(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1  報告セグメントの概要

当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び実績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
 当社グループは、マザー工場である国内事業を基盤に、需要が堅実な市場や、今後インフラ投資の伸びが期待できる新興国に生産・販売拠点を持つ地産地消型の事業活動を展開しております。また、主な事業である鉄鋼事業については、国内においては、ヤマトスチール株式会社が、海外においては、現地法人であるサイアム・ヤマト・スチールカンパニーリミテッド(タイ)及びPTガルーダ・ヤマト・スチール(インドネシア)が、それぞれ担当しております。各社はそれぞれ独立した経営単位であり、取り扱う製品について各国・地域における包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。

従って、当社グループは生産・販売体制を基礎とした事業・地域別のセグメントから構成されており、「鉄鋼事業(日本)」、「鉄鋼事業(タイ)」、「鉄鋼事業(インドネシア)」及び「軌道用品事業」の4つを報告セグメントとしております。

なお、各報告セグメントの主な製品・サービスは次のとおりであります。

 

[ 鉄 鋼 事 業(日 本)]

H形鋼、溝形鋼、I形鋼、鋼矢板、縞H形鋼、造船用形鋼、鋳鋼品、
船舶製缶、重機械加工

[ 鉄 鋼 事 業(タ イ)]

H形鋼、溝形鋼、I形鋼、鋼矢板

[ 鉄 鋼 事 業(インドネシア)]

H形鋼、溝形鋼、等辺山形鋼

[ 軌 道 用 品 事 業  ]

分岐器類、伸縮継目、NEWクロッシング、接着絶縁レール、脱線防止ガード、
タイプレート類、ボルト類

 

 

(報告セグメントの変更等に関する事項)

当社及び当社の連結子会社であるサイアム・ヤマト・スチールカンパニーリミテッドは、2024年5月31日付で、インドネシアのPTヌサンタラ・バジャ・プロフィルの株式80%を共同で取得しました。また同社は、同日付でPTガルーダ・ヤマト・スチール(GYS)へ商号変更いたしました。

当社グループは生産・販売体制を基礎とした事業・地域別のセグメントを構成していることから、「鉄鋼事業(インドネシア)」を新たに報告セグメントに追加いたしました。

なお、GYSにおきましては、第1四半期連結会計期間末より連結開始のため、業績は第2四半期連結会計期間から反映しております。

 

2  報告セグメントごとの売上高、利益、資産、その他の項目の金額の算定方法

報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一であります。
 報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。
  セグメント間の内部売上高又は振替高は、主に市場価格や製造原価等に基づいております。

 

 

3  報告セグメントごとの売上高、利益、資産、その他の項目の金額に関する情報

前連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他
(注)1

合計

調整額
(注)2

連結
財務諸表
計上額
(注)3

鉄鋼事業
(日本)

鉄鋼事業
(タイ)

軌道用品
事業

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

(1)外部顧客への

   売上高

72,570

80,409

7,554

160,535

2,943

163,479

163,479

(2)セグメント間

   の内部売上高

   又は振替高

559

559

559

559

73,129

80,409

7,554

161,094

2,943

164,038

559

163,479

セグメント利益

10,863

8,836

905

20,605

141

20,747

3,464

17,282

セグメント資産

75,603

93,207

5,742

174,553

16,595

191,149

417,634

608,783

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

  減価償却費

1,493

4,398

361

6,253

86

6,340

147

6,487

  のれんの
 償却額

102

102

102

有形固定資産
及び無形固定
資産の増加額

5,101

2,481

295

7,878

41

7,919

630

8,550

 

(注) 1 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、カウンターウエイトの製造・販売、運送、医療廃棄物処理、不動産事業等を含んでおります。

 2 調整額は、以下のとおりであります。

 (1)セグメント利益の調整額には、各報告セグメントに配分していない全社費用△3,464百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。

 (2)セグメント資産の調整額には、各報告セグメントに配分していない全社資産417,634百万円が含まれております。全社資産は、主に報告セグメントに帰属しない提出会社にかかる資産及び米国統括事業会社にかかる資産であります。

