第一部 【企業情報】

 

第1 【企業の概況】

 

1 【主要な経営指標等の推移】

(1) 連結経営指標等

 

回次

第9期

第10期

第11期

第12期

第13期

決算年月

2021年12月

2022年12月

2023年12月

2024年12月

2025年12月

売上高

(百万円)

9,931

9,739

11,680

15,981

20,729

経常利益又は経常損失(△)

(百万円)

960

1,495

409

796

1,644

親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)

(百万円)

1,194

1,732

606

340

1,826

包括利益

(百万円)

1,189

1,729

608

336

1,913

純資産額

(百万円)

15,105

13,501

13,000

13,600

15,119

総資産額

(百万円)

31,991

31,278

37,297

46,288

57,803

1株当たり純資産額

(円)

135.48

118.81

112.87

115.77

126.86

1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失(△)

(円)

10.80

15.46

5.31

2.94

15.87

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

2.90

15.65

自己資本比率

(%)

47.2

43.2

34.9

29.1

25.3

自己資本利益率

(%)

2.6

13.0

株価収益率

(倍)

110.5

20.1

営業活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

1,782

1,706

80

3,657

3,283

投資活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

21

28

53

159

3,074

財務活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

21

26

16

3

1,073

現金及び現金同等物
の期末残高

(百万円)

24,053

22,344

22,227

25,730

24,865

従業員数

(名)

211

266

274

304

401

 

(注) 1.第9期、第10期及び第11期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、1株当たり当期純損失であるため、記載しておりません。

2.自己資本利益率については、第9期、第10期及び第11期は親会社株主に帰属する当期純損失が計上されているため記載しておりません。

3.第9期、第10期及び第11期の株価収益率は親会社株主に帰属する当期純損失であるため記載しておりません。

4.従業員数は、就業人員数であり、臨時雇用者数は、従業員数の100分の10未満であるため、記載を省略しております。

5.当社は2021年4月1日付で普通株式1株につき5株の割合で株式分割を行っておりますが、第9期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失(△)及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益を算定しております。

6.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第10期の期首から適用しており、第10期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

(2) 提出会社の経営指標等

 

回次

第9期

第10期

第11期

第12期

第13期

決算年月

2021年12月

2022年12月

2023年12月

2024年12月

2025年12月

売上高

(百万円)

8,420

7,635

8,073

9,995

11,952

経常利益又は経常損失(△)

(百万円)

860

1,446

322

682

1,224

当期純利益又は当期純損失(△)

(百万円)

1,147

1,779

520

63

1,499

資本金

(百万円)

8,552

8,614

8,669

8,735

8,847

発行済株式総数

(株)

111,500,749

113,631,964

115,197,823

116,386,590

117,847,657

純資産額

(百万円)

15,152

13,501

13,087

13,410

14,387

総資産額

(百万円)

28,390

25,819

27,026

31,214

33,746

1株当たり純資産額

(円)

135.90

118.81

113.63

114.14

122.21

1株当たり配当額
(1株当たり中間配当額)

(円)

5.00

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失(△)

(円)

10.37

15.88

4.55

0.55

13.03

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

0.54

12.85

自己資本比率

(%)

53.4

52.3

48.4

42.5

41.7

自己資本利益率

(%)

0.5

11.0

株価収益率

(倍)

590.9

24.4

配当性向

(%)

38.4

従業員数

(名)

186

250

252

250

247

株主総利回り

(%)

31.6

12.1

12.5

16.6

16.6

(比較指標:配当込みTOPIX) 

(112.7)

(110.0)

(141.1)

(169.9)

(213.2)

最高株価

(円)

2,309

(14,500)

648

386

372

538

最低株価

(円)

592

(7,550)

232

222

190

298

 

 

(注) 1.第9期、第10期、第11期及び第12期の1株当たり配当額及び配当性向については、配当を実施していないため記載しておりません。

2.第9期、第10期及び第11期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、1株当たり当期純損失であるため記載しておりません。

