJFRカード株式会社並びに株式会社J.フロント建装の代表取締役のうち受益者要件を充足する者 |
当社非執行取締役のうち受益者要件を充足する者 |
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⑥信託管理人 |
当社と利害関係のない第三者(公認会計士) |
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⑦信託契約日 |
2017年7月14日(2024年4月18日付で変更) |
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⑧信託の期間 |
2017年7月14日~2024年8月末(2024年4月18日付の信託契約の変更により、2027年8月末日まで延長) |
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⑨議決権行使 |
行使しない |
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3)株式交付信託の仕組み
【株式の種類等】 会社法第155条第3号に該当する普通株式の取得及び会社法第155条第7号に該当する普通株式の取得
該当事項はありません。
会社法第459条第1項の規定に基づく取得
|
区分 |
株式数(株) |
価額の総額(円) |
|
取締役会(2024年4月15日)での決議状況 (取得期間 2024年5月1日~2024年7月31日) |
8,000,000 |
10,000,000,000 |
|
当事業年度前における取得自己株式 |
- |
- |
|
当事業年度における取得自己株式 |
6,040,500 |
9,999,891,982 |
|
残存決議株式の総数及び価額の総額 |
- |
- |
|
当事業年度の末日現在の未行使割合(%) |
- |
- |
|
当期間における取得自己株式 |
- |
- |
|
提出日現在の未行使割合(%) |
24.49 |
- |
|
区分 |
株式数(株) |
価額の総額(円) |
|
取締役会(2025年4月14日)での決議状況 (取得期間 2025年4月15日~2025年8月29日) |
11,500,000 |
15,000,000,000 |
|
当事業年度前における取得自己株式 |
- |
- |
|
当事業年度における取得自己株式 |
- |
- |
|
残存決議株式の総数及び価額の総額 |
- |
- |
|
当事業年度の末日現在の未行使割合(%) |
- |
- |
|
当期間における取得自己株式 |
4,172,500 |
7,280,925,443 |
|
提出日現在の未行使割合(%) |
63.72 |
51.46 |
(注)「当期間における取得自己株式」には、2025年5月1日からこの有価証券報告書提出日までの取得株式数は含まれておりません。
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区分 |
株式数(株) |
価額の総額(円) |
|
当事業年度における取得自己株式 |
5,619 |
9,646,581 |
|
当期間における取得自己株式 |
734 |
1,338,870 |
(注)「当期間における取得自己株式」には、2025年5月1日からこの有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取請求による株式数は含まれておりません。
|
区分 |
当事業年度 |
当期間 |
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株式数(株) |
処分価額の総額 (円) |
株式数(株) |
処分価額の総額 (円) |
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引き受ける者の募集を行った 取得自己株式 |
- |
- |
- |
- |
|
消却の処分を行った取得自己株式 |
- |
- |
- |
- |
|
合併、株式交換、株式交付、会社分割に係る移転を行った取得自己株式 |
- |
- |
- |
- |
|
その他(単元未満株式の買増請求に よる売渡による減少) |
- |
- |
- |
- |
|
保有自己株式数 |
12,323,301 |
- |
16,496,535 |
- |
(注) 「保有自己株式数」には、単元未満株式の買取りによる自己株式が含まれております。なお、当該株式には、2025年5月1日からこの有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取りによる株式数は含まれておりません。
当社は、健全な財務体質の維持・向上を図りつつ、利益水準、今後の設備投資、フリーキャッ
シュ・フローの動向等を勘案し、安定的な配当と柔軟かつ機動的な自己株式取得により、適切な利益還元を行うことを基本方針としております。
この方針に基づき、当中期経営計画期間(2024~2026年度)においては、連結配当性向40%以上の配当と、自己株式の取得により、自己資本の適正化に取り組みます。
内部留保につきましては、リテール事業(百貨店事業・SC事業)を更に強化するための店舗改装投資や、グループシナジーの具現化に向けたデベロッパー事業への先行投資、成長投資などに活用し、企業価値の向上を図っていく所存であります。
なお、当期の配当は、中間配当22円に期末配当30円を加えた年間配当52円としました。
当社の剰余金の配当は、中間配当と期末配当の年2回を基本方針としており、取締役会の決議によって行うことができる旨を定款に定めております。
(注)基準日が当事業年度に属する剰余金の配当は、以下のとおりであります。
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決議年月日 |
配当金の総額(百万円) |
1株当たり配当額(円) |
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①企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由
当社は、当社グループの持続的成長と中長期的な企業価値の向上を目指し、当社グループにとっての最良のコーポレートガバナンスを実現することを目的として、当社グループのあるべきコーポレートガバナンスのあり方を指し示す「コーポレートガバナンス方針書」を制定しています。
当社は持株会社であり、経営判断の迅速化・経営責任の明確化を図るため、事業子会社の業務執行事項については、グループ経営に影響を及ぼすものを除き、各事業子会社にその権限を委任しています。
なお、持株会社としての当社の役割・責務は、次のとおりです。
・グループビジョン、グループ中期経営計画、グループ年度経営計画の企画・立案・浸透及びこれらの進捗、成果管理
・グループ事業ドメインの設定
・事業ポートフォリオマネジメント(経営資源の最適配分)
・事業間シナジーの創出
・グループ全体のリスクマネジメント体制の確立
・グループ全体の組織設計と運営
・グループ全体の人財マネジメント
・株主マネジメント
・グループ全体のコーポレートガバナンスの確立
・グループ経営に関する重要な業務執行事項の意思決定
・各事業子会社の経営方針・経営戦略への助言・承認及びその進捗の監督・評価
また、当社の経営組織として4つの統括部(経営戦略統括部、財務戦略統括部、人財戦略統括部、CRE戦略統括部)と2つの推進部(DX推進部、業務推進部)を設置し、それぞれの組織の役割・責任・権限を明確にし、監督機能の強化、グループ全体の内部統制システムの充実を図っています。
当社は、機関設計として指名委員会等設置会社を採用しています。理由は以下の観点から、コーポレートガバナンスの更なる強化に取り組むためです。
・監督と執行を分離することにより取締役会の業務執行に対する監督機能を強化します。
また取締役会は、グループ経営に関わる重要な戦略課題を社外の知見も積極的に取り入れ徹底的に論議することで戦略の高度化をはかります。
・業務執行の決定を執行役に委任することが可能になることで、権限・責任の明確化を図りつつ、迅速な経営の意思決定を行います。
・過半数を独立社外取締役で構成する指名・監査・報酬の3委員会を置く「指名委員会等設置会社」を採用することにより、経営の透明性・客観性の向上をはかります。
・海外投資家などにグローバルな視点で分かりやすいガバナンス体制を構築します。
1)会社の機関の内容
A 取締役会
株主の皆様に選任され当社の経営を負託された取締役は、株主に対する受託者責任・説明責任を踏まえ、グループビジョンの実現に向けて、取締役会において次の役割・責務を果たしていきます。
・グループビジョン、サステナビリティ方針、グループ中期経営計画、グループ年度経営計画、その他の経営の基本方針について、建設的な議論を重ねるほか、そのリスク評価も含めて多面的・客観的に審議し、グループ経営の大きな方向性を指し示すこと
・上記の方向性を踏まえたグループ経営に関する全体方針、計画について適切に意思決定を行うこと及びその計画について進捗・結果を監督すること
・非連続な成長に向けた攻めの経営を後押しする環境整備を行うこと
・当社グループ全体の内部統制システムの構築・整備を進めるほか、その運用状況を監督すること
・関連当事者間の利益相反を監督すること
・指名委員会に諮問した代表執行役社長の後継者計画・経営人財に係わる人事配置計画・執行役のトレーニングについて指名委員会からの概要の報告を基に進捗状況を監督すること
当社の取締役会は、定款に定める11名以内の適切な員数で構成します。現在は取締役10名(うち独立社外取締役7名)で、任期は1年です。監督と執行の分離、取締役会における議論の実効性確保の観点から、独立社外取締役が過半数の構成としています。
なお、取締役候補者の指名に際しては、取締役会全体としての知識・経験・能力のバランスに配慮の上、その多様性を確保します。
取締役会の構成員は、以下のとおりです。
社外取締役 小出 寛子(取締役会議長)
社外取締役 矢後 夏之助
社外取締役 箱田 順哉
社外取締役 関 忠行
社外取締役 大村 恵実
社外取締役 山田 義仁
社外取締役 齋藤 和弘
取締役 好本 達也
取締役 浜田 和子
取締役 小野 圭一
(注)社外取締役 内田 章氏、取締役 若林 勇人氏は、2025年5月29日開催の第18期定時株主総会終結の時をもって、任期満了により退任しました。
なお、2024年度(2024年3月から2025年2月)は取締役会を15回開催いたしました。取締役の出席状況は100%となっています。(1回あたりの平均所要時間 2時間12分)
≪2024年度(2024年3月から2025年2月)の主な議題≫
・内装事業・BM/FM事業の成長戦略
・事業子会社の事業の状況と今後への対応
・第1四半期決算後の資本市場からの評価と課題
・2030年度に向けたJFRグループの人財戦略
・中期経営計画の進捗状況
・取締役会実効性評価報告 など
<取締役会のスキルマトリクス>
当社の取締役会は、監督と執行の分離、取締役会における論議の実効性の観点から、定款に定める11名以内の適切な員数の取締役(任期1年)で構成し、当社株主と利益相反が生じるおそれがない独立社外取締役が全体の過半数の構成とします。また、取締役会全体として求められる知識・経験・能力のバランスに配慮の上、ジェンダーを含むその多様性を確保し、取締役の有するスキル等の組み合わせ(スキルマトリックス)を開示しています。
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氏 名 |
