第2 【事業の状況】

 

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。

(1)会社の経営の基本方針

当社グループは小売及び小売周辺業務を主な事業内容とし、更に外食事業等の事業活動を展開いたしております。平和堂グループ憲章「全従業員の物心両面の幸福を追求すると共にお客様と地域社会に貢献し続ける企業となる」ことを経営理念として、実現を目指しております。

①全従業員の物心両面の幸福(従業員満足度の高い会社の実現)

 一人ひとりの社員の個性や創造性が発揮でき、生きがい・働きがいを感じる職場風土の実現を目指します。

②お客様に貢献し続ける(お客様満足度の高い会社の実現)

絶えずお客様の目線で考え、行動することを基本に、生活向上や楽しさを実現する商品の開発や、売場づくりの充実をはかります。

③地域社会に貢献し続ける(地域社会や環境との共生をはかる会社の実現)

環境の保全と地域の健康(人の健康と地域社会の活性化)を目指し、住みやすい、くらしに優しいまちづくりへの貢献を続けます。

 

(2)中長期的な会社のビジョン

経営理念を踏まえ、中長期ビジョンである「地域密着ライフスタイル総合(創造)企業」を目指し、地域のインフラとして生活全般に関わり、地域とともに社会的課題の解決に取り組みます。そして、健全な社会環境の中で多様な価値観が尊重され、誰もが住みやすく、‘活気のある地域社会‘と‘豊かな暮らし‘を実現することを目指します。

 

(3)経営環境の変化及び対処すべき課題と経営戦略

今後のわが国経済および小売業界を取り巻く環境におきましては、物価上昇やそれに伴う生活防衛意識の高まりによる消費の選別化、さらには慢性的な人手不足、物流費・店舗運営コストの高騰など、引き続き不透明かつ極めて厳しい状況が継続するものと予想されます。また、急激な為替変動や国際情勢の動向など、注視すべき懸念材料も存在しております。

このような厳しい環境の中、当社グループは主要な事業環境の変化として以下の認識を持っております。

・マクロ経済の変化(人口減少・少子高齢化、コスト増、デジタル化/DX)

・お客様の変化(ライフスタイル、価値観の変化)

・競合の変化(同業および異業種間競合の激化、デジタルコマース)

・サプライチェーンの変化(気候変動、国際情勢における調達面の不安定化、物流問題)

 

当社グループの中長期ビジョン達成には、中核事業である小売事業のさらなる強化が不可欠です。次期は「第五次中期経営計画(2024年度〜2026年度)」の最終年度にあたるため、当期に引き続き以下の重点テーマを強力に推進し、目標達成に向けた各種施策の確実な実行を図ってまいります。

①子育て世代ニーズ対応による顧客支持の獲得

・日常使いの商品の価格強化

・生鮮品、プライベートブランド商品での差別化

・アプリを活用したコミュニケーション強化

②ドミナント戦略をベースとしたHOP経済圏の拡大

・複数フォーマットによる重点エリアへの出店拡大

・地域密着の取組みによる顧客基盤の盤石化

・小型店舗、ネットスーパーなどの新規チャネル拡大

③生産性改善を含むコスト構造改革の推進

・生産性改善、業務プロセス見直しを通じた賃金の向上、働きがい向上と人件費コントロールの両立

・物流改革の推進、仕様見直し等による各種コストの最適化

 

 また、上記重点テーマを進める基盤として、以下の強化を推進しております。

a)デジタル化/DXの推進

・セルフレジやアプリなどデジタルを活用した生産性と顧客体験価値の向上

・需要予測やマーケティング利用などデータドリブンな経営の推進

・情報セキュリティ対策の強化による情報漏洩リスクの低減

b)ESG経営の推進

・人手不足への対応を含めた人的資本の充実による経営基盤の強化

・当社グループが企業活動を継続するには、持続可能な社会実現が前提であり、サステナビリティ・ビジョンに基づく課題解決の推進

 

 

2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】

当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組みは、次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)サステナビリティ基本方針

当社グループは、「全従業員の物心両面の幸福(しあわせ)を追求するとともに、お客様と地域社会に貢献し続ける企業となる」という企業理念のもと、グループを取りまく課題を整理し、「平和堂グループのサステナビリティ・ビジョン」を策定しました。

世界では、地球温暖化に伴う気候変動による気象災害の多発化・激甚化、海洋プラスチックなど廃棄物による環境汚染も深刻化するなど、地球環境は危機的な状況に陥っています。また、環境以外でも、貧困や人権問題、高齢化、地域産業の後継者不足など多岐にわたる課題に直面しています。このような状況下で、持続可能な社会の実現に向け社会的責任を積極的に果たすことが求められております。

「平和堂グループのサステナビリティ・ビジョン」では、‟100年企業に向けて。平和堂グループは、事業を通じた「地域社会の課題」・「地球規模の課題」の解決とグループの成長の両立を目指します”を基本方針とし、5つの重要課題を特定しました。

 

5つの重要課題

1)「地域の健康」の実現

2)廃棄物の削減と資源循環の推進

3)脱炭素社会の実現

4)安全・安心で持続可能な商品の調達

5)多様な人材の活躍

 

 

 

①ガバナンス

社長執行役員を委員長とするサステナビリティ委員会のもと、グループ全体でサステナビリティ経営を推進しています。サステナビリティ委員会は、「環境セクター」「地域活性化セクター」「DEI推進セクター」「商品調達セクター」の各部会で構成されており、サステナビリティの重要課題について、取組目標や進捗状況を年2回サステナビリティ委員会で確認しております。

経営会議では年2回、取締役会では年2回、それぞれサステナビリティ委員会から課題全般に関する取組み報告を受け、審議及び監督を行っております。

 

〈サステナビリティ経営を推進する体制〉


 

 

上記を含むコーポレート・ガバナンス体制の概要については、「第4 提出会社の状況 4コーポレート・ガバナンスの状況等(1)コーポレート・ガバナンスの概要 ②企業統治の体制の概要及び当社体制を採用する理由」をご参照ください。

 

 

②戦略

当社グループでは、特定した5つの重要課題について事業を通じて、以下のとおり具体的な取組みを進めております。

重要課題

テーマ

2025年度の具体的な取組み事例

関連する
SDGs項目

「地域の健康」
の実現

健康

厚生労働省推奨「野菜摂取量1日350g」の啓発として、推定野菜摂取量測定会の開催や商品へ野菜摂取量表示ラベルの取り付けなどを推進。

 