 (3)減価償却費の調整額には、各報告セグメントに配分していない全社費用147百万円が含まれております。

 (4)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額には、各報告セグメントに配分していない全社資産630百万円が含まれております。

 3 セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

 

 

 

当連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他
(注)1

合計

調整額
(注)2

連結
財務諸表
計上額
(注)3

鉄鋼事業
(日本)

鉄鋼事業
(タイ)

鉄鋼事業

(インドネシア)

軌道用品
事業

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(1)外部顧客への

   売上高

59,514

69,115

27,966

8,725

165,322

2,945

168,268

168,268

(2)セグメント間

   の内部売上高

   又は振替高

686

169

856

856

856

60,201

69,284

27,966

8,725

166,178

2,945

169,124

856

168,268

セグメント利益

5,961

5,345

3,787

1,430

16,524

297

16,822

5,329

11,493

セグメント資産

69,905

76,298

77,100

9,778

233,082

22,716

255,798

401,682

657,481

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  減価償却費

2,568

4,623

1,533

361

9,087

73

9,161

186

9,348

  のれんの
 償却額

793

793

102

895

895

有形固定資産
及び無形固定
資産の増加額

(注)4

9,956

3,364

305

486

14,112

59

14,171

2,125

16,296

 

(注) 1 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、カウンターウエイトの製造・販売、運送、医療廃棄物処理、不動産事業等を含んでおります。

 2 調整額は、以下のとおりであります。

 (1)セグメント利益の調整額には、各報告セグメントに配分していない全社費用△5,329百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であり、子会社株式取得関連費用が含まれております。

 (2)セグメント資産の調整額には、各報告セグメントに配分していない全社資産401,682百万円が含まれております。全社資産は、主に報告セグメントに帰属しない提出会社にかかる資産及び米国統括事業会社にかかる資産であります。

 (3)減価償却費の調整額には、各報告セグメントに配分していない全社費用186百万円が含まれております。

 (4)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額には、各報告セグメントに配分していない全社資産2,125百万円が含まれております。

 3 セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

 4 有形固定資産及び無形固定資産の増加額には、新規連結に伴う増加額を含めておりません。

 

 

 

【関連情報】

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

1  製品及びサービスごとの情報

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

2  地域ごとの情報

(1) 売上高

 

 

 

 

(単位:百万円)

日本

タイ

インドネシア

その他の地域

合計

82,041

49,366

1,380

30,690

163,479

 

(注) 売上高は顧客の所在地を基礎とし、地理的近接度によって国又は地域に分類しております。

 

(2) 有形固定資産

 

 

 

 

(単位:百万円)

日本

韓国

タイ

その他

合計

22,006

10,694

35,704

81

68,486

 

 

3  主要な顧客ごとの情報

 

 

(単位:百万円)

顧客の名称又は氏名

売上高

関連するセグメント名

阪和興業㈱

17,926

  鉄鋼事業(日本)

 

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

1  製品及びサービスごとの情報

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

2  地域ごとの情報

(1) 売上高

 

 

 

 

(単位:百万円)

日本

タイ

インドネシア

その他の地域

合計

69,831

38,449

28,173

31,813

168,268

 

(注) 売上高は顧客の所在地を基礎とし、地理的近接度によって国又は地域に分類しております。

 

(表示方法の変更)

前連結会計年度において、「アジア」に含めていた「タイ」及び「インドネシア」における売上高は、明瞭性及び金額的重要性を考慮した結果、当連結会計年度より独立掲記することとしております。また、前連結会計年度において独立掲記しておりました「アジア」は、金額的重要性が乏しくなったため、当連結会計年度より「その他の地域」に含めて表示しております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の「2 地域ごとの情報 (1)売上高」の組替えを行っております。

この結果、前連結会計年度において、「アジア」に表示していた76,535百万円、「その他の地域」に表示していた4,902百万円は、「タイ」49,366百万円、「インドネシア」1,380百万円及び「その他の地域」30,690百万円として組み替えております。