取締役に期待するスキル |
||||||||
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企業経営 |
財務・会計 |
マーケティング |
人財・ 組織開発 |
法務・ コンプライアンス |
IT・デジタル |
E:環境 |
S:社会 |
G:ガバナンス |
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|
小出 寛子 |
○ |
|
○ |
○ |
|
|
|
|
○ |
|
矢後 夏之助 |
○ |
|
|
|
|
|
○ |
|
○ |
|
箱田 順哉 |
○ |
○ |
|
|
|
|
|
|
○ |
|
関 忠行 |
|
○ |
|
|
○ |
|
|
○ |
○ |
|
大村 恵実 |
|
|
|
|
○ |
○ |
|
○ |
○ |
|
山田 義仁 |
○ |
|
○ |
○ |
|
|
|
|
○ |
|
齋藤 和弘 |
○ |
○ |
○ |
|
|
|
○ |
|
○ |
|
好本 達也 |
○ |
|
○ |
|
|
|
○ |
|
○ |
|
浜田 和子 |
|
|
|
○ |
|
|
|
○ |
○ |
|
小野 圭一 |
○ |
|
○ |
|
|
|
○ |
|
○ |
i 企業経営:経営経験を有し企業価値向上につながる戦略立案や、中期経営計画策定に向けた課題抽出方法など、企業経営に関わる知識・経験
ii 財務・会計:強固な財務基盤構築を通じた企業価値向上や資本コストを意識した財務戦略立案など、財務・会計に関する幅広い知識・経験
iii マーケティング:顧客の問題を発見し、それを解決する商品やサービスの創造、情報の伝達、付加価値の提供を通して、顧客の満足と継続的な企業価値向上を生み出す活動における知識・経験
iv 人財・組織開発:多様な従業員の個性や能力を最大限に引き出し、新たな価値創造を実現する人的資本経営に関する知識・経験
v 法務・コンプライアンス:企業経営が適法かつ適正に遂行されることは、持続的な企業価値向上の基盤であり、企業法務の高度かつ専門的知識やコンプライアンス経営を推進する知識・経験
vi IT・デジタル:既存ビジネスのデジタルトランスフォーメーション推進の実現に向けて、ICT活用支援や新規ビジネス開発を、最新のIT動向を把握し顧客視点から監督が出来る知識・経験
vii 環境:環境に対する課題解決を意識した事業活動や、中長期目標の設定を含む環境計画などJFRグループの“環境共生”の取り組みに対し適切な監督が出来る知識・経験
viii 社会:JFRグループの“地域共栄”の取り組みや持続可能な社会の実現に向けた取り組みについて適切な監督が出来る知識・経験
ix ガバナンス:適切なガバナンス体制の確立は、持続的な企業価値向上の基盤であり、取締役会における監督機能の実効性向上に向けたコーポレートガバナンスにおける知識・経験
≪取締役会実効性評価≫
当社は、2015年より毎年、第三者機関による取締役会実効性評価を実施しています。
〔評価項目〕
1 グループ全体への取締役会の貢献度、2 取締役会の構成、3 運営状況、4 論議内容、5 指名・報酬・監査の各委員会活動の実効性など約40項目としました。
〔評価手法〕
事前アンケートをもとに、第三者機関が「個別インタビュー」(注)を行い、その結果を集計・分析した報告書に基づいて取締役会で協議する手法で行いました。
(注)「個別インタビュー」
取締役(社内・社外とも)の全員に対してアンケート結果をもとに、1時間程度の個別インタビューを第三者機関が実施し、取締役会に関する各種質問に対する考え方・問題意識などをヒアリングしました。取締役会ではインタビューの結果を踏まえて課題の解決につなげています。
〔評価結果及び課題への取り組み等〕
当社は2024年9月から10月にかけて、第10回の取締役会実効性評価を行いました。全取締役に対して行った事前アンケートの結果を踏まえて、第三者機関が個別のインタビューを実施し、その内容に基づいて11月の取締役会で協議いたしました。
実効性評価の結果、前年度に指摘された課題のうち、「成長戦略議論に向けた準備・分析の徹底」及び「監督と執行のコミュニケーションの向上」については相応の課題解決状況が確認されました。一方、2024年度の評価においては、更なる取締役会の実効性向上への課題として「付議議案と付議基準の見直し」「取締役会運営の強化」「監査機能の強化」が挙げられました。
これを受けて、課題解決の進め方を12月の取締役会で再度協議し、具体的なアクションに繋げたほか、2025年度の取締役会の年間アジェンダに反映させております。
今後も、取締役会実効性評価を基点に課題の共有を行い、取締役会の実効性を実質的に高めてまいります。
B 3委員会
(指名委員会)
指名委員会は、独立社外取締役3名と常勤の社内非業務執行取締役1名で構成しています。また、客観性・透明性・合理性確保の観点から、委員長は独立社外取締役から選定しています。
同委員会は、株主総会に提出する取締役の選任・解任に関する議案内容を決定、取締役会からの諮問を受け、代表執行役の選定・解職、執行役の選任・解任、取締役会議長及び各法定委員会の委員長ならびに委員の選定・解職などついて、取締役会へ答申します。
構成員
社外取締役 矢後 夏之助(指名委員会委員長)
社外取締役 小出 寛子
社外取締役 山田 義仁
取締役 好本 達也
なお、2024年度(2024年3月から2025年2月)は指名委員会を14回開催いたしました。委員の出席状況は100%となっています。(1回あたりの平均所要時間 1時間7分)
≪2024年度(2024年3月から2025年2月)の主な議題≫
・サクセッション・プラン(5回)
・取締役体制、独立社外取締役体制(10回)
・スキルマトリックスの確認
・取締役候補者の選任(2回)
・取締役会へ提案する執行役および代表執行役候補者(8回)
・取締役会へ提案する取締役会議長および各委員会委員長・委員候補者(2回)
(監査委員会)
監査委員会は、独立社外取締役4名と、監査精度の維持・向上を図るため、社内情報に精通した常勤の社内非業務執行取締役1名で構成しています。また、透明性・客観性確保の観点から、委員長は独立社外取締役から選定しています。
同委員会は、執行役及び取締役の職務執行が法令及び定款に適合し、当社の基本理念・グループビジョンに沿って、効率的に行われているかを実効的に監査し、必要な指摘・勧告等を行うとともに、内部統制の構築・運用状況について監査を実施し、監査報告を作成します。
構成員
社外取締役 箱田 順哉(監査委員会委員長)
社外取締役 関 忠行
社外取締役 大村 恵実
社外取締役 齋藤 和弘
取締役 浜田 和子
なお、2024年度(2024年3月から2025年2月)は監査委員会を24回開催いたしました。委員の出席状況は100%となっています。(1回あたりの平均所要時間 1時間5分)
≪2024年度(2024年3月から2025年2月)の主な議題≫
・内部監査室からの報告(10回)
・コンプライアンス委員会からの報告(4回)
・グループ各社監査役の監査報告(4月、10月)
・事業会社フェーズ管理について報告(2回)
・会計監査人の評価について(3回)
また、監査委員会は会計情報の信頼性の確保のため会計監査人の職務の執行状況を監視、検証し、株主総会に上程する会計監査人の選解任議案の内容の決定等を実施します。
≪監査委員会と会計監査人との主な連携状況≫
・会計監査人四半期レビュー報告(7月・10月)及び監査経過報告(1月)
・2023年度会計監査人の監査報告(4月)
・会計監査人の評価に関するフィードバック(5月)
・第18期監査及び期中レビュー計画の報告(6月)
・2023年度マネジメントレター報告(5月・6月)
(注)1.年度を通じて、各報告時に、監査計画の見直しがあればその報告を受けております。
2.KAMに関連する情報開示の適切性・整合性についても確認をしております。
(報酬委員会)
報酬委員会は、独立社外取締役3名と常勤の社内非業務執行取締役1名で構成しています。また、透明性・客観性の観点から、委員長は独立社外取締役から選定しています。
同委員会は、当社取締役及び執行役、グループ主要子会社対象役員の個人別の報酬等の内容に係る決定に関する方針並びに当社取締役及び執行役の個人別の報酬内容を決定します。
構成員
社外取締役 矢後 夏之助(報酬委員会委員長)
社外取締役 小出 寛子
社外取締役 山田 義仁
取締役 好本 達也
なお、2024年度(2024年3月から2025年2月)は報酬委員会を10回開催いたしました。委員の出席状況は100%となっています。(1回あたりの平均所要時間 43分)
≪2024年度(2024年3月から2025年2月)の主な議題≫
・役員報酬制度の見直し
・役員報酬ポリシーの改定(2回)
・外部データを用いた役員報酬水準・構成の検証
・役員評価結果、役員賞与額(4回)
・役員向け株式対価報酬の業績連動係数と支給ポイント(2回)
・役員向け株式対価報酬の継続に伴う信託延長、株式交付信託の追加拠出、株式交付規程の改定(6回)
・役員個人別報酬額(3回)
なお、2025年2月末時点の取締役の2024年度(2024年3月から2025年2月)取締役会および法定3委員会の開催状況、個々の取締役の出席状況は次の通りです。
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取締役会 |
指名委員会 |
監査委員会 |
報酬委員会 |
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小出 寛子 ※ |
◎100%(15/15回) |
100%(14/14回) |
― |
100%(10/10回) |
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矢後 夏之助 ※ |
100%(15/15回) |
◎100%(14/14回) |
― |
100%(10/10回) |
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箱田 順哉 ※ |
100%(15/15回) |
― |
◎100%(24/24回) |
― |
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内田 章 ※ |
100%(15/15回) |
100%(14/14回) |
― |
◎100%(10/10回) |
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関 忠行 ※ |
100%(15/15回) |
― |
100%(24/24回) |
― |
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大村 恵実 ※ |
100%(12/12回) |
― |
100%(17/17回) |
― |
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好本 達也 |
100%(15/15回) |
100%(10/10回) |
― |
100%(6/6回) |
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浜田 和子 |
100%(15/15回) |
― |
100%(24/24回) |
― |
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小野 圭一 |
100%(12/12回) |
― |
― |
― |
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若林 勇人 |