サルコペニア予防などのサポートのため、精肉売場の商品を対象にタンパク質などの5つの栄養成分を表示。

歯と口の健康啓発として、歯ブラシ交換デーやお口の健康イベントなどを開催。

睡眠の質を上げるご提案として、寝具売場で商品やPOPによる啓発を推進。

子育て

イベントやクーポン配信など子育て応援クラブ「らぶきっず」会員様向けサービスの拡充。

お子様の遊びと学びを応援するキッズライフスタイルショップ「kids fest」の展開。

高齢者

お買い物代行や暮らしのお手伝いで地域に貢献する「ホーム・サポートサービス」や「移動販売」の推進。

従業員の認知症に対する理解を深め、快適なお買い物環境を実現するための「認知症サポーター」の養成を推進。

地域

地場野菜や地域の特産品を販売するなど地産地消の推進。

地域農業の応援と安全安心な農産物の安定提供を目的とし「平和堂ファーム」を運営。

ママさんバレーボール大会・綱引大会など地域スポーツやこども食堂などへの支援。

地域の教育機関を対象に店舗で実施する環境学習「おしごと&エコくらぶ」や「5ADAY食育ツアー」の実施など、こどもの学習機会の提供。

廃棄物の削減と資源循環の推進

プラスチック削減対策

生鮮食品の店内加工で使用する食品トレーの軽量化やノントレー化によるプラスチック使用重量の削減。

 


店頭に使用済み「ペットボトル」「食品トレー」「牛乳パック」の回収ボックスを設置し、地域の資源循環に貢献。食品トレーは「エコトレー」に、牛乳パックは「トイレットペーパー」にリサイクルされ、再びお店で販売。

レジでお客様に提供しているスプーン及びジュースバーで使用するストローの素材をバイオ由来生分解性ポリマーを使用。また、社内で使用するゴミ袋等の一部資材を再生材配合素材に変更。

マイバック・マイカゴの持参をお客様と共に推進。

 食品ロス
削減対策

一度に獲れすぎたり市場に出回らない規格外の果物を活用して、サイダーやチューハイなど平和堂こだわりブランド「E-WA!」商品の開発。

販売期限を迎えた精米の社会福祉協議会への寄付や、フードドライブ活動団体へ余剰食品回収場所の提供など。

店舗で発生する廃油や魚アラ・青果クズなど食品残渣のリサイクルの推進。残渣から製造した堆肥は一部「循環エコ野菜」に使用し、再びお店で販売。

脱炭素社会の
実現

CO2排出量の削減

省エネ機器の計画的な更新・導入。

 


店舗での保冷温度や照明の見直しなどによる節電の推進。

PPA等を活用した再生可能エネルギーの利用。

安全・安心で
持続可能な
商品の調達

商品調達
基本方針に
沿った商品の
調達 

法令遵守・公正な取引

 


品質と安全性の確保

持続可能な環境への配慮

トレーサビリティの確立

サプライチェーン全体での人権への配慮

安全衛生への配慮

多様な人材の
活躍

女性の活躍

「女性活躍推進チーム」が、現状の重点課題を特定し、具体的な施策を立案・実施。

 


男性育児休業として、連続5日間の取得を義務化。

人材育成

企業理念を組織全体に浸透させるための「組織力向上ワークショップ」を開催。社内外に存在するアンコンシャスバイアスを理解し、個々の能力を最大限に発揮できる環境の実現を目指し「ダイバーシティ研修」をスタート。

健康経営

従来から産業医・看護職が常駐する健康サポートセンターを設置しており、近年は健康経営を積極的に推進、有所見者の二次検査受診率、乳がん検診受診率をはじめ健康関連指標が改善中。
労働災害については、中央労働安全衛生委員会が主体で全店の対策をし、転倒件数が減少に転じている。

 

 

 

③リスク管理

サステナビリティ全般に関するリスク及び機会については、「サステナビリティ・ビジョン」に基づき、環境(E)・社会(S)・ガバナンス(G)の各視点で分析・特定を行っています。特定された項目は、社長執行役員が委員長を務めるサステナビリティ委員会傘下の各部会において、目標設定及び具体的な施策の推進を担っています。

その中でも、気候変動関連のリスク及び機会については、全社的なリスクマネジメント体制の一環として、サステナビリティ委員会と合わせ、内部統制委員会がその進捗管理を統括しています。

また、店舗における地震、風水害、感染症等の発生時における物理的リスクに対しては、事業継続計画(BCP)に基づき、防災対策委員会が中心となって対策の強化及び実行を統括しています。

 

④指標及び目標

当社グループは、平和堂グループのサステナビリティ・ビジョンに基づき、重要課題の解決に向けて以下のとおり、評価指標を設定しております。

重要課題

評価指標

指標及び目標

「地域の健康」の実現

       ―     (注)1

廃棄物の削減と資源循環の推進

プラスチック削減

店内加工の食品リサイクルトレー使用比率 

(計画)2025年度 38.8%

(実績)2025年度 40.6%

店内加工の食品トレー使用量

2025年度

(計画)2020年度比19%削減

(実績)原単位12.52kg/百万

   2020年度比30.2%削減

脱炭素社会の実現

GHG排出量の削減

「(2)気候変動への対応 ④指標及び目標」に記載しております。

安全・安心で持続可能な商品の調達

有機農産物及び「有機JAS認証」商品の販売構成比の増加

有機及び有機JAS認証農産物・果物の販売構成比
 (計画)2025年度   0.5%
 (実績)2025年度    0.57%  
        (注)2、(注)3

有機JAS認証一般食品取扱い品目
 (計画)2025年度   135品目
 (実績)2025年度   127品目
         (注)2、(注)3

トレーサビリティが確立した指定農場からの仕入れの増加

精肉部門における平和堂こだわり商品「E⁻WA!」3畜種(あじわい牛、あじわい豚、健美味どり)の仕入金額
 (計画)2025年度  11,200百万円
 (実績)2025年度  12,414百万円

(注)2、(注)3

多様な人材の活躍

管理職に占める女性労働者の割合

「(3)人的資本に関する開示 ③指標及び目標」に記載しております。

管理職層に占める女性労働者の割合

「(3)人的資本に関する開示 ③指標及び目標」に記載しております。

障がい者雇用率

「(3)人的資本に関する開示 ③指標及び目標」に記載しております。

 

(注)1.重要課題「地域の健康」の実現につきましては、公表可能な評価指標が設定できていないため記載を省略しております。

2.商品の販売における売上高は、8割以上を当社が占めているため、その重要性を踏まえ、当社のみの数値を記載しております。

3.本指標については、中長期的な目標を設けることはしておりませんが、期首に計画を設定し、実績をモニタリングすることで、「安全・安心で持続可能な商品の調達」の実現に取り組んでおります。

 

(2)気候変動への対応

①ガバナンス

気候変動に関するガバナンスは、サステナビリティ全般のガバナンスに組み込まれています。体制図を含む詳細については、「(1)サステナビリティ基本方針 ①ガバナンス」に記載しております。

 

②戦略

世界では、地球温暖化に伴う気象災害の激甚化、海洋プラスチックなど廃棄物による環境汚染の深刻化、環境以外でも高齢化やLGBTQ・女性活躍など、多岐にわたるESG課題に直面しております。

