第5【経理の状況】

1.連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について

(1)当社の連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号)第93条の規定により、国際財務報告基準(以下、「IFRS」という。)に準拠して作成しております。

 

(2)当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号。以下「財務諸表等規則」という。)に基づいて作成しております。

また、当社は、特例財務諸表提出会社に該当し、財務諸表等規則第127条の規定により財務諸表を作成しております。

 

2.監査証明について

当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、連結会計年度(2023年1月1日から2023年12月31日まで)の連結財務諸表及び事業年度(2023年1月1日から2023年12月31日まで)の財務諸表について、太陽有限責任監査法人による監査を受けております。

 

3.連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組み及びIFRSに基づいて連結財務諸表等を適正に作成することができる体制の整備について

 当社は、連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組み及びIFRSに基づいて連結財務諸表等を適正に作成することができる体制の整備を行っております。その内容は以下のとおりであります。

(1)会計基準等の内容を適正に把握し、又は会計基準等の変更等について的確に対応できる体制を整備するため、公益財団法人財務会計基準機構に加入し、同機構及び監査法人等が主催するセミナー等に参加する等を行っております。

 

(2)IFRSの適用については、国際会計基準審議会が公表するプレスリリースや基準書を随時入手し、最新の基準の把握を行っております。また、IFRSに基づく適正な連結財務諸表等を作成するために、IFRSに準拠したグループ会計方針及び会計指針を作成し、それらに基づいて会計処理を行っております。

 

1【連結財務諸表等】

(1)【連結財務諸表】

①【連結財政状態計算書】

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

前連結会計年度

(2022年12月31日)

 

当連結会計年度

(2023年12月31日)

資産

 

 

 

 

現金及び現金同等物

131,960

 

105,740

営業債権及びその他の債権

10

50,226

 

60,796

銀行業における有価証券

11

94,740

 

101,881

銀行業における貸出金

12

680,949

 

716,422

証券業に関連する資産

13,51

27,432

 

27,445

営業投資有価証券

14

305

 

327

有価証券

15

2,566

 

2,209

その他の金融資産

16

54,018

 

110,314

持分法で会計処理している投資

23

6,626

 

7,708

棚卸資産

17

4,120

 

21,318

売却目的で保有する資産

18

859

 

684

有形固定資産

19,22

10,592

 

8,617

のれん

21,22

30,839

 

33,507

無形資産

21,22

12,667

 

11,860

繰延税金資産

25

640

 

1,452

その他の資産

 

7,396

 

4,427

資産合計

 

1,115,943

 

1,214,714

 

 

 

 

 

負債

 

 

 

 

営業債務及びその他の債務

26

13,856

 

14,041

銀行業における預金

27

864,547

 

908,933

証券業に関連する負債

28,51

25,187

 

24,445

社債及び借入金

29

39,749

 

61,518

その他の金融負債

30

23,895

 

27,727

未払法人所得税等

 

1,073

 

1,136

引当金

33

614

 

557

繰延税金負債

25

10,166

 

3,361

その他の負債

24

4,500

 

4,778

負債合計

 

983,593

 

1,046,499

 

 

 

 

 

資本

 

 

 

 

資本金

34

90

 

90

資本剰余金

34

103,920

 

115,557

自己株式

34

7,690

 

7,709

利益剰余金

34

21,077

 

36,552

その他の資本の構成要素

34

128

 

7,098

親会社の所有者に帰属する持分合計

 

117,268

 

151,588

非支配持分

 

15,081

 

16,626

資本合計

 

132,349

 

168,215

負債及び資本合計

 

1,115,943

 

1,214,714

 

②【連結損益計算書】

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 前連結会計年度

(自 2022年1月1日

 至 2022年12月31日)

 

 当連結会計年度

(自 2023年1月1日

 至 2023年12月31日)

継続事業

 

 

 

 

営業収益

 

 

 

 

実効金利法を用いて計算した金利収益

49

62,039

 

78,621

償却原価で測定する金融資産の認識の

中止により生じた利得

49

1,321

 

254

信用減損金融資産の減損利得

49

1,821

 

3,556

その他

 

16,855

 

31,845

営業収益合計

36

82,038

 

114,279

営業費用

 

 

 

 

償却原価で測定する金融資産の認識の

中止により生じた損失

49

417

 

1,163

貸付金等の減損損失

49

14,312

 

18,645

その他

 

31,268

 

61,340

営業費用合計

37

45,999

 

81,148

販売費及び一般管理費

38

30,447

 

36,870

その他の収益

39

10,428

 

12,109

その他の費用

40

1,431

 

310

営業利益

 

14,589

 

8,059

金融収益

41

2,679

 

1,516

金融費用

42

608

 

418

持分法による投資利益

23

544

 

615

税引前利益

 

17,205

 

9,772

法人所得税費用

25

3,538

 

7,199

継続事業からの当期利益

 

13,666

 

16,972

非継続事業

 

 

 

 

非継続事業からの当期損失(△)

57

243

 

203

当期利益

 

13,422

 

16,769

 

 

 

 

 

当期利益の帰属

 

 

 

 

親会社の所有者

 

12,632

 

16,310

非支配持分

 

790

 

459

当期利益

 

13,422

 

16,769

 

 

 

 

 

1株当たり当期利益又は

1株当たり当期損失(△)

(親会社の所有者に帰属)

44

 

 

 

基本的1株当たり当期利益又は

基本的1株当たり当期損失(△)(円)

 

 

 

 

継続事業

 

115.13

 

121.84

非継続事業

 

4.38

 

1.45

合計

 

110.75

 

120.39

 

 

 

 

 

希薄化後1株当たり当期利益又は

希薄化後1株当たり当期損失 (△)(円)

44

 

 

 

継続事業

 

115.13

 

121.84

非継続事業

 

4.38

 

1.45

合計

 

110.75

 

120.39

 

③【連結包括利益計算書】

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 前連結会計年度

(自 2022年1月1日

 至 2022年12月31日)

 

 当連結会計年度

(自 2023年1月1日

 至 2023年12月31日)

当期利益

 

13,422

 

16,769

 

 

 

 

 

その他の包括利益

 

 

 

 

純損益に振り替えられることのない項目

 

 

 

 

確定給付制度の再測定

43

52

 

68

その他の包括利益を通じて公正価値で

測定する資本性金融商品の純変動

43

285

 

866

持分法適用会社のその他の包括利益に

対する持分

23,43

2

 

3

純損益に振り替えられることのない

項目合計

 

229

 

793

 

 

 

 

 

純損益に振り替えられる可能性のある項目

 

 

 

 

在外営業活動体の換算差額

43

7,267

 

7,107

その他の包括利益を通じて公正価値で

測定する負債性金融商品の純変動

43

934

 

705

その他の包括利益を通じて公正価値で

測定する負債性金融商品に係る損失評価

引当金

43

7

 

3

持分法適用会社のその他の包括利益に

対する持分

23,43

4

 

277

純損益に振り替えられる可能性のある

項目合計

 

6,329

 

8,086

税引後その他の包括利益

 

6,099

 

8,880

当期包括利益

 

19,522

 

25,649

 

 

 

 

 

当期包括利益の帰属

 

 

 

 

親会社の所有者

 

16,873

 

24,135

非支配持分

 

2,649

 

1,513

当期包括利益

 

19,522

 

25,649

 

④【連結持分変動計算書】

前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

資本金

資本剰余金

自己株式

利益剰余金

その他の

資本の

構成要素

親会社の所有者に帰属する持分合計

非支配持分

資本合計

2022年1月1日時点の残高

 

90

99,088

7,685

8,459

4,281

95,670

12,275

107,945

会計方針の変更による累積的

影響額

 

4

4

2

1

会計方針の変更を反映した

2022年1月1日時点の残高

 

90

99,088

7,685

8,463

4,281

95,674

12,272

107,946

当期利益

 

12,632

12,632

790

13,422

その他の包括利益

 

4,241

4,241

1,858

6,099

当期包括利益合計

 

12,632

4,241

16,873

2,649

19,522

剰余金の配当

35

105

105

105

株式交換による増加

 

3,825

3,825

3,825

自己株式の取得

34

5

5

5

自己株式の処分

34

0

0

0

0

その他の資本の構成要素から

利益剰余金への振替

34

88

88

所有者による拠出及び所有者への

分配合計

 

3,825

5

17

88

3,714

3,714

支配継続子会社に対する持分変動

23

1,006

1,006

141

1,148

連結範囲の変動

 

18

18

子会社に対する所有持分の

変動額合計

 

1,006

1,006

159

1,166

所有者との取引額合計

 

4,832

5

17

88

4,720

159

4,880

2022年12月31日時点の残高

 

90

103,920

7,690

21,077

128

117,268

15,081

132,349

 

 

 

 

 

 

 

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

資本金

資本剰余金

自己株式

利益剰余金

その他の

資本の

構成要素

親会社の所有者に帰属する持分合計

非支配持分

資本合計

2023年1月1日時点の残高

 

90

103,920

7,690

21,077

128

117,268

15,081

132,349

当期利益

 

16,310

16,310

459

16,769

その他の包括利益

 

7,825

7,825

1,054

8,880

当期包括利益合計

 

16,310

7,825

24,135

1,513

25,649

剰余金の配当

35

1,286

1,286

1,286

企業結合による変動

 

11,757

203

11,554

11,554

自己株式の取得

34

7

7

7

自己株式の処分

34

192

192

0

0

その他の資本の構成要素から

利益剰余金への振替

34

427

427

その他

 

97

97

97

所有者による拠出及び所有者への

分配合計

 

11,663

18

858

427

10,358

10,358

支配継続子会社に対する持分変動

23

26

0

26

33

7

連結範囲の変動

 

22

171

148

1

150

子会社に対する所有持分の

変動額合計

 

26

22

171

175

32

142

所有者との取引額合計

 

11,636

18

835

598

10,183

32

10,215

2023年12月31日時点の残高

 

90

115,557

7,709

36,552

7,098

151,588

16,626

168,215

 

⑤【連結キャッシュ・フロー計算書】

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 前連結会計年度

(自 2022年1月1日

 至 2022年12月31日)

 

 当連結会計年度

(自 2023年1月1日

 至 2023年12月31日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

 

税引前利益

 

17,205

 

9,772

非継続事業からの税引前損失(△)

 

228

 

329

減価償却費及び償却費

 

4,532

 

5,369

減損損失

 

901

 

68

その他の金融資産の減損損失(△は利得)

 

590

 

322

受取利息及び受取配当金

 

69,108

 

89,923

支払利息

 

24,729

 

45,675

持分法による投資損益(△は益)

 

544

 

615

負ののれん発生益

9,868

 

10,113

その他の損益(△は益)

 

2,699

 

3,553

営業債権及びその他の債権の

増減額(△は増加)

 

1,268

 

2,638

営業債務及びその他の債務の

増減額(△は減少)

 

721

 

654

銀行業における貸出金の

増減額(△は増加)

 

89,032

 

471

銀行業における預金の増減額(△は減少)

 

136,491

 

6,432

証券業に関連する資産の増減額

(△は増加)

 

866

 

13

証券業に関連する負債の増減額

(△は減少)

 

1,540

 

742

棚卸資産の増減額(△は増加)

 

2,761

 

2,720

その他の金融資産の増減額(△は増加)

 

3,823

 

24,433

その他の金融負債の増減額(△は減少)

 

394

 

5,355

その他の資産の増減額(△は増加)

 

156

 

5,593

制限付預金の増減額(△は増加)

 

741

 

13,724

利息及び配当金の受取額

 

68,077

 

92,601

利息の支払額

 

21,857

 

42,768

法人所得税等の支払額

 

2,752

 

2,647

法人所得税等の還付額

 

485

 

475

その他

 

2,037

 

762

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

49,518

 

47,079

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 前連結会計年度

(自 2022年1月1日

 至 2022年12月31日)

 

 当連結会計年度

(自 2023年1月1日

 至 2023年12月31日)

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

 

定期預金の増減額(△は増加)

 

2,523

 

4,004

有形固定資産及び投資不動産の

取得による支出

 

794

 

815

有形固定資産及び投資不動産の

売却による収入

 

671

 

6,428

無形資産の取得による支出

 

519

 

347

銀行業における有価証券の取得による支出

 

54,501

 

177,163

銀行業における有価証券の売却による収入

 

17,330

 

117,797

銀行業における有価証券の償還による収入

 

6,836

 

60,873

投資有価証券の取得による支出

 

187

 

10

投資有価証券の売却による収入

 

6,754

 

835

子会社株式の取得による支出

1,762

 

333

株式交換における子会社の支配獲得に

よる収入

20,519

 

子会社株式の売却に伴う支配喪失による収入

 

 

280

貸付金の貸付による支出

 

 

5,000

その他

 

944

 

958

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

9,121

 

501

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

 

短期借入金の純増減額(△は減少)

395

 

1,506

長期借入金の返済による支出

8,830

 

16,863

長期借入れによる収入

17,391

 

24,045

社債の償還による支出

150

 

210

社債の発行による収入

400

 

1,400

リース負債の返済による支出

1,014

 

1,240

自己株式の取得による支出

 

5

 

7

自己株式の処分による収入

 

0

 

0

配当金の支払額

35

105

 

1,286

非支配持分への子会社持分一部売却に

よる収入

 

 

11

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

7,289

 

4,344

現金及び現金同等物の増減額(△は減少)

 

47,686

 

43,236

現金及び現金同等物の期首残高

 

74,648

 

131,960

合併に伴う現金及び現金同等物の増加額

 