 

(2) 有形固定資産

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

日本

韓国

タイ

インドネシア

その他

合計

31,144

10,457

38,694

34,741

81

115,119

 

 

3  主要な顧客ごとの情報

外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

  該当事項はありません。

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

   前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

全社・消去

合計

鉄鋼事業
(日本)

鉄鋼事業
(タイ)

軌道用品
事業

当期末残高

605

605

 

(注) のれんの償却額に関しては、セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

   当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

全社・消去

合計

鉄鋼事業(日本)

鉄鋼事業(タイ)

鉄鋼事業

(インドネシア)

軌道用品
事業

当期末残高

13,392

13,392

503

13,895

 

(注) のれんの償却額に関しては、セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

  該当事項はありません。

 

(関連当事者情報)

1 関連当事者との取引

 (1) 連結財務諸表提出会社と関連当事者との取引

連結財務諸表提出会社の非連結子会社及び関連会社等

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

種類

会社等の
名称
又は氏名

所在地

資本金又は

出資金

事業の内容
又は職業

議決権等
の所有
(被所有)
割合(%)

関連当事者
との関係

取引の内容

取引金額
(百万円)

科目

期末残高
(百万円)

関連会社
 

スルブカンパニーBSC(c)

Bahrain

Hidd

百万米ドル

705

鉄鋼製品の製
造および販売
に関する事業

(所有)
直接
49.0

役員の兼任

債務保証
(注)1、2

7,979

担保の差入
(注)1

28,105

資金の貸付
(注)3

関係会社
長期貸付金

21,944

 

資金の回収
(注)3

5,562

利息の受取
(注)3

1,441

未収利息

長期未収
利息

関連会社

ユナイテッド・スチールカンパニー(“スルブ”)Bahrain Venture Co.W.L.L.

Bahrain Hidd

百万米ドル

75

合弁会社への
投資

(所有)
直接
49.0

役員の兼任

資金の貸付
(注)4

関係会社
長期貸付金

741

利息の受取
(注)4

39

長期未収
利息

108

関連会社
 

ユナイテッド・スルブカンパニー(“サウジスルブ”)LLC

Saudi
Arabia

Jubail

百万サウジアラビアリアル

206

鉄鋼製品の製
造および販売
に関する事業

(所有)
間接
49.0

役員の兼任

債務保証
(注)5

2,450

 

(注)1 スルブカンパニーBSC(c)の金融機関からの借入金に対し、当社持分に応じた債務保証と当社が保有する全ての同社株式の担保提供を行っておりましたが、同社が当該借入金を完済したことに伴い、当該借入契約に対する債務保証残高はありません。

     なお、当連結会計年度末現在、当該株式担保におきましては、解除手続き中です。

   2 スルブカンパニーBSC(c)の金融機関からの運転資金借入金等に対し、債務保証を行ったものであります。

   3 スルブカンパニーBSC(c)に対する貸付金であります。
また、利息については、市場金利を勘案して決定しております。
なお、取引金額には為替差損益は含まれておらず、期末残高には為替差損益が含まれております。

   4 ユナイテッド・スチールカンパニー(“スルブ”)Bahrain Venture Co.W.L.L.に対する貸付金であります。
また、利息については、市場金利を勘案して決定しております。
なお、取引金額には為替差損益は含まれておらず、期末残高には為替差損益が含まれております。

   5 ユナイテッド・スルブカンパニー(“サウジスルブ”)LLCの金融機関からの借入金等に対し、債務保証を行ったものであります。

 

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

種類

会社等の
名称
又は氏名

所在地

資本金又は

出資金

事業の内容
又は職業

議決権等
の所有
(被所有)
割合(%)

関連当事者
との関係

取引の内容

取引金額
(百万円)

科目

期末残高
(百万円)

関連会社
 

スルブカンパニーBSC(c)

Bahrain

Hidd

百万米ドル

705

鉄鋼製品の製
造および販売
に関する事業

(所有)
直接
49.0

役員の兼任

資金の貸付
(注)1

関係会社
長期貸付金

20,940

 

資金の回収
(注)1

771

利息の受取
(注)1

1,093

未収利息

長期未収
利息

関連会社

ユナイテッド・スチールカンパニー(“スルブ”)Bahrain Venture Co.W.L.L.

