第5【経理の状況】

1.連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について

(1) 当社の連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号。以下、「連結財務諸表規則」という。)第312条の規定により、国際会計基準(以下、「IFRS会計基準」という。)に基づいて作成しております。

 

(2) 当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号。以下、「財務諸表等規則」という。)に基づいて作成しております。

また、当社は、特例財務諸表提出会社に該当し、財務諸表等規則第127条の規定により財務諸表を作成しております。

 

2.監査証明について

 当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、連結会計年度(2025年1月1日から2025年12月31日まで)の連結財務諸表及び事業年度(2025年1月1日から2025年12月31日まで)の財務諸表について、有限責任 あずさ監査法人の監査を受けております。

 

3.連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組及びIFRS会計基準に基づいて連結財務諸表等を適正に作成することができる体制の整備について

 当社は、連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組及びIFRS会計基準に基づいて連結財務諸表等を適正に作成することができる体制の整備を行っております。その内容は、以下のとおりであります。

(1) 会計基準等の内容を適切に把握し、連結財務諸表等に反映できる体制を整備するため、公益財団法人財務会計基準機構に加入し、情報収集を行うと共に、同財団法人等が主催する各種セミナーに参加しております。

 

(2) IFRS会計基準に基づく適正な連結財務諸表を作成するために、IFRS会計基準に準拠したグループ会計方針を作成し、これに基づいて会計処理を行っております。グループ会計方針は、国際会計基準審議会が公表するプレスリリースや基準書を随時入手し、最新の基準の把握及び当社への影響の検討を行った上で、適時に内容の更新を行っております。

 

1【連結財務諸表等】

(1)【連結財務諸表】

①【連結財政状態計算書】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

前連結会計年度

(2024年12月31日)

当連結会計年度

(2025年12月31日)

資産

 

 

 

流動資産

 

 

 

現金及び現金同等物

8,20

706,732

713,810

営業債権及びその他の債権

9,35

1,037,345

1,093,109

棚卸資産

10

945,285

885,458

その他の金融資産

11,35

11,427

13,510

その他の流動資産

12,26

146,726

128,574

小計

 

2,847,515

2,834,462

売却目的で保有する資産

13

16,117

28,719

流動資産合計

 

2,863,632

2,863,182

非流動資産

 

 

 

有形固定資産

14,16,20

1,840,317

1,858,259

使用権資産

17

328,553

312,761

のれん

15,16

159,037

166,454

無形資産

15,16

204,878

202,901

持分法で会計処理されている投資

 

48,526

49,951

その他の金融資産

11,35

112,019

107,720

繰延税金資産

18

96,002

114,532

その他の非流動資産

12,23,26

70,554

71,944

非流動資産合計

 

2,859,885

2,884,523

資産合計

 

5,723,517

5,747,705

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

前連結会計年度

(2024年12月31日)

当連結会計年度

(2025年12月31日)

負債及び資本

 

 

 

負債

 

 

 

流動負債

 

 

 

営業債務及びその他の債務

19,35

610,704

600,647

社債及び借入金

20,35

138,940

94,958

リース負債

20,35

66,513

68,871

未払法人所得税等

18

98,416

54,079

その他の金融負債

20,35

38,787

43,735

引当金

21

42,748

56,434

その他の流動負債

22,26

178,595

198,290

小計

 

1,174,703

1,117,014

売却目的で保有する資産に直接関連する負債

13

1,541

5,640

流動負債合計

 

1,176,243

1,122,654

非流動負債

 

 

 

社債及び借入金

20,35

239,441

392,312

リース負債

20,35

282,827

270,874

その他の金融負債

20,35

11,609

21,692

退職給付に係る負債

23

146,433

129,758

引当金

21

37,942

40,908

繰延税金負債

18

31,683

37,873

その他の非流動負債

26

10,852

11,746

非流動負債合計

 

760,785

905,162

負債合計

 

1,937,029

2,027,817

資本

 

 

 

資本金

24

126,354

126,354

資本剰余金

24

120,655

121,366

自己株式

24

134,592

433,930

その他の資本の構成要素

24

750,372

794,058

利益剰余金

24

2,868,817

3,053,945

親会社の所有者に帰属する持分合計

 

3,731,606

3,661,793

非支配持分

 

54,882

58,095

資本合計

 

3,786,488

3,719,888

負債及び資本合計

 

5,723,517

5,747,705

 

②【連結損益計算書及び連結包括利益計算書】
【連結損益計算書】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 前連結会計年度

(自 2024年1月1日

 至 2024年12月31日)

 当連結会計年度

(自 2025年1月1日

 至 2025年12月31日)

継続事業

 

 

 

売上収益

6,26

4,430,096

4,429,452

売上原価

10,14,

15,17,23

2,704,093

2,722,789

売上総利益

 

1,726,003

1,706,663

販売費及び一般管理費

14,15,

17,23,

27,34

1,252,132

1,219,078

その他の収益

6,28

82,078

21,779

その他の費用

6,16,

23,28

112,630

128,127

営業利益

 

443,319

381,237

金融収益

29

27,290

18,165

金融費用

23,29

49,802

44,019

持分法による投資損益(△は損失)

 

630

722

税引前当期利益

6

421,437

354,661

法人所得税費用

18

129,224

30,519

継続事業からの当期利益

 

292,213

324,141

非継続事業

 

 

 

非継続事業からの当期利益又は損失(△)

14,15,

16,23,

31

33

10,158

当期利益

 

292,181

334,299

 

 

 

 

当期利益の帰属

 

 

 

親会社の所有者

 

284,989

327,264

非支配持分

 

7,192

7,035

当期利益

 

292,181

334,299

 

 

 

 

1株当たり当期利益又は損失(△)

 

 

 

基本的1株当たり当期利益又は損失(△)(円)

 

 

 

継続事業

32

208.12

238.37

非継続事業

32

0.02

7.64

合計

32

208.10

246.00

 

 

 

 

希薄化後1株当たり当期利益又は損失(△)(円)

 

 

 

継続事業

32

207.90

238.14

非継続事業

32

0.02

7.63

合計

32

207.88

245.77

 

【連結包括利益計算書】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 前連結会計年度

(自 2024年1月1日

 至 2024年12月31日)

 当連結会計年度

(自 2025年1月1日

 至 2025年12月31日)

当期利益

 

292,181

334,299

 

 

 

 

その他の包括利益

 

 

 

純損益に振り替えられることのない項目

 

 

 

その他の包括利益を通じて測定する金融資産の公正価値の純変動

30,35

2,074

2,153

確定給付制度の再測定

23,30

8,587

1,534

持分法適用会社におけるその他の包括利益に対する持分

30

7

2

純損益に振り替えられることのない項目合計

 

6,506

3,685

 

 

 

 

純損益に振り替えられる可能性のある項目

 

 

 

在外営業活動体の換算差額

30

226,642

45,634

キャッシュ・フロー・ヘッジの公正価値の変動額の有効部分

30

4,418

106

持分法適用会社におけるその他の包括利益に対する持分

30

9,321

2,146

純損益に振り替えられる可能性のある項目合計

 

231,545

47,674

 

 

 

 

税引後その他の包括利益

 

238,051

51,359

 

 

 

 

当期包括利益

 

530,232

385,658

 

 

 

 

当期包括利益の帰属

 

 

 

親会社の所有者

 

517,490

378,058

非支配持分

 

12,742

7,600

当期包括利益

 

530,232

385,658

 

③【連結持分変動計算書】

前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

親会社の所有者に帰属する持分

 

資本金

資本剰余金

自己株式

その他の資本の構成要素

 

新株予約権

在外

営業活動体

の換算差額

キャッシュ

・フロー

・ヘッジの

公正価値の

変動額の

有効部分

その他の

包括利益を

通じて測定

する金融

資産の公正

価値の

純変動

2024年1月1日残高

 

126,354

120,300

135,409

2,308

493,489

1,094

34,236

当期利益

 

その他の包括利益

 

231,372

4,194

2,081

当期包括利益合計

 

231,372

4,194

2,081

自己株式の取得

24

33

自己株式の処分

24

850

253

配当金

25

支配の喪失とならない子会社に対する所有者持分の変動

 

354

その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替

 

5,599

その他の増減

 

所有者との取引額等合計

 

354

817

253

5,599

2024年12月31日残高

 

126,354

120,655

134,592

2,055

724,861

3,100

26,555

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

注記

親会社の所有者に帰属する持分

非支配持分

合計

 

その他の資本の構成要素

利益剰余金

合計

 

確定給付制度

の再測定

合計

2024年1月1日残高

 

531,127

2,711,220

3,353,592

51,803

3,405,394

当期利益

 

284,989

284,989

7,192

292,181

その他の包括利益

 

7,405

232,502

232,502

5,549

238,051

当期包括利益合計

 

7,405

232,502

284,989

517,490

12,742

530,232

自己株式の取得

24

4

37

37

自己株式の処分

24

253

22

575

575

配当金

25

140,369

140,369

9,565

149,933

支配の喪失とならない子会社に対する所有者持分の変動

 

354

221

133

その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替

 

7,405

13,004

13,004

その他の増減

 

124

124

所有者との取引額等合計

 

7,405

13,257

127,391

139,476

9,662

149,138

2024年12月31日残高

 

750,372

2,868,817

3,731,606

54,882

3,786,488

 

当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

親会社の所有者に帰属する持分

 

資本金

資本剰余金

自己株式

その他の資本の構成要素

 

新株予約権

在外

営業活動体

の換算差額

キャッシュ

・フロー

・ヘッジの

公正価値の

変動額の

有効部分

その他の

包括利益を

通じて測定

する金融

資産の公正

価値の

純変動

2025年1月1日残高

 

126,354

120,655

134,592

2,055

724,861

3,100

26,555

当期利益

 

その他の包括利益

 

46,821

266

2,151

当期包括利益合計

 

46,821

266

2,151

自己株式の取得

24

300,015

自己株式の処分

24

131

677

215

株式に基づく報酬取引

 

843

配当金

25

その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替

 

5,337

所有者との取引額等合計

 

712

299,338

215

5,337

2025年12月31日残高

 

126,354

121,366

433,930

1,840

771,682

2,834

23,369

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

注記

親会社の所有者に帰属する持分

非支配持分

合計

 

その他の資本の構成要素

利益剰余金

合計

 

確定給付制度

の再測定

合計

2025年1月1日残高

 

750,372

2,868,817

3,731,606

54,882

3,786,488

当期利益

 

327,264

327,264

7,035

334,299

その他の包括利益

 

1,556

50,794

50,794

565

51,359

当期包括利益合計

 

1,556

50,794

327,264

378,058

7,600

385,658

自己株式の取得

24

1

300,016

300,016

自己株式の処分

24

215

417

86

86

株式に基づく報酬取引

 

843

843

配当金

25

148,611

148,611

4,388

152,999

その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替

 

1,556

6,893

6,893

所有者との取引額等合計

 

1,556

7,108

142,136

447,871

4,388

452,258

2025年12月31日残高

 

794,058

3,053,945

3,661,793

58,095

3,719,888

 

④【連結キャッシュ・フロー計算書】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 前連結会計年度

(自 2024年1月1日

 至 2024年12月31日)

 当連結会計年度

(自 2025年1月1日

 至 2025年12月31日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

税引前当期利益

 

421,437

354,661

非継続事業からの税引前当期利益

31

63

702

減価償却費及び償却費

 

348,058

353,229

減損損失

 

61,184

23,836

減損損失戻入益

 

1,215

2,873

未払賞与の増減額(△は減少)

 

1,399

10,661

退職給付に係る負債の増減額(△は減少)

 

8,949

14,945

受取利息及び受取配当金

 

16,982

16,650

支払利息

 

25,105

21,302

為替差損益(△は益)

 

9,511

9,390

持分法による投資損益(△は益)

 

630

722

固定資産売却損益(△は益)

 

74,688

9,894

事業・工場再編収益

 

1,407

4,851

事業・工場再編費用

 

43,260

94,138

営業債権及びその他の債権の増減額(△は増加)

 

29,491

41,625

棚卸資産の増減額(△は増加)

 

16,311

79,225

営業債務及びその他の債務の増減額(△は減少)

 

2,214

21,657

貸倒引当金の増減額(△は減少)

 

2,242

9,876

その他

2

64,668

99,534

小計

 

669,402

745,714

利息及び配当金の受取額

 

20,740

18,236

利息の支払額

 

24,046

24,337

法人所得税の支払額

 

117,252

79,171

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

548,844

660,442

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

有形固定資産の取得による支出

 

299,292

251,091

有形固定資産の売却による収入

 

80,558

21,355

無形資産の取得による支出

 

38,001

36,064

無形資産の売却による収入

 

1,182

2,440

投資有価証券の売却による収入

 

9,559

10,242

長期貸付けによる支出

 

13,810

7,080

貸付金の回収による収入

 

10,972

12,154

その他

2

6,228

23,076

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

255,061

224,968

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 前連結会計年度

(自 2024年1月1日

 至 2024年12月31日)

 当連結会計年度

(自 2025年1月1日

 至 2025年12月31日)

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

短期借入金の増減額(△は減少)

33

14,103

102,081

長期借入れによる収入

33

100,000

長期借入金の返済による支出

33

35,691

1,733

社債の発行による収入

33

100,000

社債の償還による支出

33

100,000

リース負債の返済による支出

33

71,552

73,148

自己株式の取得による支出

 

11

300,007

配当金の支払額(親会社の所有者)

 

140,344

148,573

配当金の支払額(非支配持分)

 

9,565

4,388

その他

2

199

27

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

343,258

429,902

現金及び現金同等物に係る換算差額

 

32,215

7,010

現金及び現金同等物の増減額(△は減少)

 

17,260

12,583

現金及び現金同等物の期首残高

 

724,601

706,732

売却目的で保有する資産に含まれる現金及び現金同等物の増減額

13

610

5,504

現金及び現金同等物の期末残高

8

706,732

713,810

 

【連結財務諸表注記】
1.報告企業

 株式会社ブリヂストン(以下、当社)は、日本に所在する株式会社であります。当社の連結財務諸表は、12月31日を期末日とし、当社及びその子会社(以下、当社グループ)、並びに当社の関連会社及び共同支配企業に対する持分により構成されております。

 当社グループの事業内容は、注記「6.事業セグメント」に記載しております。

 

2.作成の基礎

(1) IFRS会計基準に準拠している旨

 当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号)第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、同第312条の規定により、IFRS会計基準に準拠して作成しております。

 本連結財務諸表は、2026年3月18日に当社代表執行役 Global CEO 森田 泰博及び当社常務役員 Global CFO・G財務管掌 菱沼 直樹によって承認されております。

 

(2) 測定の基礎

 当社グループの連結財務諸表は、注記「3.重要性のある会計方針」に記載のとおり、公正価値で測定されている金融商品等を除き、取得原価を基礎として作成しております。

 

(3) 機能通貨及び表示通貨

 当社グループの連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、百万円未満を四捨五入して表示しております。

 

(4) 表示方法の変更

(連結キャッシュ・フロー計算書)

 前連結会計年度において、区分掲記しておりました「営業活動によるキャッシュ・フロー」の「固定資産除却損」は、金額的重要性が乏しくなったため、当連結会計年度より「その他」に含めて表示しております。前連結会計年度において、「営業活動によるキャッシュ・フロー」の「その他」に含めていた「減損損失戻入益」、「未払賞与の増減額(△は減少)」、「貸倒引当金の増減額(△は減少)」は、金額的重要性が増したため、当連結会計年度から区分掲記しております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表を組み替えております。

 この結果、前連結会計年度において、「営業活動によるキャッシュ・フロー」の「固定資産除却損」に表示していた3,016百万円、「その他」に表示していた△72,540百万円は、「減損損失戻入益」△1,215百万円、「未払賞与の増減額(△は減少)」△1,399百万円、「貸倒引当金の増減額(△は減少)」△2,242百万円、「その他」△64,668百万円として組み替えております。

 

 前連結会計年度において、「投資活動によるキャッシュ・フロー」の「その他」に含めていた「無形資産の売却による収入」は、金額的重要性が増したため、当連結会計年度から区分掲記しております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表を組み替えております。

 この結果、前連結会計年度において、「投資活動によるキャッシュ・フロー」の「その他」に表示していた△5,046百万円は、「無形資産の売却による収入」1,182百万円、「その他」△6,228百万円として組み替えております。

 

 前連結会計年度において、「財務活動によるキャッシュ・フロー」の「その他」に含めていた「自己株式の取得による支出」は、金額的重要性が増したため、当連結会計年度から区分掲記しております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表を組み替えております。

 この結果、前連結会計年度において、「財務活動によるキャッシュ・フロー」の「その他」に表示していた△209百万円は、「自己株式の取得による支出」△11百万円、「その他」△199百万円として組み替えております。

 

3.重要性のある会計方針

(1) 連結の基礎

① 子会社

 子会社とは、当社グループにより支配されている企業であります。企業への関与により生じる変動リターンに対するエクスポージャー又は権利を有し、かつ、企業に対するパワーによりそのリターンに影響を及ぼす能力を有している場合、当社グループはその企業を支配しております。

 子会社の財務諸表は、支配獲得日から支配喪失日までの期間を連結財務諸表に含めております。子会社が適用する会計方針が当社グループの会計方針と異なる場合には、当社グループの会計方針と整合させるため、必要に応じて当該子会社の財務諸表に調整を加えております。当社グループ内の債権債務残高及び取引、並びに当社グループ内取引によって発生した未実現損益は、連結財務諸表の作成に際して消去しております。

 子会社の包括利益については、非支配持分が負の残高となる場合であっても、親会社の所有者と非支配持分に帰属させております。

 支配が継続する子会社に対する当社グループの持分変動については資本取引として会計処理し、非支配持分の調整額と対価の公正価値の差額は、当社の株主に帰属する持分として資本に直接認識しております。

 支配を喪失した場合には、支配の喪失から生じた利得及び損失は純損益で認識しております。

 

② 関連会社

 関連会社とは、当社グループが当該企業に対し、財務及び経営方針に対して重要な影響力を有しているものの、支配は有していない企業であります。関連会社については、当社グループが重要な影響力を有することとなった日から重要な影響力を喪失する日まで、持分法によって会計処理しております。

 

③ 共同支配企業

 共同支配企業とは、当社グループを含む複数の当事者が経済活動に対する契約上合意された支配を共有し、その活動に関連する戦略的な財務上及び営業上の決定に際して、支配を共有する当事者すべての合意を必要とする企業であります。

 当社グループが保有する共同支配企業については、持分法によって会計処理しております。

 

(2) 企業結合

 企業結合は取得法を用いて会計処理しております。取得対価は、被取得企業の支配と交換に譲渡した資産、引き受けた負債及び当社が発行する資本性金融商品の取得日の公正価値の合計として測定されます。取得対価が識別可能な資産及び負債の公正価値を超過する場合は、連結財政状態計算書においてのれんとして計上しております。反対に下回る場合には、直ちに連結損益計算書において純損益として認識しております。企業結合に関連して発生した取得費用は発生時に費用として処理しております。

 企業結合の当初の会計処理が、企業結合が発生した連結会計年度末までに完了していない場合には、完了していない項目を暫定的な金額で報告しております。取得日時点に存在していた事実と状況を取得日当初に把握していたとしたら認識される金額の測定に影響を与えていたと判断される期間(以下、「測定期間」という。)に入手した場合、その情報を反映して取得日に認識した暫定的な金額を遡及的に修正しております。この新たに得た情報が、資産と負債の新たな認識をもたらす場合には、追加の資産と負債を認識しております。測定期間は最長で1年間であります。