100%(15/15回) |
― |
― |
― |
(注)1 ( )内は、出席回数/在任中の開催回数 を示しております。
2 ◎は、議長または委員長を示しております。
3 ※は、独立社外取締役を示しております。
4 大村恵実氏、小野圭一氏は、取締役就任(2024年5月)以降に開催された取締役会・委員会を対象としています。
5 好本達也氏は、指名委員・報酬委員選定(2024年5月)以降に開催された指名委員会・報酬委員会を対象としています。
2)コーポレートガバナンスの体制
② 内部統制システムの整備の状況
当社は、会社法に定める「監査委員会の職務の執行のため必要なものとして法務省令で定める事項」(会社法第416条第1項第1号ロ)、及び「執行役の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制その他株式会社の業務並びに当該株式会社及びその子会社から成る企業集団の業務の適正を確保するために必要なものとして法務省令で定める体制の整備」(会社法第416条第1項第1号ホ)に関して、取締役会において以下の内容(内部統制システム構築の基本方針)を決議しております。
内部統制システム構築の基本方針
A グループ管理体制
グループ管理体制としましては、取締役会は監督機能として執行役及び取締役の職務の執行の監督を行います。取締役会は、会社法または定款に規定される事項のほか、グループビジョン・サステナビリティ方針・グループ中期経営計画・グループ年度経営計画・新規事業開発やM&Aに係る事項を審議・決議するものとし、取締役会規程において、あらかじめ決議事項を定めます。これら以外の業務執行事項の決定については、意思決定及び執行の迅速化を図るため、グループ経営に重要な影響を及ぼすものを除き、執行に委任します。
また、執行体制としましては、経営の監督と執行を明確に分離し、取締役会の監督機能を強化するとともに、執行への権限委譲を行い迅速な経営の意思決定を行います。
内部統制推進体制としましては、代表執行役社長の指揮の下、執行の内部統制を強化するために、内部統制担当部門、担当者を設置し、当社及び事業子会社において、会社法における内部統制、及び金融商品取引法における内部統制の体制の整備・運用の管理を行います。
B リスク管理体制
リスク管理体制としましては、代表執行役社長を委員長とし、メンバーを当社執行役及び、主な事業子会社の社長とするリスクマネジメント委員会を設置します。リスクマネジメント委員会は、リスクの抽出及び評価、戦略に反映させるリスクの決定など重要事項を審議し、経営の意思決定に活用します。同委員会での審議内容については、適時に取締役会に報告します。
ハザードリスク対応としましては、大規模な地震、火災、事故などのハザードリスク発生時においては、代表執行役社長を本部長とする「緊急対策本部」が統括して危機管理にあたります。
C 法令遵守体制
法令遵守体制としましては、代表執行役社長を委員長とし、各統括部長・推進部長及び各事業セグメントを代表する者として委員長が指名する者、顧問弁護士をメンバーとするコンプライアンス委員会を設置します。コンプライアンス委員会は、事業子会社各社のコンプライアンス担当部門との連携を強化し、コンプライアンス体制の基盤整備や、運用状況の監督を継続的に実施し、法令・企業倫理等の遵守を推進するほか、重大なコンプライアンス事案が発現した際にはその対応策の策定等を行います。同委員会での審議内容については、適時に監査委員会に報告します。
また、内部通報制度としましては、社外(顧問弁護士)にも通報窓口を置く当社グループの内部通報システムとして、当社及び事業子会社で勤務するすべての者が利用できる「JFRグループコンプライアンス・ホットライン」を設置します。経営幹部に対するホットラインの通報は直接監査委員会に入り、監査委員会からの指示を受ける体制を構築することで独立性を有する通報ルートを確保します。
D 内部監査体制
内部監査体制としましては、代表執行役社長の指揮の下に、独立した内部監査部門を設置します。内部監査部門は、内部監査規程に基づき、代表執行役社長の指示の下、当社及び事業子会社の監査を行い、または、業務監査結果を適正に報告させ、その業務プロセスの適切性、有効性を検証し、当社各部門及び事業子会社に指摘・助言・提案を行います。
E 監査委員会体制
監査委員会体制としましては、社外取締役を委員長とし、社内非業務執行取締役を含む5名で構成しております。監査委員会は執行役及び取締役の職務の執行について、適法性及び妥当性の監査を行います。監査委員会は、定期的に代表執行役社長と会合などを持ち、情報の共有化を図ります。また必要に応じて当社の執行役及び取締役を監査委員会に出席させ、報告・意見を求めることができます。
監査委員会の指示のもと、その職務をサポートする組織として監査委員会事務局を設置し、監査委員会事務局員の任命・異動と監査委員会事務局の責任者の人事考課は、独立性を担保するために、監査委員会の事前の同意を得ることとしています。
F 情報保存管理体制
執行役及び取締役の職務の執行に係る文書、並びに執行役及び取締役が主催する会議体の議事録と関連資料(ともに電磁的記録を含む)については、法令及び秘密情報管理規程に基づき各所管部門が定められた期間、保存・管理し、常時閲覧できる体制を取ります。
情報セキュリティ管理としましては、システム部門の推進部長が、情報セキュリティポリシー、ITガバナンス方針に基づき、当社の情報セキュリティ管理を統括し、情報システムの管理状況などについて、定期的及び必要に応じて都度、取締役会、監査委員会、経営会議及び代表執行役社長に報告を行います。
③ 責任限定契約の内容の概要
当社は、非業務執行取締役が職務の遂行にあたり、期待される役割を十分に発揮できるようにするため、会社法第427条第1項の規定に基づき、非業務執行取締役との間に責任限定契約を締結しています。責任限定契約の内容は、非業務執行取締役が任務を怠ったことによって損害賠償責任を負う場合は、1,200万円又は法令に定める金額のいずれか高い額を限度としてその責任を負うものとし、責任限定が認められるのは、当該非業務執行取締役が責任の原因となった職務の遂行において善意かつ重大な過失がないときに限るものとしています。
④ 取締役の定数
当社の取締役は11名以内とする旨、定款に定めています。
⑤ 取締役の選任の決議要件
当社は、取締役の選任決議については、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨及び累積投票によらない旨、定款に定めています。
⑥ 株主総会の特別決議要件
当社は、会社法第309条第2項に定める株主総会の特別決議については、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨、定款に定めています。これは、株主総会における特別決議の定足数を緩和することにより、株主総会の円滑な運営を行うことを目的とするものであります。
⑦ 剰余金の配当金等の決定機関
当社は、より機動的な配当政策を行うために、剰余金の配当等会社法第459条第1項各号に定める事項については、法令に別段の定めのある場合を除き、株主総会の決議によらず取締役会の決議により定める旨、定款に定めています。
⑧株式会社の支配に関する基本方針
1)基本方針の内容
当社は、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者は、当社グループの財務及び事業の内容や当社グループの企業価値の源泉を十分に理解し、当社グループの企業価値ひいては株主共同の利益を継続的かつ持続的に確保し、これを向上していくことを可能とする者であることが必要であるものと考えています。
当社は、当社が上場会社であることから、当社の株主のあり方については、一般的には金融商品取引所における自由な市場取引を通じて決まるものであり、特定の株主または特定の株主グループによって当社株式の一定規模以上の取得行為(以下「大量取得行為」といいます。)が行われる場合であっても、当該大量取得行為が当社グループの企業価値ひいては株主共同の利益に資するものであれば、一概にこれを否定するものではなく、これに応じるか否かについては、最終的には株主の皆様のご判断に委ねられるべきものと考えています。
しかしながら、大量取得行為の中には、その目的等からして当社グループの企業価値に対する明白な侵害をもたらすもの、株主の皆様に当社株式の売却を事実上強要するおそれがあるもの、当社取締役会や株主の皆様が大量取得者の提案内容等について検討し、または当社取締役会が代替案を提案するための十分な時間や情報を提供しないものなど、当社グループの企業価値を毀損する重大なおそれをもたらすものも想定されます。
このような当社グループの企業価値ひいては株主共同の利益に資さない大量取得行為を行う者(以下「大量取得者」といいます。)は、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者としては不適切であり、当社は、このような大量取得行為に対しては、大量取得者による情報提供並びに当社取締役会による検討及び評価といったプロセスを確保するとともに、当社グループの企業価値ひいては株主共同の利益の毀損を防止するため、当社取締役会及び株主の皆様が大量取得者の提案内容を検討するための十分な時間を確保することこそが、株主の皆様から当社経営の負託を受けた当社取締役会の責務であると考えています。
2)基本方針の実現に資する取り組み
当社グループは、大丸・松坂屋の創業以来、その企業理念、伝統精神である「先義後利(義を先にして利を後にする者は栄える)」、「諸悪莫作 衆善奉行(諸悪をなすなかれ、多くの善行を行え)」、「人の利するところにおいて、われも利する」に基づき、永年にわたって呉服商、百貨店業を営んできました。
当社は、当社グループの企業価値の源泉は、これらの理念、精神に基づくことにより築き上げられてきた、お客様及び社会との信頼関係にあるものと考えています。
そこで、当社は、これらの理念、精神に共通する「お客様第一主義」、「社会への貢献」を体現するため、当社グループの基本理念として「時代の変化に即応した高質な商品・サービスを提供し、お客様の期待を超えるご満足の実現を目指す」、「公正で信頼される企業として、広く社会への貢献を通じてグループの発展を目指す」ことを掲げ、この基本理念に基づき、当社グループの企業価値ひいては株主共同の利益の確保及び向上に資するため、当社グループのビジョンである“くらしの「あたらしい幸せ」を発明する。”の実現を目指し、さまざまな施策に取り組んでいます。
3)基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務及び事業の方針の決定が支配されることを防止するための取り組み
当社は、現在のところ、大量取得者が出現した場合の具体的な取り組み、いわゆる買収防衛策について特にこれを定めていません。
しかしながら、大量取得者が出現した場合には、当社グループの企業価値の毀損を防止するため、大量取得者の属性、大量取得行為の目的、大量取得者が提案する財務及び事業の方針、株主の皆様及び当社グループのお客様・お取引先様・従業員・当社グループを取り巻く地域社会その他のステークホルダーに対する対応方針など、大量取得者に関するこれらの情報を把握した上で、当該大量取得行為が当社グループの企業価値に及ぼす影響を慎重に検討する必要があるものと考えます。
したがって、このような場合には、当社は、当社経営陣及び社内取締役から独立した立場にある社外取締役及び有識者を構成員とする独立委員会を設置し、その勧告意見を踏まえた上で、当該大量取得者が前記の基本方針に照らして不適切な者であると判断されるときは、必要かつ相当な対応を講じることにより、当社グループの企業価値ひいては株主共同の利益を確保する所存であります。