Bahrain Hidd

百万米ドル

75

合弁会社への
投資

(所有)
直接
49.0

役員の兼任

資金の貸付
(注)2

関係会社
長期貸付金

732

利息の受取
(注)2

37

長期未収
利息

144

関連会社
 

ユナイテッド・スルブカンパニー(“サウジスルブ”)LLC

Saudi
Arabia

Jubail

百万サウジアラビアリアル

206

鉄鋼製品の製
造および販売
に関する事業

(所有)
間接
49.0

役員の兼任

債務保証
(注)3

1,857

 

(注)1 スルブカンパニーBSC(c)に対する貸付金であります。
また、利息については、市場金利を勘案して決定しております。
なお、取引金額には為替差損益は含まれておらず、期末残高には為替差損益が含まれております。

   2 ユナイテッド・スチールカンパニー(“スルブ”)Bahrain Venture Co.W.L.L.に対する貸付金であります。
また、利息については、市場金利を勘案して決定しております。
なお、取引金額には為替差損益は含まれておらず、期末残高には為替差損益が含まれております。

   3 ユナイテッド・スルブカンパニー(“サウジスルブ”)LLCの金融機関からの借入金等に対し、債務保証を行ったものであります。

 

 (2) 連結財務諸表提出会社の連結子会社と関連当事者との取引

連結財務諸表提出会社の非連結子会社及び関連会社等

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

 該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

 該当事項はありません。

 

 

2 親会社又は重要な関連会社に関する注記

(1) 親会社情報

該当事項はありません。

 

(2) 重要な関連会社の要約財務情報

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

当連結会計年度において、重要な関連会社であるニューコア・ヤマト・スチールカンパニー、アーカンソー・スチール・アソシエイツLLC、スルブカンパニーBSC(c)、ポスコ・ヤマト・ビナ・スチールジョイントストックカンパニー及びワイケー・スチールコーポレーションを含む、すべての持分法適用関連会社(7社)の要約財務情報は以下のとおりであります。

 

(百万円)

流動資産合計

305,853

固定資産合計

211,891

 

 

流動負債合計

74,486

固定負債合計

66,271

 

 

純資産合計

376,986

 

 

売上高

640,333

税引前当期純利益

135,714

当期純利益

134,177

 

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

当連結会計年度において、重要な関連会社であるニューコア・ヤマト・スチールカンパニー、アーカンソー・スチール・アソシエイツLLC、スルブカンパニーBSC(c)、ポスコ・ヤマト・ビナ・スチールジョイントストックカンパニー及びワイケー・スチールコーポレーションを含む、すべての持分法適用関連会社(7社)の要約財務情報は以下のとおりであります。

 

(百万円)

流動資産合計

315,920

固定資産合計

225,499

 

 

流動負債合計

76,091

固定負債合計

61,880

 

 

純資産合計

403,447

 

 

売上高

618,631

税引前当期純利益

107,716

当期純利益

107,031

 

 

 

 

(企業結合等関係)

(取得による企業結合)

当社並びに当社の連結子会社であるタイのサイアム・ヤマト・スチールカンパニーリミテッド(以下、SYS)は、インドネシア証券取引所に上場する大手民営鉄鋼メーカーPTグヌン・ラジャ・パクシ(以下、GRP)が営む形鋼事業並びにPTグヌン・ガルーダ(以下、GRD)が保有する事業用不動産を現物出資により承継する新設会社PTヌサンタラ・バジャ・プロフィルの株式の80%を取得することでGRP社並びにGRD社と合意しました。2023年8月8日開催の取締役会において、当該新設会社の株式取得に向けて株式譲渡契約を締結することを決議し、同日付で当該契約を締結いたしました。また、2024年5月31日付で株式の取得を完了し、同日付で商号をPTガルーダ・ヤマト・スチールへ変更いたしました。なお、株式取得後の当社グループの同社に対する出資比率は合計80.00%(当社45.00%、SYS35.00%)となり、同社は当社の連結子会社となりました。