9,932

現金及び現金同等物の為替変動による影響

 

9,625

 

7,083

現金及び現金同等物の期末残高

131,960

 

105,740

 

【連結財務諸表注記】
1.報告企業

 Jトラスト株式会社(以下、「当社」という。)は日本に所在する企業であります。当社の登記している本社の住所は、「東京都渋谷区恵比寿四丁目20番3号」であります。当社の連結財務諸表は、当社及び子会社(以下、「当社グループ」という。)、並びに関連会社に対する当社グループの持分により構成されております。当社グループは、日本金融事業、韓国及びモンゴル金融事業、東南アジア金融事業、不動産事業、投資事業及びその他の事業を営んでおります。当社グループの主要な活動については、注記「6.事業セグメント」をご参照ください。

 

2.作成の基礎

(1)IFRSに準拠している旨

 当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号)第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、同第93条の規定を適用し、国際会計基準審議会によって公表されたIFRSに準拠して作成しております。

 本連結財務諸表は、2024年3月26日開催の当社取締役会によって承認されております。

 

(2)測定の基礎

 当社グループの連結財務諸表は、注記「3.重要性がある会計方針」に記載のとおり、公正価値で測定されている特定の金融商品等を除き、取得原価を基礎として作成しております。

 

(3)機能通貨及び表示通貨

 当社グループの連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、百万円未満を切り捨てて表示しております。

 

(4)会計方針の変更

当社グループは、当連結会計年度より、以下の基準を適用しております。

IFRS

新設・改訂の概要

国際会計基準(IAS)第1号

財務諸表の表示

重要な(significant)会計方針ではなく、重要性がある(material)会計方針の開示を要求する改訂

国際会計基準(IAS)第8号

会計方針、会計上の見積りの変更及び誤謬

会計方針と会計上の見積りとの区別を明確化

国際会計基準(IAS)第12号

法人所得税

リース及び廃棄義務に係る繰延税金の会計処理を明確化

上記基準書の適用による連結財務諸表に与える重要な影響はありません。

 

(5)表示方法の変更

(連結キャッシュ・フロー計算書)

連結キャッシュ・フロー計算書の明瞭性を高めるため、以下の組替えを行っております。

前連結会計年度の連結キャッシュ・フロー計算書において、「営業活動によるキャッシュ・フロー」の「その他」に表示していた△1,629百万円は、「その他の金融資産の増減額(△は増加)」△3,823百万円、「その他の資産の増減額(△は増加)」156百万円、「その他」2,037百万円として組み替えております。

 

3.重要性がある会計方針

(1)連結の基礎

① 子会社

 子会社とは、当社グループにより支配されている企業をいいます。当社グループがある企業への関与により生じる変動リターンに対するエクスポージャー又は権利を有し、かつ、当該企業に対するパワーにより当該リターンに影響を及ぼす能力を有している場合に、当社グループは当該企業を支配していると判断しております。また、支配力の評価にあたり、現時点で行使可能な潜在的議決権を考慮しております。

 子会社の財務諸表は、当社グループが支配を獲得した日から支配を喪失する日まで、連結の対象に含めております。当社グループ間の債権債務残高及び内部取引高、並びに当社グループ間の取引から発生した未実現損益は、連結財務諸表の作成に際して消去しております。

 子会社持分を一部処分した際、支配が継続する場合には、資本取引として会計処理しております。非支配持分の調整額と対価の公正価値との差額は、親会社の所有者に帰属する持分として資本に直接認識されております。

 子会社の非支配持分は、当社グループの持分とは別個に識別されております。子会社の包括利益については、非支配持分が負の残高となる場合であっても、親会社の所有者と非支配持分に帰属させております。

 当社グループが投資の処分により子会社の支配を喪失する場合、処分損益は「受取対価の公正価値及び残存持分の公正価値の合計」と「子会社の資産(のれんを含む)、負債及び非支配持分の従前の帳簿価額」との差額として算定し、純損益に認識しております。子会社について、従前にその他の包括利益で認識されていた金額は、当社グループが関連する資産又は負債を直接処分した場合と同様に会計処理しております。

子会社の決算日が当社の決算日と異なる場合には、連結決算日現在で実施した仮決算に基づく子会社の財務数値を用いております。

 

② 関連会社

 関連会社とは、当社グループがその経営及び財務の方針に関する経営管理上の意思決定に対して重要な影響力を有しているものの、支配的持分は有していない企業をいいます。一般的に、当社グループが議決権の20%以上50%以下を保有している場合には、重要な影響力があると推定されます。

 関連会社に対する投資は、持分法により会計処理しております。関連会社の経営成績に対する当社グループの持分は、当社グループの会計方針と整合するように修正し、連結損益計算書において持分法による投資損益として認識しております。持分法による会計処理では、関連会社に対する当社グループの投資は、当初、取得価額で計上した後、取得後の純損益に対する当社グループの持分を反映して増額又は減額されます。

 関連会社に対する重要な影響力を喪失して持分法の適用を中止する場合は、売却持分に係る売却損益を純損益として認識するとともに、残存している持分について公正価値で再測定し、当該評価差額をその期の純損益として認識しております。また、持分法により認識していたその他の包括利益は、関連会社がその他の包括利益に関連する資産又は負債を直接処分した場合と同様に処理しております。

 

(2)企業結合

 企業結合は取得法を用いて会計処理しております。取得対価は、被取得企業の支配と交換に譲渡した資産、引き受けた負債及び当社グループが発行する持分金融商品の取得日の公正価値の合計として測定されます。取得日とは支配が取得企業に移転した日をいいます。取得対価が識別可能な資産及び負債の公正価値を超過する場合は、連結財政状態計算書においてのれんとして計上しております。反対に下回る場合には、直ちに連結損益計算書において純損益として計上しております。

 当社グループは、非支配持分を公正価値で測定するか、又は被取得企業の識別可能な純資産の認識金額の比例持分で測定するかについては、取得日に個々の企業結合ごとに選択しております。

 仲介手数料、弁護士費用、デュー・デリジェンス費用等の企業結合に関連して発生する取引費用は、発生時に費用処理しております。

 企業結合の当初の会計処理が、企業結合が発生した連結会計年度末までに完了していない場合には、完了していない項目を暫定的な金額で報告しております。取得日時点に存在していた事実と状況を取得日当初に把握していたとしたら、認識される金額の測定に影響を与えていたと判断される期間(以下、「測定期間」という。)に入手した場合、その情報を反映して、取得日に認識した暫定的な金額を遡及的に修正しております。この新たに得た情報が、資産と負債の新たな認識をもたらす場合には、追加の資産と負債を認識しております。測定期間は最長で1年間であります。

 被取得企業における識別可能な資産及び負債は、以下を除いて、取得日の公正価値で測定しております。

・繰延税金資産・負債及び従業員給付契約に関連する資産・負債は、それぞれ国際会計基準(以下、「IAS」という。)第12号「法人所得税」及びIAS第19号「従業員給付」に従って測定しております。

・売却目的として分類される非流動資産又は処分グループは、IFRS第5号「売却目的で保有する非流動資産及び非継続事業」に従って測定しております。

・被取得企業の株式報酬制度又は被取得企業の株式報酬制度の当社グループの制度への置換えのために発行された負債若しくは持分金融商品は、取得日にIFRS第2号「株式に基づく報酬」に従って測定しております。

 

(3)外貨換算

① 外貨建取引

 外貨建取引は、取引日の為替レートで当社グループ各社の機能通貨に換算しております。

 期末日における外貨建貨幣性資産及び負債は、期末日の為替レートで機能通貨に換算しております。公正価値で測定される外貨建非貨幣性資産及び負債は、当該公正価値の算定日における為替レートで機能通貨に換算しております。

 換算又は決済により生じる換算差額は、純損益として認識しております。ただし、公正価値で測定し、その変動をその他の包括利益として認識する金融資産の再換算により発生した換算差額については、その他の包括利益として認識しております。

 

② 在外営業活動体の財務諸表

 在外営業活動体の資産及び負債については期末日の為替レート、収益及び費用については著しい変動のない限り平均為替レートを用いて日本円に換算しております。在外営業活動体の財務諸表の換算から生じる換算差額は、その他の包括利益として認識しております。在外営業活動体の換算差額は、在外営業活動体が処分された期間に純損益として認識されます。

 

(4)金融商品

① 非デリバティブ金融資産

 当社グループは、営業債権及びその他の債権、銀行業における貸出金を、これらの発生日に当初認識しております。その他の全ての金融資産は、当社グループが当該金融商品の契約の当事者となった取引日に当初認識しております。

 金融資産の分類及び測定モデルの概要は、以下のとおりであります。

償却原価で測定する金融資産

金融資産は、以下の要件を満たす場合に償却原価で事後測定しております。

・契約上のキャッシュ・フローを回収するために資産を保有することを目的とする事業モデルに基づいて、資産が保有されている。

・金融資産の契約条件により、元本及び元本残高に係る利息の支払いのみであるキャッシュ・フローが所定の日に生じる。

償却原価で測定する金融資産は、公正価値に、取得に直接起因する取引費用を加算した金額で当初認識しております。当初認識後、償却原価で測定する金融資産の帳簿価額については実効金利法に基づき事後測定し、必要な場合には減損損失累計額を控除しております。

 

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

当社グループが保有する金融資産のうち、以下の要件が満たされる場合は、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する負債性金融商品に分類しております。

・契約上のキャッシュ・フローの回収と売却の両方によって目的が達成される事業モデルに基づいて、保有されている。

・金融資産の契約条件により、元本及び元本残高に係る利息の支払いのみであるキャッシュ・フローが所定の日に生じる。

当初認識後は公正価値で測定し、事後的な変動はその他の包括利益に含めて認識しております。投資を処分したときに、その他の包括利益を通じて認識された利得又は損失の累計額をその他の資本の構成要素から純損益に組替調整額として振り替えております。

当社グループは当初認識時に、資本性金融商品に対する投資における公正価値の変動をその他の包括利益で認識するという取消不能の選択を行う場合があります。

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品は、公正価値に、取得に直接起因する取引費用を加算した金額で当初認識しております。事後的な変動はその他の包括利益に含めて認識しております。

投資を処分したときに、その他の包括利益を通じて認識された利得又は損失の累計額をその他の資本の構成要素から利益剰余金に振り替えております。

なお、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産からの配当金については、営業収益又は金融収益として純損益で認識しております。

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

上記の償却原価で測定する資産又はその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産以外の金融資産は、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に分類しております。当該資産には、売買目的で保有する金融資産が含まれております。

資本性金融商品に対する投資は公正価値で測定し、その変動を純損益で認識しております。ただし、当社グループが当初認識時に公正価値の変動をその他の包括利益に計上するという取消不能の選択を行う場合は、この限りではありません。

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産は、当初認識時に公正価値で測定し、その変動を純損益で認識しております。当初認識時の取引費用は、発生時に純損益で認識しております。

 

金融資産の認識の中止

当社グループは、金融資産から生じるキャッシュ・フローに対する契約上の権利が消滅する場合、又は金融資産から生じるキャッシュ・フローを受け取る契約上の権利を移転し、金融資産の所有に係るリスク及び便益が実質的に移転する場合、当該金融資産の認識を中止しております。当社グループが、移転した当該金融資産に対する支配を継続している場合には、継続的関与を有している範囲において、資産と関連する負債を認識しております。

 

金融資産の減損

当社グループは、償却原価で測定する金融資産、その他の包括利益で測定する負債性金融商品、金融保証契約及び貸出コミットメントの貸出未実行残高については、予想信用損失に対して損失評価引当金を認識しております。

予想信用損失は、契約に基づいて受け取るべきキャッシュ・フローと受け取ると見込んでいるキャッシュ・フローとの差額の割引現在価値に基づいて測定しております。一部の債権については、期日経過の情報や債権が発生した取引の性質に基づいてグループ化した上で、集合的に予想信用損失を測定しております。著しい景気変動等の影響を受ける場合には、過去の貸倒実績率を補正し、現在及び将来の経済状況の予測を反映させております。

当社グループは、各報告日において、当該金融資産に係る信用リスクが当初認識以降に著しく増大しているかどうかを評価しております。信用リスクの著しい増大の判定及び信用減損金融資産の判定にあたっては、主に期日経過の情報や取引先相手の財務内容の悪化を考慮しております。

当該金融資産に係る信用リスクが当初認識以降に著しく増大していない場合には、当該金融商品に係る損失評価引当金を12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定しております。一方で、当該金融資産に係る信用リスクが当初認識以降に著しく増大している場合には、当該金融資産に係る損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定しております。ただし、営業債権、契約資産、リース債権については、信用リスクの当初認識時からの著しい増大の有無にかかわらず、損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定しております。

当社グループは、破産免責、債権放棄、長期延滞等により、金融資産の全部又は一部を回収するという合理的な予想を有していない場合、金融資産の総額での帳簿価額を直接償却しております。

 

金融資産の予想信用損失は、減損損失として、純損益に認識しております。減損損失認識後に減損損失を減額する事象が発生した場合は、減損損失の戻入として、純損益に認識しております。購入又は組成した信用減損金融資産について、全期間の予想信用損失が、当初認識時の見積将来キャッシュ・フローに含まれていた予想信用損失の金額よりも少ない場合は変動分を減損利得として、純損益に認識しております。

 