 非支配持分の追加取得については、資本取引として会計処理されているため、当該取引からのれんは認識しておりません。

 共通支配下における企業結合取引、すなわち、すべての結合企業又は結合事業が最終的に企業結合の前後で同じ当事者によって支配され、その支配が一時的なものではない企業結合取引については、帳簿価額に基づき会計処理しております。

 

(3) 外貨換算

① 外貨建取引

 外貨建取引は、取引日における為替レート又はそれに近似するレートで各社の機能通貨に換算しております。

 期末日における外貨建貨幣性項目は、期末日の為替レートで機能通貨に換算しております。公正価値で計上された外貨建の非貨幣性項目は、公正価値が決定した日の為替レートで換算しております。

 外貨建の貨幣性項目の換算及び決済により生じる換算差額は純損益として認識しております。ただし、その他の包括利益を通じて測定する金融資産、及びキャッシュ・フロー・ヘッジから生じる換算差額については、その他の包括利益として認識しております。

 

② 在外営業活動体の財務諸表

 在外営業活動体の資産及び負債は、取得により発生したのれん及び公正価値の調整表を含め、期末日の為替レートで表示通貨に換算しております。また、在外営業活動体の収益及び費用は、為替レートが著しく変動している場合を除き、期中の平均レートで表示通貨に換算しております。なお、超インフレ経済下の在外営業活動体の財務諸表は、インフレーションの影響を反映させており、収益及び費用は期末日の為替レートにより表示通貨に換算しております。

 在外営業活動体の財務諸表の換算から生じる為替換算差額は、その他の包括利益として認識しております。在外営業活動体の持分全体の処分および、支配又は重要な影響力の喪失を伴う持分の一部処分につき、換算差額は処分損益の一部として純損益で認識しております。

 

(4) 金融商品

① デリバティブ以外の金融資産

a.当初認識及び測定

 当社グループは、営業債権及びその他の債権を、これらの発生日に当初認識しております。その他のすべての金融資産は、当社グループが当該金融商品の契約当事者となった日に当初認識しております。

 デリバティブ以外の金融資産は、当該金融資産の当初認識時点において、以下2つの要件を共に満たすものを償却原価で測定する金融資産に分類し、それ以外のものを公正価値で測定する金融資産に分類しております。

・契約上のキャッシュ・フローを回収するために資産を保有することを目的とする事業モデルに基づいて、資産が保有されている。

・金融資産の契約条件により、元本及び元本残高に対する利息の支払のみであるキャッシュ・フローが特定の日に生じる。

 公正価値で測定する金融資産は、取得後の公正価値変動を純損益に計上する金融資産(以下、「純損益を通じて公正価値で測定する金融資産」という。)と取得後の公正価値変動をその他の包括利益に計上する金融資産(以下、「その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産」という。)に分類しております。

 当初認識時においてその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産として指定しない資本性金融資産、及び償却原価測定の基準を満たさない負債性金融資産を、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に分類しております。

 売買目的保有でない資本性金融資産については、原則として当初認識時にその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産として指定しております。

 すべての金融資産は、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に分類される場合を除き、公正価値に当該金融資産に直接起因する取引コストを加算した金額で測定しております。

 ただし、重大な金融要素を含んでいない営業債権は取引価格で当初認識しております。

 

b.事後測定

 金融資産の当初認識後は、その分類に応じて以下のとおり測定しております。

(a) 償却原価で測定する金融資産

 当初認識後、実効金利法による償却原価で測定しております。

(b) 純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 当初認識後、各決算日において公正価値で再測定し、公正価値の変動及び配当金を純損益として認識しております。

(c) その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

 当初認識後の公正価値の変動額をその他の包括利益として認識し、認識を中止した場合又は公正価値が著しく下落した場合に利益剰余金に振り替えております。当該金融資産からの配当金については、当社グループが支払いを受ける権利が確定した期に金融収益として純損益に認識しております。

 

c.認識の中止

 金融資産は、金融資産からのキャッシュ・フローに対する契約上の権利が消滅した場合、又は譲渡により所有に係るリスクと経済価値のほとんどすべてを移転している場合に認識を中止しております。

 

② 償却原価で測定する金融資産の減損

 償却原価で測定される金融資産等に係る減損については、当該金融資産に係る予想信用損失に対して貸倒引当金を認識しております。

 当社グループは、各報告日において、金融商品に係る信用リスクが当初認識以降に著しく増大したかどうかを評価しております。

 金融商品に係る信用リスクが当初認識以降に著しく増大していない場合には、当該金融商品に係る貸倒引当金を12ヶ月の予想信用損失と同額で測定しております。一方で、金融商品に係る信用リスクが当初認識以降に著しく増大している場合には、当該金融商品に係る貸倒引当金を全期間の予想信用損失と同額で測定しております。

 ただし、営業債権等については常に貸倒引当金を全期間の予想信用損失と同額で測定しております。

 金融商品の予想信用損失は、以下のものを反映する方法で見積っております。

・一定範囲の生じ得る結果を評価することにより算定される、偏りのない確率加重金額

・貨幣の時間価値

・過去の事象、現在の状況及び将来の経済状況の予測についての、報告日において過大なコストや労力を掛けずに利用可能な合理的で裏付け可能な情報

 当該測定に係る金額は純損益で認識しております。

 なお、当該金融資産について回収不能であると判断した場合には、帳簿価額を貸倒引当金と相殺して直接減額しております。

 

③ デリバティブ以外の金融負債

a.当初認識及び測定

 当社グループは、当社グループが発行した負債証券を、その発行日に当初認識しております。その他の金融負債はすべて、当社グループが当該金融商品の契約の当事者となった日に認識しております。

 デリバティブ以外の金融負債は、当該金融負債の当初認識時点において、償却原価で測定する金融負債と純損益を通じて公正価値で測定する金融負債とに分類しております。

 すべての金融負債は公正価値で当初測定しておりますが、償却原価で測定する金融負債については、直接起因する取引コストを控除した金額で測定しております。

 

b.事後測定

 金融負債の当初認識後は、その分類に応じて以下のとおり測定しております。

(a) 償却原価で測定する金融負債

 当初認識後、実効金利法による償却原価で測定しております。

(b) 純損益を通じて公正価値で測定する金融負債

 当初認識後、各決算日において公正価値で再測定し、公正価値の変動は純損益として認識しております。

 

c.認識の中止

 金融負債が消滅した場合、すなわち、契約中に特定された義務が免責、取消し、又は失効となった場合に認識を中止しております。

 

④ デリバティブ及びヘッジ会計

 当社グループは、為替変動リスクや金利変動リスクをそれぞれヘッジするために、為替予約取引、金利スワップ取引等のデリバティブを利用しております。

 当社グループは、ヘッジ開始時に、ヘッジ対象とヘッジ手段の関係並びにヘッジに関するリスク管理目的及び戦略について、指定及び文書化を行っております。当該文書は、ヘッジ関係、リスク管理目的及びヘッジの実行に関する戦略並びにヘッジの有効性の評価を含んでおります。

 これらのヘッジは、公正価値又はキャッシュ・フローの変動を相殺する上で非常に有効であることが見込まれますが、ヘッジ関係の開始時及び継続的に、ヘッジ関係がヘッジ有効性の要求を満たしているかを評価しております。

 デリバティブは公正価値で当初認識しております。また、当初認識後は公正価値で測定し、その事後的な変動は以下のとおり処理しております。

 

a.公正価値ヘッジ

 デリバティブの公正価値変動は、純損益として認識しております。

 ヘッジされるリスクに起因するヘッジ対象の公正価値変動については、ヘッジ対象の帳簿価額を修正し、純損益として認識しております。

 

b.キャッシュ・フロー・ヘッジ

 ヘッジ手段に係る利得及び損失のうちヘッジが有効である部分については、公正価値の変動額をその他の包括利益に認識し、ヘッジ対象のキャッシュ・フローが純損益に影響を与えた時点でヘッジ対象と共に純損益に認識しております。

 ヘッジが有効でない部分については、公正価値の変動額を純損益に認識しております。

 ヘッジ手段が失効、売却、終結又は行使された場合、ヘッジがヘッジ会計の要件を満たしていない場合には、ヘッジ会計を将来に向かって中止しております。

 

c.ヘッジ指定されていないデリバティブ

 デリバティブの公正価値の変動は純損益として認識しております。

 

⑤ 金融商品の相殺

 金融資産と金融負債は、認識された金額を相殺する強制可能な法的権利が現時点で存在し、かつ、純額ベースで決済するか又は資産を実現すると同時に負債を決済する意図が存在する場合にのみ相殺し、純額で表示しております。

 

(5) 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物は、手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資から構成されております。

 

(6) 棚卸資産

 棚卸資産は取得原価と正味実現可能価額のいずれか低い金額で測定しております。棚卸資産は、購入原価、加工費及び棚卸資産が現在の場所及び状態に至るまでに発生した、その他の原価を含んでおり、原価の算定にあたっては、主として移動平均法を使用しております。また、正味実現可能価額は、通常の事業過程における見積売価から、完成までに要する見積原価及び販売に要する見積費用を控除して算定しております。

 

(7) 有形固定資産

 有形固定資産の測定においては原価モデルを採用しており、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した価額にて表示しております。取得原価には、資産の取得に直接関係する費用、解体、除去及び原状回復費用、並びに資産計上の要件を満たす借入コストを含めております。

 土地及び建設仮勘定以外の有形固定資産の減価償却費は、以下の見積耐用年数にわたり、定額法で計上しております。主要な資産項目ごとの見積耐用年数は、以下のとおりであります。

建物及び構築物  :10年~50年

機械装置及び運搬具:3年~17年

工具器具備品   :2年~20年

 有形固定資産の減価償却方法は各報告期間末に見直しを行い、減価償却の方法の変更は会計上の見積りの変更として会計処理を行っております。

 

(8) のれん及び無形資産

① のれん

 当社グループは、企業結合で発生したのれんを支配獲得日(取得日)に資産として認識しております。当初認識時におけるのれんの測定については、(2)企業結合に記載しております。

 のれんは取得原価から減損損失累計額を控除した価額にて表示しております。のれんの償却は行わず、毎期又は減損の兆候が存在する場合にはその都度、減損テストを実施しております。減損テストの目的上、企業結合により取得したのれんは、取得日以降、資金生成単位又は資金生成単位グループで、企業結合のシナジーから便益を得ることが期待されるものに配分しております。

 のれんの減損損失は純損益において認識され、その後の戻し入れは行っておりません。

 

② 無形資産

 当社グループは、無形資産の測定においては原価モデルを採用しており、取得原価から償却累計額及び減損損失累計額を控除した価額にて表示しております。

 個別に取得した無形資産は、当初認識に際し取得原価で測定し、企業結合で取得した無形資産の取得原価は、取得日現在における公正価値で測定しております。なお、内部創出の無形資産については、資産化の要件を満たす開発コストを除き、その支出額はすべて発生した期の費用として計上しております。

 耐用年数を確定できる無形資産はそれぞれの見積耐用年数にわたって定額法で償却を行っており、減損の兆候がある場合は減損テストを実施しております。主要な資産項目ごとの見積耐用年数は、以下のとおりであります。

ソフトウェア:1年~10年

商標権   :1年~10年

 耐用年数を確定できる無形資産の償却方法は各報告期間末に見直しを行い、償却の方法の変更は会計上の見積りの変更として会計処理を行っております。

 耐用年数を確定できない無形資産は、償却を行わず減損テストの上、取得原価から減損損失累計額を控除した価額にて表示しております。減損テストは、毎期又は減損の兆候が存在する場合はその都度、個別に又は各資金生成単位で実施しております。

 

(9) リース

 当社グループは、借手としてのリース取引において、契約の開始時に、短期リース及び原資産が少額であるリース以外のリース構成部分について、使用権資産及びリース負債を認識しております。開始日において、使用権資産は取得原価で、リース負債は同日現在で支払われていないリース料の現在価値で測定しております。

 リース期間はリースの解約不能期間に、リースを延長するオプションの対象期間(当社グループが当該オプションを行使することが合理的に確実である場合)、リースを解約するオプションの対象期間(当社グループが当該オプションを行使しないことが合理的に確実である場合)を加えたものとして決定しております。

 開始日後において、使用権資産は、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した額で測定しております。ここで、使用権資産を減価償却する際には、IAS第16号「有形固定資産」の減価償却の要求事項を適用しております。また、減損しているかどうかを判定し、識別された減損損失を会計処理する際には、IAS第36号「資産の減損」を適用しております。

 使用権資産の減価償却は、原資産の所有権がリース期間の終了時までに当社グループに移転する場合には、開始日から原資産の耐用年数の終了時まで、それ以外の場合には、開始日から使用権資産の耐用年数の終了時、又はリース期間の終了時のいずれか早い方までにわたり、実施しております。

 開始日後において、リース負債は、次のように測定しております。

・リース負債に係る金利を反映するように帳簿価額を増額

・支払われたリース料を反映するように帳簿価額を減額

・リース料の変動又はリースの条件変更を反映するか、又は改訂後の実質上の固定リース料を反映するように帳簿価額を再測定

 なお、貸手としてのリース取引で重要なものはありません。

 

(10) 非金融資産の減損

 当社グループは各年度において、各資産についての減損の兆候の有無の判定を行い、何らかの兆候が存在する場合(又は毎期減損テストが要求されている場合)、その資産の回収可能価額を見積っております。個々の資産について回収可能価額を見積ることができない場合には、その資産の属する資金生成単位ごとに回収可能価額を見積っております。回収可能価額は、資産又は資金生成単位の処分コスト控除後の公正価値とその使用価値のうち高い方の金額で算定しております。資産又は資金生成単位の帳簿価額が回収可能価額を超える場合は、その資産について減損を認識し、回収可能価額まで帳簿価額を減額しております。また、使用価値の評価における見積将来キャッシュ・フローは、貨幣の時間価値に関する現在の市場評価及び当該資産に固有のリスク等を反映した税引前割引率を使用して、現在価値まで割り引いております。処分コスト控除後の公正価値の算定にあたっては、利用可能な公正価値指標に裏付けられた適切な評価モデルを使用しております。

 のれん以外の資産に関しては、過年度に認識された減損損失について、その回収可能価額の算定に使用した想定事項に変更が生じた場合等、損失の減少又は消滅の可能性を示す兆候が存在しているかどうかについて評価を行っております。そのような兆候が存在する場合は、当該資産又は資金生成単位の回収可能価額の見積りを行い、その回収可能価額が、資産又は資金生成単位の帳簿価額を超える場合、算定した回収可能価額と過年度で減損損失が認識されていなかった場合の減価償却控除後の帳簿価額とのいずれか低い方を上限として、減損損失を戻し入れております。

 

(11) 売却目的で保有する資産及び非継続事業

 継続的な使用よりも売却により主に回収が見込まれる資産又は資産グループのうち、期末日後1年以内に売却する可能性が非常に高く、かつ現在の状態で即時に売却可能で、当社グループの経営者が売却を確約している場合には、売却目的で保有する資産又は処分グループとして分類しております。売却目的で保有する資産は減価償却又は償却は行わず、帳簿価額と売却コスト控除後の公正価値のうち、いずれか低い方の金額で測定しております。非継続事業には、既に処分されたか又は売却目的保有に分類された企業の構成要素が含まれ、当社グループの一つの事業もしくは地域を構成し、その一つの事業もしくは地域の処分の計画がある場合に認識しております。

 

(12) 従業員給付

① 短期従業員給付

 短期従業員給付については、割引計算は行わず、関連するサービスが提供された時点で費用として計上しております。賞与及び有給休暇費用については、当社グループが、従業員から過去に提供された勤務の対価として支払うべき現在の法的又は推定的債務を負っており、かつ、その金額を信頼性をもって見積ることができる場合、負債及び費用として認識しております。

 

② 退職後給付

 当社グループは、従業員の退職後給付制度として確定給付制度(企業年金及び退職一時金等)と確定拠出制度を運営しております。

 当社グループは、確定給付制度債務の現在価値及び関連する当期勤務費用並びに過去勤務費用を、予測単位積増方式を用いて算定しております。割引率は、将来の毎期の給付支払見込日までの期間をもとに割引期間を設定し、割引期間に対応した期末日時点の優良社債等の市場利回りに基づき算定しております。確定給付制度に係る負債又は資産は、確定給付制度債務の現在価値から制度資産の公正価値を控除して算定しております。確定給付制度の再測定額は、発生した期においてその他の包括利益として一括認識し、直ちに利益剰余金に振り替えております。過去勤務費用は、発生した期の損益として処理しております。

 確定拠出型の退職給付に係る費用は、拠出した時点で費用として認識しております。

 また、主として米国を含む一部の連結子会社は、従業員の退職給付に充てるため、確定給付型の退職給付制度及び退職後医療給付制度を採用しております。米国における退職後医療給付制度は、退職給付と類似の性格であることから、退職給付に係る負債に含めて表示しております。

 

(13) 株式に基づく報酬

 当社は、持分決済型の株式に基づく報酬制度として、ストック・オプション制度を、持分決済型及び現金決済型の株式に基づく報酬制度として、譲渡制限付株式報酬制度を、現金決済型の株式に基づく報酬として、PSU及びRSU等を採用しております。

 ストック・オプションは、付与日における公正価値によって見積り、最終的に権利確定すると予想されるストック・オプションの数を考慮した上で、権利確定期間にわたって費用として連結損益計算書において認識し、同額を連結財政状態計算書において資本の増加として認識しております。付与されたオプションの公正価値は、オプションの諸条件を考慮し、ブラック・ショールズ・モデルを用いて算定しております。

 譲渡制限付株式報酬のうち、持分決済型の株式に基づく報酬については、付与日における公正価値によって見積り、付与日から権利確定期間にわたって費用として連結損益計算書において認識し、同額を連結財政状態計算書において資本の増加として認識しております。現金決済型の株式に基づく報酬については、付与日から権利確定期間にわたって費用として連結損益計算書において認識し、同額を連結財政状態計算書において負債の増加として認識しております。報告日及び譲渡制限解除日において当該負債の公正価値を再測定し、公正価値の変動を純損益として認識しております。譲渡制限付株式報酬の公正価値は、付与した当社株式の公正価値を参照して測定しております。

 PSUについては、その権利確定期間にわたり報酬を費用として認識し、同額を負債の増加として認識しております。なお、報告日及び決済日において当該負債の公正価値を再測定し、公正価値の変動を純損益として認識しております。

 RSU等は、職位別報酬基礎額の標準額によって見積り、権利確定期間にわたって費用として連結損益計算書において認識し、同額を連結財政状態計算書において負債の増加として認識しております。なお、当社株式の割当日及び譲渡制限解除日において当該負債の公正価値を再測定し、公正価値の変動を純損益として認識しております。

 

(14) 引当金

 当社グループは、過去の事象の結果として現在の債務(法的又は推定的)を有しており、債務を決済するために経済的便益をもつ資源の流出が生じる可能性が高く、かつ当該債務の金額について信頼できる見積りが可能である場合に引当金を認識しております。