4)具体的な取り組みに対する当社取締役会の判断及びその理由
当社グループで策定するさまざまな施策は、当社グループの基本理念に基づいて策定されており、当社グループの企業価値の源泉であるお客様及び社会との信頼関係のさらなる構築を目指すものであります。したがって、これらの施策は、基本方針の内容に沿うものであり、当社グループの企業価値ひいては株主共同の利益の確保・向上に資するものであると考えています。
また、基本方針に照らして不適切な者であると判断される大量取得者に対して必要かつ相当な対応を講じることについては、当社経営陣及び社内取締役からの独立性が確保されている独立委員会の勧告意見を踏まえて判断することにより、その判断の公正性・中立性・合理性が担保されており、当社グループの企業価値・株主共同の利益を損なうものではないとともに、当社の会社役員の地位の維持をその目的とするものではないと考えています。
① 役員一覧
男性
(1)取締役の状況
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役職名 |
氏名 |
生年月日 |
略歴 |
任期 |
所有株式数 (千株) |
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取締役 取締役会 議長 |
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役職名 |
氏名 |
生年月日 |
略歴 |
任期 |
所有株式数 (千株) |
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役職名 |
氏名 |
生年月日 |
略歴 |
任期 |
所有株式数 (千株) |
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役職名 |
氏名 |
生年月日 |
略歴 |
任期 |
所有株式数 (千株) |
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計 |
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(2)執行役の状況
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役職名 |
氏名 |
生年月日 |
略歴 |
任期 |
所有株式数 (千株) |
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代表執行役 社長 CRE戦略統括部長 |
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執行役 常務 経営戦略統括部長 |
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執行役 常務 人財戦略統括部長 |
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執行役 財務戦略統括部長 |
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執行役 DX推進部長 |
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役職名 |
氏名 |
生年月日 |
略歴 |
任期 |
所有株式数 (千株) |
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執行役 業務推進部長 |
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役職名 |
氏名 |
生年月日 |
略歴 |
任期 |
所有株式数 (千株) |
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計 |
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② 社外役員の状況
当社の社外取締役は7名であります。
指名委員会等設置会社のコーポレートガバナンス体制における基本的な考え方である監督と執行の分離、取締役会議論の実効性確保及び透明性・客観性の維持・向上の観点に基づき、独立社外取締役が半数の構成としております。なお、社外における豊富な経営経験や各専門分野における高い見識を有する独立社外取締役7名は取締役会議長、指名・監査・報酬の各委員会の委員長もしくは3委員会の委員として、独立かつ客観的な経営の監督の実効性を確保すべくその役割を果たします。
1)社外取締役と当社との関係及び選任状況
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氏名 |
重要な兼職の状況 (2025年5月30日現在) |
当社との関係及び選任状況 |
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小出 寛子 |
大成建設株式会社 社外取締役 |
小出寛子氏は、長年にわたり外資系企業の役員を務め、米国企業の本社マーケティングトップとして企業経営に携わるなど、グローバル経営及びマーケティング分野における豊富な経験に基づく知見、複数の上場企業の社外取締役としての幅広い知見を有しており、指名委員会等設置会社における取締役会論議の在り方、競合分析結果の戦略への反映、適切なトップメッセージの発信並びに戦略的な組織設計などについて能動的かつ積極的な助言・監督を行うことで、取締役会の実効性向上に貢献しております。 また、同氏は2024年5月より、取締役会議長に就任し、より中長期的・戦略的な年間アジェンダの設定、付議資料の質的改善、議論の実効性・効率性向上など、取締役会運営の強化・改善に向けた取り組みを進めております。また、指名委員会委員として、代表執行役のサクセッション・プランに関して客観性・透明性・継続性を担保するグランドデザインの審議、中長期視点で取締役会の監督機能の維持・向上に向けた社外取締役のサクセッション・プランの議論において、報酬委員会委員として、中期経営計画に応じて改定した役員報酬制度における報酬水準・構成の検証、組織再編に伴う報酬水準の見直しなどにおいて、それぞれ適宜必要な助言を行うことで、経営戦略と密接に連携した戦略人事機能の強化に貢献しております。 このような実績と豊富な経験、高い知見を踏まえ、当社グループの経営に資する役割を期待し、社外取締役といたしました。なお、同氏と当社の間に特別な利害関係はありません。 |
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矢後 夏之助 |
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矢後夏之助氏は、長年にわたりトップとして企業経営に携わり、財務基盤強化やコンプライアンス経営の豊富な経験と、指名委員会等設置会社への移行経験に基づく内部統制やコーポレートガバナンスに関する高度な専門知識を有しており、当社における取締役会論議並びに組織監査の在り方、新規事業や資産取得における将来計画の粒度及び確度、人的資本強化の取り組み及び人事制度改革の方向性について能動的かつ積極的な助言・監督を行うことで、取締役会の実効性向上に貢献しております。 また、指名委員会委員長として、代表執行役のサクセッション・プランに関して客観性・透明性・継続性を担保するグランドデザインの審議、中長期視点で取締役会の監督機能の維持・向上に向けた社外取締役のサクセッション・プランの議論をリードし、促進するとともに、報酬委員会委員として、中期経営計画に応じて改定した役員報酬制度における報酬水準・構成の検証、組織再編に伴う報酬水準の見直しなどにおいて、適宜必要な助言を行うことで、経営戦略と密接に連携した戦略人事機能の強化に貢献しております。 このような実績と豊富な経験、高い知見を踏まえ、社外取締役として当社グループの経営に資する役割を期待し、社外取締役といたしました。なお、同氏と当社の間に特別な利害関係はありません。 |
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箱田 順哉 |
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箱田順哉氏は、プライスウォーターハウスクーパースにおいて、長年にわたり、会計監査、経営コンサルティング及び監査法人等の内部監査に携わり、また、慶應義塾大学大学院において内部監査論の特別招聘教授を務めるなど企業監査に関する豊富な経験と高度な専門知見を有しております。また、ヤマハ株式会社の指名委員会等設置会社への機関設計変更にあたり、監査委員長を務めるなど、コーポレートガバナンスや経営監査における高度な専門知識を有しており、新規事業にかかるリスク管理、マイノリティ出資を含めた投資案件の執行内モニタリングの状況、当社における組織監査の在り方などについて能動的かつ積極的な助言・監督を行うことで、取締役会の実効性向上に貢献しております。 また、監査委員会の委員長として、指名委員会等設置会社における取締役・執行役の職務執行監査を行うとともに、取締役会に付議された案件や監査委員会として注視が必要と判断した案件等について、適法性・妥当性等の視点で意見交換、協議を推進することが期待されており、これらの役割を果たすことにより、監査機能の強化に尽力しております。同時に、グループ全体のガバナンスの向上にも取り組んでいます。 このような実績と豊富な経験、高い知見を踏まえ、社外取締役として、当社グループの経営に資する役割を期待し、社外取締役といたしました。なお、同氏と当社の間に特別な利害関係はありません。 |
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関 忠行 |
朝日生命保険相互会社 社外監査役 |
関忠行氏は、総合商社において長年にわたり国際的な事業経営やリスクマネジメントに携わり、またCFOとしての財務・会計に関する豊富な知識と経験、複数企業の社外取締役、監査役として幅広い知見を有しており、取締役会への付議基準、新規投資案件のリスクとその対応、業績予想の在り方やステークホルダーへの伝え方、監査機能の充実に向けた先進事例などについて能動的かつ積極的な助言・監督を行うことで、取締役会の実効性向上に貢献しております。なお、当社では、社外取締役が自由闊達に意見交換、情報共有する機会としてエグゼクティブ・セッションを設けており、同氏はそのリードディレクターを担っております。 また、監査委員会の委員として、指名委員会等設置会社における取締役・執行役の職務執行監査を行うとともに、取締役会に付議された案件や監査委員会として注視が必要と判断した案件等について適法性・妥当性等の視点で意見交換、協議することが期待されており、これらの役割を果たすことで、監査機能の強化に尽力しております。同時に、グループ全体のガバナンスの向上にも取り組んでおります。 このような実績と豊富な経験、高い知見を踏まえ、社外取締役として、当社グループの経営に資する役割を期待し、社外取締役といたしました。なお、同氏と当社の間に特別な利害関係はありません。 |
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大村 恵実 |
CLS日比谷東京法律事務所パートナー バリュエンスホールディングス株式会社社外取締役(監査等委員) 株式会社FOOD&LIFE COMPANIES 社外取締役(監査等委員) |