② 非デリバティブ金融負債

 当社グループは、全ての金融負債を、当社グループが当該金融商品の契約の当事者となった取引日に当初認識しております。

 当社グループは、金融負債が消滅した場合、つまり、契約上の義務が免責、取消又は失効となった場合に、金融負債の認識を中止しております。

 当社グループは、非デリバティブ金融負債として、営業債務及びその他の債務、銀行業における預金、社債及び借入金、その他の金融負債を有しており、公正価値で当初認識し、実効金利法に基づき償却原価で事後測定しております。

 

③ デリバティブ

当社グループは、金利変動リスク及び為替変動リスクをヘッジするため、デリバティブ取引を利用しております。これらに用いられるデリバティブは、主に金利スワップ及び為替予約であります。デリバティブの公正価値の変動は全て即時に純損益で認識しております。

なお、上記デリバティブについて、ヘッジ会計の適用となるものはありません。

主契約である非デリバティブ金融商品に組み込まれているデリバティブ(組込デリバティブ)は、主契約が金融負債の場合、組込デリバティブの経済的特徴とリスクが主契約と密接に関連せず、組込デリバティブと同一条件の独立の金融商品がデリバティブの定義に該当し、組込デリバティブを含む金融商品全体が公正価値で測定され、その変動が純損益で認識されるものではない場合には、組込デリバティブを主契約から分離し、独立したデリバティブとして会計処理しております。

 

④ 金融資産及び金融負債の相殺

 金融資産及び金融負債は、当社グループがそれらの残高を相殺する法的権利を現時点で有し、かつ、純額で決済するか、又は資産の実現と負債の決済を同時に行う意図を有する場合にのみ、連結財政状態計算書上で相殺し、純額で表示しております。

 

⑤ 金融保証契約

 金融保証契約とは、負債性金融商品の当初又は変更後の条件に従った期日が到来しても、特定の債務者が支払いを行わないために保証契約保有者に発生する損失を契約発行者がその保有者に対し補填することを要求する契約であります。

 これら金融保証契約は当初契約時点において、公正価値により測定しております。当初認識後は、IFRS第9号「金融商品」の減損規定に従って算定した損失評価引当金の金額と、当初認識額からIFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」の原則に従って認識した収益の累計額を控除した金額のうち、いずれか高い方で測定しております。

 

(5)現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物は、手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資から構成されております。

 

(6)棚卸資産

 棚卸資産は、取得原価と正味実現可能価額のいずれか低い価額で測定しております。正味実現可能価額は、通常の事業過程における見積売価から、完成までに要する見積原価及び見積販売費用を控除した額であります。取得原価は、主として個別法に基づいて算定しており、購入原価、加工費及び現在の場所及び状態に至るまでに要した全ての費用を含んでおります。

 

(7)有形固定資産(使用権資産を除く)

 有形固定資産については、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した価額で表示しております。

 取得原価には、資産の取得に直接関連する費用、解体・除去及び原状回復費用が含まれております。

 土地及び建設仮勘定以外の各資産の減価償却費は、それぞれの見積耐用年数にわたり、主として定額法で計上されております。主要な資産項目ごとの見積耐用年数は以下のとおりであります。

・建物及び構築物       3年~60年

・器具備品          2年~20年

 なお、見積耐用年数、残存価額及び減価償却方法は、各年度末に見直しを行い、変更があった場合は、会計上の見積りの変更として将来に向かって適用しております。

(8)のれん及び無形資産(使用権資産を除く)

① のれん

 当社グループは、取得対価が識別可能な資産及び負債の公正価値を超過する場合は、連結財政状態計算書においてのれんとして計上しております。のれんの償却は行わず、毎期又は減損の兆候が存在する場合にはその都度、減損テストを実施しております。

 のれんの減損損失は連結損益計算書において認識され、その後の戻入は行っておりません。

 また、のれんは連結財政状態計算書において、取得原価から減損損失累計額を控除した価額で表示しております。

 

② 無形資産

 個別に取得した無形資産は、当初認識時に取得原価で測定後、耐用年数を確定できない無形資産を除いて、それぞれの見積耐用年数にわたって定額法で償却され、取得原価から償却累計額及び減損損失累計額を控除した価額で表示しております。主要な無形資産の見積耐用年数は以下のとおりであります。

・顧客関連資産       5年~10年

・ソフトウェア      主として5年

 なお、見積耐用年数、残存価額及び償却方法は、各年度末に見直しを行い、変更があった場合は、会計上の見積りの変更として将来に向かって適用しております。

 商標権のうち事業期間が確定していないものは、事業が継続する限り基本的に存続するため、将来の経済的便益が期待される期間について予見可能な限度がないと判断し、耐用年数を確定できない無形資産に分類しております。

 耐用年数を確定できない無形資産については、償却は行わず、毎期又は減損の兆候が存在する場合にはその都度、減損テストを実施しております。

 

(9)投資不動産

 投資不動産は、賃料収入又はキャピタル・ゲイン、若しくはその両方を得ることを目的として保有する不動産であります。通常の営業過程で販売するものや、その他の管理目的で使用する不動産は含まれておりません。

 投資不動産は、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した価額で表示しております。

 土地以外の各資産の減価償却費については、見積耐用年数にわたり、主として定額法により算定を行っております。見積耐用年数、残存価額及び減価償却方法は、各年度末に見直しを行い、変更があった場合は、会計上の見積りの変更として将来に向かって適用しております。

 

(10)リース

① 借手側

当社グループは、一定の有形固定資産及び無形資産のリースを受けております。リース開始時に、当該契約にリースが含まれているか否かを判断しております。リース取引におけるリース負債は、リース開始日におけるリース料総額の未決済分を借手の追加借入利子率で割り引いた現在価値で測定しております。使用権資産については、リース負債の当初測定額から当初直接コスト、リース・インセンティブ、前払リース料、未払リース料などを調整した額で当初測定しております。

使用権資産は、リース期間にわたり定額法により減価償却を行っております。なお、リース負債の測定に際しては、リース要素とこれに関連する非リース要素は分離せず、単一のリース要素として認識することを選択しております。リース料の支払いは、リース負債に係る金利を控除した金額をリース負債の減少として処理しております。

ただし、リース期間が12ヶ月以内の短期リース及び原資産が少額のリースについては、使用権資産及びリース負債を認識せず、リース料総額をリース期間にわたり定額法又は他の規則的な基礎により費用認識しております。

連結財政状態計算書においては、使用権資産を「有形固定資産」及び「無形資産」に、リース負債を「その他の金融負債」に、それぞれ含めて表示しております。

 

② 貸手側

ファイナンス・リース取引においては、リース開始日に、正味リース投資未回収額を債権として計上しております。

オペレーティング・リース取引においては、対象となる資産を連結財政状態計算書に計上しており、受取リース料は連結損益計算書においてリース期間にわたって定額法により収益として認識しております。

 

(11)非金融資産の減損

 棚卸資産及び繰延税金資産を除く当社グループの非金融資産の帳簿価額は、四半期ごとに減損の兆候の有無を判断しております。減損の兆候が存在する場合は、当該資産の回収可能価額を見積っております。のれん及び耐用年数を確定できない、又は未だ使用可能ではない無形資産については、減損の兆候の有無にかかわらず回収可能価額を毎年同じ時期に見積っております。

 資産又は資金生成単位の回収可能価額は、使用価値と処分コスト控除後の公正価値のうちいずれか大きい方の金額としております。使用価値の算定において、見積将来キャッシュ・フローは、貨幣の時間的価値及び当該資産に固有のリスクを反映した税引前割引率を用いて現在価値に割り引いております。減損テストにおいて個別にテストされない資産は、継続的な使用により他の資産又は資産グループのキャッシュイン・フローから、概ね独立したキャッシュイン・フローを生成する最小の資金生成単位に統合しております。のれんの減損テストを行う際には、のれんが配分される資金生成単位を、のれんが内部報告目的で管理され、かつ、事業セグメントよりも大きくない単位としております。企業結合により取得したのれんは、企業結合のシナジーが得られると期待される資金生成単位に配分しております。

 当社グループの全社資産は、独立したキャッシュイン・フローを生成いたしません。全社資産に減損の兆候がある場合、全社資産が帰属する資金生成単位の回収可能価額を決定しております。

 減損損失は、資産又は資金生成単位の帳簿価額が見積回収可能価額を超過する場合に純損益として認識しております。資金生成単位に関連して認識した減損損失は、まずその単位に配分されたのれんの帳簿価額を減額するように配分し、次に資金生成単位内のその他の資産の帳簿価額を比例的に減額しております。

 のれんに関連する減損損失は戻し入れておりません。その他の資産については、過去に認識した減損損失は、四半期ごとに損失の減少又は消滅を示す兆候の有無を評価しております。減損損失の戻入の兆候があり、当該資産又は資金生成単位の回収可能価額が帳簿価額を上回る場合は、減損損失を戻し入れております。減損損失は、減損損失を認識しなかった場合の帳簿価額から必要な減価償却費及び償却額を控除した後の帳簿価額を上限として戻し入れております。

 

(12)退職後給付

① 確定給付制度

 確定給付制度は、確定拠出制度以外の退職給付制度であります。確定給付制度債務は、予測単位積増方式を用いて算定し、その現在価値は、給付が見込まれる期間に近似した優良社債の市場利回りに基づく割引率を用いて算定しております。制度資産の公正価値は確定給付制度債務の現在価値から差し引いております。

 過去勤務費用は、即時に純損益で認識しております。

 確定給付制度から生じる全ての確定給付債務(資産)の純額の再測定による債務(資産)の増減を即時にその他の包括利益で認識しております。

 

② 確定拠出制度

 確定拠出制度は、雇用主が一定額の掛金を公的又は私的管理の年金保険制度に拠出し、その拠出額以上の支払いについて法的又は推定的債務を負わない退職給付制度であります。確定拠出制度の拠出債務は、従業員が関連するサービスを提供した期間に費用として認識しております。

 

(13)短期従業員給付

 短期従業員給付については、割引計算は行わず、関連するサービスが提供された時点で費用として計上しております。

 賞与及び有給休暇費用については、それらを支払う法的若しくは推定的な債務を負っており、信頼性のある見積りが可能な場合に、それらの制度に基づいて支払われると見積られる額を負債として認識しております。

 

(14)株式に基づく報酬

① ストック・オプション制度

 当社グループは、持分決済型の株式報酬制度として、ストック・オプション制度を採用しております。ストック・オプションは、付与日における公正価値によって見積り、最終的に権利確定すると予想されるストック・オプションの数を考慮した上で、権利確定期間にわたって費用として連結損益計算書において認識し、同額を連結財政状態計算書において資本の増加として認識しております。付与されたオプションの公正価値は、オプションの諸条件を考慮し、モンテカルロ・シミュレーション等を用いて算定しております。

 

② 譲渡制限付株式報酬制度

 当社は、持分決済型の株式報酬制度として、当社取締役(社外取締役を除く。)を対象とした譲渡制限付株式報酬制度を採用しております。譲渡制限付株式報酬は、付与日における公正価値を測定し、付与日から権利確定期間にわたって費用として連結損益計算書において認識し、同額を連結財政状態計算書において資本の増加として認識しております。付与された譲渡制限付株式報酬の公正価値は、当社株式の公正価値を参照して測定しております。

(15)引当金

 引当金は、過去の事象の結果として、当社グループが、現在の法的又は推定的債務を有しており、当該債務を決済するために経済的資源の流出が生じる可能性が高く、当該債務の金額について信頼性のある見積りができる場合に認識しております。貨幣の時間的価値が重要な場合には、見積将来キャッシュ・フローを貨幣の時間的価値及び当該負債に特有のリスクを反映した税引前の利率を用いて現在価値に割り引いております。

 

(16)収益

当社グループでは、IFRS第9号「金融商品」に基づく利息及び配当収益等を除き、以下の5ステップアプローチに基づき、顧客への財やサービスの移転との交換により、その権利を得ると見込む対価を反映した金額で収益を認識しております。

ステップ1:顧客との契約を識別する。

ステップ2:契約における履行義務を識別する。

ステップ3:取引価格を算定する。

ステップ4:取引価格を契約における別個の履行義務へ配分する。

ステップ5:履行義務を充足した時点で(又は充足するにつれて)収益を認識する。

 

「顧客との契約から生じる収益」の主要な区分ごとの収益認識基準は以下のとおりであります。

① 手数料収益

主な収益は為替手数料等の金融業務に係る手数料収益であります。

為替手数料等については、取引が行われた時点で履行義務が充足されるため、同時点において手数料収益を認識しております。

 

② 販売収益

土地、建物等の不動産や物品の販売については、顧客へ不動産等を引き渡した時点で、不動産等の支配が顧客に移転し、履行義務が充足されることから当該時点で収益を認識しております。不動産等の販売からの収益は、受領する対価の公正価値から、値引、割戻及び収益関連の税金を控除した金額で測定しております。不動産等の販売契約における対価は、主として顧客への不動産等を引き渡しと同時に受領しております。なお、重大な金融要素は含んでおりません。

 

(17)金融収益及び金融費用

 金融収益は、主として受取利息、受取配当金等から構成されております。受取利息は、実効金利法により発生時に認識しております。受取配当金は、配当を受け取る権利が確定した時点で認識しております。金融費用は、主として支払利息等から構成されております。支払利息は、実効金利法により発生時に認識しております。

 為替差損益は、純額ベースで金融収益又は金融費用に計上しております。

 なお、当社グループにおける金融事業及び投資事業を営む子会社から生じた金融収益及び金融費用は、営業収益及び営業費用に含められております。

 

(18)法人所得税

 法人所得税費用は、当期税金及び繰延税金から構成されております。これらは、その他の包括利益又は資本に直接認識される項目から生じる場合、及び企業結合から生じる場合を除き、純損益として認識しております。