 貨幣の時間的価値の影響が重要な場合には、引当金額は債務の決済のために必要と見込まれる支出額の現在価値で測定しております。現在価値の算定には、貨幣の時間的価値の現在の市場評価とその負債に特有なリスクを反映した税引前の割引率を用いており、引当対象となる事象発生の不確実性については、将来キャッシュ・フローの見積りに反映させております。

 

(15) 収益

 当社グループは、IFRS第9号「金融商品」(以下、IFRS第9号)に基づく利息及び配当収益等を除き、以下の5ステップアプローチに基づき、顧客への財やサービスの移転との交換により、その権利を得ると見込む対価を反映した金額で収益を認識しております。

ステップ1:顧客との契約を識別する。

ステップ2:契約における履行義務を識別する。

ステップ3:取引価格を算定する。

ステップ4:取引価格を契約における別個の履行義務へ配分する。

ステップ5:履行義務を充足した時点で(または、充足するに応じて)収益を認識する。

 

 当社グループは、タイヤ事業、ソリューション事業、化工品・多角化事業等を行っております。

 これらの事業においては、主として製品の引渡時点において顧客が当該製品に対する支配を獲得することから、履行義務が充足されると判断しており、当該製品の引渡時点で収益を認識しております。

 また、履行義務に対する対価は、履行義務を充足してから主として1年以内に受領しており、重大な金融要素は含んでおりません。

 収益は、顧客との契約において約束された対価から、将来予想される返品、値引及びリベートなどを控除した金額で測定しております。返品額は過去のデータ等に基づいて予想返品率を見積り算出しております。値引、リベートについては主として実績が確定するまで契約等に基づいて将来の支払額を見積り算出しております。

 

(16) 政府補助金

 政府補助金は、補助金交付のための付帯条件を満たし、かつ、補助金を受領するという合理的な保証が得られたときに公正価値で認識しております。

 政府補助金が費用項目に関連する場合は、補助金で補償することが意図されている関連コストを費用として認識する期間にわたって、規則的に純損益として認識しております。資産に関する補助金は、当該補助金の金額を資産の取得原価から控除しております。

 

(17) 法人所得税

 法人所得税費用は、当期税金及び繰延税金から構成されております。これらは、その他の包括利益又は資本に直接認識される項目から生じる場合、及び企業結合から生じる場合を除き、純損益として認識しております。

 当期税金は、税務当局に対する納付又は税務当局からの還付が予想される金額で測定しております。税額の算定に使用する税率及び税法は、期末日までに制定又は実質的に制定されているものであります。

 繰延税金は、期末日における資産及び負債の税務基準額と会計上の帳簿価額との差額である一時差異、繰越欠損金及び繰越税額控除に対して認識しております。

 なお、以下の一時差異に対しては、繰延税金資産及び負債を計上しておりません。

 

・のれんの当初認識から生じる一時差異

・企業結合取引を除く、会計上の利益にも税務上の課税所得(欠損金)にも影響を与えず、かつ、取引時に同額の将来加算一時差異と将来減算一時差異を生じさせない取引によって発生する資産及び負債の当初認識により生じる一時差異

・子会社、関連会社に対する投資及び共同支配の取決めに対する持分に係る将来減算一時差異に関しては、予測可能な将来に当該一時差異が解消しない可能性が高い場合、または、当該一時差異の使用対象となる課税所得が稼得される可能性が低い場合

・子会社、関連会社に対する投資及び共同支配の取決めに対する持分に係る将来加算一時差異に関しては、一時差異の解消する時期をコントロールすることができ、予測可能な期間内に当該一時差異が解消しない可能性が高い場合

 

 繰延税金負債は原則としてすべての将来加算一時差異について認識され、繰延税金資産は将来減算一時差異を使用できるだけの課税所得が稼得される可能性が高い範囲内で、すべての将来減算一時差異について認識しております。

 繰延税金資産の帳簿価額は毎期見直され、繰延税金資産の全額又は一部が使用できるだけの十分な課税所得が稼得されない可能性が高い部分については、帳簿価額を減額しております。未認識の繰延税金資産は毎期見直され、将来の課税所得により繰延税金資産が回収される可能性が高くなった範囲内で認識しております。

 繰延税金資産及び負債は、期末日において制定されている、または、実質的に制定されている税率及び税法に基づいて、資産が実現する期間又は負債が決済される期間に適用されると予想される税率及び税法によって測定しております。

 当社グループは、法人所得税の不確実な税務ポジションについて、税法上の解釈に基づき税務ポジションが発生する可能性が高い場合には、合理的な見積額を資産又は負債として認識しております。

 繰延税金資産及び負債は、当期税金資産と当期税金負債を相殺する法律上強制力のある権利を有しており、かつ、同一の税務当局によって同一の納税主体に課されている場合又は別々の納税主体であるものの当期税金負債と当期税金資産とを純額で決済するか、あるいは資産の実現と負債の決済を同時に行うことを意図している場合に相殺しております。

 当社グループは、IAS第12号「法人所得税」(2023年5月改訂)の適用により、経済協力開発機構(OECD)が公表した第2の柱モデルルールに関する税制から生じる税金に係る繰延税金資産及び繰延税金負債の認識及び開示が一時的に免除される例外規定を適用しております。第2の柱モデルルールに関する税制から生じる税金に係る繰延税金資産及び繰延税金負債について認識及び開示を行っておりません。

 日本においては、グローバル・ミニマム課税ルールのうち、所得合算ルール(IIR)が導入されており、2024年4月1日以後開始事業年度より適用されています。このため、日本に所在する親会社の子会社等の税負担が最低税率(15%)に至るまで、日本に所在する親会社に対して追加で上乗せ課税されます。また、日本以外においてはEU加盟国などにおいて適用されていますが、これらの課税が当社グループの連結財務諸表へ与える影響は軽微であります。

 

(18) 自己株式

 自己株式は取得原価で評価し、資本から控除しております。自己株式の購入、売却又は消却において利得又は損失を認識しておりません。なお、帳簿価額と売却時の対価との差額は資本として認識しております。

 

(19) 配当金

 当社の株主に対する配当のうち、期末配当は当社の株主総会により決議された日、中間配当は取締役会により決議された日の属する期間の負債として認識しております。

 

(20) 1株当たり利益

 基本的1株当たり当期利益は、親会社の所有者に帰属する純損益を、その期間の自己株式を調整した発行済普通株式の加重平均株式数で除して計算しております。希薄化後1株当たり当期利益は、希薄化効果を有するすべての潜在株式の影響を調整して計算しております。

 

(21) 調整後営業利益

 調整後営業利益は一定の調整項目を調整前指標に加減算することにより算出しております。

 調整項目:事業・工場再編損益、減損損失、減損損失戻入益、災害損失、受取保険金、

      その他一時的かつ多額に発生する損益

 調整項目は、経営者が当社グループの業績の有用な比較情報を提供し、事業が管理されている方法を適切に反映するとの判断に基づき決定しており、注記「6.事業セグメント」に調整後営業利益を表示しております。

 調整後営業利益はIFRS会計基準では定義されておらず、他企業の同様な名称の付された指標と必ずしも比較可能ではありません。

 

4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断

 IFRS会計基準に準拠した連結財務諸表の作成において、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定を設定することが義務付けられております。実際の結果は、これらの見積りとは異なる場合があります。

 見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直しております。会計上の見積りの変更は、見積りが変更された会計期間及び将来の会計期間において影響を与えております。

 見積り及び判断を行った項目のうち、以下は連結財務諸表の金額に重要な影響を与えております。

・非金融資産の減損(注記「16.非金融資産の減損」)

・繰延税金資産の回収可能性(注記「18.法人所得税」)

・引当金(注記「21.引当金」)

・確定給付制度債務の測定(注記「23.従業員給付」)

・金融商品の公正価値測定(注記「35.金融商品」)

・不確実な税務ポジション(注記「18.法人所得税」)

・売却目的保有に分類された処分グループの測定(注記「13.売却目的で保有する資産」)

 

5.未適用の公表済み基準書及び解釈指針

 連結財務諸表の承認日までに公表されている基準書及び解釈指針の新設又は改訂のうち、当社グループが早期適用していない主なものは、以下のとおりであります。

 なお、適用による当社グループへの影響は検討中であります。

基準書

基準名

強制適用時期

(以降開始年度)

当社グループ

適用時期

新設・改訂の内容

IFRS第18号

財務諸表による

表示及び開示

2027年1月1日

2027年12月期

財務諸表における表示及び開示に関する現行の会計基準であるIAS第1号を置き換える新基準

 

6.事業セグメント

(1) 報告セグメントの概要

 当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

 当社グループは、経営管理上の区分であるSBU別での事業損益としてより適切な業績開示を行うことを目的とし、「日本」「アジア・大洋州・インド・中国」「米州」「欧州・中近東・アフリカ」の4つを報告セグメントとしております。上記のセグメント区分において、タイヤ事業、ソリューション事業、化工品・多角化事業等を行っております。

 当社グループは防振ゴム事業を非継続事業に分類しており、前連結会計年度及び当連結会計年度の金額から非継続事業を控除しております。非継続事業の詳細については、注記「31.非継続事業」に記載しております。

 

(2) セグメント収益及び業績

 当社グループの報告セグメントによる継続事業からの収益及び業績は、以下のとおりであります。取締役会は、収益と調整後営業利益を検討のうえ、セグメント業績を評価し、経営資源の配分を決定しております。なお、セグメント間の内部売上収益又は振替高は、主に第三者間取引価格もしくは総原価をもとに販売価格を決定しております。

 

前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他(注)

全社又は

消去

連結計

 

日本

アジア・大洋州・インド・中国

米州

欧州・

中近東・

アフリカ

売上収益

 

 

 

 

 

 

 

 

外部収益

961,777

478,690

2,157,097

813,048

4,410,612

19,475

10

4,430,096

セグメント間収益

264,298

51,055

22,871

22,549

360,773

64,536

425,309

収益合計

1,226,074

529,745

2,179,968

835,597

4,771,385

84,011

425,299

4,430,096

セグメント損益

 

 

 

 

 

 

 

 

調整後営業利益

187,281

58,477

180,143

29,766

455,667

7,516

20,120

483,303

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費及び償却費

87,619

39,139

141,474

52,394

320,627

8,777

18,655

348,058

減損損失

4,722

704

116

55,642

61,184

61,184

減損損失戻入益

1,215

1,215

1,215

(注) その他には、報告セグメントに含まれないサービス事業等が含まれております。

 

当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他(注)

全社又は

消去

連結計

 

日本

アジア・大洋州・インド・中国

米州

欧州・

中近東・

アフリカ

売上収益

 

 

 

 

 

 

 

 

外部収益

993,635

478,733

2,107,190

831,840

4,411,398

18,045

10

4,429,452

セグメント間収益

272,216

39,045

23,329

21,030

355,620

62,171

417,791

収益合計

1,265,852

517,778

2,130,518

852,870

4,767,018

80,215

417,781

4,429,452

セグメント損益

 

 

 

 

 

 

 

 

調整後営業利益

198,126

59,630

201,507

42,415

501,678

7,192

15,153

493,717

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費及び償却費

92,181

38,013

145,888

48,191

324,273

8,727

20,230

353,229

減損損失

5,186

1,257

11,452

5,941

23,836

23,836

減損損失戻入益

2,209

9

655

2,873

2,873

(注) その他には、報告セグメントに含まれないサービス事業等が含まれております。

 

 調整後営業利益から税引前当期利益への調整表

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(自 2024年1月1日

至 2024年12月31日)

当連結会計年度

(自 2025年1月1日

至 2025年12月31日)

調整後営業利益(注1)

483,303

493,717

調整項目(収益)(注2)

66,016

8,249

調整項目(費用)(注5)

105,999

120,729

営業利益

443,319

381,237

金融収益

27,290

18,165

金融費用

49,802

44,019

持分法による投資損益(△は損失)

630

722

税引前当期利益

421,437

354,661

(注1) 調整後営業利益は、営業利益から調整項目(収益及び費用)を除外しております。

 

(注2) 調整項目(収益)の主な内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(自 2024年1月1日

至 2024年12月31日)

当連結会計年度

(自 2025年1月1日

至 2025年12月31日)

受取保険金

57

525

事業・工場再編収益

1,407

(注3) 4,851

減損損失戻入益

1,215

2,873

その他一時的かつ多額の収益

(注4) 63,336

調整項目(収益)

66,016

8,249

(注3) 主に連結子会社の株式売却に関連する収益を計上しております。

(注4) 主に土地の売却益を計上しております。

 

(注5) 調整項目(費用)の主な内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(自 2024年1月1日

至 2024年12月31日)

当連結会計年度

(自 2025年1月1日

至 2025年12月31日)

減損損失(注6)

61,184

23,836

売上原価(災害損失)

1,747

1,815

その他の費用(災害損失)

304

53

事業・工場再編費用

(注7) 43,578

(注8) 94,440

その他一時的かつ多額の費用

△814

586

調整項目(費用)

105,999

120,729

(注6) 減損損失の主な内訳は、注記「16.非金融資産の減損」に記載しております。

(注7) 主に海外のタイヤ工場(中国、欧州等)の再編に関連する費用を計上しております。

(注8) 主に海外のタイヤ工場(米州、欧州等)の再編に関連する費用を計上しております。

 

(3) 地域別に関する情報

 各年度の外部顧客からの売上収益及び非流動資産の地域別内訳は、以下のとおりであります。

 

外部顧客からの売上収益

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(自 2024年1月1日

至 2024年12月31日)

当連結会計年度

(自 2025年1月1日

至 2025年12月31日)

日本

596,346

620,385

アジア・大洋州・インド・中国

677,329

667,905

米州

2,284,216

2,242,988

(うち米国)

(1,857,570)

(1,843,920)

欧州・中近東・アフリカ

872,206

898,173

合計

4,430,096

4,429,452

(注) 売上収益は、販売仕向先の所在地によっております。

 

非流動資産

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2024年12月31日)

当連結会計年度

(2025年12月31日)

日本

557,867

573,099

アジア・大洋州・インド・中国

360,923

348,796

米州

1,267,572

1,235,957

欧州・中近東・アフリカ

410,290

448,787

合計

2,596,652

2,606,639

(注) 非流動資産は資産の所在地によっており、また、金融商品、繰延税金資産、従業員給付に係る資産等を含んでおりません。

 

(4) 主要な顧客に関する情報

 外部顧客への売上収益のうち、連結損益計算書の売上収益の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。

 

7.企業結合

前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)

 

 該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)

 

 該当事項はありません。

 

8.現金及び現金同等物

 各連結会計年度の「現金及び現金同等物」の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2024年12月31日)

当連結会計年度

(2025年12月31日)

現金及び預金

695,782

699,657

短期投資

10,950

14,153

合計

706,732

713,810

 

9.営業債権及びその他の債権

 各連結会計年度の「営業債権及びその他の債権」の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2024年12月31日)

当連結会計年度

(2025年12月31日)

受取手形及び売掛金

1,027,581

1,080,490

その他

55,923

64,450

貸倒引当金

△46,160

△51,831

合計

1,037,345

1,093,109

 連結財政状態計算書では、貸倒引当金控除後の金額で表示しております。

 営業債権及びその他の債権は、償却原価で測定される金融資産に分類しております。

 貸倒引当金の増減については、注記「35.金融商品 (3)信用リスク管理 ② 貸倒引当金の増減」に記載しております。

 

10.棚卸資産

 各連結会計年度の「棚卸資産」の内訳は、以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2024年12月31日)

当連結会計年度

(2025年12月31日)

商品及び製品

595,641

560,929

仕掛品

50,631

49,619

原材料及び貯蔵品

294,864

271,159

その他

4,150

3,751

合計

945,285

885,458

 費用として認識された棚卸資産の金額は、前連結会計年度において2,619,636百万円、当連結会計年度は2,653,781百万円であります。

 

11.その他の金融資産

(1) その他の金融資産の内訳

 各連結会計年度の「その他の金融資産」の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2024年12月31日)

当連結会計年度

(2025年12月31日)

資本性金融商品

59,591

60,140

長期貸付金

22,667

18,684

その他

41,188

42,406

合計

123,446

121,230

流動資産

11,427

13,510

非流動資産

112,019

107,720

合計

123,446

121,230

 

 資本性金融商品はその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産、長期貸付金は償却原価で測定する金融資産にそれぞれ分類しております。

 

(2) その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

 その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の主な銘柄及び公正価値等は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

銘柄

前連結会計年度

(2024年12月31日)

当連結会計年度

(2025年12月31日)

トヨタ自動車㈱

30,829

32,887

大塚ホールディングス㈱

1,720

1,775

㈱イエローハット

1,416

1,729

福山通運㈱

741

885

センコー㈱

547

717

西日本鉄道㈱

481

593

 

 株式は主に当社の事業戦略上の必要性、取引・協業関係の維持・強化を目的に保有しているため、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に指定しております。

 

(3) その他の包括利益を通じて公正価値を測定する金融資産の認識の中止

 当社グループは、資産の効率化等を目的として、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の一部を売却することにより、認識を中止しております。

 各連結会計年度における売却時の公正価値及びその他の包括利益として認識されていた累積利得又は損失(△)は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2024年1月1日

至 2024年12月31日)

当連結会計年度

(自 2025年1月1日

至 2025年12月31日)

公正価値

累積利得又は損失(△)

公正価値

累積利得又は損失(△)

9,397

7,741

9,937

7,631

 

 その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産は、認識を中止した場合又は公正価値が著しく下落した場合、その他の包括利益として認識されていた累積利得又は損失(△)を利益剰余金に振替えております。利益剰余金に振替えたその他の包括利益の累積利得又は損失(△)(税引後)は、前連結会計年度及び当連結会計年度において、それぞれ5,599百万円及び5,337百万円であります。

 

12.その他の資産

 各連結会計年度の「その他の流動資産」及び「その他の非流動資産」の内訳は、以下のとおりであります。

 

(1) その他の流動資産

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2024年12月31日)

当連結会計年度

(2025年12月31日)

前払費用

57,660

47,745

未収消費税

50,199

45,684

その他

38,867

35,145

合計

146,726

128,574

 

(2) その他の非流動資産

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2024年12月31日)

当連結会計年度

(2025年12月31日)

退職給付に係る資産(注1)

6,687

5,681

その他(注2)

63,867

66,263

合計

70,554

71,944

 

(注1) 退職給付に係る資産については、注記「23.従業員給付 (1) 退職後給付 ③ 確定給付制度債務及び制度資産の調整表」に記載しております。

(注2) 「その他」は主にスペアパーツであります。

13.売却目的で保有する資産

 売却目的で保有する資産及び直接関連する負債の内訳は、以下のとおりであります。

 

(1) 売却目的で保有する資産

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2024年12月31日)

当連結会計年度

(2025年12月31日)

現金及び現金同等物

5,886

11,390

営業債権及びその他の債権

1,135

1,339

棚卸資産

463

6,821

有形固定資産

9,776

16,683

その他

6,719

4,655

非継続事業を構成する処分グループを売却コスト控除後の公正価値で測定したことにより認識した損失累計額

△7,862

△12,168

合計

16,117

28,719

 

(2) 売却目的で保有する資産に直接関連する負債

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2024年12月31日)

当連結会計年度

(2025年12月31日)

営業債務及びその他の債務

1,531

3,739

リース負債

1,075

その他

10

826

合計

1,541

5,640

 