特に地球温暖化に伴う気候変動への対応は、企業や地域にとって非常に重要な課題であり対策が必要です。「気候変動関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」に基づき、営業収益の約8割を占める当社について、気候変動が事業に与える潜在的なリスクや影響を、定性的及び定量的に評価しております。

 

[シナリオ分析]

a)前提条件

(時間軸)

現在〜2050年

 

(シナリオ)

分析においては、以下のシナリオを参照しております。

・IEA WEO 2023 NZE(1.5℃)、SPS及びAPS(2℃)

・IPCC第6次評価報告書 SSP1-1.9(1.5℃)、SSP1-2.6(2℃)、SSP5-8.5(4℃)

※IPCC第5次評価報告書のRCP2.6はSSP1-2.6、RCP8.5はSSP5-8.5にそれぞれ該当

 

b)分析結果

4℃シナリオにおいては、物理リスクの増大により、店舗運営などにおいて損害を被るリスクがより大きいと予想されます。一方、2℃未満シナリオにおいては、カーボン・プライシングの導入をはじめとする気候関連政策の強化や、消費者行動の変容、低炭素技術の普及など、社会が脱炭素へ移行することに伴うリスクや機会の影響が大きいと予想されます。また、物理的リスクの発生は4℃シナリオに比べて小さいものの被害は発生する見込みです。具体的なリスクと機会の要因及びそれに伴う事業への影響(事業インパクト)、さらにリスクを最小化し、機会を最大化するための対応策は以下のとおりであります。

 

 

重要なリスク・機会

事業インパクト

主な対応策

2℃未満シナリオ

4℃シナリオ

移行リスク・機会

政策・規則

カーボン・プライシングの導入

カーボン・プライシング導入により燃料や電力使用に伴う費用負担が増加

追加的なカーボン・プライシング導入はなく、費用の増加は生じない見込み

●省エネルギーの推進

・店舗の計画更新および改装時の省エネ設備導入

・設備運用の見直し(空調及び冷蔵・冷凍設備の温度適正化など)

●再生可能エネルギー導入促進

カーボン・プライシング導入が物流コスト(外部委託費)にも影響

追加的なカーボン・プライシング導入はなく、費用の増加は生じない見込み

●物流効率の改善

・店舗オペレーション見直し

・積載効率の改善

・他社との共同配送の推進

●委託先選定基準の検討

プラスチック規制の強化

再生プラスチックに関する規制が強化され、再生材料使用などの対応コストが上昇

追加的なプラスチック規制の導入はなく、費用の増加は生じない見込み

●平和堂こだわりブランド商品のプラスチック包材削減

●生鮮品のプラスチック容器の軽量化

●衣料品の陳列改善によるハンガー使用量の削減

●プラスチック回収・再生の拡大

業界・市場・評判

消費者行動の変化

サステナブルなライフスタイルの定着により消費者の環境意識が向上。低GHG排出商品の品ぞろえが少ない場合は売上が減少

[機会]ニーズに対応することで売上が増加

カーボンニュートラルに向けた機運が高まらず、消費者行動に大きな変化が生じないことを想定

●低GHG排出商品の取り扱い品数増加

●低GHG排出商品販売戦略・顧客訴求の強化

技術

低炭素エネルギー技術の普及

省エネ技術や再エネ技術の導入が進まず、エネルギーコストが増加

[機会]ニーズに対応することでエネルギーコスト削減。また、EV普及に伴い店舗での充電提供による集客の増加

低炭素エネルギー技術の普及が進まないことを想定

●省エネルギーの推進及び再生可能エネルギーの導入促進

●店舗へのEV充電設備の設置推進

物理的リスク・機会

急性

異常気象の激甚化(豪雨や暴風、台風)、それに伴う洪水など

豪雨や暴風、台風など自然災害の増加に伴い、店舗の休業や営業時間短縮などが増加し、売上が減少

[機会]BCP対応による事業レジリエンスの強化

豪雨や暴風、台風など自然災害が+1.5℃~2℃シナリオよりも増加するため、店舗の休業や営業時間短縮などが増加し、売上がさらに減少

●店舗被災時の早期復旧体制の確立

●防災施策の強化

慢性

一部の農産物や海産物の収穫量が減少し、仕入れ価格が上昇

一部の農産物や海産物の収穫量が+1.5℃~2℃シナリオよりも減少し、仕入れ価格がさらに上昇

●仕入れ先の分散化による安定調達の強化

 

 

 

③リスク管理

気候変動に関する主なリスクは、サステナビリティ全般のリスクに含めて管理しております。詳細については「(1)サステナビリティ基本方針 ③リスク管理」に記載しております。

 

 

④指標及び目標

当社グループは、「サステナビリティ・ビジョン」の一部を構成する重要課題「脱炭素社会の実現」及び「廃棄物の削減と資源循環の推進」の取組みとして以下の目標を設定しています。

 

a)GHG排出量

スコープ

(scope)

分類

2024年度実績

(t/CO2)

2030年度目標

1

事業者自らによる温室効果ガスの直接排出

32,252

2013年度比で46%削減

(Scope1・2の合計値)

2

他者から供給された電気、熱、蒸気の使用に伴う間接排出

127,881

Scope1・2の合計値

160,133

3

Scope1・2以外の間接排出(事業者の活動に関連する他者の排出)

2,000,419

Scope1~3 総排出量

2,160,552

 

(注)1.集計対象企業

scope1およびscope2については、当社および連結子会社の合計値であり、scope3は提出会社のサプライチェーンより算出したものであります。

2.2013年度のscope1・2の合計排出量は228,317t/CO2であります。

3.第三者保証について

当社は、CO2排出量実績の信頼向上のため、2024年度算出分のscope1及びscope2について、アスエネヴェリタス(株)による第三者保証を受けました。

4.最新年度のGHG排出量

当社WEBサイト(2026年9月更新予定)に掲載しておりますのでご参照ください。

https://www.heiwado.jp/csr/tcfd

 

b)プラスチック廃棄物の削減

項目

2025年度実績

2030年度目標

店内加工の食品トレー使用量

使用量1,838.6t
原単位12.52kg/百万円

2020年度比で

25%削減

 

(注)1.食品トレーの使用重量に対し、生鮮部門の売上高を原単位として使用

2.2020年度の実績は、使用量2,231.3t 、原単位17.9kg/百万円であります。

 

 

 

(3)人的資本に関する開示

 当社では、人的資本に関する「戦略」と「指標及び目標」に関し具体的に取り組んでいるものの、全てのグループ会社での取り組みとはなっていないため、連結グループにおける記載が困難であります 。このため、次の「戦略」と「指標及び目標」は、提出会社のものを記載しております 。

 