 当期税金は、税務当局に対する納付又は税務当局から還付が予想される金額で測定しております。税額の算定にあたっては、当社グループが事業活動を行い、課税対象となる純損益を稼得する国において、報告期間の末日までに制定又は実質的に制定されている税率及び税法に従っております。

 繰延税金は、報告期間の末日における資産及び負債の税務基準額と会計上の帳簿価額との差額である一時差異、繰越欠損金及び繰越税額控除に対して認識しております。

 なお、以下の一時差異に対しては、繰延税金資産及び負債を計上しておりません。

・のれんの当初認識から生じる一時差異

・企業結合取引ではなく、取引時に会計上の利益にも税務上の課税所得(欠損金)にも影響を与えず、かつ、取引時に同額の将来加算一時差異と将来減算一時差異とを生じさせない取引から発生する資産及び負債の当初認識により生じる一時差異

・子会社及び関連会社に対する投資に係る将来加算一時差異のうち、解消時期をコントロールでき、かつ予測可能な期間内に一時差異が解消しない可能性が高い場合

 繰延税金負債は原則として全ての将来加算一時差異について認識され、繰延税金資産は将来減算一時差異を使用できるだけの課税所得が稼得される可能性が高い範囲内で、全ての将来減算一時差異について認識しております。

 繰延税金資産の帳簿価額は四半期ごとに見直され、繰延税金資産の全額又は一部が使用できるだけの十分な課税所得が稼得されない可能性が高い部分については、帳簿価額を減額しております。未認識の繰延税金資産は四半期ごとに見直され、将来の課税所得により繰延税金資産が回収される可能性が高くなった範囲内で認識しております。

 繰延税金資産及び負債は、報告期間の末日において制定されている、又は実質的に制定されている税率及び税法に基づいて、資産が実現する期間又は負債が決済される期間に適用されると予想される税率及び税法によって測定しております。

 繰延税金資産及び負債は、当期税金資産と当期税金負債を相殺する法律上強制力のある権利を有しており、かつ同一の税務当局によって同一の納税主体に課されている場合又は別々の納税主体であるものの当期税金負債と当期税金資産とを純額で決済するか、あるいは資産の実現と負債の決済を同時に行うことを意図している場合に相殺しております。

当社及び国内の100%出資子会社は、グループ通算制度を適用しております。

 

(19)1株当たり利益

 基本的1株当たり当期利益は、親会社の所有者に帰属する当期損益を、その期間の自己株式を調整した発行済普通株式の加重平均株式数で除して計算しております。希薄化後1株当たり当期利益は、希薄化効果を有する全ての潜在株式の影響を調整して計算しております。当社グループの潜在株式は、ストック・オプション制度に係るものであります。

 

(20)事業セグメント

 事業セグメントとは、他の事業セグメントとの取引を含む、収益を稼得し費用を発生させる事業活動の構成単位であります。全ての事業セグメントの事業の成果は、個別にその財務情報が入手可能なものであり、かつ各セグメントへの経営資源の配分及び業績の評価を行うために、当社の取締役会が定期的にレビューしております。

 

(21)売却目的で保有する資産及び非継続事業

 非流動資産(又は処分グループ)の帳簿価額が、継続的使用ではなく主に売却取引により回収される場合には、当該非流動資産(又は処分グループ)を売却目的で保有する資産に分類しております。売却目的で保有する資産へ分類するためには、売却の可能性が非常に高く、現状で直ちに売却が可能なことを条件としており、当社グループ各社の経営者が当該資産の売却計画の実行を確約し、1年以内に売却が完了する予定である場合に限られております。

 売却目的で保有する資産(又は処分グループ)は、帳簿価額と売却コスト控除後の公正価値のいずれか低い金額で測定しており、売却目的で保有する資産に分類された後は減価償却又は償却を行っておりません。

 当社グループは、既に処分されたか又は売却目的保有に分類された事業を非継続事業に分類しております。

 

(22)資本

普通株式

 当社が発行した普通株式は資本として分類しております。普通株式の発行に直接関連する費用は、税効果考慮後の金額を資本の控除項目として認識しております。

 

自己株式

 自己株式は取得原価で評価され、資本から控除しております。当社の自己株式の購入、売却又は消却において利得又は損失は認識しておりません。なお、帳簿価額と売却時の対価との差額は、資本として認識しております。

 

4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断

IFRSに準拠した連結財務諸表の作成において、経営者は、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の金額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定を行うことが要求されております。しかし、実際の業績は、これらの見積りとは異なる場合があります。

見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直されます。会計上の見積りの見直しによる影響は、見積りを見直した会計期間及びそれ以降の将来の会計期間において認識されます。

 

経営者が行った連結財務諸表の金額に重要な影響を与える判断は以下のとおりであります。

・企業結合の会計処理(注記「3.重要性がある会計方針 (2)企業結合」)

翌連結会計年度における資産や負債の帳簿価額に重要な影響を生じさせるようなリスクを伴う見積り及び仮定は以下のとおりであります。

・有形固定資産、のれん及び無形資産の減損(注記「3.重要性がある会計方針 (11)非金融資産の減損」、注記「19.有形固定資産」、注記「21.のれん及び無形資産」、注記「22.非金融資産の減損」)

・繰延税金資産の回収可能性(注記「3.重要性がある会計方針 (18)法人所得税」、注記「25.法人所得税」)

・引当金の会計処理と評価(注記「3.重要性がある会計方針 (15)引当金」、注記「33.引当金」)

・偶発事象(注記「56.偶発債務」)

・デリバティブを含む公正価値で測定する金融商品の公正価値の決定方法(注記「3.重要性がある会計方針 (4)金融商品」、注記「50.金融商品の公正価値」)

・金融資産の減損(注記「3.重要性がある会計方針 (4)金融商品」、注記「49.金融商品から生じた損益 (4)金融資産の減損損失」、注記「50.金融商品の公正価値」)

・金融保証契約(注記「3.重要性がある会計方針 (4)金融商品」、注記「50.金融商品の公正価値」、注記「56.偶発債務」)

 

これらの翌連結会計年度における資産や負債の帳簿価額に重要な影響を生じさせるようなリスクを伴う見積り及び仮定のうち、特に重要なものは以下2点であります。

(1)のれんの評価

① 当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額

のれん 33,507百万円

② 識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

注記「3.重要性がある会計方針 (11)非金融資産の減損」及び注記「22.非金融資産の減損」に記載の方法に従って、減損テストを実施しております。

当連結会計年度末に計上されているのれんのうち、32,992百万円は、東南アジア金融事業に属するPT Bank JTrust Indonesia Tbk.及びPT JTRUST INVESTMENTS INDONESIAの資金生成単位グループに係るのれんであります。

将来の不確実な経済状況の変動等によって、事業が当初見込んだ計画どおりに進捗しない場合には、翌連結会計年度以降において追加で減損損失が発生する可能性があります。

 

(2)銀行業における貸出金に係る損失評価引当金

① 当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額

銀行業における貸出金 716,422百万円

なお、この金額は注記「12.銀行業における貸出金」に記載のとおり、損失評価引当金△30,889百万円を相殺後の金額であります。

② 識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

注記「3.重要性がある会計方針 (4)金融商品 ① 非デリバティブ金融資産 純損益を通じて公正価値で測定する金融資産」、注記「3.重要性がある会計方針 (4)金融商品 ① 非デリバティブ金融資産 金融資産の減損」及び注記「52.財務リスク管理 (1)信用リスク」に記載の方法に従って、損失評価引当金を計上しております。将来の不確実な経済状況の変動等によって、信用リスクが当初の見積り以上に増大した場合には、翌連結会計年度以降において想定以上の損失評価引当金の計上を余儀なくされる可能性があります。

 

5.未適用の新基準及び解釈指針

連結財務諸表の承認日までに主に以下の基準書及び解釈指針の新設又は改訂が公表されておりますが、当社グループはこれらを早期適用しておりません。

なお、これらの適用による影響は軽微であります。

IFRS

強制適用時期

(以降開始年度)

当社グループ

適用時期

新設・改訂の概要

IAS第1号

財務諸表の表示

2024年1月1日

2024年12月期

負債の流動又は非流動への分類に関する要求事項を明確化

特約条項付の長期債務に関する情報の開示を要求する改訂

IAS第7号

キャッシュ・

フロー計算書

2024年1月1日

2024年12月期

サプライヤー・ファイナンス契約の透明性を増進させるための開示を要求する改訂

IFRS第7号

金融商品:開示

IFRS第16号

リース

2024年1月1日

2024年12月期

セール・アンド・リースバック取引の取引後の会計処理を明確化

IAS第21号

外国為替レート変動の影響

2025年1月1日

2025年12月期

通貨が他の通貨と交換可能でない場合の要求事項を明確化

IFRS第10号

連結財務諸表

未定

未定

投資者とその関連会社又は共同支配企業との間の資産の売却又は拠出に係る会計処理の改訂

IAS第28号

関連会社及び共同支配企業に対する投資

 

6.事業セグメント

(1)報告セグメントの概要

当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、当社取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社グループは、報告セグメントを事業別とし、「日本金融事業」「韓国及びモンゴル金融事業」「東南アジア金融事業」「不動産事業」「投資事業」の5つにおいて、事業活動を展開しております。

当社グループは、経済的特徴やサービス・地域等を総合的に考慮した上で、以下のとおり集約しております。

「日本金融事業」は、信用保証業務、債権回収業務、クレジット・信販業務、証券業務、その他の金融業務であります。「韓国及びモンゴル金融事業」は、貯蓄銀行業務、債権回収業務、金融業務であります。「東南アジア金融事業」は、銀行業務、債権回収業務であります。「不動産事業」は、不動産の開発・分譲・一棟販売業務、戸建住宅の設計・施工業務、不動産の賃貸業務、不動産の賃貸管理業務であります。「投資事業」は、国内外への投資業務であります。

当連結会計年度において、「その他」に属しておりました「不動産事業」について量的な重要性が増したため、新たに報告セグメントに加え、「日本金融事業」「韓国及びモンゴル金融事業」「東南アジア金融事業」「不動産・再生可能エネルギー事業」「投資事業」の5区分にしております。また、「不動産・再生可能エネルギー事業」のうち合同会社プロスペクト陸前高田他4社の太陽光発電設備の運営及び太陽光発電プロジェクトへの投資業務の資産譲渡に伴い、当該業務を非継続事業に分類するとともに、報告セグメントの名称を「不動産事業」に変更しております。なお、当該非継続事業の分類に伴う、前連結会計年度の数値への影響はありません。

また、当連結会計年度において、連結子会社であるPT JTRUST OLYMPINDO MULTI FINANCEの売却に伴い、「東南アジア金融事業」のうちマルチファイナンス業務を非継続事業に分類しております。そのため、前連結会計年度の関連する数値については、非継続事業を除いた継続事業の金額に組替えて表示しております。非継続事業の詳細については、注記「57.非継続事業」に記載しております。

なお、前連結会計年度のセグメント情報は、変更後の報告セグメントの区分に基づき作成したものを開示しております。

 

(2)セグメント収益及び業績

当社グループの報告セグメントによる収益及び業績は以下のとおりであります。

報告セグメントの会計方針は、注記「3.重要性がある会計方針」で記載しております当社グループの会計方針と同じであります。なお、セグメント間の内部営業収益又は振替高は市場実勢価格又は第三者間取引価格に基づいております。

 

前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)1

調整額

(注)2

連結

 

日本

金融事業

韓国及び

モンゴル

金融事業

東南

アジア

金融事業

不動産

事業

投資事業

営業収益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への営業収益

11,768

38,443

28,609

2,895

71

81,788

250

82,038

セグメント間の内部

営業収益又は振替高

5

8

109

51

154

329

275

605

11,774

38,451

28,719

2,946

226

82,117

525

605

82,038

セグメント利益又は

セグメント損失(△)

3,931

14,437

248

94

2,205

16,507

108

255

16,870

全社費用等(注)3

 

 

 

 

 

 

 

 

2,281

営業利益

 

 

 

 

 

 

 

 

14,589

金融収益

 

 

 

 

 

 

 

 

2,679

金融費用

 

 

 

 

 

 

 

 

608

持分法による投資利益

 

 

 

 

 

 

 

 

544

税引前利益

 

 

 

 

 

 

 

 

17,205

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)1

調整額

(注)2

連結

 

日本

金融事業

韓国及び

モンゴル

金融事業

東南

アジア

金融事業

不動産

事業

投資事業

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費及び償却費

411

1,586

2,219

18

9

4,246

25

149

4,421

減損損失

11

11

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)1

調整額

(注)2

連結

日本

金融事業

韓国及び

モンゴル

金融事業

東南

アジア

金融事業

不動産

事業

投資事業

セグメント資産

87,573

539,357

476,383

4,446

3,574

1,111,334

889

3,718

1,115,943

セグメント負債

55,697

487,592

421,250

4,308

4,234

973,084

3,202

7,306

983,593

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

 

非流動資産への追加額

(注)4

2,507

14,716

2,122

85

16

19,448

217

858

20,524

持分法で会計処理している投資

49

49

6,577

6,626

(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、主にシステム事業であります。

2.「調整額」は、主にセグメント間取引消去、報告セグメントに帰属しない全社分等であります。

3.「全社費用等」は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。

4.「非流動資産への追加額」は、有形固定資産及び無形資産に関するものであります。

 

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)1

調整額

(注)2

連結

 