3.自己資本利益率については、第9期、第10期及び第11期は当期純損失が計上されているため、記載しておりません。

4.第9期、第10期及び第11期の株価収益率は1株当たり当期純損失であるため記載しておりません。

5.従業員数は、就業人員数であり、臨時雇用者数は、従業員数の100分の10未満であるため、記載を省略しております。

6.当社は2021年4月1日付で普通株式1株につき5株の割合で株式分割を行っておりますが、第9期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失(△)及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益を算定しております。

7.最高・最低株価は、2022年4月3日以前は東京証券取引所マザーズにおける株価を、2022年4月4日以降は東京証券取引所グロース市場における株価を記載しております。

8.当社は2021年4月1日付で普通株式1株につき5株の割合で株式分割を行っております。第9期の株価については株式分割後の最高株価及び最低株価を記載しており、( )内に株式分割前の最高株価及び最低株価を記載しております。

9.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第10期の期首から適用しており、第10期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

 

2 【沿革】

当社代表取締役CEOであり創業者の鶴岡裕太は、Eコマースの課題となっていた決済機能の導入に係る審査期間を短縮すること、専門的なWebサイト構築やWebデザインの技術を使わずに、誰でも簡単にデザイン性の高いネットショップが作成できる仕組みを提供することを目的として2012年12月にBASE株式会社を設立しました。

当社設立以降の企業集団に係る沿革は、下記のとおりであります。

 

年月

概要

2012年12月

 

東京都港区六本木において、BASE株式会社を設立
ネットショップ作成サービス「BASE(ベイス)」の提供開始

2014年3月

 

 

ネットショップ作成サービス「BASE」にて、独自の決済システム「BASEかんたん決済」の提供開始及び「BASEかんたん決済」にて「クレジットカード決済」の提供開始

本社を東京都渋谷区道玄坂二丁目10番12号に移転

2014年12月

 

オンライン決済サービス「Pureca(ピュレカ)」を開発するピュレカ株式会社株式を取得し、子会社化(2018年5月に清算)

2015年6月

本社を東京都渋谷区道玄坂二丁目11番1号に移転

2015年9月

オンライン決済サービス「PAY.JP」の提供開始

2016年6月

ID決済サービス「PAY ID」(現:購入者向けショッピングサービス「Pay ID」)の提供開始

2018年1月

 

 

オンライン決済サービス「PAY.JP」、ID決済サービス「PAY ID」の事業部門を分社化し、PAY株式会社(現、連結子会社)を設立

新規事業として金融サービスを行うことを目的に、BASE BANK株式会社を設立

2018年9月

本社を東京都港区六本木三丁目2番1号に移転

2018年12月

資金調達サービス「YELL BANK」の提供開始

2019年10月

東京証券取引所マザーズに株式を上場

2022年1月

BASE BANK株式会社を吸収合併

2022年4月

 

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所マザーズ市場からグロース市場に移行

ネットショップ作成サービス「BASE」において、月額有料の「グロースプラン」を提供開始

2023年4月

 

ネットショップ作成サービス「BASE」の「BASEかんたん決済」にて、「あと払い(Pay ID)」の提供開始

2024年6月

「PAY.JP」加盟店向けに、資金調達サービス「PAY.JP YELL BANK」の提供開始

2024年8月

越境ECサービス「want.jp」を運営するwant.jp株式会社を子会社化

2025年7月

伴走型ネットショップ構築システム「Eストアーショップサーブ」を運営する株式会社Eストアーを子会社化

 

 

 

3 【事業の内容】

当社グループは「Payment to the People, Power to the People.」をミッションとして掲げ、ネットショップ作成サービス「BASE」及び購入者向けショッピングサービス「Pay ID」を提供するBASE事業、オンライン決済サービス「PAY.JP」を提供するPAY.JP事業、資金調達サービス「YELL BANK」等を提供するYELL BANK事業、越境ECサービス
「want.jp」を提供するwant.jp事業及び伴走型ネットショップ構築システム「Eストアーショップサーブ」を提供するEストアーショップサーブ事業を展開しており、これらのサービスを通して、個人及びスモールチームをエンパワーメントすること、スタートアップ企業を支援することに注力しております。