①戦略          

当社は、平和堂グループ憲章に掲げる「全従業員の物心両面の幸福(しあわせ)を追求するとともに、お客様と地域社会に貢献し続ける企業となる」を経営理念の根幹に据え、人を付加価値の源泉である「資本」と捉える人的資本戦略を推進しております。
 この考えに基づき、付加価値の最大化、効率的な組織運営による労働生産性の向上を実現し、得られた成果を再び「持続的な人への投資」へと還元することで、中長期的な企業価値の向上を継続してまいります。

 

(人材育成方針)          

当社は、従業員を最も大切な資本と捉え、従業員一人ひとりの成長が組織全体の成長に直結するという信念のもと、個々の専門分野での成長だけではなく、人間としての成長を支援しております。常に感謝の気持ちを持ち、人間的にも成長し続ける人材、そして社内のみならず地域社会でも活躍できる人材の育成を推進しております。

a)育成の基盤

「平和堂フィロソフィ」の浸透を土台とし、知識・スキルだけでなく「人間として何が正しいか」を考え、判断できる人材を育成します。

b)上司の使命          

部下を業務上の経験を通じて成長させることを上司の最大の使命と位置づけ、組織全体で「教え、教えられる」文化、自発的に学ぶ文化を醸成します。

c)戦略的投資

人材ポートフォリオに基づき、公平な教育機会を提供します 。会社から与えられる機会を待つだけでなく、自ら学ぶ挙手制・公募型メニューを充実させ、社員の自立を促します。

 

(社内環境整備方針)

異なる個性を持つ人材がお互いを尊重/支援し合い一丸となることにより新たな価値創造につなげ、ライフステージに応じた働き方の選択により、ライフプランの充実、生産性の高い組織づくりを実現します。          

a)働き方を選択できる環境整備          

従業員が自らのキャリアやライフステージに応じた働き方を、柔軟に選択できる環境を整えます。

b)心理的安全性の確保

企業倫理に基づく「コンプライアンス」の徹底とハラスメント根絶を経営の基盤とし、全従業員が心身ともに安心して業務に専念できる「心理的な安全」を大切にします。

c)公平と柔軟性          

全従業員に公平な成長機会を提供するとともに、前例にとらわれず柔軟に判断・支援し合うことで、一人ひとりの挑戦を後押しします。

 

② 重点課題と具体的な取り組み

 当社は、上記の「人材育成方針」と「社内環境整備方針」に基づき、以下の3点を重点課題として具体的な取り組みを推進しております。

a)持続的な人材の確保と育成

 ア.ありたい姿

 持続的かつ安定的な人材確保のため、新卒・キャリア採用に加え、パートタイム社員からの正社員登用、パートタイム社員の役割拡大など多様な雇用形態を最適に組み合わせ、各々のキャリアステージに応じた適時・適切な育成機会を提供することで、組織の活力を永続的に維持できる体制を目指しております。

イ.課題

 労働力不足が深刻化する中、採用競合の激化による人材確保の難化に加え、多様化するキャリア観やライフスタイルに適合した定着支援策が十分に機能せず、将来的な人手不足や組織の硬直化を招くリスクを認識しています 。

ウ.課題解決のための取り組み

・採用チャネルの多角化

毎年の継続した新卒採用に加え、多様なバックグラウンド・専門性を持つキャリア採用を拡大し、組織全体の活力を高めております。

・パートタイム社員の正社員登用

意欲ある人材のキャリア自律を支援しています。パートタイム社員のステップアップを推進し、正社員へのコース転換を積極的に行っています。2025年度のパートタイム社員の正社員登用者数は23人となりました。

・キャリア採用オンボーディング

入社時期を問わず全社員が共通して習得すべき基礎知識や企業理念を確実に習得できるよう、集合研修とeラーニングを組み合わせた研修体系を構築しております。また、実務に直結する技能研修を通じて、個々の専門性強化と組織全体のサービス品質の維持・向上を推進しております。

・パートタイム社員の育成・活躍推進

現場の業務を熟知し、高いスキルを持つパートタイム社員を部門運営の主要な責任者として登用する取り組みを推進しております。これにより、雇用形態に関わらず活躍できる機会を拡大し、店舗運営の機動性と品質向上に繋げています。

・就業継続支援

社会保険加入に関する「年収の壁」対策として、独自の支援プランを導入し、意欲ある従業員が労働時間を柔軟に選択できる環境を整えています。

・エンゲージメントの向上

コミュニケーションツール「RECOG」を導入し、互いの貢献を認め合う「承認する文化」の醸成を通じて、従業員の帰属意識を高めています。

・技能の高度化と自律的成長の支援

当社独自の「社内認定ライセンス制度」の運用を通じて、商品加工や接客における技能の標準化とサービス品質の継続的な向上を図っております。同時に、公的資格の取得に対する報奨金制度を整備し、従業員の自律的な自己研鑽を組織的に後押しすることで、高い専門性と意欲を兼ね備えた人材の育成に注力しております。

 

b)多様な人材の活躍(DE&Iの推進)

ア.ありたい姿

 性別、年齢、国籍、障がい等の有無に関わらず、全ての従業員が公平な機会を与えられ、その個性を尊重し合いながら能力を最大限に発揮し、多様な視点を取り込むことにより生産性向上やイノベーションの創出を目指します。

イ.課題

 多様な従業員が一体となって活躍できる環境整備を推進するなか、特に女性活躍の推進を重要課題と捉えております。2030年度末の女性管理職層比率20%(当社独自基準)という目標に対し、現状は11.6%に留まっており、次世代リーダー候補の育成およびアンコンシャス・バイアスの解消に向けた取り組みが喫緊の課題と認識しております。

ウ.課題解決のための取り組み

・女性リーダーの育成

選抜型の「女性ステップアップ研修」によるマネジメントスキルの習得やロールモデルとの交流に加え、社長と女性社員による対談を社内報で発信するなど、教育と啓発を一体的に推進しております。これにより次世代リーダー候補のキャリア意欲を高め、女性の活躍を後押しする組織風土の醸成を図っております。

・柔軟な働き方の拡充

従業員のライフイベントに応じた柔軟な働き方を推進しており、男性の育児休業取得の積極的な奨励(2025年度実績105.4%)や、「限定勤務地制度」の改定を通じ、育児・介護等の制約下にある従業員が能力を最大限に発揮できる環境を整備しております。

・障がい者雇用

障がい者の採用を進めるだけでなく、障がい特性に応じた業務内容や勤務体系、養護学校や支援学校等からの実習受け入れなど、一人ひとりがやりがいを持って働くことのできる環境づくりに努めております。2025年高年齢者・障害者雇用状況等報告時点での障がい者雇用率は3.49%となりました。