日本

金融事業

韓国及び

モンゴル

金融事業

東南

アジア

金融事業

不動産

事業

投資事業

営業収益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への営業収益

14,025

47,484

38,403

13,998

101

114,013

265

114,279

セグメント間の内部

営業収益又は振替高

95

35

10

41

54

236

333

569

14,120

47,520

38,414

14,039

155

114,250

599

569

114,279

セグメント利益又は

セグメント損失(△)

4,656

3,334

1,019

10,810

2,072

9,040

55

1,712

10,697

全社費用等(注)3

 

 

 

 

 

 

 

 

2,638

営業利益

 

 

 

 

 

 

 

 

8,059

金融収益

 

 

 

 

 

 

 

 

1,516

金融費用

 

 

 

 

 

 

 

 

418

持分法による投資利益

 

 

 

 

 

 

 

 

615

税引前利益

 

 

 

 

 

 

 

 

9,772

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)1

調整額

(注)2

連結

 

日本

金融事業

韓国及び

モンゴル

金融事業

東南

アジア

金融事業

不動産

事業

投資事業

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費及び償却費

391

2,085

2,467

36

9

4,989

26

111

5,127

減損損失

63

63

63

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)1

調整額

(注)2

連結

日本

金融事業

韓国及び

モンゴル

金融事業

東南

アジア

金融事業

不動産

事業

投資事業

セグメント資産

97,208

500,246

566,024

34,231

4,238

1,201,950

1,097

11,666

1,214,714

セグメント負債

65,065

447,577

506,071

21,833

8,948

1,049,496

3,451

6,448

1,046,499

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

 

非流動資産への追加額

(注)4

471

819

1,458

1,508

27

4,286

54

2,842

7,184

持分法で会計処理している投資

52

489

542

7,166

7,708

(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、主にシステム事業であります。

2.「調整額」は、主にセグメント間取引消去、報告セグメントに帰属しない全社分等であります。

3.「全社費用等」は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。

4.「非流動資産への追加額」は、有形固定資産、のれん及び無形資産に関するものであります。

 

(3)製品及びサービスに関する情報

 製品及びサービスの区分が報告セグメントと同一であるため、記載を省略しております。

 

(4)地域別に関する情報

 営業収益及び非流動資産の地域別内訳は以下のとおりであります。

外部顧客への営業収益

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

当連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

日本

14,913

28,390

韓国

38,329

47,319

シンガポール

71

0

インドネシア

16,874

24,531

モンゴル

113

165

カンボジア

11,735

13,872

合計

82,038

114,279

(注)営業収益は、営業収益を計上した国別に分類しております。

 

非流動資産

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

日本

4,214

3,083

韓国

10,974

10,204

シンガポール

16

8

インドネシア

35,828

37,875

モンゴル

254

273

カンボジア

3,791

3,249

その他

0

合計

55,078

54,694

(注)非流動資産は、資産を計上した国別に分類しており、金融商品、繰延税金資産及び退職給付資産を含んでおりません。

 

(5)主要な顧客に関する情報

 外部顧客への営業収益のうち、連結損益計算書の営業収益の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。

 

7.企業結合及び非支配持分の取得

前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

(株式取得)

(1)企業結合の概要

① 被取得企業の名称及び事業の内容

被取得企業の名称:エイチ・エス証券株式会社(現 Jトラストグローバル証券株式会社)

事業の内容:金融商品取引法に基づく金融商品取引業

② 企業結合を行った主な理由

エイチ・エス証券株式会社(現 Jトラストグローバル証券株式会社、以下、「Jトラストグローバル証券」という。)は、国内外の株式・債券・投資信託を幅広く取り扱うとともに、投資銀行部門も有する総合証券会社であり、とりわけ、外貨建債券・外国株式の販売に強みを有しております。また、東京証券取引所が公表している主幹事候補証券会社18社(2021年12月1日現在)の内の1社であり、さらには、Tokyo Pro MarketでのJ-Adviserの資格も有するなど、個人向け・法人向けともに、その機能、提供可能なサービスは多岐にわたっております。

当社グループでは、本件株式取得により、このようなJトラストグローバル証券の機能や顧客層での強みを活かしつつ、当社グループにおける地域金融機関と連携した保証事業や海外金融事業とのシナジーを生み出していくことによって、新たなサービスの提供や商品ラインアップの多様化等を図っていくことができるものと期待しております。さらには、これまで我が国においては、十分に捉えられていなかった、ベンチャー起業層のニーズに的確に応えられるプライベート・バンクとしてのサービス提供等の新規の分野への進出もできるのではないかと考えております。

当社グループにとって、金融商品取引法に基づく金融商品取引業を新たな事業として開始し、一層の事業拡大を推進していくことが、今後の成長に資するものと判断し、本件株式取得を行ったものであります。

③ 企業結合日

2022年3月31日

④ 被取得企業の支配の獲得方法

現金を対価とする株式取得であります。

⑤ 結合後企業の名称

エイチ・エス証券株式会社(現 Jトラストグローバル証券株式会社)

⑥ 取得した議決権比率

100%

⑦ 取得企業を決定するに至った主な根拠

現金を対価とする株式取得による企業結合であるため、現金を引き渡した企業(当社)を取得企業としております。

 

(2)取得の対価

現金

 

5,550百万円

合計

 

5,550

 

(3)取得した資産及び引き受けた負債

資産

 

 

現金及び現金同等物

 

3,787百万円

証券業に関連する資産

 

28,298

その他

 

3,141

資産合計

 

35,227

負債

 

 

証券業に関連する負債

 

26,728

その他

 

2,799

負債合計

 

29,528

なお、取得原価の配分が完了した結果、暫定的に算定された金額から負ののれん発生益が54百万円増加しております。当初の暫定的な金額からの受け入れた資産及び負債の主な変動は、無形資産の増加84百万円、繰延税金負債の増加29百万円であります。

 

(4)取得により生じたのれん

取得の対価

 

5,550百万円

当社グループが取得した識別可能な純資産の公正価値

 

5,698

取得により生じたのれん

 

△148

公正価値で測定された純資産が支払対価を上回ったため負ののれん発生益が発生しており、連結損益計算書の「その他の収益」に計上しております。

 

(5)取引関連費用

本件株式取得に係る取得関連費用は23百万円であり、全て連結損益計算書の「販売費及び一般管理費」に計上しております。

 

(6)取得に伴うキャッシュ・フロー

取得により支出した現金及び現金同等物

 

△5,550百万円

取得時に被取得会社が保有していた現金及び現金同等物

 

3,787

子会社株式の取得による支出

 

△1,762

 

(7)業績に与える影響

当社グループの連結損益計算書には、取得日以降にJトラストグローバル証券から生じた営業収益及び当期損失が、それぞれ2,440百万円及び△428百万円含まれております。

企業結合が、当連結会計年度の期首である2022年1月1日に行われたと仮定した場合、当社グループの営業収益の合計額は82,786百万円、当期利益は13,539百万円であります(非監査情報)。

 

(株式交換)

(1)企業結合の概要

① 被取得企業の名称及び事業の内容

被取得企業の名称:Nexus Bank株式会社

事業の内容:ホールディング業務及び投資業務

なお、当該企業結合によりNexus Bank株式会社(以下、「Nexus Bank」という。)の子会社であるSAMURAI TECHNOLOGY株式会社、Nexus Card株式会社、JT親愛貯蓄銀行株式会社も被取得企業となります。

② 企業結合を行った主な理由

当社として、当該株式交換スキームが、両社のステークホルダーの利益に資するものと考え、本件株式交換を行ったものであります。

③ 企業結合日

2022年4月1日

④ 企業結合の法的形式

当社を株式交換完全親会社とし、Nexus Bankを株式交換完全子会社とする株式交換であります。

⑤ 結合後企業の名称

いずれも変更はありません。

⑥ 取得した議決権比率

100%

⑦ 取得企業を決定するに至った主な根拠

当社を完全親会社とする株式交換であることによるものであります。

 

(2)株式の種類別の交換比率及びその算定方法並びに交付した株式数

① 株式の種類別の交換比率

当社の普通株式1:Nexus Bankの普通株式0.20

当社の普通株式1:Nexus BankのA種優先株式20

② 株式交換比率の算定方法

両社は、株式交換比率の算定に際して、公正性・妥当性を確保するため、各々から独立した第三者算定機関を選定し、当社は、株式会社赤坂国際会計、Nexus Bankは、南青山FAS株式会社に算定を依頼いたしました。

両社は、各々が選定した第三者算定機関から提出を受けた株式価値の算定結果を参考に、慎重に協議を重ねた結果、Nexus Bankの普通株式1株に対して当社の普通株式0.20株、Nexus BankのA種優先株式1株に対して当社の普通株式20株を割当てることと決定いたしました。

③ 交付した株式数

普通株式 10,867,860株

(3)取得の対価

既保有持分の公正価値

 

20,886百万円

本件株式交換で交付した当社の普通株式の公正価値

 

3,825

取得原価

 

24,712

既保有持分は、将来事業計画を基礎としたインカム・アプローチによる現在価値技法により公正価値を測定しており、将来事業計画における営業収益の成長率、割引率、事業計画期間経過後の将来キャッシュ・フローの成長率等の仮定に基づいております。

 

(4)取得した資産及び引き受けた負債並びに非支配持分

資産

 

 

現金及び現金同等物

 

20,519百万円

銀行業における貸出金

 

211,457

その他

 

54,898

資産合計

 

286,875

負債

 

 

銀行業における預金

 

243,012

その他

 

9,413

負債合計

 

252,425

非支配持分

 

18

なお、取得原価の配分が完了した結果、暫定的に算定された金額から負ののれん発生益が2,142百万円増加しております。当初の暫定的な金額からの受け入れた資産及び負債の主な変動は、銀行業における貸付金の減少△4,940百万円、その他資産の減少△953百万円、無形資産の増加9,092百万円、銀行業における預金の増加384百万円、繰延税金負債の増加671百万円であります。

取得した銀行業における貸出金の公正価値は、221,750百万円であり、契約上の未収金額の総額は226,690百万円であります。回収が見込まれない金額は10,293百万円であります。

企業結合により識別した顧客関連資産は、取得対価の配分に際しコストセービング・アプローチを用いて公正価値を測定しており、預金顧客の維持率及び割引率等の仮定に基づいて測定しております。

非支配持分は、Nexus Bank及び同社子会社の識別可能な純資産の公正価値に対する非支配株主の持分割合で算定しております。

 

(5)取得により生じたのれん

取得の対価

 

24,712百万円

当社グループが取得した識別可能な純資産の公正価値

 

34,431

取得により生じたのれん

 

△9,719

公正価値で測定された純資産が支払対価を上回ったため負ののれん発生益が発生しており、連結損益計算書の「その他の収益」に計上しております。

 

(6)取引関連費用

本件株式交換に係る取得関連費用は12百万円であり、全て連結損益計算書の「販売費及び一般管理費」に計上しております。

 

(7)取得に伴うキャッシュ・フロー

取得により支出した現金及び現金同等物

 

-百万円

取得時に被取得会社が保有していた現金及び現金同等物

 

20,519

株式交換における子会社の支配獲得による収入

 

20,519

 

(8)業績に与える影響

当社グループの連結損益計算書には、取得日以降にNexus Bank及び同社子会社から生じた営業収益及び当期利益が、それぞれ20,953百万円及び353百万円含まれております。

企業結合が、当連結会計年度の期首である2022年1月1日に行われたと仮定した場合、当社グループの営業収益の合計額は88,170百万円、当期利益は14,451百万円であります(非監査情報)。

 

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

(吸収合併)

(1)企業結合の概要

① 被結合当事企業の名称及び事業の内容

被結合当事企業の名称:株式会社ミライノベート

事業の内容:ホールディング業務

② 企業結合を行った主な理由

昨今の世界的な金融情勢や政治情勢の不安定、及びアフターコロナにおける人々の生活環境の変化は、企業活動をより困難な局面に直面させており、株式会社ミライノベート(以下、「ミライノベート」という。)においては、不動産及び再生可能エネルギー事業における顧客ニーズの多様化や投資事業におけるボラティリティの高まりへの対応、及び新規事業参入への経営リソースの確保が主な事業課題となっております。

当社においては、日本金融事業では保証事業の一層の拡大や証券子会社における投資銀行部門・IPO審査部門の強化を図ること、韓国及びモンゴル金融事業ではバランスのとれたRisk-Returnを目標に資産内容の質的な向上を追求しつつ資本に見合う量的成長を図ること、東南アジア金融事業では貸付債権の積み上げによる収益基盤の強化とそれに対応する資金・資本の確保・拡充を図ることなどが主な事業課題となっております。

上述のとおり、当社及びミライノベートはそれぞれ事業課題を有していたところ、両社は経営統合することによりシナジー効果を実現し、事業課題の解決のみならず、更なる企業価値の向上が見込まれるものと考え、本合併を行ったものであります。

③ 企業結合日

2023年2月1日

④ 企業結合の法的形式

当社を吸収合併存続会社、ミライノベートを吸収合併消滅会社とする吸収合併方式であります。

⑤ 結合後企業の名称

Jトラスト株式会社

⑥ 取得企業を決定するに至った主な根拠

連結での売上や資産規模、及び時価総額は当社が大きく上回っていることから、当社を存続企業として上場を維持することが資本市場の観点から適切であると判断し、当社を取得企業としております。

 