 

(1) BASE事業

「BASE」は、誰でも簡単にネットショップが作成できるWebサービスで、ものづくりを行う個人にとどまらず、ビジネスを展開する法人、地方自治体をはじめとする行政機関にもご利用いただいています。
 「BASE」では、専門的なWebサイト構築やWebデザインの技術を使わずに、当社が提供するデザインテンプレートを選択するだけで、誰でも簡単にデザイン性の高いネットショップを作成することができます。また、ネットショップ運営の課題となっていた決済機能の導入に係る時間を短縮する仕組みとして、当社独自の決済システム「BASEかんたん決済」を提供し、ネットショップの開設から決済機能の導入までをワンストップで提供することで、これまでネットショップの作成時間、運営費用、Web技術等様々な理由で、ネットショップを始めることが困難だった方でも、手軽にネットショップの開設・運営を始めることができる仕組みを構築しております。
 ショッピングサービス「Pay ID」はBASEで作られたショップでのお買いものを、楽しむためのショッピングサービスです。ショッピングアプリとクイックでスムーズな決済機能を提供しています。
 

なお、「BASE」及び「Pay ID」の主な特徴は、以下のとおりであると考えております。

 

A) 全てのショップに最適な料金体系

ネットショップの初期導入費用及び月額運営費用が無料の月額無料プランでは、ネットショップの作成から運営まで無料でできるため、誰でもかんたんにネットショップの開設・運営を始めることができます。さらに、成長意欲が高く、売上規模が大きなショップは、サービス利用料を固定金額で支払う月額有料プランを利用することでランニングコストを抑制することが可能です。

なお、月額無料プランは「スタンダードプラン」、月額有料プランは「グロースプラン」として提供しております。

また、2025年7月にショッピングアプリ「Pay ID」を介しての販売に一律の手数料を新設しております。

 

 

 

月額無料プラン

月額有料プラン

Web

サービス

利用料

決済金額に対して3.0%

月額 19,980円

決済手数料(注1)

決済金額に対して3.6%~

+

1回あたり40円

決済金額に対して2.9%~

ショッピングアプリ「Pay ID」

サービス

利用料

決済金額に対して5.9%

決済手数料

決済金額に対して3.6%

+

1回あたり40円

 

(注1)Amazon Pay決済及びPayPal決済を利用された場合は、追加でシステム手数料相当額1%を受領しています。

(注2)ショップの売上代金を引き出す際に、別途引出申請手数料を受領しています。

 

B) 「BASEかんたん決済」

当社独自の決済システム「BASEかんたん決済」は、あと払い(Pay ID)、クレジットカード決済、コンビニ決済・Pay-easy決済、キャリア決済、銀行振込決済、PayPay決済、Amazon Pay決済、PayPal決済の8つの決済方法を、最短翌営業日からという短い時間で、「BASE」により開設したネットショップに導入することができます。一般的に、ネットショップを始める際には、ネットショップの開設の他に決済機能の導入も併せて行う必要があり、ショップオーナーは、決済会社との間で、別途個別契約の締結や銀行口座の用意が必要など、ネットショップの運営開始までの間に煩雑な手続きを行わなければなりません。「BASE」を用いてネットショップ開設をしたショップオーナーは、これらの煩雑な手続きを行うことなく、「BASEかんたん決済」の利用申請を行うだけで、決済機能を導入することができます。なお、「BASEかんたん決済」は、エスクロー決済(注)であり、「BASE」を利用しているショップとそのショップで買い物をされる購入者とが安心して取引できるよう、当社が仲介することで取引の安全性を確保しております。

(注) エスクロー決済とは、取引の安全性を確保するための仲介サービスです。

 

C) 誰でもかんたんに使える機能

「BASE」では、はじめての方でもかんたんに使えるシンプルな標準機能に加え、多様なニーズに合わせてショップをかんたんに拡充できる拡張機能「BASE Apps」等を提供しております。ネットショップ運営に必要な基本機能は、標準機能としてすべてのショップに対して提供しており、はじめてネットショップを作成される方でもかんたんに操作することができます。また、「BASE Apps」は「BASE」をより便利にご利用頂くための拡張機能であり、目的や必要に応じてネットショップの機能をかんたんに拡充できるシステムです。「BASE Apps」をご利用頂くことによって、ショップの成長に伴うニーズの多様化に対応することが可能になります。