 前連結会計年度における売却目的で保有する資産及び直接関連する負債の主な内容は、普利司通(瀋陽)輪胎有限公司における生産終了に伴い売却の可能性が非常に高いことから、有形固定資産を売却目的保有に分類したもの及び、防振ゴム事業につき売却の意思決定を行ったことから売却目的保有に分類したものであります。

 当連結会計年度における売却目的で保有する資産及び直接関連する負債の主な内容は、カーボンブラックの製造・販売を行う海外子会社及びスチールコードの製造・販売を行う海外子会社並びに防振ゴム事業につき売却の意思決定を行ったことから、売却目的保有に分類したものであります。防振ゴム事業に関する内容は、注記「31.非継続事業」に記載されております。

 当該売却目的保有に分類される処分グループについて、カーボンブラックの製造・販売を行う海外子会社及びスチールコードの製造・販売を行う海外子会社は、売却コスト控除後の公正価値が帳簿価額を下回っているため、売却コスト控除後の公正価値により測定しております。これにより認識した損失3,635百万円を連結損益計算書の「その他の費用」に計上しております。なお、公正価値は、売却価額を基礎としており、当該公正価値のヒエラルキーはレベル3であります。

 防振ゴム事業は、売却コスト控除後の公正価値が帳簿価額を下回っているため、売却コスト控除後の公正価値により測定しております。これにより認識した損失145百万円を連結損益計算書の「非継続事業からの当期利益又は損失(△)」に計上しております。なお、公正価値は、売却価額を基礎としており、当該公正価値のヒエラルキーはレベル3であります。

 

14.有形固定資産

 各連結会計年度の「有形固定資産」の帳簿価額の増減及び取得原価、減価償却累計額及び減損損失累計額は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

帳簿価額

建物及び

構築物

機械装置

工具器具

備品

土地

建設仮勘定

その他

合計

2024年1月1日残高

631,567

513,207

95,382

174,164

312,032

12,154

1,738,506

取得

282,886

282,886

減価償却費(注)

△48,379

△121,317

△62,825

51

△4,076

△236,546

減損損失

△10,292

△32,105

△3,989

△1,216

△12,665

△1,111

△61,378

売却又は処分

△1,190

△1,825

△885

△705

△1,727

△181

△6,513

建設仮勘定からの振替

69,122

130,534

59,624

663

△265,141

5,198

為替換算差額

42,325

30,293

6,374

8,453

22,811

647

110,903

その他の増減

△5,776

710

19,988

△684

△2,169

391

12,459

2024年12月31日残高

677,377

519,497

113,669

180,675

336,078

13,022

1,840,317

取得

256,037

256,037

減価償却費(注)

△49,533

△121,803

△68,406

14

△4,138

△243,866

減損損失

△5,520

△6,797

△784

△614

△6,257

△45

△20,017

売却又は処分

△2,517

△3,279

△1,230

△1,999

△7,306

△243

△16,574

建設仮勘定からの振替

59,569

134,304

50,759

671

△249,184

3,881

為替換算差額

14,831

17,602

3,933

1,030

4,410

213

42,019

その他の増減

1,129

△7,863

17,562

△2,612

△6,749

△1,125

343

2025年12月31日残高

695,336

531,661

115,503

177,151

327,043

11,565

1,858,259

(注) 有形固定資産の減価償却費は、連結損益計算書の「売上原価」、「販売費及び一般管理費」及び「非継続事業からの当期利益又は損失」に含まれております。

 

(単位:百万円)

 

取得原価

建物及び

構築物

機械装置

工具器具

備品

土地

建設仮勘定

その他

合計

2024年1月1日残高

1,417,621

2,644,086

677,923

179,757

325,232

65,028

5,309,648

2024年12月31日残高

1,552,064

2,875,238

750,802

187,436

360,123

69,292

5,794,955

2025年12月31日残高

1,613,704

2,880,615

762,781

184,251

358,323

66,663

5,866,336

 

(単位:百万円)

 

減価償却累計額

及び減損損失累計額

建物及び

構築物

機械装置

工具器具

備品

土地

建設仮勘定

その他

合計

2024年1月1日残高

786,054

2,130,879

582,541

5,592

13,200

52,875

3,571,141

2024年12月31日残高

874,687

2,355,741

637,133

6,761

24,045

56,270

3,954,637

2025年12月31日残高

918,368

2,348,954

647,278

7,100

31,280

55,098

4,008,076

 

15.のれん及び無形資産

(1) 増減表

 各連結会計年度の「のれん」及び「無形資産」の帳簿価額の増減及び取得原価、償却累計額及び減損損失累計額は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

帳簿価額

のれん

商標権

ソフトウェア

その他

(注2)

合計

2024年1月1日残高

149,990

14,568

105,619

80,670

350,847

取得

636

8

37,357

38,001

償却費(注1)

△456

△31,040

△8,671

△40,167

売却・廃棄

△5,074

△210

△5,284

減損損失

△3,394

△212

△979

△459

△5,044

為替換算差額

11,797

1,393

5,300

4,435

22,925

科目振替

29,913

△29,913

その他

8

△1

3,295

△665

2,637

2024年12月31日残高

159,037

15,300

107,034

82,544

363,915

取得

36,064

36,064

償却費(注1)

△432

△32,021

△7,593

△40,046

売却・廃棄

△2,154

△702

△2,856

減損損失

△1,584

△194

△1,778

為替換算差額

9,001

98

2,862

3,457

15,418

科目振替

24,973

△24,973

その他

79

△1,441

△1,362

2025年12月31日残高

166,454

14,966

100,579

87,356

369,355

(注1) 無形資産の償却費は、連結損益計算書の「売上原価」、「販売費及び一般管理費」及び「非継続事業からの当期利益又は損失」に含まれております。

(注2) 「ソフトウェア仮勘定」は、「その他」に含まれております。

 

(単位:百万円)

 

取得原価

のれん

商標権

ソフトウェア

その他

合計

2024年1月1日残高

156,363

17,610

188,741

131,127

493,841

2024年12月31日残高

169,016

19,169

220,694

146,138

555,017

2025年12月31日残高

179,076

19,737

243,695

161,493

604,001

 

(単位:百万円)

 

償却累計額及び減損損失累計額

のれん

商標権

ソフトウェア

その他

合計

2024年1月1日残高

6,373

3,042

83,122

50,457

142,994

2024年12月31日残高

9,979

3,869

113,660

63,594

191,102

2025年12月31日残高

12,622

4,771

143,116

74,137

234,646

 

(2) 重要なのれん及び無形資産

 連結財政状態計算書に計上している重要なのれん及び無形資産は、主としてBridgestone Mobility Solutions B.V.取得により認識したのれんであり、帳簿価額は前連結会計年度72,987百万円、当連結会計年度81,577百万円となっております。なお、当取得により認識したのれんは、シナジーから便益を得ることが期待される資金生成単位に配分しており、Webfleet Solutions資金生成単位及びBridgestone Europe資金生成単位グループに属しております。

 

16.非金融資産の減損

(1) 減損損失

 当社グループは、減損損失の算定にあたって事業用資産については内部管理上採用している区分を基礎として資産のグルーピングを行い、処分予定資産(廃棄・売却等により処分が予定されている資産)、遊休資産については個別の物件ごとにグルーピングを行っております。

 

 前連結会計年度において認識した減損損失69,892百万円(内、8,709百万円は事業・工場再編費用へ計上)は、「その他の費用」に計上しております。減損損失69,892百万円の資産の項目別内訳は有形固定資産61,378百万円、のれん3,394百万円、無形資産1,650百万円、その他3,470百万円であり、セグメント別の減損損失(事業・工場再編費用へ計上したものを除く)の内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

資金生成単位

セグメント

その他

連結計

日本

アジア・

大洋州・

インド・

中国

米州

欧州・

中近東・

アフリカ

欧州トラック・バス用

タイヤ事業

31,722

31,722

31,722

欧州農業車両用

タイヤ事業

7,683

7,683

7,683

欧州小売事業(注)

15,870

15,870

15,870

その他

4,722

704

116

367

5,908

5,908

合計

4,722

704

116

55,642

61,184

61,184

(注) 複数の独立した資金生成単位により構成されております。

 

 減損損失の主な理由は以下のとおりであります。

 前連結会計年度より、欧州事業については新たに重点事業体として位置付け、事業の再編・再構築に取り組んでおります。そのため前連結会計年度より資金生成単位を変更し、Bridgestone Europe資金生成単位から乗用車用タイヤ事業、トラック・バス用タイヤ事業、農業車両用タイヤ事業及び複数の小売事業を独立した資金生成単位として分離しております。

 欧州トラック・バス用タイヤ事業に関して、一部の遊休資産について、事業用途としての利用が見込めなくなったことから、帳簿価額を回収可能価額まで、5,491百万円減額しております。当該資産の回収可能価額は処分コスト控除後の公正価値により測定しておりますが、当該資産は売却が困難であるため、処分コスト控除後の公正価値をゼロとして評価しております。公正価値のヒエラルキーはレベル3であります。また、その他の資産についても、事業環境が変化し、想定された収益が見込めなくなったため、当該資産の帳簿価額を回収可能価額まで26,231百万円減額しております。当該資産の回収可能価額は主として使用価値により測定しており、将来キャッシュ・フローを税引後の割引率10.0%で割り引いて算定しております。

 欧州農業車両用タイヤ事業に関して、事業環境が変化し、想定された収益が見込めなくなったため、当該資産の帳簿価額を回収可能価額まで7,683百万円減額しております。当該資産の回収可能価額は主として使用価値により測定しており、将来キャッシュ・フローを税引後の割引率10.0%で割り引いて算定しております。

 欧州における複数の小売事業に関して、事業環境が変化し、想定された収益が見込めなくなったため、当該資産の帳簿価額を回収可能価額まで15,870百万円減額しております。当該資産の回収可能価額は主として使用価値により測定しており、将来キャッシュ・フローを税引後の割引率8.0%~10.0%で割り引いて算定しております。

 減損損失の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

資金生成単位

セグメント

種類

金額

欧州トラック・バス用

タイヤ事業

欧州・中近東・アフリカ

機械装置

20,974

建設仮勘定

7,694

その他

3,054

小計

31,722

欧州農業車両用

タイヤ事業

機械装置

3,381

建設仮勘定

3,440

その他

862

小計

7,683

欧州小売事業(注)

建物及び構築物

3,246

機械装置

4,911

のれん

3,385

その他

4,328

小計

15,870

合計

55,275

(注) 複数の独立した資金生成単位により構成されております。

 

 当連結会計年度において認識した減損損失27,725百万円は、「その他の費用」に27,581百万円(内、3,745百万円は事業・工場再編費用へ)、「非継続事業からの当期利益又は損失」に145百万円計上しております。

 減損損失27,725百万円の資産の項目別内訳は有形固定資産20,017百万円、売却目的で保有する資産3,635百万円、使用権資産2,152百万円、のれん1,584百万円、その他337百万円であり、セグメント別の減損損失(事業・工場再編費用、非継続事業からの当期利益又は損失へ計上したものを除く)の内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

資金生成単位

セグメント

その他

連結計

日本

アジア・

大洋州・

インド・

中国

米州

欧州・

中近東・

アフリカ

米州空気バネ事業

10,971

10,971

10,971

その他

5,186

1,257

481

5,941

12,865

12,865

合計

5,186

1,257

11,452

5,941

23,836

23,836

 

 

 減損損失の主な理由は、以下のとおりであります。

 米州空気バネ事業に関して、事業環境が変化し、想定された収益が見込めなくなったため、当該資産の帳簿価額を回収可能価額まで10,971百万円減額しております。当該資産の回収可能価額は主として使用価値により測定しており、将来キャッシュ・フローを税引後の割引率13.7%で割り引いて算定しております。

 減損損失の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

資金生成単位

セグメント

種類

金額

米州空気バネ事業

米州

建物及び構築物

4,266

機械装置

3,726

その他

2,979

合計

10,971

 

(2) のれんを含む資金生成単位又は資金生成単位グループの減損テスト

 当社グループは、のれんを含む資金生成単位又は資金生成単位グループについて、毎期又は減損の兆候がある場合には随時、減損テストを実施しております。

 当連結会計年度において、各資金生成単位又は資金生成単位グループに配分されたのれんのうち、主要なものは、Webfleet Solutions資金生成単位であります。また、のれんを配分した資金生成単位又は資金生成単位グループのうち、資金生成単位又は資金生成単位グループの帳簿価額に重要性のあるものはBridgestone Europe資金生成単位グループであります。それぞれの資金生成単位又は資金生成単位グループについて、以下のとおり減損テストを実施しております。

 

① Webfleet Solutions資金生成単位

 減損テストの回収可能価額は、使用価値に基づき算定しております。前連結会計年度における使用価値は、過去の経験及び外部からの情報を反映し、経営者が承認した今後の2年の事業計画を基礎としております。2ヶ年の計画後は、3年目8.9%から10年目3.0%までの低減した売上収益の成長率を設定し、11年目以降はインフレ分として10年目と同様の売上収益の成長率を継続成長率として設定しており、継続成長率等を織り込んだ将来キャッシュ・フローを当該資金生成単位の税引後の割引率9.6%により現在価値に割り引いて算定しております。

 当連結会計年度における使用価値は、過去の経験及び外部からの情報を反映し、経営者が承認した翌期の事業計画を基礎としております。翌年の計画後は、3年目までは6.7%まで売上収益の成長率の上昇を見込んでおりますが、その後10年目にかけて売上収益の成長率を3.0%まで低減するよう設定しております。11年目以降はインフレ分として10年目と同様の売上収益の成長率を継続成長率として設定しており、EBITDAマージンの上昇率、継続成長率等を織り込んだ将来キャッシュ・フローを当該資金生成単位の税引後の割引率9.6%により現在価値に割り引いて算定しております。

 使用価値が帳簿価額を上回っているため減損損失を計上しておりませんが、仮に割引率が0.4%上昇した場合、減損損失が発生する可能性があります。

 なお、Bridgestone Mobility Solutions B.V.取得に係るのれん81,577百万円(前連結会計年度:72,987百万円)のうち、Webfleet Solutions資金生成単位に配分したのれんの当連結会計年度の帳簿価額は73,051百万円(前連結会計年度:65,358百万円)となっております。Webfleet Solutions資金生成単位以外に配分したのれんの金額はのれんの連結財務諸表計上額に比して重要ではないと判断しております。

 

② Bridgestone Europe資金生成単位グループ

 前連結会計年度より、欧州事業については新たに重点事業体として位置付け、事業の再編・再構築に取り組んでおります。そのため前連結会計年度より資金生成単位を変更し、Bridgestone Europe資金生成単位から乗用車用タイヤ事業、トラック・バス用タイヤ事業、農業車両用タイヤ事業及び複数の小売事業を独立した資金生成単位として分離しております。資金生成単位の変更に伴い、従来のBridgestone Europe資金生成単位に配分していたのれんは乗用車用タイヤ事業、トラック・バス用タイヤ事業、農業車両用タイヤ事業を含むBridgestone Europe資金生成単位グループに配分しております。また、乗用車用タイヤ事業、トラック・バス用タイヤ事業及び農業車両用タイヤ事業について減損の兆候の有無の判定を行い、兆候が存在する場合は減損テストを実施しており、当該減損テストの結果を踏まえて、のれんを含むBridgestone Europe資金生成単位グループについて減損テストを実施しております。前連結会計年度におけるのれんを配分したBridgestone Europe資金生成単位グループの減損テストの回収可能価額は、使用価値に基づき算定しております。使用価値は、過去の経験及び外部からの情報を反映し、経営者が承認した今後の2年の事業計画を基礎としております。2ヶ年の計画後は、3年目5.0%から6年目2.2%までの低減した売上収益の成長率を設定し、7年目以降はインフレ分として6年目と同様の売上収益の成長率を継続成長率として設定しており、継続成長率等を織り込んだ将来キャッシュ・フローを当該資金生成単位の税引後の割引率10.0%により現在価値に割り引いて算定しております。

 当連結会計年度におけるのれんを配分したBridgestone Europe資金生成単位グループの減損テストの回収可能価額は、使用価値に基づき算定しております。使用価値は、過去の経験及び外部からの情報を反映し、経営者が承認した翌期の事業計画を基礎としております。翌年の計画後は、2年目3.0%から6年目2.2%までの低減した売上収益の成長率を設定し、7年目以降はインフレ分として6年目と同様の売上収益の成長率を継続成長率として設定しており、EBITDAマージンの上昇率、継続成長率等を織り込んだ将来キャッシュ・フローを当該資金生成単位の税引後の割引率10.0%により現在価値に割り引いて算定しております。

 減損テストに使用した主要な仮定が変更された場合には減損が発生するリスクがありますが、使用価値は当該資金生成単位の帳簿価額を十分に上回っており、減損テストに使用した主要な仮定が合理的に予測可能な範囲で変化したとしても、使用価値が帳簿価額を下回る可能性は低いと判断しております。

 なお、Bridgestone Europe資金生成単位グループにBridgestone Europeが複数の企業の支配を獲得した際に生じたのれん16,780百万円を含む非金融資産280,243百万円が計上されております。

 

17.リース取引

 当社グループは、借手として、建物及び構築物等についてリース契約を締結しております。

 

(1) 使用権資産に関する項目

 各連結会計年度の「使用権資産」の帳簿価額、減価償却費、及び増加額は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

帳簿価額

建物

及び構築物

その他

合計

2024年12月31日残高

263,667

64,886

328,553

2025年12月31日残高

248,550

64,211

312,761

 

(単位:百万円)

 

減価償却費(注)

建物

及び構築物

その他

合計

前連結会計年度

(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)

56,934

14,586

71,520

当連結会計年度

(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)

56,214

14,167

70,381

(注) 使用権資産の減価償却費は、連結損益計算書の「売上原価」及び「販売費及び一般管理費」に含まれております。

 

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(自 2024年1月1日

至 2024年12月31日)

当連結会計年度

(自 2025年1月1日

至 2025年12月31日)

使用権資産の増加額

69,984

73,656

 

(2) リースに係る費用及びキャッシュ・アウトフロー

 各連結会計年度のリースに係る費用は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(自 2024年1月1日

至 2024年12月31日)

当連結会計年度

(自 2025年1月1日

至 2025年12月31日)

リース負債に係る金利費用

10,373

11,237

認識の免除を選択した短期リース費用

1,432

1,425

認識の免除を選択した少額資産のリース費用

370

259

リース負債の測定に含めていない変動リース料に係る費用

4,208

4,225

 

 各連結会計年度のリースに係るキャッシュ・アウトフローの合計額は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(自 2024年1月1日

至 2024年12月31日)

当連結会計年度

(自 2025年1月1日

至 2025年12月31日)

リースに係るキャッシュ・アウトフローの合計額

77,553

79,056

 

(3) リース負債の満期分析

 注記「35.金融商品 (4)流動性リスク管理」において記載しております。

 

18.法人所得税

(1) 繰延税金資産及び繰延税金負債

 各連結会計年度における「繰延税金資産」及び「繰延税金負債」の発生の主な原因別の内訳及び増減は、以下のとおりであります。

前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

 

2024年

1月1日

純損益として

認識

その他の

包括利益と

して認識

その他

2024年

12月31日

繰延税金資産

 

 

 

 

 