大村恵実氏は、弁護士として国際機関でのグローバルな経験や労働法務における専門的知見を有し、数多くの案件を取り扱った経験に加え、他上場企業(BtoCビジネス)での社外取締役(監査等委員)としての豊富な経験を有しております。特に、人権デューデリジェンス等のサステナビリティ・ESG法務分野の実務に精通し、ダイバーシティ経営等、企業が直面する多様な課題に対し、専門家として助言してまいりました。当社グループにおいては、SDGsネイティブをターゲットとした事業計画の検討、従業員の意見を反映させた当社独自の人的資本経営、多角的な視点から新規事業におけるリスクを特定することなどについて能動的かつ積極的な助言・監督を行うことで、取締役会の実効性向上に貢献しております。 また、監査委員会の委員として、指名委員会等設置会社における取締役・執行役の職務執行監査を行うとともに、取締役会に付議された案件や監査委員会として注視が必要と判断した案件等について適法性・妥当性等の視点で意見交換、協議することが期待されており、これらの役割を果たすことで、監査機能の強化に尽力しております。同時に、グループ全体のガバナンスの向上にも取り組んでおります。 このような実績と豊富な経験、高い知見を踏まえ、社外取締役として、当社グループに資する役割を期待し、社外取締役といたしました。なお、同氏と当社の間に特別な利害関係はありません。 |
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山田 義仁 |
オムロン株式会社 取締役会長 取締役会議長 日本電気株式会社 社外取締役 |
山田義仁氏は、オムロン株式会社において、長年にわたり代表取締役社長CEOとしてリーダーシップを発揮され、2023年からは同社の取締役会長 取締役会議長として経営の監督に尽力されるなど、中長期的な視点での企業経営と取締役会の適切な運営について、豊富な経験と深い見識を有しております。 また、同社において社長指名諮問委員会及びコーポレート・ガバナンス委員会の委員を務められるほか、上場企業の社外取締役を務められるなど、コーポレートガバナンスやサステナビリティに関する高度な知見を有しており、サクセッション・プランをはじめ、当社グループの企業経営の透明性・公正性のさらなる向上に資する積極的な助言が期待されます。 このような実績と豊富な経験、深い見識を当社グループの適切な経営の監督に反映していただけることを期待し、新たな社外取締役といたしました。なお、同氏と当社の間に特別な利害関係はありません。 |
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齋藤 和弘 |
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齋藤和弘氏は、サントリーグループにおける海外での豊富な経営経験に加え、飲料・食料品事業会社におけるマーケティングや経営企画、財務・会計に関する豊富な経験と高度な知見を有しております。 さらに2019年から約4年にわたり、飲料・食料品事業会社の代表取締役社長としてグループ経営を実践し、強いリーダーシップを発揮されるなど、中長期的な視点でのグループ経営に関する豊富な経験と深い見識を有しており、マーケティングや財務・会計に関する豊富な経験と高度な知見と併せて、当社の攻守両面でのガバナンス強化に資する積極的な助言が期待されます。 このような実績と豊富な経験、深い見識を当社グループの適切な経営の監督に反映していただけることを期待し、新たな社外取締役といたしました。なお、同氏と当社の間に特別な利害関係はありません。 |
③ 社外取締役による監督と内部監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係
当社の社外取締役は、取締役会の構成員として当社グループの経営方針・経営戦略に関する基本方針、その他の経営にかかる業務執行の決定を行うとともに、業務執行から独立した立場で経営に対する実効性の高い監督機能を発揮しています。監査委員会は、後述の「(3)監査の状況」に記載のとおり、監査委員会で策定された監査方針・計画に基づき、会計監査人との連携及び社内の組織を活用して取締役及び執行役の職務執行の適法性・適正性について監査を行っています。
① 監査委員会監査の状況
1)監査委員会の組織、人員及び手続き
監査委員会は5名(有価証券報告書提出日現在 常勤1名、社外4名)の監査委員で構成されております。
監査委員長の箱田順哉は、公認会計士としての豊富な経験と企業監査に関する相当程度の知見を有しており、監査委員の関忠行は、伊藤忠商事株式会社においてCFOを歴任し、財務及び会計に関する相当程度の知見を有しております。監査委員の大村恵実は、弁護士として国際機関でのグローバルな経験や労働法務における専門的知識と数多くの案件を取り扱った経験を有しております。また、新任監査委員の齋藤和弘はサントリーグループにおける海外での豊富な経営経験に加え、経営企画担当財経本部長としての経験を有し、財務、会計に関する相当程度の知見を有しております。なお、監査委員会による監査にあたりその職務をサポートする組織として、監査委員会事務局(3名)を設置しております。
2021年度より取締役会実効性評価の指摘に基づき、監督機能を強化すべくグループ各社監査役の任命・異動に関する監査委員会の同意権を「監査委員会規程」に明文化し、組織監査体制の充実に向け、グループ各社監査役を監査委員会事務局兼務としております。
監査委員会は、監査委員会で策定された監査方針・計画に基づき、会計監査人との連携及び社内の組織を活用して取締役及び執行役の職務執行の適法性・妥当性について監査を行い、監査報告を作成します。
2)監査委員会の活動状況
<監査方針・重点監査項目>
監査委員会は執行役及び取締役の職務執行が法令及び定款に適合し、当社の基本理念・グループビジョンに沿って、効率的に行われているかを公正不偏の姿勢をもって実効的に監査することを監査の基本方針としております。また、必要に応じて指摘・勧告等を行うことで、当社グループの健全な経営を支援しています。当事業年度においては、新経営体制のもとでグループの持続的成長に向けた中期経営計画の着実な遂行と、それを支えるガバナンス体制の更なる実効性向上が求められる状況にあります。このような背景を踏まえ、監査委員会は以下の4つを重点監査項目に設定し、ガバナンス・リスク・コンプライアンスの視点に基づいた監査を実施しました。
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重点監査項目 |
主な監査視点 |
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ガバナンス体制の実効性強化に向けた取り組み |
・取締役会議長が社外取締役となった以降の取締役会運営・議論状況。 ・持ち株会社による子会社マネジメント及びグループガバナンスの取り組み状況。 ・取締役会と執行の議論の更なる充実、及び執行における社内検討プロセスや組織連携の状況。 |
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新中期経営計画の着実な遂行および中長期成長への取り組み |
・中期経営計画骨子である3つの取り組み(①リテール事業の深化②グループシナジーの進化③グループ経営基盤の強化)及び2030年にむけた中長期成長の実現に向けた遂行状況について、戦略実行の妥当性及び顕在・潜在リスクへの対応について監視・検証。 ・「変革期」と位置付けられた事業年度における計画の着実な遂行状況。 |
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内部統制システムおよびリスク・コンプライアンス体制の維持・向上に向けた取り組み |
・経営トップ主導の下での、経営層及び社員におけるコンプライアンス遵守意識の浸透活動状況及び各会議体等での議論状況。 ・単なる法令順守の概念にとどまることなく、社員の自主・自律的な行動につながる活動を目指した啓発活動の推進状況。 |
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監査体制の充実 |
・子会社監査役との定期・不定期の報告会等による情報連携を通じた各社における監査上の課題の共有と議論。 ・監査人財の育成・サクセション等体制整備。 |
<監査活動概要>
当事業年度における監査委員会の開催回数は合計24回となります。個々の監査委員の出席状況については次の通りです。
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区分 |
氏名 |
監査委員会出席状況 |
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監査委員長(社外) |
箱田順哉 |
全24回中24回 |
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監査委員(常勤) |
浜田和子 |
全24回中24回 |
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監査委員(社外) |
佐藤りえ子(注1) |
全7 回中7 回 |
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監査委員(社外) |
関忠行 |
全24回中24回 |
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監査委員(社外) |
片山栄一(注2) |
全7 回中6 回 |
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監査委員(社外) |
大村恵実(注3) |
全17回中17回 |
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監査委員(社外) |
齋藤和弘(注4) |
― |
(注1)2024年5月23日に退任しております。
(注2)2024年5月23日に退任しております。
(注3)2024年5月23日に就任しております。
(注4)2025年5月29日に就任しております。
監査委員会での監査及び協議の実効性を向上するため、監査委員会とは別に監査委員ミーティングを設定し、当年度は19 回開催いたしました。監査委員会及び監査委員ミーティングを併せた1回あたりの平均所要時間は約2時間であります。監査委員会、監査委員ミーティングそれぞれの主な活動は下記の通りです。
また、常勤監査委員の活動につきましては、稟議書の確認や、社内重要会議等への出席のほか、内部監査室、会計監査人、グループ各社監査役との定例の会議を通じ監査上の問題を認識し、他の委員との情報共有を図りながら組織監査体制の構築を推進しました。
監査委員会における主な活動
<決議事項>
・監査方針、重点監査項目、監査計画、業務分担
・監査報告書、監査所見
・会計監査人再任、監査報酬への同意
・次年度グループ各社監査役体制
<協議事項>
・会計監査人の監査の相当性、会計監査人の評価
・KAM(Key Audit Matters)について
<報告事項>
・内部監査室からの報告
・会計監査人からの報告(決算関連他)
・グループ各社監査役からの監査報告
・財務部門からの報告(決算関連、財務の状況他)
・法令等の遵守状況(法務部門、コンプライアンス委員会連携)
・内部統制システムの構築及び運用の状況
監査委員ミーティングにおける主な活動
・代表執行役への職務執行監査、意見交換