(2)株式の種類別の合併比率及びその算定方法並びに交付した株式数

① 株式の種類別の合併比率

当社の普通株式1:ミライノベートの普通株式0.42

② 合併比率の算定方法

両社は、合併比率の算定に際して、公平性・妥当性を確保するため、各々から独立した第三者算定機関を選定し、当社はU&Iアドバイザリーサービス株式会社(以下、「U&Iアドバイザリーサービス」という。)、ミライノベートは株式会社プルータス・コンサルティング(以下、「プルータス・コンサルティング」という。)に算定を依頼いたしました。

U&Iアドバイザリーサービス及びプルータス・コンサルティングは、当社及びミライノベートの株式価値の算定手法として、両社ともに市場株価が存在していることから市場株価法を、また、両社の将来の事業活動の状況を算定に反映させる目的から、両社の将来収益に基づき、将来生み出すと見込まれるフリー・キャッシュ・フローを一定の割引率で現在価値に割り引くことにより株式価値を算出する評価手法であるDCF法を、それぞれ採用して算定を行いました。

当社の1株当たりの株式価値を1とした場合の各手法による合併比率算定結果は、それぞれ以下のとおりであります。

採用手法

合併比率の算定レンジ

U&Iアドバイザリーサービス

プルータス・コンサルティング

市場株価法

0.28~0.46

0.31~0.39

DCF法

0.28~0.51

0.30~0.83

 

両社は、各々が選定した第三者算定機関からの提出を受けた株式価値の算定結果を参考に、慎重に協議を重ねた結果、上記①に記載の合併比率(0.42)は、(i)プルータス・コンサルティングによる合併比率算定書における算定結果のうち、市場株価法に基づく算定結果のレンジの上限を上回っており、また、DCF法に基づく算定結果のレンジの範囲内であり、かつ本合併契約の締結日の前営業日における当社の終値(639円)とミライノベートの終値(250円)の比率である0.39(小数点以下第三位を四捨五入。以下同じ。)を上回る点、(ⅱ)プルータス・コンサルティングによる合併比率算定書における、DCF法に基づく算定結果のレンジの中間値を下回るものの、(a)本合併契約の締結日の前営業日における当社の終値(639円)に合併比率(0.42)を乗じて計算されるミライノベートの株価は268円(1円未満四捨五入。以下、「本参照株価」という。)であるところ、本参照株価は本合併契約の締結日の前営業日までの1ヶ月間の終値の単純平均値233円に対して15.02%、同日までの3ヶ月間の終値の単純平均値195円に対して37.44%、同日までの6ヶ月間の終値の単純平均値180円に対して48.89%と相当のプレミアムを加えた価格である点、(b)本合併後もミライノベートの株主は引き続き当社の株主として本合併により実現されるシナジーを享受する権利を有しており、強制的なスクイーズ・アウトが行われる現金対価による買収の場合に一般的な、算定結果のレンジの中間値以上であるか否かで評価を行うことは必ずしも適切とはいえないと考えられる点を踏まえ、妥当であるとの判断に至り、ミライノベートの普通株式1株に対して当社の普通株式0.42株を割当てることと決定いたしました。

③ 交付した株式数

普通株式 20,700,545株

 

(3)取得の対価

本件吸収合併で交付した当社の普通株式の公正価値

 

11,757百万円

合計

 

11,757

 

(4)取得した資産及び引き受けた負債

資産

 

 

現金及び現金同等物

 

9,932百万円

棚卸資産

 

13,342

有形固定資産

 

2,555

無形資産

 

1,281

その他

 

10,519

資産合計

 

37,631

負債

 

 

社債及び借入金

 

10,594

その他

 

5,165

負債合計

 

15,760

なお、取得原価の配分が完了した結果、暫定的に算定された金額から負ののれん発生益が785百万円増加しております。当初の暫定的な金額からの受け入れた資産及び負債の主な変動は、無形資産の増加1,201百万円、繰延税金負債の増加415百万円であります。

 

(5)取得により生じたのれん

取得の対価

 

11,757百万円

当社グループが取得した識別可能な純資産の公正価値

 

21,871

取得により生じたのれん

 

△10,113

公正価値で測定された純資産が支払対価を上回ったため負ののれん発生益が発生しており、連結損益計算書の「その他の収益」に計上しております。

 

(6)取引関連費用

本件吸収合併に係る取得関連費用は19百万円(うち18百万円は前連結会計年度に発生)であり、全て連結損益計算書の「販売費及び一般管理費」に計上しております。

 

(7)取得に伴うキャッシュ・フロー

取得により支出した現金及び現金同等物

 

-百万円

取得時に被取得会社が保有していた現金及び現金同等物

 

9,932

合併に伴う現金及び現金同等物の増加額

 

9,932

 

 

(8)業績に与える影響

当社グループの連結損益計算書には、取得日以降に旧ミライノベート及び同社子会社から生じた営業収益及び当期利益が、それぞれ8,144百万円及び447百万円含まれております。

企業結合が、当連結会計年度の期首である2023年1月1日に行われたと仮定した場合、当社グループの営業収益の合計額は114,672百万円、当期利益は17,039百万円であります(非監査情報)。

 

(共通支配下の取引等)

(1)企業結合の概要

① 被結合当事企業の名称及び事業の内容

被結合当事企業の名称:Nexus Bank株式会社

事業の内容:ホールディング業務

② 企業結合を行った主な理由

当社及びNexus Bank株式会社(以下、「Nexus Bank」という。)はいずれも持株会社であり、経営体制の効率化を図ることを目的に、本合併を行ったものであります。

③ 企業結合日

2023年4月1日

④ 企業結合の法的形式

当社を吸収合併存続会社、Nexus Bankを吸収合併消滅会社とする吸収合併方式であります。

⑤ 結合後企業の名称

Jトラスト株式会社

 

(2)実施した会計処理の概要

共通支配下における企業結合とは、企業結合当事企業もしくは事業の全てが、企業結合の前後で同一の企業により最終的に支配され、かつ、その支配が一時的でない場合の企業結合であります。当社グループは、全ての共通支配下における企業結合取引について、継続的に帳簿価額に基づき会計処理しております。

 

(3)その他重要な事項

本合併により、Nexus Bank株式に係る繰延税金負債を取り崩し、法人税等調整額△6,548百万円を、全て連結損益計算書の「法人所得税費用」に計上しております。

 

8.支配の喪失

前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

重要性が乏しいため、記載を省略しております。

 

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

重要性が乏しいため、記載を省略しております。

 

9.現金及び現金同等物

(1)現金及び現金同等物の内訳

現金及び現金同等物の内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

現金及び預金

135,262

113,302

預入期間が3ヶ月を超える定期預金等

△3,301

△7,562

連結財政状態計算書における現金及び

現金同等物

131,960

105,740

(注)前連結会計年度及び当連結会計年度の連結財政状態計算書上における現金及び現金同等物の残高と連結キャッシュ・フロー計算書上における現金及び現金同等物の残高は一致しております。

 

(2)財務活動による負債の調整表

財務活動による負債の調整表は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

2022年1月1日

資金調達や返済によるキャッシュ・フローの変動

非資金変動

2022年12月31日

子会社または他の事業の支配の獲得または喪失から生じる変動

新規リース

為替変動

その他

短期借入金

2,644

△395

1,100

164

3,513

長期借入金

23,984

8,560

2,569

△40

35,075

社債

310

250

600

1,160

リース負債

2,023

△1,014

1,850

1,703

211

△592

4,181

財務活動による負債の合計

28,962

7,400

6,120

1,703

335

△592

43,930

 

(単位:百万円)

 

 

2023年1月1日

資金調達や返済によるキャッシュ・フローの変動

非資金変動

2023年12月31日

子会社または他の事業の支配の獲得または喪失から生じる変動

新規リース

為替変動

その他

短期借入金

3,513

△1,506

5,364

54

7,426

長期借入金

35,075

7,181

8,996

454

51,707

社債

1,160

1,190

35

2,385

リース負債

4,181

△1,240

2,224

1,363

189

△476

6,243

財務活動による負債の合計

43,930

5,625

16,619

1,363

698

△476

67,761

 

(3)非資金取引

重要な非資金取引の内容は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

企業結合による有価証券の減少

△20,886

吸収合併による普通株式の増加

11,757

 

10.営業債権及びその他の債権

営業債権及びその他の債権の内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

営業貸付金

5,542

4,007

割賦立替金

4,002

13,192

買取債権

45,466

47,862

未収保証料

12,332

12,510

ファイナンス・リース債権

3,494

未収収益

9,879

11,663

その他の債権

2,871

1,725

損失評価引当金

△29,868

△33,660

合計

50,226

60,796

 

営業債権及びその他の債権は、主に消費者・事業者向け貸付業務を営む子会社が保有する営業貸付金、クレジット・信販業務を営む子会社が保有する割賦立替金、債権買取業務を営む子会社が保有する買取債権、保証業務を営む子会社が保有する未収保証料等で構成されております。

営業債権及びその他の債権は、主に償却原価で測定する金融資産であります。

 

なお、回収又は決済までの期間別内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

12ヶ月以内

19,142

19,088

12ヶ月超

31,084

41,708

合計

50,226

60,796

 

11.銀行業における有価証券

 銀行業における有価証券の内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

償却原価で測定する金融資産

 

 

債券

22,356

15,676

その他

2,041

4,867

損失評価引当金

△0

△1

小計

24,397

20,543

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

債券

6,421

8,825

株式

1,038

1,009

その他

12,148

12,512

小計

19,609

22,347

その他の包括利益を通じて公正価値で

測定する金融資産

 

 

債券

41,465

50,305

その他

9,268

8,685

小計

50,734

58,990

合計

94,740

101,881

 

 なお、回収又は決済までの期間別内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

12ヶ月以内

33,619

48,990

12ヶ月超

61,121

52,891

合計

94,740

101,881

 

12.銀行業における貸出金

 銀行業における貸出金の内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

銀行業における貸出金

707,315

747,311

損失評価引当金

△26,365

△30,889

合計

680,949

716,422

 

銀行業における貸出金は、事業者向け及び個人向けのローン債権で構成されております。

銀行業における貸出金は、償却原価で測定する金融資産であります。

 

なお、回収又は決済までの期間別内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

12ヶ月以内

320,907

347,269

12ヶ月超

360,042

369,152

合計

680,949

716,422

 

13.証券業に関連する資産

 証券業に関連する資産の内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

預託金

17,435

15,605

約定見返勘定(借)

1,351

1,226

トレーディング商品(借)

279

314

信用取引資産

7,700

8,920

短期差入保証金

665

1,337

有価証券等引渡未了勘定

40

合計

27,432

27,445

 

 なお、回収又は決済までの期間別内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

12ヶ月以内

27,432

27,445

12ヶ月超

合計

27,432

27,445

 

14.営業投資有価証券

 営業投資有価証券の内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

その他の包括利益を通じて公正価値で

測定する金融資産

 

 

株式

305

327

合計

305

327

 

 なお、回収又は決済までの期間別内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

12ヶ月以内

12ヶ月超

305

327

合計

305

327

 

15.有価証券

 有価証券の内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

株式

151

129

その他

105

92

小計

256

222

その他の包括利益を通じて公正価値で

測定する金融資産

 

 

株式

938

257

その他

1,370

1,729

小計

2,309

1,987

合計

2,566

2,209

 

 なお、回収又は決済までの期間別内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

12ヶ月以内

86

73

12ヶ月超

2,479

2,136

合計

2,566

2,209

 

16.その他の金融資産

 その他の金融資産の内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

拘束性預金(注)1

8,480

10,080

3ヶ月を超える定期預金

3,301

7,562

制限付中央銀行預け金(注)2

26,957

42,058

未収入金

25,444

28,111

短期貸付金

1

5,001

敷金及び保証金

2,181

2,348

デリバティブ資産(注)3

360

302

長期貸付金

3,981

4,256

従業員長期貸付金

2,961

3,254

その他

5,105

34,140

損失評価引当金

△24,756

△26,802

合計

54,018

110,314

 

 その他の金融資産は、主として償却原価で測定する金融資産であります。

 

(注)1.担保提供預金であり、詳細は注記「31.担保に差入れた資産及び担保として受け取った資産」をご参照ください。

2.各国の規制に基づく支払準備資産等であり、詳細は注記「31.担保に差入れた資産及び担保として受け取った資産」をご参照ください。

3.デリバティブの想定元本及び公正価値は以下のとおりであります。

 

ヘッジ会計の要件を満たさないデリバティブ

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

想定

元本

公正価値

想定

元本

公正価値

資産

負債

資産

負債

為替関連

14,969

360

5

20,021

302

3

合計

14,969

360

5

20,021

302

3

 

なお、回収又は決済までの期間別内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

12ヶ月以内

44,928

98,027

12ヶ月超

9,089

12,286

合計

54,018

110,314

 

17.棚卸資産

 棚卸資産の内訳は以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

販売用不動産

61

10,228

仕掛品

4,059

11,090

その他

0

0

合計

4,120

21,318

 

 継続事業における費用として認識された棚卸資産は、前連結会計年度が2,589百万円、当連結会計年度が10,130百万円であります。

 継続事業における費用として認識された棚卸資産の評価減の金額は、当連結会計年度が10百万円であります。なお、前連結会計年度は、該当事項はありません。

 

 なお、12ヶ月を超えて販売する予定の棚卸資産の金額は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

12ヶ月を超えて販売する予定の棚卸資産

399

3,657

 

18.売却目的で保有する資産

売却目的で保有する資産の内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

売却目的で保有する資産

 

 

有形固定資産

859

684

合計

859

684

 