 

D) ショッピングサービス「Pay ID」

ショッピングサービス「Pay ID」はBASEで作られたショップでのお買いものを、楽しむためのショッピングサービスです。ショッピングアプリとクイックでスムーズな決済機能を提供しています。

購入者は、ショッピングアプリ「Pay ID」を利用して、お気に入りのショップから新作入荷の通知やクーポン配布の通知の受け取りやお買いものの記録の一元管理などの、ショッピング体験のサポートを受けられます。また、「Pay ID」の決済機能では、登録した情報でクイックにワンクリック決済ができ、さらに、お買いものを翌月まとめてお支払い「Pay ID あと払い」が利用可能です。

ショップは、ショッピングサービス「Pay ID」を通じて、新規顧客の獲得が期待できます。また、商品の入荷などをお知らせすることで、自動でお客様に情報が届き、リピーターの強化を図ることが可能です。加えて、「Pay ID」の負担によるキャンペーンの実施及び「Pay ID」ポイントの提供を通じて売上の向上が期待できます。

 

 

「BASE」を利用しているショップオーナーの特徴は以下のとおりであります。なお、本特徴は、当社が2025年10月に実施したアンケート調査に基づいております(有効回答数1,083ショップ)。

 

A) 少人数でのショップ運営
  ネットショップの運営人数は、「1名」が77.4%、「2名~4名」は21.9%であり、全体の9割以上が4名以下の少人数でネットショップを運営しております。
 

B) 個人でのショップ運営
  個人と法人の利用割合では、個人でネットショップを運営しているショップオーナーが71.5%、法人が28.5%であります。この結果について、当社では、法人はもちろんのこと、初期費用や月額費用が無料であり、商品が売れない時期からコストが先行するリスクなくネットショップ運営に挑戦できる環境が、個人やスモールチームの利用しやすさに繋がっていると考えております。

 

C)  オリジナル商品の販売が多い
 「BASE」で販売されている商品のうち、オリジナル商品を展開しているショップは79.8%であり、大半のショップがショップ独自の商品を販売しております。
 

<BASE事業のビジネスの流れ>

① ネットショップを作成しようとする個人・事業者は、「BASE」を使用してネットショップを作成します。

② 購入者(「BASE」を使用するショップで商品を購入する者)は、顧客(ショップ)が出品する商品の購入決済を行います。決済が行われると、業務提携先の決済代行会社を経由して決済情報が「BASE」に送信されます。ショップは「BASE」を通じて「購入情報」を受領します。

③ 決済代行会社は、購入者から代金を回収し、決済手数料控除後、回収した代金を当社へ支払います。

④ 当社は、決済手数料及びサービス利用料控除後の代金をショップへ支払います。(注)

(注)月額有料プランの場合は決済手数料のみを控除し、サービス利用料月額19,980円は別途顧客(ショップ)に請求いたします。

 

<事業系統図(BASE事業)>


 

 

(2)  PAY.JP事業

 「PAY.JP」は、開発者がスムーズに決済を組み込むことができる決済APIです。シンプルなAPIと豊富なライブラリで、Webサービスやモバイルアプリにかんたんに決済を導入することができ、オンライン決済を展開するスタートアップをはじめとする加盟店に提供しております。

なお、「PAY.JP」の主な特徴は、以下のとおりであります。

A) 業界最低水準の手数料

決済手段別の料金体系は、以下のとおりであります。

 

決済手段

プラン / 商材

決済手数料

月額費用

クレジットカード決済 / Apple Pay

スタンダードプラン(注)1

3.3%

0円

ビジネスプラン(注)2

2.78%

20,000円

エンタープライズプラン(注)3

2.59%又は2.7%

50,000円

PayPay決済(注)4

物販・サービス

3.5%

0円

デジタルコンテンツ

9.0%

0円

 

