1.四半期連結財務諸表の作成方法について
2.監査証明について
当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第3四半期連結会計期間(2023年10月1日から2023年12月31日まで)及び第3四半期連結累計期間(2023年4月1日から2023年12月31日まで)に係る四半期連結財務諸表について、EY新日本有限責任監査法人による四半期レビューを受けております。
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(単位:百万円) |
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前連結会計年度 (2023年3月31日) |
当第3四半期連結会計期間 (2023年12月31日) |
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資産の部 |
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流動資産 |
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現金及び預金 |
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受取手形、売掛金及び契約資産 |
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電子記録債権 |
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棚卸資産 |
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その他 |
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貸倒引当金 |
△ |
△ |
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流動資産合計 |
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固定資産 |
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有形固定資産 |
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建物及び構築物(純額) |
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機械装置及び運搬具(純額) |
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工具、器具及び備品(純額) |
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土地 |
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建設仮勘定 |
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その他(純額) |
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有形固定資産合計 |
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無形固定資産 |
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のれん |
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その他 |
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無形固定資産合計 |
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投資その他の資産 |
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投資有価証券 |
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退職給付に係る資産 |
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繰延税金資産 |
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その他 |
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貸倒引当金 |
△ |
△ |
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投資その他の資産合計 |
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固定資産合計 |
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資産合計 |
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(単位:百万円) |
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前連結会計年度 (2023年3月31日) |
当第3四半期連結会計期間 (2023年12月31日) |
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負債の部 |
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流動負債 |
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支払手形及び買掛金 |
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電子記録債務 |
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短期借入金 |
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未払法人税等 |
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賞与引当金 |
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その他 |
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流動負債合計 |
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固定負債 |
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長期借入金 |
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繰延税金負債 |
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退職給付に係る負債 |
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環境対策引当金 |
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その他 |
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固定負債合計 |
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負債合計 |
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純資産の部 |
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株主資本 |
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資本金 |
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資本剰余金 |
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利益剰余金 |
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自己株式 |
