第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、個人消費の拡大やインバウンド需要の回復により、緩やかな回復基調が見受けられたものの、各国の金融政策に伴う景気減速懸念や地政学的リスクの高まりによる不安定な状況が続き、依然として先行きは不透明な状況が続きました。

 当社グループの係わる建設業界におきましては、原材料価格の高騰や人材不足等に伴う建設コスト等の上昇が続いており、厳しい事業環境となりました。

 このような状況のもと当社グループは、グループ間の情報共有や連携をより一層強化し、優秀な人材の確保や技術力の継承、また、各種設備の更新に努め、より一層経営基盤の強化に努めてまいりました。

 この結果、当第3四半期連結累計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。

 

a.財政状態

(資産合計)

 当第3四半期連結会計期間末における資産合計は6,364百万円となり、前連結会計年度末の6,503百万円から138百万円の減少となりました。これは主に現金及び預金が減少したこと等によるものであります。

(負債合計)

 当第3四半期連結会計期間末における負債合計は2,102百万円となり、前連結会計年度末の2,266百万円から163百万円の減少となりました。これは主に未払法人税等並びに賞与引当金が減少したこと等によるものであります。

(純資産合計)

 当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は4,262百万円となり、前連結会計年度末の4,237百万円から24百万円の増加となりました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益の計上があったこと等によるものであります。

 また、自己資本比率は67.0%となり、前連結会計年度末の65.2%から1.8ポイント上昇しております。

 

b.経営成績

 当第3四半期連結累計期間の経営成績は、受注高4,504百万円(前年同四半期比1.9%増)、売上高3,665百万円(前年同四半期比1.3%増)となりました。

 

 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

①ゴンドラ・舞台

 ゴンドラ・舞台は、受注高2,760百万円(前年同四半期比2.8%減)、売上高2,436百万円(前年同四半期比1.1%減)、セグメント利益91百万円(前年同四半期比34.0%増)となりました。

②海洋関連

 海洋関連は、受注高1,743百万円(前年同四半期比10.4%増)、売上高1,229百万円(前年同四半期比6.7%増)、セグメント利益289百万円(前年同四半期比12.7%増)となりました。

③その他

 その他は、当第3四半期連結累計期間における受注及び売上はなく(前年同四半期は受注高0百万円、売上高2百万円)、セグメント損失1百万円(前年同四半期はセグメント損失0百万円)となりました。

 

(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針

 当第3四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は1百万円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。