(注) 1.「スタンダードプラン」とは、月間流通総額400万円未満の加盟店向けのプランです。

2.「ビジネスプラン」とは、月間流通総額が400万円以上2,000万円未満の加盟店向けのプランです。

3.「エンタープライズプラン」とは、月間流通総額が2,000万円以上の加盟店向けのプランです。

4.PayPayの決済手数料にプランはございません。手数料は別途消費税がかかります

5. 決済手数料はクレジットカード会社により異なります。

 

B) サポート満足度

2024年1月から2025年3月に「PAY.JP」を導入した加盟店に対する自社アンケート調査に基づく調査結果により、サポート満足度94.7%を獲得しております。

 

C) 安心なセキュリティ

 「PAY.JP」は、国際基準のPCI-DSS Version4.0の準拠及びEMV 3Dセキュアに対応しており、加盟店はカード番号に一切触れることなく、国際基準に準拠したセキュリティで保護されたクレジットカード決済を導入することができます。

 

<「PAY.JP」サービスのビジネスの流れ>

① 顧客(加盟店)がオンライン決済システムとして「PAY.JP」を導入します。
② 「PAY.JP」が導入されているECサイトで商品を購入する者が、クレジットカードを使用して決済を行います。決済が行われると、業務提携先の決済代行会社を経由して決済情報が「PAY.JP」に送信されます。加盟店は「PAY.JP」を通じて「購入情報」を受領します。
③ 決済代行会社は、購入者から代金を回収し、決済手数料控除後、回収した代金をPAY株式会社へ支払います。
④ PAY株式会社は、決済手数料控除後の代金を加盟店へ支払います。

 

<事業系統図(「PAY.JP」)>

 


 

 

(3) YELL BANK事業

「BASE」を利用するショップオーナーから将来発生する債権を買い取ることにより事業資金を提供する、資金調達サービス「YELL BANK」等のサービスを展開しております。

「YELL BANK」は、「BASE」のショップデータを活用することで、「BASE」のショップの将来の売上を予測し、当該予測に基づき将来債権を買い取ることによりショップオーナーに事業資金を提供する資金調達サービスであり、「BASE」のショップのさらなる成長をサポートいたします。

また、「YELL BANK」を「PAY.JP」の加盟店向けに横展開した「PAY.JP YELLBANK」も提供しております。これにより、より幅広いマーチャントの資金調達のサポートが可能になっております。

「YELL BANK」の主な特徴は以下の通りであります。

 

A) 必要な金額がすぐに調達できる

「YELL BANK」が「BASE」のショップの将来債権を割り引いて購入することで、マーチャントは必要な事業資金をすぐに調達することができます。手数料率(サービス利用料)は1%から20%となります。

 

B) 支払いは商品が売れた時だけ

「YELL BANK」への支払いは、資金調達後、商品が売れた時だけ、支払率(将来債権のうち当社に譲渡した債権の割合)に応じて行われます。「YELL BANK」が買い取った将来債権が万一発生しない場合や、債権が発生したにもかかわらず回収できない場合、そのリスクを「YELL BANK」が負担するため、マーチャントは当該リスク無く「YELL BANK」を利用できます。
 

C) ショップ運営データによる将来債権の予測

「YELL BANK」は、「BASE」のショップの過去の運営データを活用して将来債権額を予測し、利用可能な条件を満たしたマーチャントに対し本サービスを提供いたします。このため、既存の金融機関を利用できずにチャレンジに足踏みをしていたマーチャントも、資金調達のチャンスを得ることが可能になります。

 

なお、マーチャントとは、「BASE」を利用するショップと「PAY.JP」を利用する加盟店の総称です。

 


(注)上図はBASEショップに提供する「YELL BANK」の概要です

 

(4) want.jp事業

日本のEC運営者による世界中のローカルな販売網へのアクセスを容易にする越境ECサービスを提供しております。データに基づくグローバルサプライチェーンを構築し、独自のプライシング機能やロジスティクス機能を提供することで、海外向け販売を強化したい日本のEC運営者をサポートしています。また、BASEが提供する越境EC機能「かんたん海外販売」の配送や決済を担うことで、「BASE」の利用ショップが簡単に商品を海外に販売できる環境を提供しています。