・取締役・執行役への職務執行監査またはヒアリング
・監査委員会での決議事項に関する事前協議
・常勤監査委員からの報告
・監査役体制(人財要件、配置、報酬等)についての協議
監査委員会はこれらから得た情報に基づき取締役会へ月次で報告し、また、特に重要と判断される事項については「監査所見」という形で、指摘、提言しております。
3)組織監査の充実
当社は、監査委員会、内部監査室及びグループ各社監査役が、定期的な会合やレポート等を通じて監査上発見された課題に関する情報共有を常に図り、その解決に対し協働する組織監査体制を下図の通り構築しております。また会計監査人とは、監査委員会のほか内部監査室及びグループ各社監査役もそれぞれ定期的な会合を持ち、その内容を監査委員会とも共有するなどし、グループ全体での組織監査の充実に努めております。
組織監査体制図
② 内部監査の状況
1)内部監査の組織、人員及び手続き
当社は、代表執行役社長のもと、独立した内部監査室(11名)を設置しております。内部監査室は、当社及びグループ会社の業務監査に加え、コーポレートガバナンス体制、リスクマネジメント体制、コンプライアンスマネジメント体制の適法性、有効性を検証・評価しております。
報告対象を代表執行役社長と監査委員会とするデュアルレポート体制を取っており、監査結果及び監査指摘事項に対する改善策を定期的に報告しております。改善策に対する経営からの指示事項については、被監査部門と連携し、迅速な課題対応を行っております。
2)内部監査、監査委員会監査及び会計監査の相互連携並びにこれらの監査と内部統制部門との関係
「① 監査委員会監査の状況」に記載の内容に加え、内部監査室は、監査の方針及び計画の策定に当たり、監査委員会に事前に報告を行うとともに、監査結果を定期的に代表執行役社長及び監査委員会に対して報告します。監査委員会は、必要に応じて内部監査室に追加監査の実施を要請する権限や、直接監査を行う権限を有します。また内部監査室長の任命及び異動については、監査委員会の事前の同意を得ることとし、またその人事考課に当たり、監査委員会は執行に対し意見を述べます。
③ 会計監査の状況
1)監査法人の名称
EY新日本有限責任監査法人
2)継続監査期間
73年間
(注)当社は、2007年に株式会社大丸と株式会社松坂屋ホールディングスが株式移転により共同で設立した持株会社であり、上記継続監査期間は株式会社大丸の継続監査期間を含んで記載しております。
3)業務を執行した公認会計士
小島 亘司氏(継続監査期間 2年間)
大沼 健二氏 (同 2年間)
刀禰 哲朗氏 (同 1年間)
4)監査業務に係る補助者の構成
当社の会計監査業務に係る補助者の構成は、公認会計士30名、その他60名であります。
5)監査法人の選定方針と理由
監査委員会は、会計監査人による適正な監査の確保に向けて、独立性・専門性その他の監査業務の遂行に関する事項から構成される会計監査人の選定・評価基準をあらかじめ策定し、これらの基準に基づき、経営陣等の意見も参考にした上で株主総会に提出する会計監査人の選解任・不再任議案の決定を行います。
なお、会計監査人が会社法第340条第1項の解任事由に該当し、又は監督官庁から監査業務停止処分を受けるなど当社の監査業務に重大な支障を来たす事態が生じ、これらにより会計監査人の解任又は不再任が相当であると判断されるに至ったときは、監査委員会は、委員会の決議により会計監査人を解任し、又は株主総会に提出する会計監査人の解任・不再任議案の決定を行うなど必要な対応を講じます。
6)監査委員会による監査法人の評価
監査委員会が策定した会計監査人の評価基準に基づき、EY新日本有限責任監査法人の監査活動の適切性や妥当性などを評価しております。
④ 監査報酬の内容等
1)監査公認会計士等に対する報酬
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区分 |
前連結会計年度 |
当連結会計年度 |
||
|
監査証明業務に 基づく報酬(百万円) |
非監査業務に 基づく報酬(百万円) |
監査証明業務に 基づく報酬(百万円) |
非監査業務に 基づく報酬(百万円) |
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提出会社 |
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|
連結子会社 |
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計 |
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2)監査公認会計士等と同一のネットワーク(Ernst&Young)によって構成される会社に対する報酬
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区分 |
前連結会計年度 |
当連結会計年度 |
||
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監査証明業務に 基づく報酬(百万円) |
非監査業務に 基づく報酬(百万円) |
監査証明業務に 基づく報酬(百万円) |
非監査業務に 基づく報酬(百万円) |
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提出会社 |
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連結子会社 |
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計 |
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(注)前連結会計年度における当社の非監査業務の内容は、会計システム関連支援等であります。
なお、非監査業務の委託にあたっては、提供を受ける業務が会計監査人等の独立性に対する阻害要因を生じさせないことを確認の上、監査委員会の事前の了解を得ております。
3)監査報酬の決定方針
監査体制及び監査日数等を勘案したうえで、決定しております。
4)監査委員会が会計監査人の報酬等に同意した理由
監査委員会は、会計監査人の監査計画の内容、会計監査の職務遂行状況及び報酬見積の算出根拠などが適切であるかどうかについて検討を行ったうえで、妥当であると判断し、会計監査人の報酬等の額について同意いたしました。
① 役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針に係る事項
当社は、2017年4月に役員報酬ポリシーを策定・公表し、さらに2021年5月に中期経営計画に応じた役員報酬制度の見直しを行いましたが、2024年度よりスタートする中期経営計画に応じて役員報酬制度及び役員報酬ポリシーの改定を実施しました。当社では、役員報酬についても、サステナビリティ経営を実現・推進するためのインセンティブとして機能するよう設計を行っております。
<役員報酬の基本方針>
当社の役員報酬制度は、サステナビリティ経営の実現・推進という目的達成に向けて(pay for purpose)、以下を基本的な考え方とします。なお、当社グループの主要子会社である株式会社大丸松坂屋百貨店及び株式会社パルコの取締役及び執行役員、並びにJ.フロント都市開発株式会社、JFRカード株式会社及び株式会社J.フロント建装の代表取締役(以下「グループ主要子会社対象役員」という。)においても、同基本方針を定めることとします。
1)当社グループの持続的成長と中長期的な企業価値の向上に資するものであり、かつ、企業文化と整合したものであること
2)プロの経営者の経営戦略に基づく役割(ミッション)の遂行を後押しする報酬制度であること
3)当社が経営を担う者に求める「経営人財のあるべき姿」に適う人財を確保(主はリテンション)できる報酬水準であること
4)株主との利益意識の共有や株主重視の経営意識を高めるものであること
5)報酬の決定プロセスは透明性・客観性の高いものであること
<報酬水準の考え方>
執行役及び取締役の報酬水準については、外部環境や市場環境の変化に対して迅速な対応を行うため、第三者機関の客観的な報酬調査データ等を活用のうえ、業種・時価総額及び売上収益を基準に選定する同規模企業から構成するピア・グループと毎年相対比較を行い、適切な競争力のある報酬水準を設定します。なお、グループ主要子会社対象役員についても、同じ取り扱いとします。
<報酬構成の概要>
[執行役]
執行役の報酬は、ジョブサイズに応じた「基本報酬」(金銭報酬)、事業年度ごとの個人評価等に基づく「賞与」(金銭報酬)及び中期経営計画に掲げる連結業績達成率等に連動する「パフォーマンス・シェア(業績連動株式報酬)」(信託型株式報酬)とします。賞与及び
パフォーマンス・シェアの業績指標は、中期経営計画の最終年度におけるKPIの達成と持続的成長に向けた健全なインセンティブが機能することを意識し、下表のとおり選定しております。
|
報酬の種類 |
支給基準 |
支給方法 |
報酬構成 |
||||||
|
社長 |
社長以外※10 |
||||||||
|
基本報酬 (固定) |
ジョブサイズ別に決定 |
毎月現金 |
33.3% |
38.5% |
45.4% |
||||
|
賞与 (変動) |
ジョブサイズ別の基準額×変動率※1 ※1 以下の定量・定性評価により評点を算出し、変動率を決定 |
年1回 現金 |
33.3% |
30.8% |
27.3% |
||||
|
内容 |
評価ウェイト |
||||||||
|
定量評価※2 <50%> |
年度 財務評価 |
連結事業利益※3 |
40% |
||||||
|
連結ROIC※4 |
10% |
||||||||
|
定性評価※2 <50%> |
年度 非財務評価 |
個別ミッション達成のための アクションプランの達成度※5 |
30% |
||||||
|
マテリアリティに沿った非財務目標達成のためのアクションプランの達成度※6 |
20% |
||||||||
|
業績連動 株式報酬 (変動) |
[短期:40%]ジョブサイズ別の基準額×業績達成係数※7 ※7 以下の達成度から算出 |
年1回 株式※9 |
33.3% |
30.8% |
27.3% |
||||
|
内容 |
評価ウェイト |
||||||||
|
連結事業利益 |
100% |
||||||||
|
[中長期:60%]ジョブサイズ別の基準額×業績達成係数※8 ※8 以下の達成度から算出 |
中期 経営計画終了時 株式※9 |
||||||||
|
内容 |
評価ウェイト |
||||||||
|
財務指標 <60%> |
ROE |
40% |
|||||||
|
連結ROIC |
20% |
||||||||
|
株価指標 <20%> |
r-TSR(対配当込みTOPIX成長率) |
20% |
|||||||
|
非財務指標 <20%> |
温室効果ガス削減(Scope1・2排出量) |
10% |
|||||||
|
女性管理職比率 |
10% |
||||||||
※2 グループ主要子会社対象役員については、定量評価 70%、定性評価 30%とする。
※3 グループ主要子会社対象役員については、当該子会社の事業利益を使用し評価ウェイトを60%とする。
※4 グループ主要子会社対象役員については、当該子会社のROICを使用する。
※5 グループ子会社対象役員については、評価ウェイトを20%とする。
※6 グループ子会社対象役員については、評価ウェイトを10%とする。
※9 原則、納税資金に充当するため、交付予定の当社株式の50%相当を換価した上で金銭にて給付。