・外国人人材の活躍

店舗において、ベトナム・インドネシアなどから外国人技能実習生および特定技能外国人の受け入れを行っています。2025年度末時点で231人が従事しております。

・認知症サポーター養成による地域社会への貢献

地域社会の一員として「認知症サポーター養成講座」の受講を推進しており、累計で全従業員の6割に相当する約15,000名のサポーターを育成しております。様々なお客様が安心してお買い物いただける店舗環境を整備するとともに、従業員が実務を通じて地域に貢献する喜びを実感することで、働きがいの醸成に繋げております。

・ダイバーシティ研修

多様な人材が能力を最大限に発揮できる職場環境の構築に向け、性別・年代・職位を超えた多角的なグループ討議によるアンコンシャス・バイアスの解消に取り組んでおります。女性活躍の推進をはじめ、誰もが働きやすい組織風土の醸成を目的とした本研修は、2025年度において計5回開催し、累計340名が受講いたしました。

・身だしなみ基準の見直し

従業員の個性や多様性を尊重し、時代に即した働きやすい職場環境を提供するため、身だしなみや服装に関する基準を緩和・見直ししました。従業員がより自由に、自分らしく能力を発揮できる環境整備を進めています。

 

c)健康経営と安全の徹底

ア.ありたい姿

従業員の安全と健康を経営の重要課題と位置づけ、心身ともに健やかに、安心して能力を発揮できる職場環境を整備し、高い生産性の実現を目指します。

イ.課題

従業員の高齢化に伴う健康診断結果の重症化リスクの増加や、メンタルヘルス不調による休業者が及ぼす生産性への影響が、持続的な事業運営におけるリスク要因となっています 。

ウ.課題解決のための取り組み

・健康診断受診率

従業員の健康管理を経営の重要課題と位置づけ、法定の健康診断の受診率は100%を継続しています。

・二次検査受診率

定期健康診断の結果から、再検査や精密検査が必要な対象者に対し、産業医と連携した個別勧奨を行うことで、疾病の早期発見・早期治療を支援しております。その結果、2025年度の二次検査受診率は管理職層の受診率は100%、全従業員においても90.0%に達し、高い実効性を伴う健康管理体制を構築しております。

・包括的サポート体制

「健康サポートセンター」に産業医や保健師等の専門職を配置し、ストレスチェック後の面談やメンタルヘルス相談を強化しています。

・労働災害の防止

従業員が安全に働くことができる環境の維持・向上に向け徹底した安全管理を行っています 。2025年度の労働災害による強度率(延べ労働時間1,000時間あたりの労働損失日数)は0.096、度数率(延べ労働時間100万時間あたりの労働災害による死傷者数)は4.46となりました。

・コンプライアンス

高い企業倫理と法令遵守を徹底するため、全従業員に対しコンプライアンス研修を定期的に実施しています。また、内部通報制度(ヘルプライン)の周知と運用を強化し、不正行為の早期発見と是正、健全な事業運営に努めています。

・ハラスメントに対する基本方針の策定

全ての従業員が心身ともに安心して働ける職場環境の実現に向け、ハラスメントの未然防止と迅速な対応を目的として基本方針を策定し、相談窓口、外部連携、全従業員研修を通じて根絶に努めています。また、カスタマーハラスメントについても、従業員が安心して働けるよう、対応手順を明確にした基本方針に基づき、周知と対応を進めています。

 

 

③指標及び目標

上記「①戦略」において記載した、人材育成方針および社内環境整備方針に関する目標及び実績は次のとおりであります。

指標

 

2023年度

2024年度

2025年度

目標

定期採用人数()

男性

72

76

77

女性

59

55

58

合計

131

131

135

中途採用人数()

男性

15

30

33

女性

3

15

14

合計

18

45

47

パートタイム社員の
正社員登用者数
()

8

45

23

管理職に占める女性労働者
の割合
()(注)2

4.9

5.5

5.9

管理職層に占める女性労働者
の割合
()(注)3

9.5

10.6

11.6

2030年度まで20

障がい者雇用率()

3.12

3.36

3.49

3.5%

認知症サポーター人数()

11,186

15,045

15,328

定期健康診断受診率()

100

100

100

100%

二次検査受診率()

83.2

84.0

90.0

90%以上

男性育休取得率()

96.7

119.6

105.4

100%

労働災害強度率

0.120

0.105

0.096

労働災害度数率

4.79

5.10

4.46

 

(注)1.提出会社の集計値を記載しております。

2.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

3.当社の社内昇格試験において、マネジメント力や専門的な知見など管理職としての能力を有すると認められた人材を当社における管理職層と定義しております。当該試験において管理職層と認められた者のうち、女性の割合を記載しております。

 

3 【事業等のリスク】

当社グループの事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある主なリスク要因について記載しております。当社グループは、記載したリスクの発生の予防と万一顕在化した場合の適切な対応に努めてまいります。なお、本文中における将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。

また、各リスクが顕在化する可能性の程度や時期については合理的に予見することが困難であるため記載していませんが、当社グループはこれらのリスクを適切に管理するため、第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 に記載のとおり管理体制を整備し、継続的なリスクマネジメント活動に努めてまいります。

 

(1)人事・労務に関するリスク

当社グループの中核であるスーパーマーケット事業は労働集約型産業であり、パート・アルバイトを含む多数の従業員を雇用しております。身だしなみ基準の見直しやカスタマーハラスメントに対する基本方針の策定など「働きやすさ」や「働き甲斐」の向上による社員の採用や定着を図っておりますが、今後、少子高齢化による労働人口の減少、働き方改革関連法の適用拡大や最低賃金の上昇に伴う人件費および採用・教育コストの増大等により、以下のような影響が発生し当社グループの財務状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

・店舗の適正な人員配置が困難となり、人手不足による営業時間短縮やサービス低下が生じる。

・労働時間の上限規制や有給休暇取得率の向上要請に対応するためのシフト再編や人件費の上昇により、売上高対比の人件費率が上昇し、採算性が悪化する。

・従業員の定着率低下に伴い、採用・教育研修コストの増大や、サービス品質の低下につながる。

 

(2)社会環境の変化に関するリスク

①マクロ環境の変化

国際関係やエネルギー、人口減少、原材料価格の高騰、サプライチェーンで発生する課題といったマクロ環境は、当社グループではコントロールできないものではあるが、その変化は当社グループの事業に影響を与える可能性があり、当社グループの財務状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

②市場環境の変化

同業他社の出店増加や業種の垣根を越えた競争、ネット等の販売チャネルの拡大または競合他社によるM&Aを通じた競争力の強化により、当社グループの既存店の収益悪化、新店の減少、店舗の廃止といった影響を受け、当社グループの財務状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 

③消費動向の変化

当社グループは一般消費者への営業を事業の中核としており、景気や天候不順等による消費動向の変化の影響を受ける他、顧客ニーズの変化への対応を迅速に行えずに需要を取りこぼした場合、当社グループの財務状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(3)経営戦略に関するリスク