 

1 企業結合の概要

(1) 被取得企業の名称及びその事業の内容

① 名称   :PTガルーダ・ヤマト・スチール(旧商号 PTヌサンタラ・バジャ・プロフィル)

② 事業の内容:鉄鋼製品の製造及び販売

 

(2) 企業結合を行った主な理由

当社グループは、グローバルな鉄事業を通して、国際社会の発展や豊かな地域社会の実現に貢献するとのミッションを掲げ、更なる成長を図るとともにサステナブルな社会の実現に向けた取り組みを継続しております。

海外におきましては、堅調なインフラ投資と鋼材需要が見込まれるASEANを今後の注力地域として定め、タイのSYS、ベトナムのポスコ・ヤマト・ビナ・スチールジョイントストックカンパニーに続く、域内第3の拠点を設けて形鋼300万トン供給体制を構築、米国事業に次ぐ第2の収益の柱とすることを経営課題として取り組んでまいりました。

GRP社は、ASEAN最大の人口を誇るインドネシアにおいて50年以上の操業実績を有する大手民営鉄鋼メーカーであり、同国形鋼市場においても最大のシェアを有する有力メーカーです。同社は2019年にインドネシア証券取引所に上場、ESG観点も見据えながら各種企業改革を推進中ですが、当社は企業変革を目指す同社とのシナジー最大化に向けた戦略協議を行ってまいりました。かかる中、同社形鋼事業を分社化し、当社並びにSYSが新設会社株式の80%を共同で取得する構想について鋭意協議し、今般合意に至ったものです。当社としては、長年に亘って培った電炉操業技術や、SYSがASEAN地域で蓄積したマーケティングを始めとする各種経営ノウハウを新設会社に持ち込み、戦略的な追加設備投資を実行することで、今後大きく伸長していくインドネシア形鋼市場の需要捕捉を目指してまいります。

当社は、設立から30年超が経過したSYSをASEAN地域のマザー工場として位置付けており、同社も本案件における共同出資者となります。本案件は、当社グループのグローバルアセットを活用しながら、マジョリティ株主として自律的・持続的な成長を目指すものであり、より積極的な事業戦略推進に踏み出したものです。当社は引き続き進出先の各地域で地産地消のビジネスを展開しつつ、特にASEAN地域におきましてはSYSを軸とした3拠点間のシナジー最大化を図り、地域の成長に寄与しながらその果実を収益として取り込むことを目指してまいります。

なお、インドネシアにおいて幅広く鉄鋼事業を展開している阪和興業株式会社も、同社現地子会社を通じて、新設会社の株式の15%を引き受ける形で当該株式譲渡契約に参画、同社との協働体制で本事業の持続的な成長を目指してまいります。また、GRP社も引き続き新設会社の5%株主として継続関与し、同社との連携も図りつつ、円滑な新設会社の運営並びに周辺地域社会と共生してまいります。

 

(3) 企業結合日

2024年5月31日(みなし取得日 2024年3月31日)

 

(4) 企業結合の法的形式

現金を対価とする株式取得

 

(5) 結合後企業の名称

PTガルーダ・ヤマト・スチール(旧商号 PTヌサンタラ・バジャ・プロフィル)

 

(6) 取得した議決権比率

80%(うち間接保有 35%)

 

(7) 取得企業を決定するに至った主な根拠

現金を対価として株式を取得したためであります。

 

2 連結財務諸表に含まれている被取得企業の業績の期間

2024年4月1日から2024年12月31日まで

 

3 被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳

取得の対価

現金

55,529百万円

取得原価

 

55,529百万円

 

 

4 主要な取得関連費用の内容及び金額

アドバイザリー費用等 1,181百万円

 

