当第1四半期累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当社は、消費者にとって価値のある商品づくり、人づくり、店づくりを目指し、「よりいいものをより安く」提供し、「三代目茂蔵」のブランド力を強化・確立することで、売上高及び利益の向上を図ってまいります。
当第1四半期累計期間において、商品につきましては、引き続き「健康」をキーワードに「茂蔵オリジナル商品」を強化し、物価高騰の今後の対策として、顧客数の確保を第一に取り組んでまいりました。
当第1四半期累計期間の売上高は740,799千円(前年同四半期比7.2%増)、営業利益は17,955千円(前年同四半期は営業損失17,949千円)、経常利益は18,531千円(前年同四半期は経常損失18,013千円)、四半期純利益は13,312千円(前年同四半期比72.2%減)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
(小売事業)
当セグメントにおいては「よりいいものをより安く」をコンセプトに「三代目茂蔵」ブランドのクオリティ向上 を推し進めております。当第1四半期累計期間におきましては、引き続き「健康」をキーワードに「茂蔵オリジナル商品」の開発強化をすすめ健康ブランド向上に努めました。具体的には弁当類・菓子類等を中心に店頭商品を最重要商品と位置づけ顧客数向上に努めてまいりました。
これらにより1店舗平均の顧客数は前年同四半期比113.9%となりました。時間帯別では「朝市」開催に加えて、「雨の日セール」などを導入し後半の顧客数確保にも取り組んだ結果、開店から14時までは同102.2%となりましたが、17時から閉店までは同129.5%となりました。また、顧客単価につきましては価格見直し等もあり、同106.7%となりました。
店舗につきましては、リモート会議にて販売スタッフとの情報共有を徹底することにより1店舗あたりの生産性向上を目指しました。
以上の結果、小売事業の売上高は664,927千円(前年同四半期比11.5%増)となりました。セグメント利益(営業利益)につきましては、顧客数の増減を慎重に判断しながら販売価格を見直した結果、売上総利益率が改善したことにより51,023千円(前年同四半期比357.2%増)となりました。
(その他事業)
その他事業は、小売加盟店及び業務用得意先への卸売事業並びに通販事業であります。
その他事業の売上高は75,871千円(前年同四半期比19.5%減)、セグメント利益(営業利益)は3,300千円(前年同四半期比64.2%減)となりました。
なお、当第1四半期累計期間の出店状況は、次のとおりであります。
(単位:店)
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前事業年度末 |
増加 |
減少 |
当第1四半期末 |
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小売事業 |
「三代目茂蔵」(直営店) |
31 |
- |
- |
31 |
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その他事業 |
「三代目茂蔵」(加盟店) |
387 |
9 |
5 |
391 |
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合計 |
418 |
9 |
5 |
422 |
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②財政状態の分析
(資産)
当第1四半期会計期間末における資産の残高は、前事業年度末と比較して25,840千円減少し1,414,916千円となりました。主な要因は、商品及び製品の増加17,497千円、現金及び預金の減少30,193千円及び長期未収入金の減少9,402千円等によるものであります。
(負債)
当第1四半期会計期間末における負債の残高は、前事業年度末と比較して39,153千円減少し362,557千円となりました。主な要因は、買掛金の増加8,942千円、未払金の減少33,079千円及び未払法人税等の減少11,767千円等によるものであります。
(純資産)
当第1四半期会計期間末における純資産の残高は、前事業年度末と比較して13,312千円増加し1,052,359千円となりました。これは四半期純利益13,312千円の計上により利益剰余金が13,312千円増加したことによるものであります。
(2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
該当事項はありません。
当第1四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。