①出店戦略

当社グループでは、ドミナント化を意識した出店を進めており、ドミナントエリアや隣接した地域に安定的に出店できるよう、数年先を見据えた物件確保を進めております。エリア内で出店場所を確保できなかった場合やドミナントの形成が遅れた場合、出店した店舗が計画を下回る状況となった場合、あるいは誘致したテナントが退店し空き区画が発生した場合には、当社グループの財務状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

②M&A

当社グループが買収を実施したことにより発生するのれんや無形資産によって、償却が増加する可能性があります。担当部署を配置し、意向表明書、基本合意書、デューデリジェンス、株式譲渡契約を一元的に管理することで、予期せぬ事態の発生防止に努めておりますが、統合後のプロセスが計画通り進まないことにより期待した効果を得られず新たな償却が発生したり、予期していない債務の発生やコンプライアンス上の問題が発生した場合には、当社グループの財務状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

③経営戦略実行の遅延・失敗

環境変化に迅速に対応するための組織体制や施策などは適宜経営層を含めた会議体を開催して対応を進めておりますが、十分に対応できず経営戦略の遅延・失敗が生じた場合、競争優位性の喪失、市場機会の逸失を招き、長期的な成長戦略の実現が困難となり、当社グループの財務状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(4)法令・規制に関するリスク

①出店関連法令

大規模小売店舗立地法、都市計画法、建築基準法等の法改正や行政手続きの厳格化により、新規出店や増改築の許認可取得に時間とコストを要する場合、速やかに経営層に報告することで影響の最小化に努めておりますが、事業計画の遅延や費用超過が生じる可能性があります。また用途等の規制により最適化された店舗の実現が困難となる可能性があります。これらは当社グループの財務状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

②コンプライアンス

労働安全衛生法、独占禁止法、消費者保護関連法等の各種法的規制を順守すべく、法令改定時の教育や昇格時の研修を体系化するなど取組みを進めておりますが不備により、行政処分や損害賠償請求、社会的な信用低下を招いた場合、あるいは、法規制の改正等に対し、法令に順守するための措置を講じることが必要となった場合、当社グループの財務状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

③個人情報の保護

当社グループでは、HOPカード会員情報等多くの個人情報を保有しており、個人情報の管理につきましてはアクセス権の制限や、社内ルールによる保護措置を講じておりますが、システム障害、サイバー攻撃、または内部不正等により情報漏洩事故が発生した場合、行政罰や損害賠償請求リスクに加え、顧客からの信頼喪失とブランド価値の毀損を招く可能性があり、当社グループの財務状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(5)食品の安全性に関するリスク

①食品衛生

当社グループでは、生鮮食品からドライ商品、デイリー商品と幅広く食品商品を取り扱っており、食中毒や異物混入、食のサプライチェーンにおけるトレーサビリティの欠如または不備など、重大な衛生事故につながる可能性があり、行政処分や訴訟リスク、ブランド毀損により、当社グループの財務状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

②食品表示

当社グループでは、食品の販売においてJAS法、景品表示法、食品表示法等の規制を受けており、これに準拠したシステムを導入することで安全・安心な品質表示の実現を図っておりますが、適切な品質表示となっていない場合、行政処分や訴訟リスク、ブランド毀損により、当社グループの財務状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(6)財務の健全性に関するリスク

①固定資産の減損

当社グループでは、店舗をはじめとした多額の固定資産を有しております。市場環境悪化や店舗の収益性低下などにより帳簿価額を回収できないと判断される場合減損処理を行っており、当社グループの財務状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

②金利・金融市場の動向

当社グループでは、設備投資資金の一部は借入金によって調達しており、金利上昇や金融機関の融資姿勢の引き締めにより、資金調達コストの増大や資金繰り悪化リスクが高まり、特に新規出店や改装が滞った場合、成長の機会を逸することで、当社グループの財務状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(7)情報セキュリティに関するリスク

当社グループでは、通信ネットワークやコンピュータシステムを用いて、販売や発注のシステムや基幹システムを運用しております。システムの運用・管理は定期的な改善を実施するとともに監視体制を強化することで未然化を進めておりますが、これらのシステムに対し、自然災害や運用の誤りによるシステム障害あるいはサイバー攻撃やランサムウエア感染が発生した場合、システム停止による販売機会の逸失や復旧コストの発生、社会的信用の失墜により、当社グループの財務状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(8)気候変動・自然災害に関するリスク

①気候変動による慢性的な影響

当社グループでは「サステナビリティ・ビジョン」を掲げ、事業を通じた課題の解決として「地域の健康の実現」「廃棄物の削減と資源循環の推進」「脱炭素社会の実現」「安全・安心で持続可能な商品の調達」「多様な人材の活躍」の5項目を重要課題として取り組んでおります。地球温暖化による気温上昇等気候変動の長期的影響により、農作物や鶏卵等の生産性低下と仕入れ価格の上昇及び商品供給の制約が発生した場合、あるいは四季の変化により衣料品の売上低下や値下増加が発生した場合、当社グループの財務状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

②地震や台風等の自然災害

大規模地震、台風、洪水など突発的な自然災害により、店舗や物流機能の停止が影響を及ぼす可能性があります。事業継続計画を策定し影響の最小化に努めておりますが、復旧費用の発生や在庫の損失が発生し、当社グループの財務状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(9)風評に関するリスク

食品安全事故や労務トラブル、不祥事等が報道・SNSで拡散し、当社グループに対する風評が広がった場合、もしくは事実を誇張した風評や事実でない風評が広がった場合、顧客離れや社会的信用・ブランド価値の毀損、取引の停止を招き、当社グループの財務状況及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

以上が、当社事業に関わる主なリスク要因です。各リスクについては、発生可能性および影響度を勘案し、引き続き内部統制の強化、危機管理体制の整備、情報開示の適時適切化を図ってまいります。

 

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(業績等の概要)

当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。

(1) 経営成績

当連結会計年度(2025年2月21日から2026年2月20日まで)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に、景気は緩やかに回復しているものの、物価上昇が継続する中で消費者の実質賃金向上は力強さを欠き、生活防衛意識は依然として根強く、消費の選別化が進んでおります。また、人手不足の常態化やエネルギー価格の変動、消費減税等経済対策の導入内容とタイミング、さらには国際情勢の不安定さなど、依然として先行き不透明な状況が続いております。

小売業界を取り巻く環境につきましては、商品価格改定による売上の押し上げ効果は見られるものの、人件費の大幅な上昇や物流コスト、店舗運営費の高騰、さらには業態の垣根を越えた価格・サービスの競争激化など、引き続き極めて厳しい経営環境にあります。

こうした状況の下、当社グループは中長期ビジョンとして平和堂グループならではの「地域密着ライフスタイル総合(創造)企業」を目指し、「2030年定量目標」の達成に向けた「第五次中期経営計画(2024年度〜2026年度)」の2年目として、各施策を加速させてまいりました。特に「子育て世代ニーズ対応による顧客支持の獲得」「ドミナント戦略をベースとしたHOP経済圏の拡大」「生産性改善も含むコスト構造改革の推進」を重点戦略に掲げ、地域のお客様の暮らしを支えるための具体的な取組みを進めました。