△ |
△ |
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株主資本合計 |
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その他の包括利益累計額 |
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その他有価証券評価差額金 |
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繰延ヘッジ損益 |
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為替換算調整勘定 |
△ |
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退職給付に係る調整累計額 |
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その他の包括利益累計額合計 |
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非支配株主持分 |
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純資産合計 |
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負債純資産合計 |
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(単位:百万円) |
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前第3四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年12月31日) |
当第3四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年12月31日) |
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売上高 |
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売上原価 |
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売上総利益 |
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販売費及び一般管理費 |
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営業利益 |
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営業外収益 |
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受取利息 |
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受取配当金 |
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持分法による投資利益 |
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為替差益 |
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その他 |
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営業外収益合計 |
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営業外費用 |
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支払利息 |
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その他 |
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営業外費用合計 |
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経常利益 |
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特別利益 |
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固定資産売却益 |
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投資有価証券売却益 |
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その他 |
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特別利益合計 |
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特別損失 |
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減損損失 |
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固定資産売却損 |
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投資有価証券売却損 |
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固定資産廃棄損 |
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環境対策引当金繰入額 |
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その他 |
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特別損失合計 |
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税金等調整前四半期純利益 |
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法人税、住民税及び事業税 |
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法人税等調整額 |
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法人税等合計 |
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四半期純利益 |
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非支配株主に帰属する四半期純利益又は非支配株主に帰属する四半期純損失(△) |
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△ |
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親会社株主に帰属する四半期純利益 |
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(単位:百万円) |
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前第3四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年12月31日) |
当第3四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年12月31日) |
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四半期純利益 |
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その他の包括利益 |
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その他有価証券評価差額金 |
△ |
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繰延ヘッジ損益 |
△ |
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為替換算調整勘定 |