※10 社長以外の報酬構成は、職責に応じていずれかを適用。
(基本報酬)
基本報酬は、固定報酬と位置付け、各役員の職責の大きさ(重さ)に応じてジョブサイズごとに決定します。支給は、毎月金銭により行います。
(賞与)
賞与は、中期経営計画のマイルストーンである各事業年度の目標達成を後押しする業績連動報酬とし、定量評価である「年度財務指標」と、定性評価を含む「年度非財務指標」により、評価を行います。年度財務指標では、取締役会において決議された中期経営計画に定める各事業年度の連結財務指標の目標値(グループ主要子会社対象役員は当該子会社の目標値)に対する達成度を評価し、年度非財務指標では、各事業年度の各役員の個別ミッションを達成するためのアクションプラン及び当社のマテリアリティを達成するためのアクションプランの達成度を評価します。年度財務指標と年度非財務指標のウェイトは50:50(グループ主要子会社対象役員は70:30)とし、年度非財務指標のうち2/5(ウェイト全体の20%、対象子会社役員は1/3)は当社のマテリアリティ達成にむけたアクションプランに対する評価とします。年度財務指標では、連結事業利益及び連結ROICを採用し、中期経営計画において定める各事業年度の目標に対する達成度を評価します(グループ主要子会社対象役員は、各社の事業利益及びROICの目標に対する達成度を評価します)。
(パフォーマンス・シェア(業績連動株式報酬))
業績連動株式報酬は、当社グループの持続的成長と中長期的な企業価値の向上に向け、中期経営計画に掲げる連結業績達成率等に連動して、当社株式を交付します。なお、株式交付の際、納税資金に充当するため、原則として交付予定の当社株式の50%相当を換価したうえで金銭にて給付します。業績連動株式報酬全体の40%は株主目線に立った経営を促進するため、株式を毎年交付し、60%は中期経営計画終了時に株式を一括交付する制度とします。毎年交付する部分は、中期経営計画において定める各事業年度の目標値に対する達成度について、連結事業利益のみで評価するものとします。中期経営計画終了時に交付する部分は、60%を財務指標、20%を株価指標、20%を非財務指標によって評価することとし、財務指標は取締役会決議を経て公表する中期経営計画において数値目標(IFRSベース)を掲げるROEを40%、連結ROICを20%のウェイトで評価し、株価指標はr-TSR(対配当込みTOPIX成長率)によって評価し、非財務指標は、当社のマテリアリティにかかる温室効果ガス削減(Scope1・2排出量)を10%、女性管理職比率を10%のウェイトで評価する制度とします。業績達成率に応じた報酬の変動幅は0%~200%とします。
〔業績連動株式報酬の目標値〕
|
KPI |
目標値 |
ウエイト |
|
|
財務 |
連結事業利益 |
560億円(2026年度) |
100% |
|
KPI |
目標値 |
ウエイト |
||
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財務 |
① |
ROE |
8.0%以上(2026年度) |
40% |
|
② |
連結ROIC |
6.0%以上(2026年度) |
20% |
|
|
株価 |
③ |
r-TSR(対配当込みTOPIX成長率) |
配当込みTOPIX成長率 |
20% |
|
非財務 |
④ |
温室効果ガス削減(Scope1・2排出量) |
▲70.0%(2017年度比) |
10% |
|
⑤ |
女性管理職比率 |
31.0%(2026年度) |
10% |
|
(当連結会計年度(2024年3月~2025年2月)における業績連動報酬に係る指標の目標及び
実績)
|
報酬の種類 |
目標 |
実績 |
||
|
賞与 |
財務の視点 |
連結事業利益 |
44,500百万円 |
53,490百万円 |
|
連結ROIC |
5.1% |
6.2% |
||
|
業績連動株式報酬 |
短期 |
連結事業利益 |
44,500百万円 |
53,490百万円 |
|
中長期 |
ROE 連結ROIC 温室効果ガス削減 女性管理職比率 |
- - - - |
- - - - |
|
<取締役>
非執行の取締役の報酬は固定報酬のみの構成とし、①職責に応じた「基本報酬」(金銭報酬)と②株式対価報酬制度としての業績に連動しない「リストリクテッド・ストック(業績非連動株式報酬)」(信託型株式報酬)とします。
4)報酬の決定プロセス
報酬の水準及び報酬額の妥当性と決定プロセスの透明性を担保するため、具体的な報酬支給額については独立社外取締役3名と社内出身の非業務執行取締役の合計4名で構成し、かつ、委員長を独立社外取締役とする報酬委員会の決議により決定します。当社では、報酬委員会と指名委員会の委員を同一とし、両委員会で共通する評価シートを用いることにより、グループ主要子会社対象役員を含めた経営陣の指名領域・報酬領域にかかる活動について、統合的な連携を図っております。報酬委員会は、当社及びグループ主要子会社対象役員の個人別の報酬内容の決定に関する方針並びに当社取締役及び執行役の個人別の報酬内容を決定します。また、当社取締役及び執行役の報酬にかかる社内規程等についても審議・決議を行うこととしています。グループ主要子会社対象役員の個人別の報酬内容は、各社が任意に設置する指名・報酬委員会(グループ主要子会社のうち大丸松坂屋百貨店並びにパルコにて設置されており、当社の独立社外取締役を委員に含みます)において審議し、必要に応じて各社株主総会における決議を経たうえで、各社取締役会において決定するものとします。報酬委員会は年に4回以上開催することを予定し、役員報酬制度の見直しは中期経営計画期間に応じて実施するものとします。中期経営計画の策定時に想定し得ない有事・外部環境等の変化が生じた場合には、報酬委員会の決定に基づき、報酬水準並びに賞与及びパフォーマンス・シェア(業績連動株式報酬)の評価方法の見直しを行うこととします。なお、当事業年度では報酬委員会を10回開催いたしました。
また、社外からの客観的視点及び役員報酬制度に関する専門的知見を導入するため、外部の報酬コンサルタントを起用し、その支援を受け、外部データ、経済環境、業界動向、経営状況及び企業文化等を考慮し、報酬水準及び報酬制度等について検討しております。
5)報酬の没収等(クローバック・マルス)
執行役の賞与及び株式報酬については、重大な会計上の誤りや不正による決算の事後修正が取締役会において決議された場合、当社と役員との間の委任契約等に反する重大な違反があった者並びに当社の意思に反して在任期間中に自己都合により退任した者が発生した場合等に、報酬を支給・交付する権利の没収、または、支給・交付済みの報酬の返還を求めることができることとしております。
その他、経営環境が大きく変わった場合等には、執行役や取締役からの報酬の自主返上にかかる申し出等を契機として、報酬委員会において役員報酬の減額等を審議する場合があります。
6)株式の取得・保有
執行役が株式報酬として取得した当社株式は、その株式交付後3年が経過するまで(又は役員退任後1年を経過するまで)継続保有することとします。これは、株主と役員との利益の共有を深めること、特に執行機能を担う執行役については、業績連動株式報酬により報酬として株式を交付することで、中長期的な視点での業績及び企業価値の向上に対する一層のインセンティブを付与することを目的としています。
なお、グループ主要子会社対象役員も、当社株式の取得・保有については同様の方針とします。
② 提出会社の役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数
|
役員区分 |
報酬等の総額 (百万円) |
報酬等の種類別の総額(百万円) |
対象となる 役員の員数 (人) |
|||
|
基本報酬 |
業績連動 賞与 |
業績連動 株式報酬 |
業績非連動 株式報酬 |
|||
|
取締役 |
|
|
|
|
|
|
|
(うち社外取締役) |
( |
( |
( |
( |
( |
( |
|
執行役 |
|
|
|
|
|
|
|
計 |
923 |
398 |
230 |
251 |
43 |
24 |
(注)1 上記のほか、当事業年度において、社外取締役が当社子会社から受けた報酬等の総額は7百万円であります。
2 上記表中の取締役に対する報酬等の総額206百万円には、2024年3月1日から同年5月23日までの間に在任しておりました取締役3名に支給した金額23百万円(業績非連動株式報酬を含む)を含んでおります。
3 執行役を兼務する取締役の執行在任期間中に係る職務執行の対価として支給された報酬等については、執行役の欄に記載しております。
4 当社は、2018年2月期より、グループビジョンの実現に向けた中期経営計画の着実な遂行を図るため、信託を活用した役員向け株式対価報酬制度(ジョブサイズや中期経営計画等の目標達成度に応じて、当社株式を役員に交付(一定の場合には、信託内で換価した上で、換価処分金相当額の金銭を給付)する制度)を採用しております。上記表中の株式報酬は、当期に費用計上した金額を記載しており、単年度業績及び中期経営計画の達成度に応じて付与される業績連動株式報酬と、非業務執行の取締役に付与される業績非連動株式報酬に分けられます。
5 「業績連動賞与」及び「業績連動株式報酬」については、2025年2月期の業績評価を加味する前の引当金として計上した金額(標準額)を記載しております。なお、実際の支給総額及び個人別の支給額については2025年4月以降に開催する報酬委員会において、決定いたします。
③ 役員ごとの連結報酬等の総額等
|
氏名 |
連結報酬等の 総額 (百万円) |
役員区分 |
会社区分 |
連結報酬等の種類別の総額(百万円) |
|||
|
基本報酬 |
業績連動 賞与 |
業績連動 株式報酬 |
業績非連動 株式報酬 |
||||
|
小出 寛子 |
|
取締役(注)1 |
提出会社 |
20 |
- |
- |
3 |
|
矢後 夏之助 |
|
取締役(注)1 |
提出会社 |
13 |
- |
- |
3 |
|
箱田 順哉 |
|
取締役(注)1 |
提出会社 |
18 |
- |
- |
3 |
|
内田 章 |
|
取締役(注)1 |
提出会社 |
17 |
- |
- |
3 |
|
関 忠行 |
|
取締役(注)1 |
提出会社 |
17 |
- |
- |
3 |
|
大村 恵実 |
|
取締役(注)1 |
提出会社 |
9 |
- |
- |
2 |
|
好本 達也 |
|
取締役 |
提出会社 |
44 |
- |
26 |
12 |
|
浜田 和子 |
|
取締役 |
提出会社 |
21 |
- |
- |
9 |
|
小野 圭一 |
|
執行役 |
提出会社 |
42 |
50 |
51 |
- |
|
若林 勇人 |
|
執行役 |
提出会社 |
28 |
25 |
23 |
- |
|
林 研一 |
|
執行役 |
提出会社 |
25 |
20 |
22 |
- |
|
柴田 剛 |
|
執行役 |
提出会社 |
- |
- |
- |
- |
|
長峯 崇公 |
|
執行役 |
提出会社 |
- |
- |
- |
- |
|
松田 弘一 |
|
執行役 |
提出会社 |
22 |
20 |
21 |
- |
|
稲上 創 |
|
執行役 |
提出会社 |
- |
- |
- |
- |
|
梅林 憲 |
|
執行役 |
提出会社 |
16 |
16 |
14 |
- |
|
野村 泰一 |
|
執行役 |
提出会社 |
16 |
15 |
13 |
- |
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吉田 麻紀 |
|
執行役 |
提出会社 |
- |
- |
- |
- |