前連結会計年度及び当連結会計年度における売却目的で保有する資産は、東南アジア金融事業におけるインドネシアの子会社が保有する担保権実行で取得した有形固定資産であります。

 

19.有形固定資産

(1)増減表

 有形固定資産の帳簿価額の増減は以下のとおりであります。

取得原価

(単位:百万円)

 

 

建物及び

構築物

器具備品

土地

使用権資産

その他

合計

前連結会計年度期首

(2022年1月1日)

1,872

2,434

3,981

3,953

333

12,575

取得

619

152

490

1,799

448

3,509

建設仮勘定からの振替

65

90

△156

企業結合による取得

691

1,210

25

2,315

16

4,259

売却又は処分

△569

△175

△836

△636

△47

△2,265

支配の喪失による減少

△5

△4

△9

在外営業活動体の

換算差額

197

259

110

325

27

920

その他

40

5

135

△401

△220

前連結会計年度

(2022年12月31日)

2,911

3,974

3,905

7,355

621

18,768

取得

135

284

1,468

376

2,264

建設仮勘定からの振替

401

177

△579

企業結合による取得

22

45

49

172

2,327

2,617

売却又は処分

△349

△316

△2,150

△987

△2,355

△6,160

在外営業活動体の

換算差額

177

245

139

380

43

986

その他

△16

△32

△87

△64

△64

△265

当連結会計年度

(2023年12月31日)

3,281

4,378

1,856

8,324

371

18,211

 

減価償却累計額及び減損損失累計額

(単位:百万円)

 

 

建物及び

構築物

器具備品

土地

使用権資産

その他

合計

前連結会計年度期首

(2022年1月1日)

△1,091

△1,604

△88

△1,944

△137

△4,867

減価償却費

△208

△404

△1,451

△48

△2,113

減損損失

△11

△11

企業結合による取得

△274

△932

△552

△12

△1,771

売却又は処分

182

159

491

31

864

支配の喪失による減少

0

2

2

在外営業活動体の

換算差額

△145

△165

△124

△11

△446

その他

△2

1

△16

185

167

前連結会計年度

(2022年12月31日)

1,551

2,944

104

3,396

178

8,176

減価償却費

△374

△437

△1,506

△131

△2,449

減損損失

△23

△25

△48

企業結合による取得

△6

△40

△1

△47

売却又は処分

297

305

770

94

1,468

在外営業活動体の

換算差額

△90

△181

△198

△13

△484

その他

22

39

17

64

143

当連結会計年度

(2023年12月31日)

1,724

3,258

104

4,339

167

9,594

 

 有形固定資産の減価償却費は、前連結会計年度及び当連結会計年度において、連結損益計算書の営業費用の「その他」、「販売費及び一般管理費」及び「非継続事業からの当期損失(△)」に含まれております。

 有形固定資産の減損損失は、前連結会計年度において、連結損益計算書の「その他の費用」、当連結会計年度において、連結損益計算書の「その他の費用」及び「非継続事業からの当期損失(△)」に含まれております。

 前連結会計年度及び当連結会計年度において、上記の増減表の帳簿価額に含められた建設仮勘定は、それぞれ235百万円及び5百万円であります。

 

帳簿価額

(単位:百万円)

 

 

建物及び

構築物

器具備品

土地

使用権資産

その他

合計

前連結会計年度期首

(2022年1月1日)

780

830

3,892

2,008

195

7,708

前連結会計年度

(2022年12月31日)

1,360

1,029

3,801

3,958

442

10,592

当連結会計年度

(2023年12月31日)

1,557

1,119

1,751

3,984

203

8,617

 

20.投資不動産

該当事項はありません。

 

21.のれん及び無形資産

(1)増減表

 のれん及び無形資産の帳簿価額の増減は以下のとおりであります。

取得原価

(単位:百万円)

 

 

のれん

無形資産

ソフトウェア

顧客関連資産

その他

合計

前連結会計年度期首(2022年1月1日)

31,474

5,078

2,817

335

8,231

取得

252

275

528

企業結合による取得

2,953

9,176

96

12,226

売却又は処分

△52

△28

△81

支配の喪失による減少

△13

△22

△35

在外営業活動体の換算差額

1,464

475

744

△30

1,189

その他

310

△309

0

前連結会計年度(2022年12月31日)

32,938

9,005

12,738

317

22,060

取得

193

138

331

企業結合による取得

139

246

1,252

1,498

売却又は処分

△211

△62

△273

支配の喪失による減少

△1,584

△1

△41

△42

在外営業活動体の換算差額

2,527

486

676

15

1,179

その他

152

△186

△34

当連結会計年度(2023年12月31日)

34,022

9,870

13,415

1,434

24,720

 

償却累計額及び減損損失累計額

(単位:百万円)

 

 

のれん

無形資産

ソフトウェア

顧客関連資産

その他

合計

前連結会計年度期首(2022年1月1日)

△1,214

△2,373

△1,578

△201

△4,153

償却費

△1,174

△1,230

△13

△2,418

減損損失

△884

△5

△5

企業結合による取得

△2,431

△14

△2,446

売却又は処分

52

18

71

支配の喪失による減少

10

10

20

在外営業活動体の換算差額

△204

△191

△5

△401

その他

△61

△61

前連結会計年度(2022年12月31日)

2,099

6,186

3,000

206

9,393

償却費

△1,331

△1,538

△50

△2,920

減損損失

△19

△19

企業結合による取得

△192

△192

売却又は処分

141

12

153

支配の喪失による減少

1,584

0

0

在外営業活動体の換算差額

△315

△217

28

△505

その他

15

15

当連結会計年度(2023年12月31日)

514

7,886

4,756

216

12,859

 

 無形資産の償却費は、前連結会計年度及び当連結会計年度において、連結損益計算書の営業費用の「その他」、「販売費及び一般管理費」及び「非継続事業からの当期損失(△)」に計上しております。

 無形資産の減損損失は、前連結会計年度において、連結損益計算書の「非継続事業からの当期損失(△)」、当連結会計年度において、連結損益計算書の「その他の費用」に含まれております。

 

帳簿価額

(単位:百万円)

 

 

のれん

無形資産

ソフトウェア

顧客関連資産

その他

合計

前連結会計年度期首(2022年1月1日)

30,260

2,705

1,238

134

4,078

前連結会計年度(2022年12月31日)

30,839

2,819

9,737

110

12,667

当連結会計年度(2023年12月31日)

33,507

1,984

8,658

1,218

11,860

 

22.非金融資産の減損

(1)有形固定資産・無形資産・持分法で会計処理している投資等

 当社グループは、資産グループを事業用資産、遊休資産に分類しております。

 事業用資産については会社別・事業区分別にグルーピングし、遊休資産については物件ごとにグルーピングし、四半期ごとに減損の兆候の有無を判断しております。減損の兆候が存在する場合は、当該資産の回収可能価額を見積もっております。回収可能価額は、使用価値と処分コスト控除後の公正価値のうち、いずれか高い金額としております。

 減損損失は、連結損益計算書の「その他の費用」及び「非継続事業からの当期損失(△)」に計上しております。

 

 前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

  重要性が乏しいため、記載を省略しております。

 

 当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

  重要性が乏しいため、記載を省略しております。

 

(2)のれんの減損テスト

当社グループは、のれんについて、毎期又は減損の兆候が存在する場合には都度、減損テストを実施しております。減損テスト時に見積る資産又は資金生成単位の回収可能価額は、使用価値と処分コスト控除後の公正価値のうち、いずれか高い金額としております。なお、この公正価値は、用いられる評価技法へのインプットに基づき、レベル3に区分されます。

各資金生成単位の状況は以下のとおりであります。

① 日本金融事業におけるのれん減損テスト

日本金融事業でのれんを有する株式会社日本保証におけるのれんの減損テストは、同社単独を資金生成単位としており、回収可能価額は使用価値に基づき算定しております。使用価値は、同社の経営者が承認した事業計画に基づき、5年間の将来キャッシュ・フローの見積額を現在価値に割り引いて算定しております。成長率は、資金生成単位が活動する産業又は属する国の長期平均成長率を勘案しております。割引率は4.29%(前連結会計年度は3.54%)としており、当該資金生成単位の固有のリスクを反映して決定しております。なお、のれんの減損テストに用いた主要な仮定が合理的に予測可能な範囲で変化したとしても、回収可能価額が帳簿価額を下回る可能性は低いと判断しております。

 

② 韓国及びモンゴル金融事業におけるのれん減損テスト

韓国及びモンゴル金融事業でのれんを有するJ Trust Credit NBFIにおけるのれんの減損テストは、同社単独を資金生成単位としており、回収可能価額は使用価値に基づき算定しております。使用価値は、同社の経営者が承認した事業計画に基づき、5年間の将来キャッシュ・フローの見積額に加え、事業計画経過後の成長率を用いたキャッシュ・フローの見積額を現在価値に割り引いて算定しております。成長率は、資金生成単位が活動する産業又は属する国の長期平均成長率を勘案しております。割引率は36.18%(前連結会計年度は40.44%)としており、当該資金生成単位の固有のリスクを反映して決定しております。なお、のれんの減損テストに用いた主要な仮定が合理的に予測可能な範囲で変化したとしても、回収可能価額が帳簿価額を下回る可能性は低いと判断しております。

 

③ 東南アジア金融事業におけるのれん減損テスト

a.PT Bank JTrust Indonesia Tbk.及びPT JTRUST INVESTMENTS INDONESIAにおけるのれん減損テスト

東南アジア金融事業でのれんを有するPT Bank JTrust Indonesia Tbk.及びPT JTRUST INVESTMENTS INDONESIAにおけるのれんの減損テストは、事業の相乗効果を勘案し、2社を1つの資金生成単位としており、回収可能価額は処分コスト控除後の公正価値に基づき算定しております。

公正価値は、両社の経営者が承認した5年間の事業計画に基づく将来キャッシュ・フローの見積額に加え、事業計画経過後の成長率を用いたキャッシュ・フローの見積額を当該資金生成単位の加重平均コスト13.0%~14.0%(前連結会計年度は13.0%~14.0%)で現在価値に割り引いて算定しております。キャッシュ・フローの見積りに用いた成長率は、資金生成単位が活動する産業又は属する国の長期平均成長率を勘案して4.9%~9.8%(前連結会計年度は5.4%~9.8%)としております。

資金生成単位の回収可能価額の算定に用いた重要な仮定は、事業計画における貸出金残高の予測及び預金残高の予測、並びに割引率及び事業計画期間経過後の成長率であります。

なお、当連結会計年度において回収可能価額は帳簿価額を4,278百万円上回っておりますが、仮に割引率が1.0%上昇した場合、減損損失が発生する可能性があります。

 

b.PT JTRUST OLYMPINDO MULTI FINANCEにおけるのれん減損テスト

東南アジア金融事業でのれんを有するPT JTRUST OLYMPINDO MULTI FINANCEにおけるのれんの減損テストは、同社単独を資金生成単位としており、回収可能価額は処分コスト控除後の公正価値に基づき算定しております。

 

前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

公正価値は、同社のコロナ禍における事業の変化を踏まえ事業実態を慎重に検討した結果、事業の譲渡見込額としております。

当該資産の回収可能価額を測定した結果、帳簿価額の全額を減損損失として計上いたしました。

 

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

2023年10月31日に売却したため、連結の範囲から除いております。

 

④ 不動産事業におけるのれん減損テスト

不動産事業でのれんを有するJグランド株式会社におけるのれんの減損テストは、同社単独を資金生成単位としており、回収可能価額は使用価値に基づき算定しております。使用価値は、同社の経営者が承認した事業計画に基づき、5年間の将来キャッシュ・フローの見積額を現在価値に割り引いて算定しております。成長率は、資金生成単位が活動する産業又は属する国の長期平均成長率を勘案しております。割引率は9.08%(前連結会計年度においては該当ありません。)としており、当該資金生成単位の固有のリスクを反映して決定しております。なお、のれんの減損テストに用いた主要な仮定が合理的に予測可能な範囲で変化したとしても、回収可能価額が帳簿価額を下回る可能性は低いと判断しております。

 

(3)のれん減損損失

当社グループが計上したのれん減損損失は以下のとおりであります。なお、連結損益計算書の「非継続事業からの当期損失(△)」に含めて表示しております。

 

前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

報告セグメント

資金生成単位

場所

金額(百万円)

東南アジア金融事業

PT JTRUST OLYMPINDO MULTI FINANCE

インドネシア共和国

ジャカルタ特別市

884

 

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

該当事項はありません。

 

(4)のれん残高

前連結会計年度(2022年12月31日)

報告セグメント

資金生成単位

金額(百万円)

日本金融事業

㈱日本保証

126

小計

126

韓国及びモンゴル金融事業

J Trust Credit NBFI

231

小計

231

東南アジア金融事業

PT Bank JTrust Indonesia Tbk.

PT JTRUST INVESTMENTS INDONESIA

30,482

小計

30,482

合計

30,839

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

報告セグメント

資金生成単位

金額(百万円)

日本金融事業

㈱日本保証

126

MIRAI㈱

2

小計

128

韓国及びモンゴル金融事業

J Trust Credit NBFI

248

小計

248

東南アジア金融事業

PT Bank JTrust Indonesia Tbk.