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退職給付に係る調整額 |
△ |
△ |
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持分法適用会社に対する持分相当額 |
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その他の包括利益合計 |
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四半期包括利益 |
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(内訳) |
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親会社株主に係る四半期包括利益 |
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非支配株主に係る四半期包括利益 |
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保証債務
連結会社以外の会社の金融機関等からの借入に対し、債務保証を行っております。
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前連結会計年度 (2023年3月31日) |
当第3四半期連結会計期間 (2023年12月31日) |
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Novus International,Inc. |
12,018 |
百万円 |
13,898 |
百万円 |
当第3四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておりません。なお、第3四半期連結累計期間に係る減価償却費(のれんを除く無形固定資産に係る償却費を含む。)及びのれんの償却額は、次のとおりであります。
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前第3四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年12月31日) |
当第3四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年12月31日) |
||
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減価償却費 |
6,818 |
百万円 |
5,821 |
百万円 |
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のれんの償却額 |
22 |
|
22 |
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Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2022年4月1日 至 2022年12月31日)
配当金支払額
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(決議) |
株式の種類 |
配当金の総額 (百万円) |
1株当たり 配当額 (円) |
基準日 |
効力発生日 |
配当の原資 |
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2022年6月29日 定時株主総会 |
普通株式 |
3,491 |
125 |
2022年3月31日 |
2022年6月30日 |
利益剰余金 |
|
2022年11月4日 取締役会 |
普通株式 |
2,509 |
90 |
2022年9月30日 |
2022年12月5日 |
利益剰余金 |
(注)2022年6月29日定時株主総会の決議による配当金の総額には、株式給付信託(BBT)が保有する当社株式に対する配当金8百万円が含まれております。
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)
配当金支払額
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(決議) |
株式の種類 |
配当金の総額 (百万円) |
1株当たり 配当額 (円) |
基準日 |
効力発生日 |
配当の原資 |
|
2023年6月29日 定時株主総会 |
普通株式 |
4,182 |
150 |
2023年3月31日 |
2023年6月30日 |
利益剰余金 |
|
2023年11月8日 取締役会 |
普通株式 |
3,346 |
120 |
2023年9月30日 |
2023年12月5日 |
利益剰余金 |
【セグメント情報】
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2022年4月1日 至 2022年12月31日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
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(単位:百万円) |
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報告セグメント |
合計 |
調整額(注)1 |
四半期連 結損益計 算書計上 額 (注)2 |
||||
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ケミカル マテリアル |
アグリ ビジネス |
トレーディング&ロジスティクス |
エンジニアリング |
エコソリューション |
|||
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売上高 |
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外部顧客への売上高 |
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セグメント間の内部売上高又は振替高 |
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△ |
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計 |
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△ |
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セグメント利益 |
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(注)1.セグメント利益の調整額は、セグメント間取引消去によるものであります。
2.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
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(単位:百万円) |
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報告セグメント |
合計 |
調整額(注)1 |
四半期連 結損益計 算書計上 額 (注)2 |
||||
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|
ケミカル マテリアル |
アグリ ビジネス |
トレーディング&ロジスティクス |
エンジニアリング |
エコソリューション |
|||
|
売上高 |
|
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|
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|
外部顧客への売上高 |
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セグメント間の内部売上高又は振替高 |
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△ |
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|
計 |
|
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△ |
