当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2023年5月1日~2023年10月31日)においては、5月から新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行したことに伴って、これ以降で本格的に人流が戻ってまいりましたが、引合いからイベント実施までのリードタイムの関係もあり、人流の回復を当社の第1四半期の数字に結実することができなかったこと、及び第1四半期において、コロナ期間中に当社の中心事業となっていたBPO事業が急激に減少する一方で、イベントの引合いが戻り始めた端境期となったことから、第1四半期は想定よりもやや苦戦する結果となりました。
一方で、当第2四半期においては、回復した人流を掴むべく適切な案件を提案、実施することができたこと、及びいくつかの大型案件の実施が重なったこともあり、累計ベースで第1四半期の出遅れを一定程度取り戻す水準にまで、好調に推移することができました。
今後においては、四半期ごとに一定の振れ幅は生じるものと想定されますが、緩やかに本格的な回復に繋がっていくものと見込んでおります。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の経営成績は、売上高8,301百万円(前年同期比0.3%減)、売上総利益1,931百万円(前年同期比7.2%減)、営業利益832百万円(前年同期比18.9%減)、経常利益850百万円(前年同期比17.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益541百万円(前年同期比19.0%減)となりました。
なお、当社グループはプロモーション事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
②財政状態の状況
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は9,787百万円となり、前連結会計年度末に比べ529百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が112百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が253百万円、未成業務支出金が183百万円増加したことによるものであります。固定資産は1,797百万円となり、前連結会計年度末に比べ58百万円減少いたしました。これは主に、投資その他の資産が50百万円減少したことによるものであります。
この結果、総資産は、11,585百万円となり、前連結会計年度末に比べ471百万円増加いたしました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は2,924百万円となり、前連結会計年度末に比べ174百万円増加いたしました。これは主に、未払法人税等が54百万円、その他に含まれる未払費用が136百万円減少した一方で、買掛金が482百万円増加したことによるものであります。固定負債は377百万円となり、前連結会計年度末に比べ9百万円増加いたしました。これは主に、役員退職慰労引当金が4百万円、退職給付に係る負債が4百万円増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は、3,302百万円となり、前連結会計年度末に比べ183百万円増加いたしました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は8,283百万円となり、前連結会計年度末に比べ287百万円増加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益541百万円を計上した一方で、剰余金の配当258百万円により、利益剰余金が283百万円増加したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は71.2%(前連結会計年度末は71.7%)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動による資金の増加334百万円、投資活動による資金の減少103百万円、財務活動による資金の減少257百万円により、前連結会計年度末と比較して21百万円減少した一方で、連結範囲の変更による現金及び現金同等物50百万円が増加したことにより、3,967百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況と、それらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動による資金の増加は334百万円(前年同期は1,636百万円の減少)となりました。主な要因は、税金等調整前四半期純利益833百万円、仕入債務の増加額482百万円等による資金の増加があった一方で、売上債権の増加額253百万円、未成業務支出金の増加額182百万円、法人税等の支払額346百万円等による資金の減少があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動による資金の減少は103百万円(前年同期は137百万円の減少)となりました。主な要因は、投資有価証券の取得による支出50百万円、定期預金の純増加額45百万円等による資金の減少があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動による資金の減少は257百万円(前年同期は407百万円の減少)となりました。これは、配当金の支払額257百万円による資金の減少があったことによるものです。
(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
該当事項はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。