 

(5) Eストアーショップサーブ事業

「Eストアーショップサーブ」は、EC専業25年超のノウハウに基づく高機能なECサイト構築システムに加え、専任担当者が開店から日々の運営、販促までをサポートする「伴走型」のサービスを提供しています。システム提供にとどまらず、集客やCRM(顧客関係管理)などのマーケティング支援も行うことで、EC事業の更なる成長やブランド確立を目指す事業者のニーズに応え、売上の拡大と事業の持続的な成長を強力に支援しております。

なお、グループGMVの拡大を目的として、2025年7月に「Eストアーショップサーブ」を運営する株式会社Eストアーを子会社化しております。

 

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金
(百万円)

主な事業
の内容

議決権の所有または被所有割合(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

PAY株式会社
 (注)2、3

東京都港区

100

PAY.JP事業

100.0

役員の兼任 2名
管理業務の業務受託
資金の貸付、債務保証

want.jp株式会社
 (注)2、4

東京都港区

50

want.jp事業

94.2

役員の兼任 2名
資金の貸付、債務保証

株式会社Eストアー
 (注)2

東京都港区

100

Eストアーショップサーブ事業

100.0

役員の兼任 3名

その他     1社

 

 

 

 

 

(持分法適用関連会社)

 

 

 

 

 

その他     2社

 

 

 

 

 

 

(注) 1.「主な事業の内容」欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。

2.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社ではありません。

3.PAY株式会社については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えておりますが、セグメント情報においてPAY.JP事業の売上高に占める当該連結子会社の売上高(セグメント間の内部売上高又は振替高を含む)の割合が90%を超えているため、主要な損益情報等の記載を省略しております。

4.債務超過会社であり、2025年12月末時点で債務超過額は854百万円であります。

 

5 【従業員の状況】

(1) 連結会社の状況

2025年12月31日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

BASE事業

146

PAY.JP事業

31

YELL BANK事業

25

want.jp事業

15

Eストアーショップサーブ事業

108

全社(共通)

76

合計

401

 

(注) 1.従業員数は、他社から当社グループへの出向者1名を除く就業人員数であり、臨時雇用者数14名(内、契約社員7名、アルバイト7名)は、従業員数の100分の10未満であるため、記載を省略しております。なお、当社グループ内の出向者6名については、BASE事業に1名、全社(共通)に1名、want.jp事業に1名、Eストアーショップサーブ事業に3名所属しております。

   2.前連結会計年度末に比べ従業員数が97名増加しておりますが、主として2025年7月18日付で、株式会社Eストアーを連結子会社化したことによるものであります。

 

(2) 提出会社の状況

2025年12月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(百万円)

247

36.3

4.5

8

 

 

セグメントの名称

従業員数(名)

BASE事業

146

YELL BANK事業

25

全社(共通)

76

合計

247

 

(注) 1.従業員数は、他社から当社への出向者5名を除く就業人員数であり、臨時雇用者数は、従業員数の100分の10未満であるため、記載を省略しております。

2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

 

(3) 労働組合の状況

当社グループでは労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。

 

(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

①提出会社

当事業年度

提出会社

管理職に占める女性労働者の

割合(%)(注1)

男性労働者の

育児休業取得率

(%)(注2)

労働者の男女の賃金の差異(%)(注1)

全労働者

正規雇用労働者

パート・

有期労働者

BASE株式会社

17.0

72.7

74.7

75.2

126.3

 

(注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

 

②連結子会社

当事業年度

連結子会社

管理職に占める女性労働者の

割合(%)(注1)

男性労働者の

育児休業取得率

(%)(注2)

労働者の男女の賃金の差異(%)(注1)

全労働者

正規雇用労働者

パート・

有期労働者

株式会社
Eストアー

0

100

70.8

70.9

69.5

 

(注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

3.PAY株式会社、want.jp株式会社及び株式会社アーヴァイン・システムズについては、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しています。