 

「2030年定量目標」

①営業収益(連結):5,000億円以上

②営業利益率(連結):4.5%以上

③ROE(連結):8%

④女性管理職比率:20%以上

⑤CO2排出量(Scope1・2):46%削減(2013年度比)

⑥食品廃棄額:50%削減(2019年度比)

 

当連結会計年度の業績は、営業収益は4,560億10百万円(前年同期比2.5%増)、営業利益は133億13百万円(前年同期比0.4%減)、経常利益は146億5百万円(前年同期比0.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は94億9百万円(前年同期比12.3%減)となりました。営業利益率は2.9%となり、「2030年定量目標」にむけて営業収益が先行して向上しております。

 

①営業収益及び営業総利益

営業収益は4,560億10百万円となり、客数・客単価ともに上昇したことにより前年から111億11百万円(2.5%)増加しました。

営業総利益は1,659億77百万円となり、前年から47億23百万円(2.9%)増加しました。

 

②販売費及び一般管理費並びに営業利益

販売費及び一般管理費は1,526億64百万円となり、前年から47億70百万円(3.2%)増加しました。人件費は、労働時間の抑制は効いたものの単価の上昇等により前年から増加しました。

この結果、販売費及び一般管理費の伸びが営業総利益の伸びを上回り、営業利益は133億13百万円となり、前年から46百万円(0.4%)減少しました。また営業利益率は2.9%となり、前年より0.1%低下しました。

 

③営業外損益及び経常利益

営業外収益は耐震補助金や情報処理手数料の受け取りが増加したこと等により14億78百万円となり、前年から31百万円増加しました。営業外費用は、金利上昇に伴い支払利息が前年より58百万円増加したこと等により1億85百万円となり、前年から17百万円増加しました。

その結果、経常利益は146億5百万円となり、前年から33百万円(0.2%)減少しました。また経常利益率は3.2%となり、前年より0.1%低下しました。

 

④特別損益及び親会社株主に帰属する当期純利益

特別利益は、株式会社ユーイングの株式譲渡による関係会社株式売却益2億39百万円など、7億73百万円を計上しましたが、前年に投資有価証券売却益10億82百万円を含む18億11百万円を計上していたことから前年より10億37百万円減少しました。特別損失は、固定資産除却損4億70百万円、減損損失6億37百万円、閉店損失引当金繰入額5億81百万円等、前年より4億63百万円多い16億95百万円を計上しました。

その結果、親会社株主に帰属する当期純利益は94億9百万円となり、前年から13億17百万円(12.3%)減少しました。また当期純利益率は2.1%となり、前年より0.3%低下しました。

 

セグメント概況は次のとおりであります。

 

[小売事業]

グループ中核企業である「株式会社平和堂」は「第五次中期経営計画」の重点戦略である「子育て世代ニーズ対応による顧客支持の獲得」「ドミナント戦略をベースとしたHOP経済圏の拡大」「生産性改善も含むコスト構造改革の推進」をさらに進化させるべく具体的な取組みを進めております。

売上高が既存店前年同期比102.7%と伸長したことや、連結子会社である株式会社ヤナゲンを2025年5月21日に、株式会社エールを2025年8月21日にそれぞれ吸収合併したことにより、平和堂単体の営業収益は4,222億51百万円(前年同期比4.6%増)、営業利益は103億40百万円(前年同期比0.1%増)、経常利益は121億65百万円(前年同期比0.5%増)、当期純利益は95億40百万円(前年同期比8.0%増)となりました。

 

①子育て世代ニーズ対応による顧客支持の獲得

子育て世代の取組みとして、頻度品をKVI(キーバリューアイテム)として価格訴求する一方、子育て世代に人気の大容量パックの強化による単価の上昇により、30-40代の売上高は前年の100.6%と人口が減少している状況において増加しました。

2024年7月にリリースしたHOPアプリは、2026年2月現在で127万人の会員登録を戴いています。自社電子マネーであるHOPマネーを口座からチャージできる金融機関も地方銀行等を含めて期初の6行から4行増加(4月に2行、9月に2行)し、計10行となり、出店地域を広くカバーしました。アプリを通じた情報発信やセグメンテーションマーケティングの取組みも進めています。

子育て世代に人気の高いテナント(無印良品等)の誘致も進め、直営売場だけでなくショッピングセンター全体での賑わい創出を図りました。当期にはアル・プラザ守山、高富店、アル・プラザ小松、フレンドマート今堅田店に無印良品が出店し、無印良品のテナント出店は計20店舗となりました。

 

②ドミナント戦略をベースとしたHOP経済圏の拡大

HOP経済圏の拡大に向け、11月にフレンドマート南郷店及びフレンドマート守山駅前店をスクラップ&ビルドにてオープンしました。旧店舗から食品売場を拡大するとともに、最新の売場・品揃え導入によりお客様の満足度を高めております。

エリアごとに店舗規模別の役割を明確化する「フォーマット戦略」を推進し、イベント需要に応えるショッピングセンターや日常使いの食品スーパーなど、それぞれに適した商品構成の最適化を図っています。また各店舗の商圏内の市場規模を分析の上で、売上/利益の拡大余地の大きい「ポテンシャル店舗」を設定し、同店舗の販売力強化の取組みを進めています。

2025年8月21日付で、京都府北部での当社グループの営業力の強化及び経営効率の向上を目的として、当社が100%出資する連結子会社である株式会社エールを吸収合併しました。

 

③生産性改善も含むコスト構造改革の推進

人件費の上昇と厳しい採用環境に対応するべく、パート社員の活躍を推進しています。パート社員への教育を強化し、各売場の運営責任者として積極的に登用することで、開店から閉店までの安定した売場運営の実現や正社員の業務見直しにつなげています。パート社員の活躍に応じた奨励金や正社員登用の制度を設け、賃金アップや働きがいの向上と人件費コントロールの両立を図っています。

効率的な店舖運営の実現に向け、店舗の作業概要を作成し、あるべき人時売上高と実績の差異を店舗・売場ごとに可視化し、人事異動やマルチスキル化を含めた体制構築を進めています。

連結子会社の株式会社ベストーネが運営するプロセスセンター・デリカセンターのアウトパック活用を推進した結果、株式会社平和堂の店舗における生鮮部門の売上高が既存店前年同期比103.3%と伸長する中、総労働時間は既存店前年同期比99.4%となりました。またセンター活用により中小規模の食品スーパーマーケットでも従来は販売が出来なかった弁当等の品揃えが大幅に充実するなどの効果も出ています。

 