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森田 幸介 |
|
執行役 |
提出会社 |
16 |
14 |
14 |
- |
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齊藤 毅 |
|
執行役 |
提出会社 |
- |
- |
- |
- |
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浦木 浩史 |
|
執行役 |
提出会社 |
- |
- |
- |
- |
|
野口 秀樹 |
|
執行役 |
提出会社 |
16 |
16 |
15 |
- |
|
今津 貴子 |
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執行役 |
提出会社 |
16 |
15 |
13 |
- |
(注)1 独立社外取締役であります。
2 2025年5月29日株主総会時点の在籍役員のみを記載しております。
3 執行を兼務する取締役は、執行役の欄に記載しております。
4 事業会社を兼務する執行役の報酬額には、各社から支払われる報酬を含んでおります。
① 投資株式の区分の基準及び考え方
当社及び当社グループは、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式(政策保有株式)の区分について、以下のとおり定義しております。
(保有目的が純投資目的である投資株式)
株式の価格変動や配当金の受領によって利益を得ることを目的として保有する株式
(純投資目的以外の目的である投資株式)
当社グループの事業戦略を推進するうえで不可欠であり、中長期的な企業価値の向上に資すると判断して保有する株式
② 当社グループにおける株式の保有状況
1)保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式
イ.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容
当社グループは、コーポレートガバナンス方針書に、以下のとおり、政策保有株式の保有方針、保有の合理性を検証する方法等を定め、取締役会において保有の適否を判断しております。
(保有方針)
・新規に取得することは、原則として行いません。ただし、保有合理性検証を通じて、当社グループの事業戦略を推進するうえで不可欠であり、中長期的な企業価値の向上に資すると認められるものについては、この限りではありません。
・既に保有している株式については、保有の合理性を毎年検証し、保有の合理性がないと判断したものは、保有先企業との間で交渉を行い、売却手法・期間などの合意を得た上で適宜削減していきます。
2025年2月末時点で当社グループが保有する政策保有株式は144銘柄(うち、上場株式は10銘柄)となっております。
(保有の合理性を検証する方法)
個別銘柄ごとに、以下の観点により当社グループ共通の検証方法で保有の合理性を毎年検証しております。
・定性的検証
地域社会を共に構成する企業・お客様企業・お取引先企業との円滑かつ良好な取引関係の維持・サプライチェーンの確保等の事業戦略の観点
・定量的検証
関連取引利益、配当金等を含めた株式保有による収益が資本コストを上回るか等の観点
(個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等の検証の内容)
・毎年8月開催の取締役会において、保有方針に基づいて行われる上記検証結果とともに、保有の継続・削減の判断、及び削減計画について協議し、翌年3月の取締役会において削減結果を確認します。
□ 保有合理性検証プロセス
・取得時の目的に則し、定性的な合理性が継続していることを重点的に検証
□ 保有合理性検証・交渉・削減スケジュール
(議決権行使)
当社グループは、政策保有株式に係る議決権の行使に際して、保有先の持続的成長・中長期的な企業価値の向上に寄与するものであるかどうか、当社グループの持続的成長・中長期的な企業価値の向上に寄与するものであるかどうかの両観点から判断します。特に、コーポレートガバナンス体制に係る議案(役員選任)、株主還元に係る議案(剰余金処分)、株主価値に影響を与える議案(買収防衛策導入)など、コーポレートガバナンス強化の上で重要度が高いと考える議案については、議決権行使の判断となる指針を定め、当社グループ全体として、当指針に沿った対応を行います。なお、必要な場合にあっては、議決権の行使に際して、保有先企業との対話を実施します。
ロ.銘柄数及び連結財政状態計算書計上額(IFRS)
(非上場株式)
|
|
前連結 会計年度 |
増加※ |
減少 |
期末評価 |
当連結 会計年度 |
株式数の増加の理由 |
|
銘柄数(銘柄) |
134 |
5 |
△5 |
- |
134 |
(増加した株式) 革新的な技術やビジネスモデルを持つスタートアップ企業など (目的) 業務提携による新規事業の創出、既存事業の変革 |
|
連結財政状態 計算書計上額(百万円) |
17,532 |
410 |
△17 |
9,416 |
27,341 |
※うち4銘柄は、コーポレート・ベンチャー・キャピタル「JFR MIRAI CREATORS Fund」による取得であります。
(非上場株式以外の株式)
|
|
前連結 会計年度 |
増加 |
減少 |
時価の 増減 |
当連結 会計年度 |
株式数の増加の理由 |
|
銘柄数(銘柄) |
11 |
- |
△1 |
- |
10 |
(増加した株式) 持株会への定期拠出 (目的) 取引関係の維持 |
|
連結財政状態 計算書計上額(百万円) |
2,181 |
3 |
△108 |
183 |
2,259 |
なお、親会社の所有者に帰属する持分に対する政策保有株式の連結財政状態計算書計上額の割合は、7.22%であります。
□ 政策保有株式(みなし保有を除く上場株式)数の推移
③ 提出会社における株式の保有状況(日本基準)
提出会社については以下のとおりであります。
1)保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式
イ.銘柄数及び貸借対照表計上額
(非上場株式)
|
|
前事業年度 |
増加 |
減少 |
期末評価 |
当事業年度 |
株式数の増加の理由 |
|
銘柄数(銘柄) |
8 |
|
|
- |
|
|
|
貸借対照表 計上額(百万円) |
2,044 |
|
|
△5 |
|
(非上場株式以外の株式)
|
|
前事業年度 |
増加 |
減少 |
時価の 増減 |
当事業年度 |
株式数の増加の理由 |
|
銘柄数(銘柄) |
1 |
|
|
- |
|
|
|
貸借対照表 計上額(百万円) |
22 |
|
|
△2 |
|
ロ.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報
(特定投資株式)
当社は、全ての政策保有株式について、当社グループ共通の検証方法により、保有の合理性を検証しております。
なお、定量的な保有効果については、営業秘密等の観点から記載は控えております。
|
銘柄 |
当事業年度 |
前事業年度 |
保有目的 及び業務提携等の概要 |
定量的な保有効果/総合的判断 |
株式数が 増加した 理由 |
当社株式の保有の 有無 |
|
株式数(株) |
株式数(株) |
|||||
|
貸借対照表 計上額 (百万円) |
貸借対照表 計上額 (百万円) |
|||||
|
|
|
|
(保有目的) ・地域発展への寄与 ・芸術、文化振興 |
(定量基準) ・充足せず (総合的判断) ・店舗所在地域における芸術、文化発展のために不可欠な企業である点を勘案し、継続保有と判断 |
|
|
|
|
|
④ 株式会社大丸松坂屋百貨店における株式の保有状況(日本基準)
当社及び連結子会社のうち、投資株式の貸借対照表計上額(投資株式計上額)が最も大きい会社(最大保有会社)である
1)保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式
イ.銘柄数及び貸借対照表計上額
(非上場株式)
|
|
前事業年度 |
増加 |
減少 |
期末評価 |
当事業年度 |
株式数の増加の理由 |
|
銘柄数(銘柄) |
90 |
|
△ |
- |
|
|
|
貸借対照表 計上額(百万円) |
2,212 |
|
△ |
△153 |
|
(非上場株式以外の株式)
|
|
前事業年度 |
増加 |
減少 |
時価の 増減 |
当事業年度 |
株式数の増加の理由 |
|
銘柄数(銘柄) |
6 |
|
△ |
- |
|
|
|
貸借対照表 計上額(百万円) |
1,785 |
|
△ |
162 |
|
ロ.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報
(特定投資株式)
当社グループは、全ての政策保有株式について、当社グループ共通の検証方法により、保有の合理性を検証しております。
なお、定量的な保有効果については、営業秘密等の観点から記載は控えております。
|
銘柄 |
当事業年度 |
前事業年度 |
保有目的 及び業務提携等の概要 |
定量的な保有効果/総合的判断 |
株式数が 増加した 理由 |
当社株式の保有の 有無 |
|
株式数(株) |
株式数(株) |
|||||
|
貸借対照表 計上額 (百万円) |
貸借対照表 計上額 (百万円) |
|||||
|
|
|
|
(セグメント) ・百貨店 (保有目的・取引概要) ・良好な関係の維持 ・安定的な商品販売 |
(定量基準) ・充足せず (総合的判断) ・店舗所在地域における中核的企業である点、継続的に一定水準の利益貢献が認められる点を勘案し、継続保有と判断 |
|
|
|
|
|
|||||
|
中部日本放送 株式会社 |
|
|
(セグメント) ・百貨店 (保有目的・取引概要) ・良好な関係の維持 ・PR活動等広告宣伝 |
(定量基準) ・充足せず (総合的判断) ・店舗所在地域における中核的企業である点、継続的に一定水準の利益貢献が認められる点を勘案し、継続保有と判断 |
|
|
|
|
|
|||||
|
|
|
|
(セグメント) ・百貨店 (保有目的) ・地域発展への寄与 ・芸術、文化振興 |
(定量基準) ・充足せず (総合的判断) ・店舗所在地域における芸術、文化発展のために不可欠な企業である点を勘案し、継続保有と判断 |
|
|
|
|
|
|||||
|
ANAホールディングス 株式会社 |
|
|
(セグメント) ・百貨店 (保有目的・取引概要) ・良好な関係の維持 ・安定的な商品販売 |
(定量基準) ・充足せず (総合的判断) ・継続的に一定水準の利益貢献が認められる点を勘案し、継続保有と判断 |
|
|
|
|
|
|||||
|
|
|
|
(セグメント) ・百貨店 (保有目的・取引概要) ・良好な関係の維持 ・安定的な商品販売 |
(定量基準) ・充足せず (総合的判断) ・店舗所在地域における中核的企業である点、継続的に一定水準の利益貢献が認められる点を勘案し、継続保有と判断 |
株式 分割 |
|
|
|
|
|
銘柄 |
当事業年度 |
前事業年度 |
保有目的 及び業務提携等の概要 |
定量的な保有効果/総合的判断 |
株式数が 増加した 理由 |
当社株式の保有の 有無 |
|
株式数(株) |
株式数(株) |
|||||
|
貸借対照表 計上額 (百万円) |
貸借対照表 計上額 (百万円) |
|||||
|
名港海運株式会社 ※ |
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