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セグメント利益 又は損失(△) |
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△ |
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(注)1.セグメント利益又は損失の調整額は、セグメント間取引消去によるものであります。
2.セグメント利益又は損失は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
2.報告セグメントの変更等に関する事項
(報告セグメントの区分方法の変更)
第1四半期連結会計期間より、グループ内セグメント区分の最適化を図ることを目的に、「化学品事業」「農業化学品事業」「商社事業」「運輸倉庫事業」「建設事業」「その他」の6区分から、「ケミカルマテリアル」「アグリビジネス」「トレーディング&ロジスティクス」「エンジニアリング」「エコソリューション」の5区分に変更しております。
なお、前第3四半期連結累計期間のセグメント情報は、変更後の区分方法に基づき作成したものを開示しております。
顧客との契約から生じる収益を分解した情報
前第3四半期連結累計期間(自 2022年4月1日 至 2022年12月31日)
(1)財又はサービスの種類別の内訳
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(単位:百万円) |
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報告セグメント |
合計 |
||||
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|
ケミカル マテリアル |
アグリ ビジネス |
トレーディング&ロジスティクス |
エンジニアリング |
エコソリューション |
|
|
製品販売 |
35,446 |
41,139 |
29,745 |
- |
3,941 |
110,272 |
|
工事 |
- |
- |
- |
8,072 |
- |
8,072 |
|
その他のサービスの提供 |
211 |
7 |
3,122 |
- |
2,445 |
5,786 |
|
顧客との契約から生じる収益 |
35,657 |
41,146 |
32,868 |
8,072 |
6,386 |
124,131 |
|
その他の収益 |
- |
- |
122 |
- |
- |
122 |
|
外部顧客への売上高 |
35,657 |
41,146 |
32,990 |
8,072 |
6,386 |
124,253 |
(2)地域別の内訳
|
|
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|
(単位:百万円) |
|
|
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|
報告セグメント |
合計 |
||||
|
|
|
ケミカル マテリアル |
アグリ ビジネス |
トレーディング&ロジスティクス |
エンジニアリング |
エコソリューション |
|
|
日本 |
17,964 |
9,544 |
26,710 |
8,060 |
6,340 |
68,620 |
|
|
海外 |
アジア |
2,946 |
4,730 |
5,532 |
1 |
46 |
13,257 |
|
欧州 |
10,367 |
13,069 |
264 |
9 |
- |
23,711 |
|
|
北米 |
4,303 |
6,655 |
335 |
0 |
- |
11,296 |
|
|
その他 |
76 |
7,145 |
25 |
- |
- |
7,246 |
|
|
顧客との契約から生じる収益 |
35,657 |
41,146 |
32,868 |
8,072 |
6,386 |
124,131 |
|
|
その他の収益 |
- |
- |
122 |
- |
- |
122 |
|
|
外部顧客への売上高 |
35,657 |
41,146 |
32,990 |
8,072 |
6,386 |
124,253 |
|
当第3四半期連結累計期間(自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)
(1)財又はサービスの種類別の内訳
|
|
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
|
報告セグメント |
合計 |
||||
|
|
ケミカル マテリアル |
アグリ ビジネス |
トレーディング&ロジスティクス |
エンジニアリング |
エコソリューション |
|
|
製品販売 |
26,693 |
30,612 |
27,512 |
- |
3,515 |
88,333 |
|
工事 |
- |
- |
- |
11,537 |
- |
11,537 |
|
その他のサービスの提供 |
- |
1 |
3,067 |
- |
2,359 |
5,428 |
|
顧客との契約から生じる収益 |
26,693 |
30,613 |
30,580 |
11,537 |
5,875 |
105,300 |
|
その他の収益 |
- |
- |
55 |
- |
- |
55 |
|
外部顧客への売上高 |
26,693 |
30,613 |
30,635 |
11,537 |
5,875 |
105,355 |
(2)地域別の内訳
|
|
|
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
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|
報告セグメント |
合計 |
||||
|
|
|
ケミカル マテリアル |
アグリ ビジネス |
トレーディング&ロジスティクス |
エンジニアリング |
エコソリューション |
|
|
日本 |
18,922 |
8,470 |
25,611 |
11,493 |
5,716 |
70,214 |
|
|
海外 |
アジア |
2,473 |
5,567 |
4,427 |
5 |
158 |
12,631 |
|
欧州 |
2,962 |
8,373 |
293 |
1 |
- |
11,630 |
|
|
北米 |
2,195 |
2,430 |
228 |
38 |
- |
4,892 |
|
|
その他 |
139 |
5,771 |
19 |
- |
- |
5,931 |
|
|
顧客との契約から生じる収益 |
26,693 |
30,613 |
30,580 |
11,537 |
5,875 |
105,300 |
|
|
その他の収益 |
- |
- |
55 |
- |
- |
55 |
|
|
外部顧客への売上高 |
26,693 |
30,613 |
30,635 |
11,537 |
5,875 |
105,355 |
|
(報告セグメントの変更等に関する事項)
第1四半期連結会計期間より報告セグメントの区分を変更しております。詳細は「注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。
なお、前第3四半期連結累計期間の顧客との契約から生じる収益を分解した情報は、変更後の報告セグメントの区分に基づき作成したものを開示しております。
1株当たり四半期純利益金額及び算定上の基礎は、以下のとおりであります。
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|
前第3四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年12月31日) |
当第3四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年12月31日) |
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1株当たり四半期純利益金額 |
476円25銭 |
422円90銭 |
|
(算定上の基礎) |
|
|
|
親会社株主に帰属する四半期純利益金額 (百万円) |
13,275 |
11,784 |
|
普通株主に帰属しない金額(百万円) |
- |
- |
|
普通株式に係る親会社株主に帰属する四半期純利益金額(百万円) |
13,275 |
11,784 |
|
普通株式の期中平均株式数(千株) |
27,875 |
27,867 |
(注)1.潜在株式調整後1株当たり四半期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