リース負債

76,078

△1,019

5,399

80,457

退職給付に係る負債

37,985

△2,802

△779

1,687

36,091

繰越欠損金

7,481

649

△55

8,075

その他(注1)(注2)

114,350

△7,610

2,745

5,807

115,293

繰延税金資産 総額

235,894

△10,782

1,966

12,838

239,916

繰延税金負債

 

 

 

 

 

有形固定資産及び

無形資産

70,668

△9,377

6,069

67,360

使用権資産

72,309

△1,110

4,971

76,170

金融資産

15,091

△332

14,759

その他

20,632

△2,857

△521

54

17,308

繰延税金負債 総額

178,700

△13,344

△853

11,094

175,597

繰延税金資産 純額

57,195

2,562

2,819

1,744

64,319

(注1) 前連結会計年度における「未実現利益」は、繰延税金資産の「その他」に含まれております。

(注2) その他には、米国において税務上資産化及び償却の対象とされた試験研究費に関連する繰延税金資産が含まれております。

 

当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

 

2025年

1月1日

純損益として

認識

その他の

包括利益と

して認識

その他

2025年

12月31日

繰延税金資産

 

 

 

 

 

リース負債

80,457

1,161

△2,771

78,847

退職給付に係る負債

36,091

1,370

△2,359

△627

34,475

未実現利益

23,429

9,507

32,936

繰越欠損金

8,075

△1,519

369

6,925

その他(注)

91,864

4,721

10

843

97,438

繰延税金資産 総額

239,916

15,240

△2,349

△2,186

250,621

繰延税金負債

 

 

 

 

 

有形固定資産及び

無形資産

67,360

△1,979

△895

64,486

使用権資産

76,170

△126

△2,856

73,188

金融資産

14,759

△1,047

13,712

その他

17,308

2,747

2,428

94

22,577

繰延税金負債 総額

175,597

642

1,381

△3,657

173,963

繰延税金資産 純額

64,319

14,598

△3,730

1,471

76,658

(注) その他には、米国において税務上資産化及び償却の対象とされた試験研究費に関連する繰延税金資産が含まれております。

 

 

 連結財政状態計算書上の繰延税金資産及び繰延税金負債は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2024年12月31日)

当連結会計年度

(2025年12月31日)

繰延税金資産

96,002

114,532

繰延税金負債

31,683

37,873

繰延税金資産 純額

64,319

76,658

 

 当社及び一部の国内子会社は、当連結会計年度においてグループ通算制度の承認申請を行い、翌連結会計年度からグループ通算制度を適用することとなったため、当連結会計年度末よりグループ通算制度の適用を前提として税効果会計を適用しております。

 前連結会計年度末及び当連結会計年度末の繰延税金資産のうち、前連結会計年度又は当連結会計年度に損失が生じている納税主体に帰属しているものは、それぞれ19,645百万円及び22,687百万円であります。これらの繰延税金資産の認識にあたり、将来減算一時差異、繰越欠損金の一部又は全部が将来課税所得に対して利用できる可能性を考慮しております。繰延税金資産の回収可能性の評価においては、予定される繰延税金負債の取崩し、予測される将来課税所得及びタックスプランニングを考慮しております。なお、認識された繰延税金資産については、過去の課税所得水準及び繰延税金資産が認識できる期間における将来課税所得の予測に基づき、税務便益が実現する可能性は高いと判断しております。

 

 繰延税金資産を認識していない将来減算一時差異及び税務上の繰越欠損金は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2024年12月31日)

当連結会計年度

(2025年12月31日)

将来減算一時差異

111,505

83,988

繰越欠損金

254,299

282,977

合計

365,803

366,965

 

 繰延税金資産を認識していない税務上の繰越欠損金及び繰越税額控除の繰越期限別の金額は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2024年12月31日)

当連結会計年度

(2025年12月31日)

繰越欠損金

 

 

5年内

85,396

40,901

5年超

168,903

242,076

繰越欠損金 合計

254,299

282,977

繰越税額控除

 

 

5年内

2,876

624

5年超

6,299

5,278

繰越税額控除 合計

9,176

5,902

 

 当連結会計年度において繰延税金負債として認識されていない子会社、関連会社に対する投資及び共同支配の取決めに対する持分に係る一時差異の総額は、前連結会計年度及び当連結会計年度において、それぞれ647,563百万円及び650,969百万円であります。

 上記の一時差異は、当社グループが一時差異を解消する時期をコントロールでき、予測可能な期間内に一時差異が解消しない可能性が高いため、当該一時差異に係る繰延税金負債を認識しておりません。

 

 

(2) 法人所得税費用

 各連結会計年度の「法人所得税費用」の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(自 2024年1月1日

至 2024年12月31日)

当連結会計年度

(自 2025年1月1日

至 2025年12月31日)

当期法人所得税費用

142,233

45,636

繰延法人所得税費用

△13,010

△15,116

法人所得税費用合計

129,224

30,519

 

 その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の売却により認識された法人所得税は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(自 2024年1月1日

至 2024年12月31日)

当連結会計年度

(自 2025年1月1日

至 2025年12月31日)

法人所得税費用

2,011

2,156

 

(3) 実効税率の調整

 各連結会計年度の法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異について、原因となった主要な項目の内訳は、以下のとおりであります。

 当社は、主に法人税、住民税及び事業税を課されており、これらを基礎として計算した法定実効税率は前連結会計年度において30.6%、当連結会計年度において30.6%となっております。ただし、海外子会社についてはその所在地における法人税等が課されております。

 日本において、「所得税法等の一部を改正する法律」(令和7年法律第13号)が2025年3月31日に公布され、2026年4月1日以後に開始する連結会計年度から防衛特別法人税の課税が行われることとなりました。

 これに伴い、繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用する法定実効税率は従来の30.6%から、2026年4月1日以後に開始する連結会計年度より、31.5%となります。

 なお、この税率変更による連結財務諸表に与える影響は軽微であります。

(単位:%)

 

 

前連結会計年度

(自 2024年1月1日

至 2024年12月31日)

当連結会計年度

(自 2025年1月1日

至 2025年12月31日)

法定実効税率

30.6

30.6

(調整)

 

 

繰延税金資産の回収可能性の見直しによる影響

6.1

2.7

国内会社の試験研究費税額控除

△1.1

△1.3

連結子会社との実効税率差異

△2.8

△3.7

在外会社の税額調整

△1.5

△2.3

不確実な税務処理の取崩(連結子会社からの資本の払戻し関連)

△16.9

その他

△0.6

△0.5

税効果会計適用後の法人税等の負担率

30.7

8.6

 

 なお、非継続事業を含めた税効果会計適用後の法人税等の負担率は前連結会計年度において30.7%、当連結会計年度において5.9%となっております。

 

(4) 不確実な税務ポジション

 当社は2021年度に連結子会社であるBridgestone Americas, Inc.より受領した資本の払戻しについて、税務上は株式譲渡損益として損金を認識する取扱いをしておりました。本件に関し、本邦税法に基づく税務処理に不確実な部分があることから、第三者である法務及び税務専門家等を起用して取り得る税務処理を検討すると共に、複数のシナリオを想定し、それぞれの不確実性の影響について期待値又は最も可能性の高い金額のいずれかの方法を用いて課税所得を見積もった結果、2021年度において、税務上の損金の一部について、会計上は課税所得の算定に含めず処理しました。この結果、税務上の損金の全額を課税所得の算定に含めて会計処理した場合、未払法人所得税等の減少及び繰延税金資産の増加に合計で91,100百万円の影響を与えますが、当該会計処理と比べ、前連結会計年度末は繰延税金資産を6,413百万円少なく、未払法人所得税等を53,587百万円多く計上しておりました。当社は当該不確実な税務処理に関して毎期不確実性の程度の見直しを行っており、当連結会計年度において当該取引実行から一定の期間経過していることを踏まえて見直した結果、当該株式譲渡損が全額損金として認められるかどうかについての不確実性は低下していると判断し、当該不確実な税務処理の全額取崩を行っております。その結果、当連結会計年度の法人所得税費用が60,000百万円減少しております。

 

19.営業債務及びその他の債務

 各連結会計年度の「営業債務及びその他の債務」の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2024年12月31日)

当連結会計年度

(2025年12月31日)

支払手形及び買掛金

282,691

270,846

未払金

202,217

195,403

未払費用

125,795

134,398

合計

610,704

600,647

 

 営業債務及びその他の債務(未払費用は除く)は、償却原価で測定される金融負債に分類しております。

 

20.社債及び借入金(その他の金融負債含む)

(1) 金融負債の内訳

 各連結会計年度の「社債及び借入金」、「リース負債」及び「その他の金融負債」の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2024年12月31日)

当連結会計年度

(2025年12月31日)

平均利率

(%)

(注1)

返済期限

短期借入金

137,234

43,419

4.2

1年内返済予定の長期借入金

1,706

1,545

4.6

1年内償還予定の社債

49,994

0.2

長期借入金

29,616

132,637

1.6

2027年11月~2041年9月

社債

209,824

259,675

0.8

2027年4月~2035年4月

短期リース負債

66,513

68,871

3.6

長期リース負債

282,827

270,874

3.5

2027年1月~2105年10月

その他

50,395

65,427

合計

778,116

892,442

流動負債

244,240

207,564

非流動負債

533,876

684,877

合計

778,116

892,442

(注1) 「平均利率」は、当連結会計年度末における利率及び残高より加重平均した利率であります。

(注2) 社債及び借入金は、償却原価で測定される金融負債に分類しております。

 

 社債の発行条件の要約は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

会社名

銘柄

発行

年月日

前連結会計年度

(2024年12月31日)

当連結会計年度

(2025年12月31日)

利率

(%)

担保

償還期限

当社

第11回

無担保社債

2017年

4月21日

59,962

59,978

0.3

なし

2027年

4月21日

当社

第13回

無担保社債

2019年

4月19日

49,976

49,994

0.2

なし

2026年

4月17日

当社

第14回

無担保社債

2019年

4月19日

99,886

99,912

0.4

なし

2029年

4月19日

当社

第15回

無担保社債

2025年

4月30日

64,885

1.2

なし

2030年

4月30日

当社

第16回

無担保社債

2025年

4月30日

34,899

1.8

なし

2035年

4月27日

合計

209,824

309,669

 

(2) 負債の担保に供している資産

 担保に供している資産は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

担保に供している資産

前連結会計年度

(2024年12月31日)

当連結会計年度

(2025年12月31日)

現金及び現金同等物

244

253

有形固定資産

491

490

合計

735

743

 

21.引当金

 「引当金」は、連結財政状態計算書上、流動負債及び非流動負債に計上しております。

 各連結会計年度の「引当金」の内訳及び増減は、以下のとおりであります。

 

前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

労災補償

引当金

訴訟関連

引当金

製品保証

引当金

事業・工場再編関連引当金

資産除去

債務

その他

合計

2024年1月1日残高

12,130

15,503

15,473

1,979

8,122

22,537

75,744

期中増加額

10,623

13,558

4,201

6,537

251

14,550

49,720

目的使用による減少

△9,584

△14,134

△6,311

△1,010

△79

△5,814

△36,932

戻入による減少

△310

△485

△2,431

△328

△7,479

△11,033

為替換算差額

1,414

△1,435

1,954

618

366

171

3,088

その他

332

23

△252

103

2024年12月31日残高

14,273

13,339

12,886

7,796

8,684

23,712

80,690

 

当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

労災補償

引当金

訴訟関連

引当金

製品保証

引当金

事業・工場再編関連

引当金

資産除去

債務

その他

合計

2025年1月1日残高

14,273

13,339

12,886

7,796

8,684

23,712

80,690

期中増加額

10,212

15,598

10,445

28,323

2,635

8,983

76,196

目的使用による減少

△10,181

△12,525

△5,218

△19,958

△91

△10,078

△58,051

戻入による減少

△554

△512

△133

△3,448

△4,647

為替換算差額

△135

727

646

716

72

889

2,915

その他

△221

129

54

277

239

2025年12月31日残高

14,169

16,364

18,247

16,872

11,353

20,336

97,342

 

(1) 労災補償引当金

 労災に係る医療費及び休業補償等の支払いに備えるため、過去及び現在の実績をもとに発生額を見積り計上しております。経済的便益の流出が予想される時期は、主に当連結会計年度末より1年を経過した後の時期であります。

 

(2) 訴訟関連引当金

 訴訟関連費用の支出に備え、損害賠償金、和解金等について、現時点において将来発生が見込まれる金額を見積り計上しております。経済的便益の流出が予想される時期は、主に当連結会計年度末より1年以内の時期が見込まれております。

 

(3) 製品保証引当金

 販売した製品のアフターサービスなどによる支出に備えるため、過去の実績をもとに発生額を見積り計上しております。経済的便益の流出が予想される時期は、主に当連結会計年度末より1年以内の時期が見込まれております。

 

(4) 事業・工場再編関連引当金

 事業・工場の再編に関連する費用の支出に備え、現時点において将来発生が見込まれる金額を見積り計上しております。経済的便益の流出が予想される時期は、主に当連結会計年度末より1年以内の時期が見込まれております。

 

(5) 資産除去債務

 有形固定資産の除去に関連する費用の支出に備え、現時点において将来発生が見込まれる金額を見積り計上しております。経済的便益の流出が予想される時期は、主に当連結会計年度末より1年を経過した後の時期であります。

 

(6) その他

 その他には、環境対策引当金等が含まれております。

 

22.その他の流動負債

 各連結会計年度の「その他の流動負債」の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2024年12月31日)

当連結会計年度

(2025年12月31日)

役員、従業員賞与

42,992

55,053

返金負債

43,489

44,176

有給休暇債務

28,480

28,914

契約負債

23,606

21,918

その他

40,028

48,230

合計

178,595

198,290

 

 契約負債の主な内容は、注記「26.売上収益」に記載しております。

 

23.従業員給付

(1) 退職後給付

 当社グループは、従業員の退職給付に充てるため、積立型及び非積立型の確定給付制度並びに確定拠出制度を採用しております。積立型の確定給付制度は、当社グループと法的に分離された年金基金により運用されております。年金基金の理事会及び年金運用受託機関は、制度加入者の利益を最優先にして行動することが法令により求められており、所定の方針に基づき制度資産の運用を行う責任を負っております。

 当社グループの確定給付制度は、以下のようなリスクにさらされております。

a.投資リスク

 確定給付制度債務の現在価値は、期末日の優良社債の市場利回りに基づき決定される割引率により算定されます。制度資産の運用利回りが割引率を下回る場合、積立状況が悪化することにより資本が減少するリスクがあります。

b.利率リスク

 優良社債の市場利回りの下落に伴い割引率が引き下げられる場合、確定給付制度債務の現在価値が増加し積立状況が悪化することにより資本が減少するリスクがあります。

 

① 確定給付制度債務の調整表

 確定給付制度債務の増減は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(自 2024年1月1日

至 2024年12月31日)

当連結会計年度

(自 2025年1月1日

至 2025年12月31日)

確定給付制度債務の現在価値の期首残高(注)

638,935

638,135

勤務費用

13,480

13,618

利息費用

25,117

24,154

再測定

 

 

人口統計上の仮定の変化により生じた

数理計算上の差異

1,571

7,421

財務上の仮定の変化により生じた

数理計算上の差異

△31,065

△14,429

実績の修正により生じた数理計算上の差異

△2,768

1,236

過去勤務費用及び制度の清算

△1,986

△7,061

給付支払額

△50,069

△60,023

在外営業活動体の換算差額

43,072

△364

その他

1,848

743

確定給付制度債務の現在価値の期末残高(注)

638,135

603,430

(注) 当社グループの確定給付制度債務に係る加重平均デュレーションは、前連結会計年度において10.3年、当連結会計年度において9.6年であります。

 

 

② 制度資産の調整表

 制度資産の増減は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(自 2024年1月1日

至 2024年12月31日)

当連結会計年度

(自 2025年1月1日

至 2025年12月31日)

制度資産の公正価値の期首残高

518,131

534,025

利息収益

20,692

20,571

再測定

 

 

制度資産に係る収益

△10,430

16,658

事業主からの拠出金(注1)(注2)

15,642

13,059

給付支払額

△45,024

△51,944

制度の清算

△541

在外営業活動体の換算差額

36,204

△976

その他

△649

1,423

制度資産の公正価値の期末残高

534,025

532,816

(注1) 当社グループ及び年金基金は、法令の定めに従い、将来の給付発生に対する充当や積立不足がある場合の年金財政の均衡保持を目的として、定期的に財政検証を行うと共に、掛金拠出額の再計算を行っております。

(注2) 当社グループは、翌連結会計年度に14,220百万円の掛金を拠出する予定であります。

 

 

③ 確定給付制度債務及び制度資産の調整表

 各連結会計年度の確定給付制度債務及び制度資産と連結財政状態計算書に計上された確定給付負債(資産)の純額との関係は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2024年12月31日)

当連結会計年度

(2025年12月31日)

積立型の確定給付制度債務の現在価値

570,089

481,146

制度資産の公正価値

△534,025

△532,816

小計

36,064

△51,670

非積立型の確定給付制度債務の現在価値

68,046

122,284

資産上限額の影響

35,635

53,464

確定給付負債及び資産の純額

139,745

124,077

連結財政状態計算書上の金額

 

 

退職給付に係る負債

146,433

129,758

退職給付に係る資産

△6,687

△5,681

連結財政状態計算書に計上された確定給付負債及び資産の純額

139,745

124,077

 

④ 制度資産の主な内訳

 各連結会計年度の制度資産合計に対する主な分類ごとの内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2024年12月31日)

当連結会計年度

(2025年12月31日)

 

活発な市場における

公表市場価格

合計

活発な市場における

公表市場価格

合計

 

負債性金融商品

251,587

11,929

263,516

246,837

13,305

260,142

日本

8,356

1,079

9,435

8,509

8,509

海外

243,231

10,850

254,081

238,328

13,305

251,633

資本性金融商品

33,496

11,832

45,328

34,177

11,246

45,423

日本

1,522

1,522

1,176

1,176

海外

31,974

11,832

43,806

33,001

11,246

44,247

現金及び現金同等物

23,636

10,998

34,634

32,695

17,807

50,502

代替投資(注)

54,175

80,120

134,295

51,743

69,515

121,258

その他

64

56,188

56,252

1,638

53,853

55,491

合計

362,958

171,067

534,025

367,090

165,726

532,816

(注) 代替投資には、信託型年金資産、不動産ファンド、ヘッジファンド等が含まれております。

 

 当社グループの主要な制度に係る資産運用方針は、以下のとおりであります。

(国内)

 当社の制度資産の運用方針は、社内規程に従い、将来にわたる確定給付制度債務の支払いを確実に行うために、中長期的に安定的な収益を確保することを目的としております。具体的には、毎期定める許容リスクの範囲内で目標収益率及び投資資産別の資産構成割合を設定し、その割合を維持することにより運用を行います。資産構成割合の見直し時には、確定給付制度債務の変動と連動性が高い制度資産の導入について都度検討を行っております。

 また、市場環境に想定外の事態が発生した場合は、社内規程に従って、一時的にリスク資産のウェイト調整を行うことを可能としております。

 

(海外)

 海外子会社の制度資産の運用方針は、各国の法律に従い、年金運用受託機関及び海外子会社の経営者により適切に設定されており、確定給付制度債務から生じるリスクを管理しつつ、債務の価値の変動を超える運用益の稼得を目指すこととしております。