5 企業結合日に受け入れた資産及び引き受けた負債の額並びにその主な内訳

流動資産

19,034百万円

固定資産

42,591百万円

資産合計

61,625百万円

流動負債

7,894百万円

固定負債

3,824百万円

負債合計

11,718百万円

 

 

6 発生したのれんの金額、発生要因、償却方法及び償却期間

(1) 発生したのれんの金額

13,603百万円

第3四半期連結会計期間まで暫定的な会計処理を行っておりましたが、当連結会計年度末において取得原価の配分が確定しております。確定に伴い、のれんの金額が1,915百万円減少しております。これは主に、顧客関連資産の増加2,449百万円によるものです。

 

(2) 発生要因

主として今後の事業展開により期待される将来の超過収益力により発生したものであります。

 

(3) 償却方法及び償却期間

13年間にわたって均等償却いたします。

 

7 企業結合が連結会計年度の開始の日に完了したと仮定した場合の当連結会計年度の連結損益計算書に及ぼす影響の概算及びその算定方法

売上高    9,404百万円

営業利益   1,495百万円

 

(概算額の算定方法)

企業結合が連結会計年度開始の日に完了したと仮定して算出された売上高及び損益情報と、取得企業の連結損益計算書における売上高及び損益情報との差額を、影響の概算額としております。

なお、当該注記は監査証明を受けておりません。

 

 

 

(1株当たり情報)

 

前連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日)

1株当たり純資産額

8,207.69

8,946.06

1株当たり当期純利益

1,099.15

502.51

 

(注)1 潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

 

 2 1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。

 

前連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日)

親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)

70,018

31,833

普通株主に帰属しない金額(百万円)

普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)

70,018

31,833

普通株式の期中平均株式数(株)

63,702,560

63,349,095

 

 

 3 1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。

 

前連結会計年度
2024年3月31日

当連結会計年度
2025年3月31日

純資産の部の合計額(百万円)

554,941

602,940

純資産の部の合計額から控除する金額(百万円)

32,068

45,367

(うち非支配株主持分(百万円))

32,068

45,367

普通株式に係る期末の純資産額(百万円)

522,873

557,572

1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の
普通株式の数(株)

63,705,324

62,326,100

 

 

 

(重要な後発事象)

(関係会社株式の譲渡)

当社は、2025年6月18日開催の取締役会において、2025年1月31日付「中東事業からの撤退方針の決定及び持分法による投資損失の計上並びに業績予想の修正に関するお知らせ」のとおり、中東事業の当社持分法適用関連会社であるスルブカンパニーBSC(c)(以下、SULB社)及びユナイテッド・スチールカンパニー(“スルブ”)Bahrain Venture Co.W.L.L(以下、BV社)の当社保有株式の全てを中東事業の合弁パートナーであるFoulath社へ譲渡(以下、本株式譲渡)することを決議し、同日、株式譲渡契約を締結いたしました。本株式譲渡の実行については、各国当局の許認可取得等の諸条件が整い次第、実施する予定です。なお、本株式譲渡が実行された段階で、SULB社、BV社およびその子会社であるユナイテッド・スルブカンパニー(“サウジスルブ”)LLC(Saudi Sulb社)は当社の持分法適用関連会社から外れる予定であります。

 

1 本株式譲渡価額

140百万米ドル(約200億円)

(最終協議の結果、直近の事業環境等を踏まえた総合判断により、当初予定の175百万米ドルから35百万米ドル(約50億円)減額)

 

2 本株式譲渡の日程

(1) 取締役会決議日 2025年6月18日

(2) 契約締結日   2025年6月18日

(3) 株式譲渡実行日 2025年度第2四半期(予定)

 

3 当該事象の損益に与える影響

当連結会計年度において、中東事業からの撤退方針に伴い、減損処理を含めた持分法による投資損失254億円を追加計上しておりましたが、本株式譲渡価格の減額に伴い、翌第1四半期連結会計期間に追加損失(約50億円)が発生する見込みです。