2.株主資本において自己株式として計上されている「株式給付信託(BBT)」に残存する当社の株式は、1株当たり四半期純利益金額の算定上、期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めております。1株当たり四半期純利益金額の算定上、控除した「株式給付信託(BBT)」の期中平均株式数は、前第3四半期連結累計期間27,256株、当第3四半期連結累計期間においては該当事項はありません。
(株式給付信託(J-ESOP)導入および第三者割当による自己株式の処分)
当社は、2024年2月9日開催の取締役会において、管理職である従業員(以下「管理職」といいます。)に対して当社の株式を給付するインセンティブプラン「株式給付信託(J-ESOP)」(以下「本制度」といい、本制度に関してみずほ信託銀行株式会社と締結する信託契約に基づいて設定される信託を「本信託」といいます。)を導入することを決議いたしました。
また、本制度の導入に伴い、第三者割当による自己株式の処分(以下「本自己株式処分」といいます。)を行うことを決議いたしました。
〈本制度の導入について〉
1.導入の背景
当社は、新たな価値を化学の力で創造し、「社会への貢献」を通じ「企業価値の向上」を実現するため、長期ビジョン「かがくで、かがやく。2030」を策定するとともに、中期経営計画「かがくで、かがやく。StageⅡ」(2023年度~2025年度)を、「高効率な事業構造への変革の中核ステージ」と位置づけ、企業価値向上に向けた諸施策を遂行しております。また、人的資本経営ビジョン「社員もかがやく」において、自律と成長を促し、能力を最大限発揮できる柔軟で効率的な働き方を通じて価値創造と充実感を高める好循環を作り出すべく、従業員のエンゲージメント向上のための施策を検討してまいりました。
今般、人的資本経営の実現の一環として、管理職の処遇と当社の株価や業績との連動性を高め、会社への帰属意識を醸成し、当社の企業価値向上への貢献意欲を従来以上に高めるとともに、株主の皆様との一層の価値共有を進めるために、本制度を導入することといたしました。
なお、当社では、本制度と同じ目的のもと、当社の取締役(監査等委員である取締役、社外取締役および非常勤取締役を除く)、執行役員および参与を対象とした譲渡制限付株式報酬制度を導入しております。
2.本制度の概要
本制度は、米国のESOP(Employee Stock Ownership Plan)制度を参考にした信託型のスキームであり、予め当社が定めた株式給付規程に基づき、一定の要件を満たした管理職に対し当社株式を給付する仕組みです。
当社は、管理職に対し職位などに応じてポイントを付与し、一定の条件により受給権を取得したときに当該付与ポイントに相当する当社株式を給付します。管理職に対し給付する当社株式については、予め信託設定した金銭により将来分も含め取得し、信託財産として分別管理するものとします。
本制度の導入により、管理職の株価および企業価値向上への関心が高まり、これまで以上に株主の皆様との価値共有と意欲的な業務への取り組みに寄与することが期待されます。
本制度の仕組み
① 当社は、本制度の導入に際し「株式給付規程」を制定します。
② 当社は、株式給付規程に基づき管理職に将来給付する株式を予め取得するために、みずほ信託銀行(再信託先:日本カストディ銀行)に金銭を信託(他益信託)します。
③ 本信託は、②で信託された金銭を原資として当社株式を、取引所市場を通じて、または当社の自己株式処分を引き受ける方法により取得します。
④ 当社は、株式給付規程に基づき管理職にポイントを付与します。
⑤ 本信託は、信託管理人の指図に基づき議決権を行使します。
⑥ 本信託は、管理職のうち株式給付規程に定める受益者要件を満たした者(以下「受益者」といいます。)に対して、当該受益者に付与されたポイント数に応じた当社株式を給付します。
3.本信託の概要
(1) 名称 : 株式給付信託(J-ESOP)
(2) 委託者 : 当社
(3) 受託者 : みずほ信託銀行株式会社
(再信託受託者:株式会社日本カストディ銀行)
(4) 受益者 : 管理職のうち株式給付規程に定める受益者要件を満たす者
(5) 信託管理人 : 当社の従業員(管理職)から選定
(6) 信託の種類 : 金銭信託以外の金銭の信託(他益信託)
(7) 信託の目的 : 株式給付規程に基づき信託財産である当社株式を受益者に給付すること
(8) 本信託契約の締結日 : 2024年2月26日
(9) 金銭を信託する日 : 2024年2月26日
(10) 信託の期間 : 2024年2月26日から信託が終了するまで
(特定の終了期日は定めず、本制度が継続する限り信託は継続します。)
〈本自己株式処分について〉
4.処分の概要
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(1)処分期日 |
2024年2月26日 |
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(2)処分する株式の種類および数 |
当社普通株式 43,200株 |
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(3)処分価額 |
1株につき5,720円 |
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(4)処分総額 |
247,104,000円 |
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(5)処分予定先 |
株式会社日本カストディ銀行(信託E口) |
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(6)その他 |
本自己株式処分については、金融商品取引法による有価証券届出書の効力発生を条件とします。 |
5.処分の目的および理由
本自己株式処分は、本制度の運営に当たって当社株式の保有および処分を行うため、株式会社日本カストディ銀行(本信託の受託者たるみずほ信託銀行株式会社から再信託を受ける再信託受託者)に設定される信託E口に対し、第三者割当により自己株式を処分するものです。
処分数量については、株式給付規程に基づき信託期間中に管理職に給付すると見込まれる株式数に相当するもの(2025年3月末日で終了する事業年度から2030年3月末日で終了する事業年度までの6事業年度分)であり、2023年9月30日現在の発行済株式総数28,747,667株に対し0.15%(2023年9月30日現在の議決権総数277,173個に対し0.16%(いずれも小数点第3位を四捨五入))となります。
6.処分価額の算定根拠およびその具体的内容
処分価額につきましては、本自己株式処分の取締役会決議日の直前営業日の株式会社東京証券取引所における当社普通株式の終値5,720円といたしました。
取締役会決議日の直前営業日の終値としたのは、株式市場における当社の適正な企業価値を表すものとして、合理的であると判断したためです。
なお、処分価額5,720円につきましては、取締役会決議日の直前営業日から遡る直近1か月間の終値平均5,725円に対して99.91%を乗じた額であり、同直近3か月間の終値平均5,494円に対して104.11%を乗じた額、さらに同直近6か月間の終値平均5,449円に対して104.97%を乗じた額となっております。上記を勘案した結果、本自己株式処分に係る処分価額は、特に有利なものとはいえず、合理的なものと判断しております。
なお、取締役会に出席した監査等委員である取締役3名(うち2名は社外取締役)が、当該処分価額は取締役会決議日の直前営業日の終値であることなどに鑑み、特に有利な処分価額には該当しないと当社が判断した過程は合理的であり、かかる判断については適法である旨の意見を表明しております。
7.企業行動規範上の手続きに関する事項
本自己株式処分は、①希釈化率が25%未満であること、②支配株主の異動を伴うものではないことから、株式会社東京証券取引所の定める有価証券上場規程第432条に定める独立第三者からの意見入手および株主の意思確認手続は要しません。
(令和6年能登半島地震の影響について)
2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震の影響により、当社高岡工場(富山県高岡市)において一部設備に被害が発生しました。当期の連結業績に与える影響は、現時点では軽微であると見込んでおりますが、引続き精査してまいります。
2023年11月8日開催の取締役会において、当期中間配当に関し、次のとおり決議いたしました。
(イ)配当金の総額………………………………………3,346百万円
(ロ)1株当たりの金額…………………………………120円
(ハ)支払請求の効力発生日及び支払開始日…………2023年12月5日
(注)2023年9月30日現在の株主名簿に記載又は記録された株主に対し、支払いを行います。