 制度資産の主要な部分は、確定給付制度債務と連動性のある債券に投資しております。また残りの部分については、長期的な収益の稼得を目指し、主に株式に投資しております。

 

⑤ 資産上限額の影響の調整表

 資産上限額の影響の増減は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(自 2024年1月1日

至 2024年12月31日)

当連結会計年度

(自 2025年1月1日

至 2025年12月31日)

資産上限額の影響の期首残高

24,433

35,635

再測定

 

 

資産上限額の影響の変動

11,065

17,780

企業結合及び処分による影響

△23

在外営業活動体の換算差額

137

72

資産上限額の影響の期末残高

35,635

53,464

 

⑥ 数理計算上の仮定に関する事項

 各連結会計年度の数理計算上の仮定の主要なものは、以下のとおりであります。

(単位:%)

 

 

前連結会計年度

(2024年12月31日)

当連結会計年度

(2025年12月31日)

割引率

4.4

4.5

 

(注) 確定給付制度債務の評価は将来の不確実な事象への判断を含んでおります。主要な基礎率の変化が当連結会計年度末における確定給付制度債務に与える感応度は以下のとおりであります。これらの感応度のそれぞれは、その他の変数が一定との前提を置いておりますが、実際には独立して変化するとは限りません。なお、マイナスは確定給付制度債務の減少を、プラスは確定給付制度債務の増加を表しております。

(単位:百万円)

 

 

基礎率の変化

前連結会計年度

(2024年12月31日)

当連結会計年度

(2025年12月31日)

割引率

0.5%の上昇

△28,640

△25,593

 

0.5%の低下

31,077

27,707

 

⑦ 確定拠出制度

 確定拠出制度への要拠出額は、前連結会計年度21,927百万円、当連結会計年度21,323百万円であります。

 

(2) 従業員給付費用

 各連結会計年度における連結損益計算書の「売上原価」、「販売費及び一般管理費」、「その他の費用」、「金融費用」及び「非継続事業からの当期利益又は損失」に含まれる従業員給付に係る費用は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(自 2024年1月1日

至 2024年12月31日)

当連結会計年度

(自 2025年1月1日

至 2025年12月31日)

従業員給付費用

16,836

15,778

 

24.資本及びその他の資本項目

(1) 資本金及び資本剰余金

 会社法では、株式の発行に対しての払込み又は給付の2分の1以上を資本金に組み入れ、残りは資本剰余金に含まれている資本準備金に組み入れることができると規定されております。また、会社法では、資本準備金は株主総会の決議により、資本金に組み入れることができます。

 

① 授権株式数

 前連結会計年度末及び当連結会計年度末における授権株式数は、それぞれ1,450,000,000株、1,450,000,000株であります。

 

② 全額払込済みの発行済株式

 各連結会計年度の株式発行数及び資本金等の残高の増減は、以下のとおりであります。

 

発行済普通株式数

(株)

資本金

(百万円)

資本剰余金

(百万円)

前連結会計年度期首

(2024年1月1日)

713,698,221

126,354

120,300

増減

354

前連結会計年度

(2024年12月31日)

713,698,221

126,354

120,655

増減

712

当連結会計年度

(2025年12月31日)

713,698,221

126,354

121,366

(注1) 当社の発行する株式は、すべて権利内容に何ら限定のない無額面の普通株式であります。

(注2) 当社は、2026年1月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っておりますが、上記の事項は、当該株式分割前の株式数を記載しております。

 

(2) 自己株式

 各連結会計年度の自己株式数及び残高の増減は、以下のとおりであります。

 

株式数

(株)

金額

(百万円)

前連結会計年度期首

(2024年1月1日)

29,047,171

135,409

増減(注2)

△175,483

△817

前連結会計年度

(2024年12月31日)

28,871,688

134,592

増減(注3)

46,547,660

299,338

当連結会計年度

(2025年12月31日)

75,419,348

433,930

(注1) 当社はストック・オプションを採用しており、その権利行使に伴う株式の交付に自己株式を充当しております。なお、契約条件及び金額等は、注記「34.株式に基づく報酬」に記載しております。

(注2) 前連結会計年度の自己株式の期中増減の主な要因は、譲渡制限付株式報酬の無償取得による増加、ストック・オプションの行使による減少、譲渡制限付株式報酬、PSU及びRSU等としての処分による減少であります。

(注3) 当連結会計年度の自己株式の期中増減の主な要因は、取締役会決議による自己株式の取得による増加、ストック・オプションの行使による減少、譲渡制限付株式報酬、PSU及びRSU等としての処分による減少であります。

(注4) 当社は、2026年1月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っておりますが、上記の事項は、当該株式分割前の株式数を記載しております。

 

(3) その他の資本の構成要素

① 新株予約権

 当社はストック・オプション制度を採用しており、会社法に基づき新株予約権を発行しております。なお、契約条件及び金額等は、注記「34.株式に基づく報酬」に記載しております。

 

② 在外営業活動体の換算差額

 外貨建で作成された在外営業活動体の財務諸表を連結する際に発生した換算差額であります。

 

③ キャッシュ・フロー・ヘッジの公正価値の変動額の有効部分

 当社は将来キャッシュ・フローの変動リスクを回避するためのヘッジを行っており、キャッシュ・フロー・ヘッジとして指定されたデリバティブ取引の公正価値の変動額のうち有効と認められる部分であります。

 

④ その他の包括利益を通じて測定する金融資産の公正価値の純変動

 その他の包括利益を通じて測定する金融資産の公正価値の評価差額であります。

 

⑤ 確定給付制度の再測定

 確定給付制度の再測定額は、確定給付制度債務の現在価値に係る数理計算上の差異、制度資産に係る収益(利息の純額に含まれる金額を除く)及び資産上限額の影響(利息の純額に含まれる金額を除く)の変動額であります。これについては、発生時にその他の包括利益で認識し、その他の資本の構成要素から利益剰余金に直ちに振り替えております。

 

(4) 利益剰余金

 会社法では、剰余金の配当として支出する金額の10分の1を、資本準備金及び利益準備金の合計額が資本金の4分の1に達するまで資本準備金又は利益準備金として積み立てることが規定されております。積み立てられた利益準備金は、欠損補填に充当できます。また、株主総会の決議をもって、利益準備金を取り崩すことができることとされております。

 

25.配当金

(1) 配当金の支払額

前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)

(決議)

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり配当額

(円)

基準日

効力発生日

2024年3月26日

定時株主総会

普通株式

68,465

100

2023年12月31日

2024年3月27日

2024年8月9日

取締役会

普通株式

71,903

105

2024年6月30日

2024年9月2日

 

当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)

(決議)

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり配当額

(円)

基準日

効力発生日

2025年3月25日

定時株主総会

普通株式

71,907

105

2024年12月31日

2025年3月26日

2025年8月8日

取締役会

普通株式

76,704

115

2025年6月30日

2025年9月1日

 

(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)

(決議)

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり配当額

(円)

基準日

効力発生日

2025年3月25日

定時株主総会

普通株式

71,907

105

2024年12月31日

2025年3月26日

 

当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)

(決議予定)

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり配当額

(円)

基準日

効力発生日

2026年3月24日

定時株主総会

普通株式

73,402

115

2025年12月31日

2026年3月25日

(注) 当社は、2026年1月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。1株当たり配当額は、当該株式分割前の実際の配当金の額を記載しております。

 

26.売上収益

(1) 収益の分解

 継続事業からの売上収益の内訳は、以下のとおりであります。

 

前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

 

全社又は消去

連結計

 

日本

アジア・

大洋州・

インド・

中国

米州

欧州・

中近東・

アフリカ

タイヤ(注1)

741,903

478,690

2,085,467

813,048

4,119,108

18,115

10

4,137,233

その他(注2)

219,874

71,630

291,504

1,360

292,863

外部収益 合計

961,777

478,690

2,157,097

813,048

4,410,612

19,475

10

4,430,096

顧客との契約から認識した収益

924,475

478,690

2,147,971

799,014

4,350,150

19,475

10

4,369,634

その他の源泉から認識した収益(注3)

37,302

9,126

14,035

60,462

60,462

(注1) 「タイヤ」には、当社グループが行っているタイヤ事業及びソリューション事業が含まれております。

(注2) 「その他」には、当社グループが行っている化工品・多角化事業等が含まれております。

(注3) その他の源泉から認識した収益には、IFRS第16号に基づくリース収益が含まれております。

 

当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

 

全社又は消去

連結計

 

日本

アジア・

大洋州・

インド・

中国

米州

欧州・

中近東・

アフリカ

タイヤ(注1)

775,891

478,733

2,043,364

831,840

4,129,827

16,500

10

4,146,337

その他(注2)

217,744

63,826

281,571

1,544

283,115

外部収益 合計

993,635

478,733

2,107,190

831,840

4,411,398

18,045

10

4,429,452

顧客との契約から認識した収益

952,677

478,733

2,097,234

816,853

4,345,496

18,045

10

4,363,550

その他の源泉から認識した収益(注3)

40,959

9,956

14,987

65,901

65,901

(注1) 「タイヤ」には、当社グループが行っているタイヤ事業及びソリューション事業が含まれております。

(注2) 「その他」には、当社グループが行っている化工品・多角化事業等が含まれております。

(注3) その他の源泉から認識した収益には、IFRS第16号に基づくリース収益が含まれております。

 

(2) 契約残高

 当社グループの契約残高は、顧客との契約から生じた債権、契約資産及び契約負債があります。連結財政状態計算書上、顧客との契約から生じた債権は「営業債権及びその他の債権」に計上しており、契約資産及び契約負債は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度期首

(2024年1月1日)

前連結会計年度

(2024年12月31日)

当連結会計年度

(2025年12月31日)

契約資産

9,291

9,992

13,157

契約負債

27,377

27,534

27,041

 前連結会計年度及び当連結会計年度に認識された収益の額のうち期首現在の契約負債残高に含まれていた額は、それぞれ21,556百万円及び23,606百万円であります。なお、当連結会計年度において、過去の期間に充足した履行義務から認識した収益の額に重要性はありません。

 連結財政状態計算書上、契約資産は「その他の流動資産」及び「その他の非流動資産」に計上しております。

 契約資産は、主に顧客への製品設計・開発にかかる未請求売掛金に関連するものであります。

 契約資産は、通常、顧客が対価を支払うか、または、支払期限が到来する前に、当社が商品又はサービスを顧客へと移転する場合(対価に対する権利が無条件である債権を除く)に増加し、当社が顧客へと請求することにより減少します。

 連結財政状態計算書上、契約負債は「その他の流動負債」及び「その他の非流動負債」に計上しております。

 契約負債は、主に自動車のメンテナンスサービスについて、顧客からの前受金に関連するものであります。

 契約負債は、通常、当社が商品又はサービスを顧客に移転する前に、顧客から対価を受領した場合に増加し、当社が履行義務を充足することにより減少します。

 

(3) 残存履行義務に配分した取引価格

 各連結会計年度末で未充足(又は部分的に未充足)の履行義務に係る将来認識されると見込まれる継続事業の収益は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2024年12月31日)

当連結会計年度

(2025年12月31日)

1年以内

33,409

38,761

1年超

26,230

27,490

 当社グループはIFRS第15号第121項の実務上の便法を適用し、当初の予想残存期間が1年以内の残存履行義務に関する情報は開示しておりません。なお、顧客との契約から生じる対価の中に取引価格に含まれていない重要な金額はありません。

 

27.販売費及び一般管理費

 「販売費及び一般管理費」の内訳は、以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

 前連結会計年度

(自 2024年1月1日

 至 2024年12月31日)

 当連結会計年度

(自 2025年1月1日

 至 2025年12月31日)

販売運賃

212,680

207,006

広告宣伝費及び販売促進費

98,918

89,511

従業員給付費用

365,262

362,774

減価償却費及び償却費

127,386

127,811

研究開発費(注)

126,156

126,424

その他

321,729

305,552

合計

1,252,132

1,219,078

(注) 費用として認識される研究開発費はすべて販売費及び一般管理費に含めております。

 

28.その他の収益及びその他の費用

 「その他の収益」及び「その他の費用」の内訳は、以下のとおりであります。

(1) その他の収益

 

 

(単位:百万円)

 

 前連結会計年度

(自 2024年1月1日

 至 2024年12月31日)

 当連結会計年度

(自 2025年1月1日

 至 2025年12月31日)

固定資産売却益(注1)

74,688

9,894

事業・工場再編収益

1,407

(注2) 4,851

減損損失戻入益

1,215

2,873

その他

4,767

4,161

合計

82,078

21,779

(注1) 主として、土地の売却益であります。

(注2) 事業・工場再編収益の主な内容は、注記「6.事業セグメント」に記載しております。

 

(2) その他の費用

 

 

(単位:百万円)

 

 前連結会計年度

(自 2024年1月1日

 至 2024年12月31日)

 当連結会計年度

(自 2025年1月1日

 至 2025年12月31日)

事業・工場再編費用(注1)

43,578

94,440

減損損失(注2)

61,184

23,836

その他

7,868

9,851

合計

112,630

128,127

(注1) 事業・工場再編費用の主な内容は、注記「6.事業セグメント」に記載しております。

(注2) 減損損失の主な内容は、注記「16.非金融資産の減損」に記載しております。

 

29.金融収益及び金融費用

 「金融収益」及び「金融費用」の内訳は、以下のとおりであります。

(1) 金融収益

 

 

(単位:百万円)

 

 前連結会計年度

(自 2024年1月1日

 至 2024年12月31日)

 当連結会計年度

(自 2025年1月1日

 至 2025年12月31日)

受取利息(注)

15,012

15,083

短期投資運用益

10,198

1,397

その他

2,080

1,685

合計

27,290

18,165

 

(2) 金融費用

 

 

(単位:百万円)

 

 前連結会計年度

(自 2024年1月1日

 至 2024年12月31日)

 当連結会計年度

(自 2025年1月1日

 至 2025年12月31日)

支払利息(注)

25,105

21,302

為替差損

8,608

8,829

貸倒引当金繰入額

5,390

その他

16,089

8,498

合計

49,802

44,019

(注) 受取利息及び支払利息は、償却原価で測定する金融資産、金融負債及びリース負債に係るものであります。

 

30.その他の包括利益

 各連結会計年度の「その他の包括利益」に含まれている、各包括利益項目別の当期発生額及び損益への組替調整額、並びに税効果の影響は、以下のとおりであります。

前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

当期発生額

組替調整額

税効果前

税効果

税効果後

純損益に振り替えられることのない項目

 

 

 

 

 

その他の包括利益を通じて測定する金融資産の公正価値の純変動

△4,581

△4,581

2,507

△2,074

確定給付制度の再測定

9,366

9,366

△779

8,587

持分法適用会社におけるその他の包括利益に対する持分

△7

△7

△7

純損益に振り替えられることのない項目合計

4,778

4,778

1,728

6,506

純損益に振り替えられる可能性のある項目

 

 

 

 

 

在外営業活動体の換算差額

228,121

△1,479

226,642

226,642

キャッシュ・フロー・ヘッジの公正価値の変動額の有効部分

△15,255

8,963

△6,292

1,874

△4,418

持分法適用会社におけるその他の包括利益に対する持分

9,148

172

9,321

9,321

純損益に振り替えられる可能性のある項目合計

222,015

7,656

229,671

1,874

231,545

合計

226,792

7,656

234,449

3,603

238,051

 

当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

当期発生額

組替調整額

税効果前

税効果

税効果後

純損益に振り替えられることのない項目

 

 

 

 

 

その他の包括利益を通じて測定する金融資産の公正価値の純変動

1,272

1,272

880

2,153

確定給付制度の再測定

3,893

3,893

△2,359

1,534

持分法適用会社におけるその他の包括利益に対する持分

△2

△2

△2

純損益に振り替えられることのない項目合計

5,163

5,163

△1,479

3,685

純損益に振り替えられる可能性のある項目

 

 

 

 

 

在外営業活動体の換算差額

50,187

△2,330

47,857

△2,223

45,634

キャッシュ・フロー・ヘッジの公正価値の変動額の有効部分

95

△259

△164

58

△106

持分法適用会社におけるその他の包括利益に対する持分

746

1,401

2,146

2,146

純損益に振り替えられる可能性のある項目合計

51,028

△1,188

49,839

△2,165

47,674

合計

56,191

△1,188

55,002

△3,644

51,359

 

31.非継続事業

防振ゴム事業

 当社は、2021年12月10日に、当社の防振ゴム事業(以下、対象事業)を、吸収分割(以下、本会社分割)により当社が新たに設立する完全子会社(以下、株式会社プロスパイラ)に対して承継させ、株式会社プロスパイラに当社グループの対象事業を集約した後、その株式会社プロスパイラの株式のすべてを、安徽中鼎控股(集)股份有限公司に譲渡すること(以下、「本株式譲渡」といい、本会社分割及び本株式譲渡を「本件取引」という。)を決定いたしました。本件取引に関しては、2022年9月1日に完了いたしました。なお、一部の会社については、後日個別譲渡を予定しております。

 これにより、当社、Bridgestone APM Company、Bridgestone Industrial Products (Thailand) Co., Ltd.の対象事業及び株式会社プロスパイラ、株式会社プロスパイラマニュファクチャリング、株式会社プロスパイラエヌテック、Prospira India Automotive Products Private Limited、Prospira (Thailand) Co., Ltd.、Prospira America Corporation、普洛斯派(常州)汽配件有限公司を非継続事業に分類しております。

 

① 非継続事業の損益

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(自 2024年1月1日

至 2024年12月31日)

当連結会計年度

(自 2025年1月1日

至 2025年12月31日)

非継続事業の損益

 

 

収益

6,008

6,029

費用(注1)

△5,903

△5,326

非継続事業からの税引前当期利益

105

702

法人所得税費用(注2)

△110

9,455

非継続事業からの当期利益又は損失(△)

△5

10,158

(注1) 前連結会計年度において、非継続事業を構成する処分グループを売却コスト控除後の公正価値で測定したことにより認識した費用の戻し339百万円が含まれております。

当連結会計年度において、非継続事業を構成する処分グループを売却コスト控除後の公正価値で測定したことにより認識した損失145百万円が含まれております。

(注2) 当社は、過年度に行った防振ゴム事業売却に係る不確実な税務処理に関して、未払法人所得税等9,748百万円を計上しておりました。当社は当該不確実な税務処理に関して不確実性の程度の見直しを行っており、当連結会計年度において見直した結果、不確実性は低下していると判断し、当該不確実な税務処理の全額取崩を行っております。その結果、当連結会計年度の法人所得税費用が9,748百万円減少しております。

 

② 非継続事業からのキャッシュ・フロー

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(自 2024年1月1日

至 2024年12月31日)

当連結会計年度

(自 2025年1月1日

至 2025年12月31日)

非継続事業からのキャッシュ・フロー

 

 

営業活動によるキャッシュ・フロー

692

436

投資活動によるキャッシュ・フロー

△337

△683

財務活動によるキャッシュ・フロー

合計

355

△247

 

32.1株当たり利益

(1) 基本的1株当たり当期利益又は損失(△)

 基本的1株当たり当期利益又は損失(△)及びその算定上の基礎は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(自 2024年1月1日

至 2024年12月31日)

当連結会計年度

(自 2025年1月1日

至 2025年12月31日)