書籍販売やフィットネス事業を展開する「株式会社ダイレクト・ショップ」は、雑誌・書籍等の市場規模の縮小やフィットネス業界の競合激化等、厳しい事業環境下で減収となりましたが、不採算事業の縮小と販売管理費の削減を進めたことで、営業損失額が縮小しました。

中国湖南省で百貨店を運営する「平和堂(中国)有限公司」は、中国経済の減速と商圏内の競合の激化に加え、新規有名テナント誘致に伴う大型改装による売場縮小の影響で減収・減益となりました。

以上の結果、小売事業の営業収益は4,357億14百万円(前年同期比2.5%増)、経常利益は126億45百万円(前年同期比3.2%減)となりました。

 

[小売周辺事業]

惣菜・米飯及び生鮮品の製造加工を営む「株式会社ベストーネ」は、2023年5月31日に稼働した新デリカセンターの生産数が順調に増加していることに加え、株式会社平和堂における生産性改善取組みによる受注増もあり、増収・増益となりました。

ビル管理会社である「株式会社ナショナルメンテナンス」は、前期の能登半島地震復旧工事の受注増の反動により、減収・減益となりました。

以上の結果、小売周辺事業の営業収益は593億32百万円(前年同期比5.6%増)、経常利益は19億85百万円(前年同期比3.1%増)となりました。

 

[その他事業]

外食事業を展開する「株式会社ファイブスター」は、客単価の上昇により売上高が伸長した上、販売費及び一般管理費の抑制効果もあり、増収・増益となりました。

外食事業を展開する「株式会社シー・オー・エム」は、主力のケンタッキーフライドチキンの売上が好調に推移し、年末年始商戦が好調であったことから増収・増益となりました。

以上の結果、その他事業の営業収益は169億14百万円(前年同期比2.0%減)、経常利益は7億74百万円(前年同期比1.2%増)となりました。

 

 

 

(2) 財政状態

当連結会計年度末の総資産は、3,130億95百万円前期末比1.7%増)、負債は1,151億32百万円前期末比0.6%減)、純資産は1,979億62百万円前期末比3.1%増)の結果となりました。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末と比較して37億16百万円減少し、191億65百万円となりました。

当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。

 

項目

前連結会計年度
(百万円)

当連結会計年度
(百万円)

増減
(百万円)

営業活動によるキャッシュ・フロー

22,973

17,784

△5,188

投資活動によるキャッシュ・フロー

△14,646

△16,473

△1,826

財務活動によるキャッシュ・フロー

△15,167

△5,129

10,037

現金及び現金同等物の増減額

△6,544

△3,716

2,828

現金及び現金同等物の期首残高

29,426

22,881

△6,544

現金及び現金同等物の期末残高

22,881

19,165

△3,716

 

 

[主な内容]

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

 

税金等調整前当期純利益

136億84百万円

(前年同期比  15億33百万円減)

減価償却費

138億24百万円

(前年同期比  6億53百万円増)

退職給付に係る負債の減少額

68億31百万円

(前年同期比  65億38百万円増)

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

 

有形及び無形固定資産の取得による支出

173億55百万円

(前年同期比  11億79百万円増)

敷金及び保証金の回収による収入

5億90百万円

(前年同期比  1億20百万円増)

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

 

長期借入れによる収入

85億円

(前年同期比     40億円増)

長期借入金の返済による支出

65億82百万円

(前年同期比  27億47百万円減)

配当金の支払額

32億96百万円

(前年同期比  5億47百万円増)

 

 

 

(生産、受注及び販売の状況)

(1) 販売実績

当連結会計年度における営業収益の内訳は、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

当連結会計年度
(自  2025年2月21日  至  2026年2月20日)

金額(百万円)

構成比(%)

前年同期比(%)

小売事業

432,348

94.8

102.6

小売周辺事業

6,867

1.5

103.6

その他事業
(外食事業)

16,793

(16,583)

3.7

(3.6)

99.1

(107.5)

合計

456,010

100.0

102.5

 

(注) 1  セグメント間の取引については、相殺消去しております。

2  外食事業の金額については、その他事業の内数であります。

 

 

(2) 仕入実績

当連結会計年度における仕入高の内訳は、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

当連結会計年度
(自  2025年2月21日  至  2026年2月20日)

金額(百万円)

構成比(%)

前年同期比(%)

小売事業

251,185

86.3

101.2

小売周辺事業

34,283

11.8

108.2

その他事業
(外食事業)

5,756

(5,742)

2.0

(2.0)

105.2

(107.2)

合計

291,224

100.0

102.0

 

(注) 1  セグメント間の取引については、相殺消去しております。

2  外食事業の金額については、その他事業の内数であります。

 

 

(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

1 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産・負債及び収益・費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。

連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

 

2  当連結会計年度末の財政状態の分析

当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ52億26百万円増加前期末比1.7%増)し、3,130億95百万円となりました。この主な要因は、退職給付に係る資産が28億25百万円、有形固定資産が27億99百万円、投資有価証券が18億55百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が16億18百万円増加した一方で、現金及び預金が35億90百万円減少したこと等であります。

負債は、前連結会計年度末に比べ7億9百万円減少前期末比0.6%減)し、1,151億32百万円となりました。この主な要因は、長期借入金が29億86百万円、資産除去債務が15億75百万円、支払手形及び買掛金が15億38百万円、未払法人税等が7億23百万円増加した一方で、退職給付に係る負債が54億48百万円、短期借入金が20億69百万円減少したこと等であります。

純資産は、前連結会計年度末に比べ59億35百万円増加前期末比3.1%増)し、1,979億62百万円となりました。この主な要因は、利益剰余金が61億12百万円、その他の包括利益累計額が24億18百万円増加した一方で、自己株式が26億80百万円増加したこと等であります。

 

3  当連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

①売上高

売上高は、4,179億76百万円前年同期4,083億23百万円)となりました。

②営業利益

営業利益は、133億13百万円前年同期133億60百万円)となりました。

③経常利益

経常利益は、146億5百万円前年同期146億39百万円)となりました。

④親会社株主に帰属する当期純利益

法人税、住民税及び事業税、法人税等調整額を合わせた税金費用合計は41億61百万円となりました。以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、94億9百万円前年同期107億27百万円)となりました。

 

なお、当期の事業全体及びセグメント別の分析につきましては、(業績等の概要)(1)経営成績に記載のとおりであります。

 

また、キャッシュ・フローにつきましては、(業績等の概要)(3)キャッシュ・フローの状況に記載のとおりであります。

 

4 資本の財源及び資金の流動性

当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、主に新規出店及び既存店舗の改装といった設備投資、情報システム投資によるものであります。

短期運転資金は自己資本または金融機関からの短期借入れを基本としており、設備投資については自己資本または金融機関からの長期借入れを基本としております。

 

 

5 【重要な契約等】

特記すべき事項はありません。

 

 

6 【研究開発活動】

特記すべき事項はありません。