親会社の所有者に帰属する当期利益(百万円)

284,989

327,264

親会社の普通株主に帰属しない当期利益(百万円)

基本的1株当たり当期利益の計算に使用する当期利益(百万円)

284,989

327,264

基本的1株当たり当期利益の計算に使用する継続事業からの当期利益(百万円)

285,021

317,106

基本的1株当たり当期利益の計算に使用する非継続事業からの当期利益又は損失(△)(百万円)

△33

10,158

加重平均普通株式数(千株)

1,369,507

1,330,316

基本的1株当たり当期利益又は損失(△)

 

 

継続事業(円)

208.12

238.37

非継続事業(円)

△0.02

7.64

基本的1株当たり当期利益又は損失(△)(円)

208.10

246.00

 

(2) 希薄化後1株当たり当期利益又は損失(△)

 希薄化後1株当たり当期利益又は損失(△)及びその算定上の基礎は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(自 2024年1月1日

至 2024年12月31日)

当連結会計年度

(自 2025年1月1日

至 2025年12月31日)

基本的1株当たり当期利益の計算に使用する当期利益(百万円)

284,989

327,264

当期利益調整額(百万円)

希薄化後1株当たり当期利益の計算に使用する当期利益(百万円)

284,989

327,264

希薄化後1株当たり当期利益の計算に使用する継続事業からの当期利益(百万円)

285,021

317,106

希薄化後1株当たり当期利益の計算に使用する非継続事業からの当期利益又は損失(△)(百万円)

△33

10,158

加重平均普通株式数(千株)

1,369,507

1,330,316

普通株式増加数

 

 

ストック・オプションによる増加(千株)

1,430

1,269

希薄化後の加重平均普通株式数(千株)

1,370,936

1,331,585

希薄化後1株当たり当期利益又は損失(△)

 

 

継続事業(円)

207.90

238.14

非継続事業(円)

△0.02

7.63

希薄化後1株当たり当期利益又は損失(△)(円)

207.88

245.77

(注) 当社は、2026年1月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、1株当たり利益を算定しております。

 

33.キャッシュ・フロー情報

財務活動に係る負債の変動

 財務活動に係る負債の変動は以下のとおりであります。

前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

2024年

1月1日

キャッシュ・

フローを伴う

変動

キャッシュ・フローを伴わない変動

2024年

12月31日

 

取得

在外営業活動体の換算差額

その他

長期借入金

64,038

△35,691

2,975

31,322

短期借入金

124,073

14,103

△941

137,234

社債

309,752

△100,000

72

209,824

リース負債

332,297

△71,552

72,386

16,209

349,340

財務活動に係る負債合計

830,160

△193,139

72,386

18,243

72

727,721

 

当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

2025年

1月1日

キャッシュ・

フローを伴う

変動

キャッシュ・フローを伴わない変動

2025年

12月31日

 

取得

在外営業活動体の換算差額

その他

長期借入金

31,322

98,267

4,593

134,182

短期借入金

137,234

△102,081

8,266

43,419

社債

209,824

100,000

△156

309,669

リース負債

349,340

△73,148

78,070

△14,518

339,744

財務活動に係る負債合計

727,721

23,038

78,070

△1,660

△156

827,015

 

34.株式に基づく報酬

 当社グループは、ストック・オプション制度、PSU、RSU等及び譲渡制限付株式報酬制度を採用しております。ストック・オプション制度の概要については「第4 提出会社の状況」の「1 株式等の状況」に、PSU及びRSU等の概要については「第4 提出会社の状況」の「4 コーポレート・ガバナンスの状況等」に記載しております。

 

(1) ストック・オプション制度

 ストック・オプションについては、2017年7月5日より後に新たなストック・オプションを付与していません。

 

① 契約条件等

 

2009年3月26日

定時株主総会及び

取締役会決議

2010年3月30日

定時株主総会及び

取締役会決議

2011年3月29日

定時株主総会及び

取締役会決議

2012年3月27日

定時株主総会及び

取締役会決議

付与対象者の区分及び人数

当社取締役9名及び

当社取締役を兼務しない執行役員20名

当社取締役8名及び

当社取締役を兼務しない執行役員25名

当社取締役9名及び

当社取締役を兼務しない執行役員36名

当社取締役9名及び

当社取締役を兼務しない執行役員35名

株式の種類及び付与数

普通株式 110,000株

普通株式 118,500株

普通株式 154,500株

普通株式 202,000株

付与日

2009年5月1日

2010年5月6日

2011年5月2日

2012年5月1日

権利確定条件

権利確定条件は付されておりません。

権利確定条件は付されておりません。

権利確定条件は付されておりません。

権利確定条件は付されておりません。

対象勤務期間

対象勤務期間の定めはありません。

対象勤務期間の定めはありません。

対象勤務期間の定めはありません。

対象勤務期間の定めはありません。

権利行使期間

2009年5月1日~

2029年4月30日

2010年5月6日~

2030年4月30日

2011年5月2日~

2031年4月30日

2012年5月1日~

2032年4月30日

 

 

 

2013年3月26日

定時株主総会及び

取締役会決議

2014年3月25日

定時株主総会及び

取締役会決議

2015年3月24日

定時株主総会及び

取締役会決議

2016年4月21日

取締役会決議

付与対象者の区分及び人数

当社取締役4名及び

当社取締役を兼務しない執行役員36名

当社取締役4名及び

当社取締役を兼務しない執行役員46名

当社取締役3名及び

当社取締役を兼務しない執行役員48名

執行を兼務しない取締役を除く当社取締役2名、取締役を兼務しない執行役8名及び執行役員41名

株式の種類及び付与数

普通株式 196,000株

普通株式 131,900株

普通株式 142,500株

普通株式 208,800株

付与日

2013年5月1日

2014年5月1日

2015年5月1日

2016年5月6日

権利確定条件

権利確定条件は付されておりません。

権利確定条件は付されておりません。

権利確定条件は付されておりません。

権利確定条件は付されておりません。

対象勤務期間

対象勤務期間の定めはありません。

対象勤務期間の定めはありません。

対象勤務期間の定めはありません。

対象勤務期間の定めはありません。

権利行使期間

2013年5月1日~

2033年4月30日

2014年5月1日~

2034年4月30日

2015年5月1日~

2035年4月30日

2016年5月7日~

2036年5月6日

 

 

2017年4月27日

取締役会決議

プランA

2017年4月27日

取締役会決議

プランB

付与対象者の区分及び人数

執行を兼務しない取締役を除く当社取締役2名、取締役を兼務しない執行役5名及び執行役員45名

取締役を兼務しない執行役1名及び執行役員2名

株式の種類及び付与数

普通株式 206,500株

普通株式 14,300株

付与日

2017年5月12日

2017年7月5日

権利確定条件

権利確定条件は付されておりません。

権利確定条件は付されておりません。

対象勤務期間

対象勤務期間の定めはありません。

対象勤務期間の定めはありません。

権利行使期間

2017年5月13日~

2037年5月12日

2017年7月6日~

2037年7月5日

(注) 当社は、2026年1月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っておりますが、上記は当該株式分割の影響を反映しておりません。

 

② ストック・オプション数の変動状況

 

前連結会計年度

(自 2024年1月1日

至 2024年12月31日)

当連結会計年度

(自 2025年1月1日

至 2025年12月31日)

 

株式数

(株)

加重平均

行使価格

(円)

株式数

(株)

加重平均

行使価格

(円)

期首残高

757,000

1

667,200

1

株式分割による影響

付与

行使

89,800

1

75,900

1

失効

期末残高

667,200

1

591,300

1

期末時点における行使可能残高

667,200

1

591,300

1

(注1) ストック・オプションの数については、株式数に換算して記載しております。

(注2) ストック・オプションは、すべて権利行使価格1株当たり1円で付与しております。

(注3) 期中に行使されたストック・オプションの権利行使時点の加重平均株価は、当連結会計年度において6,343円であります。なお、前連結会計年度において6,243円であります。

(注4) 期末時点で未行使のストック・オプションの加重平均残存契約年数は、前連結会計年度において10.1年、当連結会計年度において9.1年であります。

(注5) 当社は、2026年1月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っておりますが、上記は当該株式分割の影響を反映しておりません。

 

(2) PSU

 当社グループは、既述のとおり、PSUを導入しております。

 

前連結会計年度

(自 2024年1月1日

至 2024年12月31日)

当連結会計年度

(自 2025年1月1日

至 2025年12月31日)

付与した株式の数(株)

38,000

12,100

付与日の公正価値(円)(注1)

6,375

5,725

(注1) 公正価値の測定方法は、取締役会決議日の直前1ヶ月の東京証券取引所における当社普通株式の日次終値平均値を基礎として算定しております。

(注2) 株式報酬取引から生じた負債の帳簿価額は、前連結会計年度において1,155百万円、当連結会計年度において783百万円であります。

(注3) 当社は、2026年1月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っておりますが、上記は当該株式分割の影響を反映しておりません。

 

(3) RSU等

 当社は、既述のとおり、RSU等を導入しております。

 

前連結会計年度

(自 2024年1月1日

至 2024年12月31日)

当連結会計年度

(自 2025年1月1日

至 2025年12月31日)

付与した株式の数(株)

16,600

8,700

付与日の公正価値(円)(注1)

6,375

5,725

譲渡制限期間

2024年5月16日~退任する日

2025年5月16日~退任する日

(注1) 公正価値の測定方法は、取締役会決議日の直前1ヶ月の東京証券取引所における当社普通株式の日次終値平均値を基礎として算定しております。

(注2) 株式報酬取引から生じた負債の帳簿価額は、前連結会計年度において332百万円、当連結会計年度において285百万円であります。

(注3) 当社は、2026年1月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っておりますが、上記は当該株式分割の影響を反映しておりません。

 

(4) 譲渡制限付株式報酬制度

 当社は、当社の統括部門長及び部門長並びに部長が株価変動に対する株主の皆様との価値を共有し、株価上昇及び企業価値向上への貢献意欲を高めることを目的として、2021年1月より当社の統括部門長及び部門長並びに部長に対し、譲渡制限付株式を交付する株式報酬制度を導入しております。

 本制度は、割当対象者に対して、金銭報酬債権を支給し、当該金銭報酬債権の全部を現物出資の方法で給付することにより、当社の普通株式について割り当て、また、金銭の支給を行う報酬制度であります。当社は、割当対象者との間で譲渡制限付株式割当契約を締結し、割当対象者は、当該割当契約によって、割り当てを受けた当社の普通株式を当該割当規約に定める一定の期間(以下、「譲渡制限期間」という。)中は、第三者への譲渡、担保権の設定その他の処分をすることができないものであります(以下、「譲渡制限」という。)。

 割当対象者が対象勤務期間中、継続して、当社の統括部門長及び部門長並びに部長の地位(以下、「割当対象役職」)にあったことを条件として、譲渡制限付株式の全部について、譲渡制限期間が満了した時点をもって譲渡制限を解除しております。また、金銭報酬については、譲渡制限付株式の譲渡制限解除後、速やかに支給しております。ただし、割当対象者が、当社役員人事・報酬会議の審議を経てGlobal CEOが正当と認める理由により、本譲渡制限期間が満了する前に当社の割当対象役職の地位を喪失した場合には、当該喪失の直後の時点をもって、これに係る譲渡制限を解除するものといたします。他方で、譲渡制限期間が満了した時点において、譲渡制限が解除されていない株式がある場合には、当社が無償で取得する仕組みとしております。

 

 

前連結会計年度

(自 2024年1月1日

至 2024年12月31日)

当連結会計年度

(自 2025年1月1日

至 2025年12月31日)

付与した株式の数(株)

37,730

38,200

付与日の公正価値(円)(注1)

5,990

5,309

譲渡制限期間

2024年3月1日

~2026年12月31日

2025年3月3日

~2027年12月31日

(注1) 公正価値の測定方法は、取締役会決議日の直前1ヶ月の東京証券取引所における当社普通株式の日次終値平均値を基礎として算定しております。

(注2) 株式報酬取引から生じた負債の帳簿価額は、前連結会計年度において103百万円、当連結会計年度において279百万円であります。

(注3) 当社は、2026年1月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っておりますが、上記は当該株式分割の影響を反映しておりません。

 

(5) 株式に基づく報酬費用

 連結損益計算書の「販売費及び一般管理費」に含まれている、制度別及び決済方法別の株式に基づく報酬に係る費用計上額は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2024年1月1日

至 2024年12月31日)

当連結会計年度

(自 2025年1月1日

至 2025年12月31日)

ストック・オプション

PSU

367

803

RSU等

142

207

譲渡制限付株式報酬

309

379

 

 

前連結会計年度

(自 2024年1月1日

至 2024年12月31日)

当連結会計年度

(自 2025年1月1日

至 2025年12月31日)

持分決済型

200

725

現金決済型

618

664

 

35.金融商品

(1) 資本管理

 当社グループは、ROIC-WACC(加重平均資本コスト)及びROE-株主資本コストのスプレッドを拡大させることが企業価値向上に資すると考え、財務健全性と資本効率性を両立した資本構成に改善していく方針としております。

 資本効率性を測る管理対象項目としては、ROE並びにROICを経営指標としております。また、資本管理においては、親会社所有者帰属持分比率を主要な指標として用いており、継続的にモニタリングしております。持続的な企業価値向上に向けて、「収益性向上」「成長投資」と合わせて、「財務戦略」を実行・推進してまいります。

 

(2) リスク管理に関する事項

 当社グループは、経営活動を行う過程において、財務上のリスク(信用リスク・流動性リスク・為替の変動リスク・金利の変動リスク・市場価格の変動リスク)にさらされており、当該リスクを回避するために、一定の方針に基づきリスク管理を行っております。

 

(3) 信用リスク管理

 当社グループは、保有する金融資産の相手方が債務を履行できなくなることにより、財務的損失を被る信用リスクにさらされております。当社グループは主に営業債権について、主要な取引先の状況を定期的にモニタリングし、取引相手ごとに期日及び残高を管理すると共に、財務状況等の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図っており、その全部又は一部について回収ができない、または回収が極めて困難であると判断された場合には債務不履行とみなしております。また、デリバティブ取引の利用にあたっては、カウンターパーティーリスクを軽減するために、信用度の高い金融機関等とのみ取引を行っております。

 連結財政状態計算書に表示されている金融資産の減損後の帳簿価額は、当社グループの金融資産の信用リスクに対するエクスポージャーの最大値であります。

 

 受取手形及び売掛金等に係る当社グループの信用リスクエクスポージャーは、次のとおりであります。受取手形及び売掛金等については、回収可能性や信用リスクの著しい増加等を考慮して、将来の予想信用損失を測定して、貸倒引当金を計上しております。信用リスクが著しく増加しているか否かについては、期日経過情報及び債務者の財政的困難(経営破綻の状態に至っていないが、債権回収に問題が生じているか、もしくは生じる可能性が高い場合)などを考慮して判断しております。ただし、期日経過の理由や過去の取引実績等に基づいて反証可能である場合には、信用リスクの著しい増大は生じていないと判断しております。営業債権に係る貸倒引当金は、常に全期間の予想信用損失に等しい金額で測定しており、取引内容や取引規模及び信用リスク特性に応じて、全期間の予想信用損失を個別に測定する場合と集合的に測定する場合があります。営業債権の見積将来キャッシュ・フローに不利な影響を与える、以下のような一つ又は複数の事象が発生している場合には、信用減損した営業債権として個別債権ごとに予想信用損失を測定しております。当社グループでは、特定の取引先に信用リスクが集中していることはありません。

・債務不履行又は期日の大幅な経過などの契約違反

・債務者の重大な財政的困難

・債務者が破産又は他の財務上の再編を行う可能性が高くなったこと

 

① 営業債権及びその他の債権等に係る信用リスクエクスポージャー

受取手形及び売掛金等

(単位:百万円)

 

 

常に貸倒引当金を全期間の予想信用損失

に等しい金額で測定している金融資産

合計

信用減損していない

もの

信用減損している

もの

前連結会計年度(2024年12月31日)

1,029,999

15,819

1,045,819

当連結会計年度(2025年12月31日)

1,085,913

18,214

1,104,127

 

その他金融資産

(単位:百万円)

 

 

貸倒引当金を

12ヶ月の予想

信用損失に

等しい金額で

測定している

金融資産

貸倒引当金を全期間の

予想信用損失に等しい金額で

測定している金融資産

合計

信用リスクが

当初認識以降に

著しく増大した

もの

信用減損して

いるもの

前連結会計年度(2024年12月31日)

101,380

99

890

102,370

当連結会計年度(2025年12月31日)

110,751

105

1,119

111,975

 

② 貸倒引当金の増減

受取手形及び売掛金等に対する貸倒引当金

(単位:百万円)

 

 

常に貸倒引当金を全期間の予想信用損失

に等しい金額で測定している金融資産

合計

信用減損していない

もの

信用減損している

もの

2024年1月1日残高

25,250

18,926

44,177

期中増加額

8,440

1,111

9,551

期中減少額(目的使用)

△2,771

△5,696

△8,466

期中減少額(戻し入れ)

△2,438

△573

△3,011

その他

2,993

972

3,965

2024年12月31日残高

31,475

14,740

46,215

期中増加額

7,394

2,211

9,605

期中減少額(目的使用)

△331

△1,102

△1,433

期中減少額(戻し入れ)

△2,258

△1,032

△3,290

その他

722

635

1,358

2025年12月31日残高

37,002

15,453

52,454

 

その他金融資産に対する貸倒引当金

(単位:百万円)

 

 

貸倒引当金を

12ヶ月の予想

信用損失に

等しい金額で

測定している

金融資産

貸倒引当金を全期間の

予想信用損失に等しい金額で

測定している金融資産

合計

信用リスクが

当初認識以降に

著しく増大した

もの

信用減損して

いるもの

2024年1月1日残高

65

118

874

1,057

期中増加額

12

57

164

233

期中減少額(目的使用)

期中減少額(戻し入れ)

△1

△76

△77

その他

0

△147

△147

2024年12月31日残高

75

99

891

1,066

期中増加額

4,490

63

267

4,819

期中減少額(目的使用)

△1

△1

期中減少額(戻し入れ)

△1

△57

△58

その他

208

△37

171

2025年12月31日残高

4,772

105

1,120

5,996

 

(4) 流動性リスク管理

 当社グループは、資金調達環境の悪化などにより支払期日にその支払いを実行できなくなる流動性リスクにさらされております。営業債務である支払手形及び買掛金並びに未払金は、概ね1年以内の支払期日であります。

 当社グループは、事業活動から生じる資金流出入見込額を織り込んだ資金収支計画に基づき、将来の資金ポジションを事前に把握し、効率的な資金管理を行うと共に、銀行借入や社債発行など資金調達方法の多様化を進めることにより流動性リスクを軽減しております。また、流動性リスクに備えるため、複数の金融機関とコミットメント・ライン契約を結ぶことにより、所要の借入枠を設定しております。

 各連結会計年度末における金融負債(デリバティブ金融商品を含む)の期日別残高は、以下のとおりであります。

 

前連結会計年度(2024年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

帳簿価額

契約上の

キャッシュ

・フロー

1年以内

1年超~

2年以内

2年超~

3年以内

3年超~

4年以内

4年超~

5年以内

5年超

非デリバティブ金融負債

 

 

 

 

 

 

 

 

営業債務及びその他の債務

610,704

610,704

610,704

社債及び借入金

378,381

378,557

138,941

50,000

61,345

20

100,090

28,161

リース負債

349,340

394,941

75,055

65,003

53,662

41,604

29,377

130,240

小計

1,338,425

1,384,202

824,700

115,003

115,007

41,624

129,467

158,401

デリバティブ金融負債(注)

 

 

 

 

 

 

 

 

為替予約取引

8,103

8,103

8,103

通貨スワップ取引

2,966

2,966

1,254

206

1,515

△9

商品スワップ取引

△248

△248

△248

小計

10,820

10,820

9,108

206

1,515

△9

合計

1,349,245

1,395,022

833,808

115,209

116,522

41,615

129,467

158,401

 

当連結会計年度(2025年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

帳簿価額

契約上の

キャッシュ

・フロー

1年以内

1年超~

2年以内

2年超~

3年以内

3年超~

4年以内

4年超~

5年以内

5年超

非デリバティブ金融負債

 

 

 

 

 

 

 

 

営業債務及びその他の債務

600,647

600,647

600,647

社債及び借入金

487,270

487,601

94,964

60,758

15

100,083

93,200

138,581

リース負債

339,745

387,242

81,428

68,389

52,807

38,698

28,695

117,225

小計

1,427,662

1,475,490

777,039

129,147

52,822

138,781

121,895

255,806

デリバティブ金融負債(注)

 

 

 

 

 

 

 

 

為替予約取引

10,210

10,210

10,210

通貨スワップ取引

13,633

13,633

4,311

9,357

△35

商品スワップ取引

△97

△97

△97

小計

23,746

23,746

14,424

9,357

△35

合計

1,451,408

1,499,236

791,463

138,504

52,822

138,746

121,895

255,806

(注) デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しております。

 

 各連結会計年度末におけるコミットメント・ライン総額及び借入未実行残高は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2024年12月31日)

当連結会計年度

(2025年12月31日)

コミットメント・ライン総額

173,998

172,216

借入実行残高

未実行残高

173,998

172,216

 

(5) 為替リスク管理

 当社グループは、開発・調達・生産・流通・販売などの事業活動をグローバルに展開しており、世界各地で国際間取引を行っていることから、為替相場の変動は当社グループの業績に影響を及ぼすことになります。

 当社及び一部の連結子会社は、外貨建営業債権債務について、通貨別月別に把握された為替の変動リスクに対して、原則として為替予約取引をヘッジ目的で利用しております。なお、為替相場の状況により、輸出入に係る予定取引により確実に発生すると見込まれる外貨建営業債権債務について、為替予約取引及び通貨オプション取引を行っております。また、外貨建貸付金、外貨建借入金の為替変動リスクを回避するために必要に応じて通貨スワップ取引を行っております。

 デリバティブ取引は社内規程に基づき実需の範囲内での取引に限定しており、投機的な取引は行わない方針であります。

 

為替感応度分析

 当社グループが各連結会計年度末において保有する金融商品について、日本円に対し外国通貨が1円円高になった場合に税引後当期利益に与える影響は、以下のとおりであります。

 機能通貨建ての金融商品、及び在外営業活動体の資産及び負債、収益及び費用を円貨に換算する際の影響は含んでおりません。なお、本分析においては、その他の変動要因(残高・金利等)は一定であることを前提としております。

 

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(自 2024年1月1日

至 2024年12月31日)

当連結会計年度

(自 2025年1月1日

至 2025年12月31日)

税引後当期利益

△27

△42

 

(6) 金利リスク管理

 当社グループの借入金等の一部は変動金利であるため、金利の変動リスクにさらされております。当社グループは、借入金の金利変動リスクを回避するために必要に応じて金利スワップ取引を行っております。

 デリバティブ取引は社内規程に基づき実需の範囲内での取引に限定しており、投機的な取引は行わない方針であります。

 

金利感応度分析

 当社グループが各連結会計年度末において保有する金融商品について、金利が1%上昇した場合に税引後当期利益に与える影響は、以下のとおりであります。

 なお、本分析においては、金利変動の影響を受ける金融商品を対象にしており、為替変動の影響等その他の変動要因は一定であることを前提としております。

 

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(自 2024年1月1日

至 2024年12月31日)

当連結会計年度

(自 2025年1月1日

至 2025年12月31日)

税引後当期利益

△374

△143

 

(7) 市場価格の変動リスク管理

 当社グループの投資有価証券は、主に取引先企業の株式であり、市場価格の変動リスクにさらされております。

 当社グループは、定期的に時価や発行体(取引先企業等)の財務状況等を把握し、保有の合理性を確認して、適宜、保有状況を見直しております。

 

株価変動リスクの感応度

 当社グループが保有する上場株式の株価変動リスクに対する感応度分析は次のとおりであります。この分析は、他の変数が一定であると仮定した上で、上場株式の株価が1%下落した場合にその他の包括利益(税効果調整前)に与える影響を示しております。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(自 2024年1月1日

至 2024年12月31日)

当連結会計年度

(自 2025年1月1日

至 2025年12月31日)

その他の包括利益

△423

△422

 

(8) 公正価値測定

 特定の資産・負債は、公正価値で認識しております。当該資産・負債の公正価値は、市場価格等の市場の情報や、マーケット・アプローチ、インカム・アプローチ、コスト・アプローチ等の算出手順に基づき、決定しております。金融商品の公正価値ヒエラルキーは、用いられる評価技法へのインプットに基づいて、以下の3つのレベルに分類しております。

レベル1:活発に取引される市場の公表価格により測定された公正価値

レベル2:レベル1以外の、観察可能な価格を直接、又は間接的に使用して算出された公正価値

レベル3:観察不能なインプットを含む評価技法から算出された公正価値

 

① 公正価値で測定される金融商品

 公正価値で測定される主な金融商品の測定方法は、以下のとおりであります。

a.デリバティブ資産及びデリバティブ負債

 デリバティブ資産及びデリバティブ負債は、それぞれその他の金融資産及び金融負債に含まれ、純損益を通じて公正価値で測定される金融資産及び金融負債に分類しております。これらは為替予約、通貨スワップ及び金利スワップ等であり、主に外国為替相場や金利等の観察可能なインプットを用いたモデルに基づき測定しております。

b.短期投資

 短期投資は現金及び現金同等物に含まれ、純損益を通じて公正価値で測定される金融資産に分類しております。短期投資の公正価値については、活発に取引がされている市場の公表価格を参照しており、レベル1に区分しております。

c.株式等

 株式等はその他の金融資産に含まれ、純損益を通じて公正価値で測定される金融資産又はその他の包括利益を通じて公正価値で測定される金融資産に分類しております。株式等については、レベル1に区分されているものは活発な市場で取引されている上場株式であり、取引所の市場価格によって評価しております。レベル3に区分されているものは非上場株式等であり、主として将来キャッシュ・フローを割り引く方法、純資産に基づく評価モデル(株式発行会社の純資産に基づき、時価評価により修正すべき事項がある場合は修正した金額により、企業価値を測定する方法)等により測定しております。

 

 公正価値で測定される金融商品の公正価値ヒエラルキーは、以下のとおりであります。

 

前連結会計年度(2024年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

デリバティブ資産

3,879

3,879

短期投資

10,950

10,950

株式等

42,304

19,026

61,330

合計

53,254

3,879

19,026

76,159

デリバティブ負債

14,700

14,700

合計

14,700

14,700

 

当連結会計年度(2025年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

デリバティブ資産

3,483

3,483

短期投資

14,153

14,153

株式等

42,182

20,123

62,305

合計

56,335

3,483

20,123

79,941

デリバティブ負債

27,232

27,232

合計

27,232

27,232

 

 公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、各連結会計年度末において認識しております。なお、前連結会計年度及び当連結会計年度において、レベル1とレベル2の間の振替はありません。

 

 前連結会計年度及び当連結会計年度において、レベル3のインプットを使用して経常的に公正価値で測定される資産及び負債の期首から期末までの変動は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(自 2024年1月1日

至 2024年12月31日)

当連結会計年度

(自 2025年1月1日

至 2025年12月31日)

期首残高

27,937

19,026

利得及び損失

 

 

純損益(注1)

△60

385

その他の包括利益(注2)

△10,237

641

購入

901

1,268

売却及び回収

△1,137

△833

その他

1,622

△364

期末残高

19,026

20,123

 

(注1) 連結損益計算書の「金融収益」及び「金融費用」に含まれております。

(注2) 連結包括利益計算書の「その他の包括利益を通じて測定する金融資産の公正価値の純変動」に含まれております。

 

 レベル3に分類される金融商品は、純損益を通じて公正価値で測定される金融資産又はその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産のうち、市場価格が入手できない金融商品であります。当該金融商品に係る公正価値の測定は、グループ会計方針に準拠し算定しております。公正価値を算定するに際しては、インプットを合理的に見積り、資産の性質等から判断して最も適切な評価方法を決定しております。

 

② 償却原価で測定される金融商品

 償却原価で測定される主な金融商品に係る公正価値の測定方法は、以下のとおりであります。

 なお、帳簿価額が公正価値の合理的な近似値となっている金融商品及び重要性の乏しい金融商品は含めておりません。

 社債及び借入金(非流動負債)

 社債の公正価値は、市場価格に基づいております。借入金の公正価値は、残存期間における元利金の合計額を、新規に同様の借入れを行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しております。

 

前連結会計年度(2024年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

帳簿価額

レベル1

レベル2

レベル3

合計

社債及び借入金(非流動負債)

239,441

235,430

235,430

合計

239,441

235,430

235,430

 

当連結会計年度(2025年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

帳簿価額

レベル1

レベル2

レベル3

合計

社債及び借入金(非流動負債)

392,312

382,813

382,813

合計

392,312

382,813

382,813

 

(9) ヘッジ会計

リスク管理戦略

 当社グループは、デリバティブ取引として外貨建債権債務及び外貨建予定取引に係る為替変動リスクを回避する目的で為替予約取引及び通貨オプション取引等を、外貨建貸付金、外貨建借入金の為替変動及び金利変動リスクを回避する目的で必要に応じて通貨スワップ取引等を行っております。また、借入金の金利変動リスクを回避する目的で必要に応じて金利スワップ取引を、原材料の価格変動リスクを回避する目的で必要に応じて商品スワップ取引を行っております。デリバティブ取引の執行・管理については取引権限を定めた社内規程に従っているほか、デリバティブの利用にあたっては信用リスクを軽減するために、信用度の高い金融機関に限定して取引を行っております。また、ヘッジ手段とヘッジ対象の経済的関係性及びリスク管理戦略に照らして適切なヘッジ比率を設定しております。なお、当社グループでは、原則としてヘッジ対象とヘッジ手段の重要な条件が一致している場合のみヘッジ会計を適用しているため、重要な非有効部分は発生しておりません。

 

 当社グループは、ヘッジ関係がヘッジ会計を適用する要件を満たさない場合も含め、デリバティブを利用することが経済的に合理的である場合に、デリバティブを利用しております。

 

 各連結会計年度における当社グループのヘッジ会計を適用しているヘッジ手段に係る帳簿価額及び公正価値変動額は以下のとおりであります。

 

前連結会計年度末(2024年12月31日)

(単位:百万円)

ヘッジ種類

ヘッジ手段

契約額等

帳簿価額(注)

資産

負債

キャッシュ・フロー・ヘッジ

為替デリバティブ

89,668

4,247

合計

 

89,668

4,247

 

当連結会計年度末(2025年12月31日)

(単位:百万円)

ヘッジ種類

ヘッジ手段

契約額等

帳簿価額(注)

資産

負債

キャッシュ・フロー・ヘッジ

為替デリバティブ

90,197

4,540

合計

 

90,197

4,540

(注) デリバティブの帳簿価額は、連結財政状態計算書上「その他の金融資産」又は「その他の金融負債」に計上された金額であり、満期までの期間が1年超の金額は非流動資産又は非流動負債に分類しております。

 

 キャッシュ・フロー・ヘッジのキャッシュ・フローが発生すると見込まれる期間は、為替予約で4ヶ月から12ヶ月程度であり純損益に影響を与えることになると見込まれる期間とほぼ同時であると予測されます。

 前連結会計年度及び当連結会計年度において、ヘッジの非有効部分及びヘッジの有効性評価から除外した部分に関して純損益に計上された金額に重要性はありません。

 

 

 キャッシュ・フロー・ヘッジとして指定されたヘッジ手段から生じたキャッシュ・フロー・ヘッジ剰余金の増減は、以下のとおりであります。

 

前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

キャッシュ・フロー・ヘッジの公正価値の変動額の有効部分

 

為替リスク

金利リスク

商品関連リスク

合計

2024年1月1日残高

785

337

△28

1,094

その他の包括利益

 

 

 

 

当期発生額(注1)

△14,612

△449

30

△15,031

組替調整額(注2)

8,963

8,963

税効果

1,762

112

1,874

2024年12月31日残高

△3,102

2

△3,100

 

当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

キャッシュ・フロー・ヘッジの公正価値の変動額の有効部分

 

為替リスク

金利リスク

商品関連リスク

合計

2025年1月1日残高

△3,102

2

△3,100

その他の包括利益

 

 

 

 

当期発生額(注1)

467

467

組替調整額(注2)

△259

△259

税効果

58

58

2025年12月31日残高

△2,836

2

△2,834

(注1) ヘッジ非有効部分を認識する基礎として用いたヘッジ対象の価値の変動はヘッジ手段の公正価値の変動に一致しております。

(注2) ヘッジ対象が純損益に影響を与えたことにより振り替えた金額であり、連結損益計算書において「その他の収益」、「その他の費用」又は「金融収益」、「金融費用」として認識しております。

 

36.関連当事者

(1) 関連当事者との取引

前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)

 該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)

 該当事項はありません。

 

(2) 主要な経営幹部に対する報酬

 各連結会計年度の主要な経営幹部に対する報酬は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(自 2024年1月1日

至 2024年12月31日)

当連結会計年度

(自 2025年1月1日

至 2025年12月31日)

報酬及び賞与

683

902

株式に基づく報酬

254

501

合計

937

1,404

 

37.子会社及び関連会社等

(1) 主要な子会社の状況

 当連結会計年度末の当社グループの重要な子会社及び関連会社は、「第1 企業の概況」の「4 関係会社の状況」に記載しております。

 

(2) 重要な関連会社及び共同支配企業

 当社グループにとって重要性のある関連会社及び共同支配企業はありません。

 

38.コミットメント

 各連結会計年度における、決算日以降の資産の取得に係るコミットメントは、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2024年12月31日)

当連結会計年度

(2025年12月31日)

有形固定資産の取得

151,812

105,616

無形資産の取得

3,843

1,894

合計

155,655

107,510

 

39.後発事象

1.株式分割及び株式分割に伴う定款の一部変更

 当社は、2025年11月12日開催の取締役会決議に基づき、2026年1月1日付で株式分割及び株式分割に伴う定款の一部変更を行っております。

 

(1) 株式分割の目的

 当社株式の投資単位当たりの金額を引き下げることにより、投資家の皆さまがより投資しやすい環境を整え、投資家層の拡大を図ることを目的としております。

 

(2) 株式分割の概要

① 分割の方法

 2025年12月31日(同日は株主名簿管理人の休業日につき、実質的には2025年12月30日)を基準日として、同日最終の株主名簿に記載又は記録された株主の所有する当社普通株式1株につき、2株の割合をもって分割いたしました。

 

② 分割により増加する株式数

株式分割前の発行済株式総数

713,698,221株

当該分割により増加する株式数

713,698,221株

株式分割後の発行済株式総数

1,427,396,442株

株式分割後の発行可能株式総数

2,900,000,000株

 

③ 分割の日程

基準日公告日

2025年12月15日

基準日

2025年12月31日

※実質的には2025年12月30日

効力発生日

2026年1月1日

 

(3) 株式分割に伴う定款の一部変更について

① 定款変更の理由

 当該株式分割に伴い、会社法第184条第2項の規定に基づき、2026年1月1日を効力発生日として、当社定款第6条の発行可能株式総数を変更いたしました。

 

② 定款変更の内容

 変更の内容は以下のとおりであります。

 

(下線は変更部分)

 

変更前

変更後

(発行可能株式総数)

(発行可能株式総数)

第6条 当会社の発行可能株式総数は、1,450,000,000株とする

第6条 当会社の発行可能株式総数は、2,900,000,000株とする

 

(4) その他

① 資本金の額の変更について

 当該株式分割に際して、資本金の額の変更はありません。

 

② 配当について

 当該株式分割は、2026年1月1日を効力発生日としておりますので、2025年12月31日を基準日とする2025年12月期の期末配当金は、株式分割前の株式数が対象となります。

 

③ 1株当たり情報に及ぼす影響

 1株当たり情報に及ぼす影響については、注記「32.1株当たり利益」に記載しております。

 

2.自己株式の消却(完了)

 当社は、2025年2月17日開催の取締役会において決議しましたとおり、会社法第178条の規定に基づく自己株式の消却を2026年1月23日付で完了しました。

 

(1) 消却した株式の種類     当社普通株式

(2) 消却した株式の総数     93,359,400株

(消却前発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合 7.3%)

(3) 消却実施日         2026年1月23日

(ご参考)消却後の発行済株式総数 1,334,037,042株

 

3.自己株式の取得

 企業価値向上に資する投資、最適資本構成(資本効率化)に向けた施策のため、当社は、2026年2月16日開催の取締役会において、会社法第165条第3項の規定により読み替えて適用される同法第156条の規定に基づき、自己株式を取得することを決議しました。

 

(1) 取得対象株式の種類     当社普通株式

(2) 取得し得る株式の総数    60百万株(上限)

(3) 株式の取得価額の総額    1,500億円(上限)

(4) 取得方法          自己株式取得に係る取引一任契約に基づく市場買付

(5) 取得期間          2026年2月17日から2026年8月31日まで

 

4.自己株式の消却(決議)

 当社は、2026年2月16日開催の取締役会において、会社法第178条の規定に基づき、自己株式の消却を行うことを決議しました。

 

(1) 消却する株式の種類     当社普通株式

(2) 消却する株式の総数     上記「3.自己株式の取得」により取得した自己株式の全数

(3) 消却予定日         2026年9月18日

 

5.社債の発行

 当社は、取締役会から委任された代表執行役 Global CEOによる包括決裁として、2026年2月16日、以下の事項を決定しました。

 

(1) 種類            国内無担保普通社債

(2) 発行予定期間        2026年4月1日から2026年12月31日まで

(3) 発行総額          1,500億円以内

ただし、この範囲内で複数回の発行を妨げない。

(4) 利率            発行する社債と同年限の国債流通利回り+1.0%以内

(5) 払込金額          各社債の金額100円につき100円

(6) 償還期限          10年以内

(7) 償還方法          満期一括償還

(8) 資金使途          投融資資金、設備資金、自己株式取得資金等に充当

 

(2)【その他】

当連結会計年度における半期情報等

 

中間連結会計期間

当連結会計年度

売上収益(百万円)

2,116,437

4,429,452

税引前中間(当期)利益(百万円)

155,411

354,661

親会社の所有者に帰属する中間

(当期)利益(百万円)

115,523

327,264

基本的1株当たり中間(当期)利益

(円)

85.11

246.00

(注) 当社は、2026年1月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。当連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、1株当たり情報を算定しております。