PT JTRUST INVESTMENTS INDONESIA

32,992

小計

32,992

不動産事業

Jグランド㈱

137

小計

137

合計

33,507

 

23.重要な子会社及び関連会社

(1)重要な子会社

「第1 企業の概況 4 関係会社の状況」に記載のとおりであります。

 

(2)重要性のある非支配持分を有する子会社

当社グループにとって重要性のある非支配持分を有する子会社はJ Trust Royal Bank Plc.であり、要約財務情報は以下のとおりであります。なお、次の開示額は連結会社間取引の消去前の金額であります。

(要約財政状態計算書)

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

銀行業における貸出金

126,884

136,685

その他

53,302

62,287

資産

180,186

198,973

銀行業における預金

142,838

157,089

その他

4,242

5,500

負債

147,081

162,589

資本

33,105

36,383

非支配持分の累積額

14,897

16,372

 

(要約損益計算書及び要約包括利益計算書)

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

当連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

収益

11,739

13,872

当期利益

1,139

1,001

その他の包括利益

4,247

2,276

包括利益合計

5,387

3,277

非支配持分に帰属する当期利益

512

450

 

(要約キャッシュ・フロー計算書)

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

当連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

△6,831

6,842

投資活動によるキャッシュ・フロー

△3,329

△4,510

財務活動によるキャッシュ・フロー

△198

△231

現金及び現金同等物の増減額(△は減少)

△10,359

2,100

 

(3)支配の喪失を伴わない子会社に対する親会社の所有持分の変動

支配の喪失を伴わない子会社に対する所有持分の変動による資本剰余金への影響は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

当連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

資本剰余金変動額

1,006

△26

 

(4)重要な関連会社

当社グループにとって重要性のある関連会社は以下のとおりであります。

名称

主要な事業の内容

所在地

持分割合

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

株式会社KeyHolder

総合エンターテインメント事業

日本

30.03%

30.61%

 

株式会社KeyHolderの要約連結財務情報及び当該関連会社に対する持分の帳簿価額との調整表は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

流動資産

9,597

10,340

非流動資産

16,824

16,874

資産

26,422

27,215

流動負債

5,369

5,458

非流動負債

3,058

2,237

負債

8,427

7,695

親会社の所有者に帰属する持分

18,389

19,957

非支配持分

△395

△437

資本

17,994

19,519

資本のうち当社グループの持分

5,521

6,109

のれん相当額及び連結調整

1,055

1,056

投資の帳簿価額

6,577

7,166

投資の公正価値

4,089

4,592

 

 

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

当連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

収益

22,062

27,514

継続事業からの純損益

1,857

2,084

その他の包括利益

10

△19

包括利益合計

1,868

2,065

当社グループが受け取った配当金

56

56

 

(5)個々に重要性のない関連会社

個々に重要性のない関連会社に対する投資の帳簿価額は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

帳簿価額合計

49

542

 

個々に重要性のない関連会社の当期包括利益の持分取込額は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

当連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

当期利益に対する持分取込額

△22

△33

その他の包括利益に対する持分取込額

4

277

当期包括利益に対する持分取込額

△18

244

 

24.従業員給付

(1)退職後給付

① 採用している退職給付制度の概要

 一部の連結子会社は、従業員の退職給付に充てるため、積立型、非積立型の確定給付制度及び確定拠出制度を採用しております。確定給付制度においては、確定給付企業年金制度(積立型)及び退職一時金制度(非積立型)を設けており、年金又は職位と勤務期間に基づいた一時金を支給しております。退職給付制度のうち、確定給付型年金に係る制度資産は外部に拠出しております。制度資産は、信託銀行、各国の現地規制や慣行に準拠した類似の企業に預託されております。なお、これらの年金制度は、一般的な投資リスク・利率リスク・インフレリスク等に晒されておりますが、重要性がないと判断しております。

 

② 確定給付制度

(ア)確定給付負債(資産)の純額

 確定給付負債(資産)の純額及びその構成要素の期首及び期末残高の調整表は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

確定給付制度債務の現在価値

制度資産の公正価値

確定給付負債(資産)の純額

前連結会計年度期首(2022年1月1日)

1,358

△1,293

65

当期勤務費用

241

241

利息費用(収益)

84

△79

5

再測定

△139

51

△87

在外営業活動体の換算差額

110

△85

25

事業主による制度への拠出

△229

△229

給付支払額

△304

208

△95

企業結合による取得

405

405

前連結会計年度(2022年12月31日)

1,757

△1,427

329

当期勤務費用

264

264

利息費用(収益)

104

△100

4

再測定

71

△13

58

在外営業活動体の換算差額

95

△96

△1

事業主による制度への拠出

△262

△262

給付支払額

△222

184

△38

連結除外

△35

△35

企業結合による取得

196

196

当連結会計年度(2023年12月31日)

2,233

△1,716

516

(注)1.前連結会計年度の記載金額のうち、勤務費用の純額18百万円及び利息費用(収益)の純額1百万円は、連結損益計算書の前連結会計年度における「非継続事業からの当期損失(△)」に計上されております。

2.当連結会計年度の記載金額のうち、勤務費用の純額11百万円及び利息費用(収益)の純額1百万円は、連結損益計算書の当連結会計年度における「非継続事業からの当期損失(△)」に計上されております。

 

(イ)制度資産

 前連結会計年度現在の制度資産の構成項目は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

活発な市場における公表市場価格があるもの

活発な市場における公表市場価格がないもの

合計

株式

88

88

債券

622

622

現金及び現金同等物

24

24

投資信託

10

10

定期預金

682

682

合計

721

706

1,427

 

 当連結会計年度現在の制度資産の構成項目は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

活発な市場における公表市場価格があるもの

活発な市場における公表市場価格がないもの

合計

株式

49

49

債券

768

768

現金及び現金同等物

26

26

投資信託

13

13

定期預金

858

858

合計

831

884

1,716

 

(ウ)主な数理計算上の仮定

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

割引率

1.2-7.4%

1.0-6.8%

 

(エ)確定給付制度債務の感応度分析

 数理計算上の仮定が変動した場合の確定給付制度債務への影響は、以下のとおりであります。

 なお、本分析においては、その他全ての仮定は一定であることを前提としておりますが、実際には他の数理計算上の仮定の変化が感応度分析に影響する可能性があります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

割引率が1.0%上昇した場合の確定給付制度債務の減少額

122

124

割引率が1.0%低下した場合の確定給付制度債務の増加額

139

139

 

(オ)確定給付制度の満期構成に関する情報

 確定給付制度債務の加重平均支払期間は、前連結会計年度及び当連結会計年度においてそれぞれ13.0年及び13.0年であります。

 

(カ)翌年度における制度資産への拠出額

 当社グループは、翌連結会計年度における制度資産に対する拠出額を208百万円と見積っております。

 

③ 確定拠出制度

 確定拠出制度に関して認識している費用の合計額は、前連結会計年度及び当連結会計年度においてそれぞれ762百万円及び966百万円であります。

 

(2)従業員給付費用

 費用として認識している継続事業の従業員給付費用の合計額は、前連結会計年度及び当連結会計年度においてそれぞれ12,799百万円及び15,362百万円であり、連結損益計算書の「販売費及び一般管理費」に含まれております。

 また、「非継続事業からの当期損失(△)」に含まれる従業員給付費用は、前連結会計年度及び当連結会計年度において、それぞれ205百万円及び91百万円であります。

 

25.法人所得税

(1)繰延税金資産及び繰延税金負債

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳及び増減は以下のとおりであります。

前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

2022年

1月1日

純損益を通じて認識

その他の包括利益において認識

連結範囲の変動等

その他

2022年

12月31日

繰延税金資産

 

 

 

 

 

 

損失評価引当金

451

△475

135

35

146

営業債権

149

△32

1

118

退職給付に係る負債

57

△32

21

124

3

173

繰越欠損金

1,374

△308

27

1,092

その他

392

△160

165

841

50

1,288

合計

2,425

△1,010

186

1,100

117

2,819

繰延税金負債

 

 

 

 

 

 

買取債権

1,088

△319

7

0

776

繰延貸付付帯費用

42

△107

515

39

490

関係会社株式交換益

5,440

377

5,818

顧客関連資産

249

△265

2,143

117

2,244

その他

2,765

844

△115

△440

△36

3,017

合計

9,586

529

△115

2,225

120

12,347

 

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

2023年

1月1日

純損益を通じて認識

その他の包括利益において認識

連結範囲の変動等

その他

2023年

12月31日

繰延税金資産

 

 

 

 

 

 

損失評価引当金

146

68

5

221

営業債権

118

81

199

退職給付に係る負債

173

△59

6

21

1

143

繰越欠損金

1,092

927

65

2,085

その他

1,288

582

△240

27

57

1,714

合計

2,819

1,599

△234

48

130

4,364

繰延税金負債

 

 

 

 

 

 

損失評価引当金

233

13

246

買取債権

776

△348

0

428

繰延貸付付帯費用

490

△218

29

301

関係会社株式交換益

5,818

△5,818

顧客関連資産

2,244

△339

102

2,007

その他

3,017

△994

192

909

164

3,289

合計

12,347

△7,485

192

909

310

6,274

 

 繰延税金資産を認識していない税務上の繰越欠損金及び将来減算一時差異は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

税務上の繰越欠損金

29,814

37,681

将来減算一時差異

16,358

23,939

合計

46,173

61,620

 

 繰延税金資産を認識していない税務上の繰越欠損金の失効予定は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

1年目

646

10,046

2年目

10,249

4,266

3年目

2,550

6,662

4年目

8,036

2,932

5年目以降

8,331

13,772

合計

29,814

37,681

 

 当社グループは、日本国内においてグループ通算制度を適用しております。上表には国内グループ通算制度の適用外である、地方税(住民税及び事業税)に係る繰延税金資産を認識していない繰越欠損金の金額を含めておりません。前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、地方税(住民税及び事業税)に係る繰延税金資産を認識していない繰越欠損金の金額は、それぞれ住民税分2,539百万円及び2,516百万円、事業税分26,279百万円及び33,543百万円であります。

 

 当社グループは、前連結会計年度及び当連結会計年度に損失に陥った企業において、繰延税金負債を超過する繰延税金資産を、それぞれ25百万円及び660百万円認識しております。これは繰越欠損金が発生した要因は一過性なものであり、将来減算一時差異を解消できるだけの課税所得を稼得する可能性が高いとする経営者の評価に基づいております。

 繰延税金負債を認識していない子会社に対する投資に係る将来加算一時差異の合計額は、前連結会計年度及び当連結会計年度において、それぞれ26,126百万円及び27,410百万円であります。これらは当社グループが一時差異を解消する時期をコントロールでき、かつ予測可能な期間内に当該一時差異が解消しない可能性が高いことから、繰延税金負債を認識しておりません。

 当期税金費用には、従前は税効果未認識であった税務上の欠損金、税額控除又は過去の期間の一時差異から生じた便益の額が含まれております。これに伴う前連結会計年度及び当連結会計年度における当期税金費用の減少額は、それぞれ568百万円及び392百万円であります。

 繰延税金費用には、従前は税効果未認識であった税務上の欠損金、税額控除又は過去の期間の一時差異から生じた便益の額と、繰延税金資産の評価減又は以前に計上した評価減の戻入により生じた費用の額が含まれております。これに伴う前連結会計年度及び当連結会計年度における繰延税金費用の増減額は、それぞれ1,973百万円(減少)及び134百万円(減少)であります。

 

(2)法人所得税費用

 法人所得税費用(継続事業)の内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

当連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

当期税金費用

2,013

1,759

繰延税金費用

 

 

一時差異等の発生及び解消

1,524

△8,959

合計

3,538

△7,199

(注)1.前連結会計年度の非継続事業に係る繰延税金費用は、15百万円であります。なお、当期税金費用は該当ありません。

2.当連結会計年度の非継続事業に係る当期税金費用及び繰延税金費用は、それぞれ0百万円及び△126百万円であります。

 

 法定実効税率と平均実際負担税率との差異要因は以下のとおりであります。

(単位:%)

 

前連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

当連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

法定実効税率

34.59

34.59

(調整)

 

 

損金及び益金に永久に算入されない額

5.87

11.70

未認識の繰延税金資産の変動

△6.79

△21.22

海外子会社の適用税率との差異

△0.59

10.44

海外子会社留保利益

6.56

△2.13

のれん減損損失

1.78

組織再編による影響

△67.01

持分法投資利益

△1.09

△2.18

負ののれん発生益

△19.84

△35.80

その他

0.08

△2.06

平均実際負担税率

20.57

△73.67

(注)当社グループは、主に法人税、住民税及び事業税を課されており、これらを基礎として計算した前連結会計年度及び当連結会計年度の法定実効税率は34.59%であります。ただし、海外子会社についてはその所在地における法人税等が課されております。

 

26.営業債務及びその他の債務

 営業債務及びその他の債務の内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

買掛金

349

272

工事未払金

171

金融保証契約

13,506

13,597

合計

13,856

14,041

 

 営業債務及びその他の債務は、主に保証業務を営む子会社の有する保証債務等で構成されております。

 営業債務及びその他の債務のうち、金融保証契約は、注記「3.重要性がある会計方針 (4)金融商品 ⑤ 金融保証契約」に記載のとおりであり、その他は、償却原価で測定する金融負債であります。

 

 なお、回収又は決済までの期間別内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

12ヶ月以内

2,523

2,581

12ヶ月超

11,332

11,460

合計

13,856

14,041

 

27.銀行業における預金

 銀行業における預金の内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

償却原価で測定する金融負債

 

 

要求払預金

93,615

107,973

定期性預金

770,932

800,959

合計

864,547

908,933

 

 なお、回収又は決済までの期間別内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

12ヶ月以内

693,826

758,580

12ヶ月超

170,721

150,352

合計

864,547

908,933

 

28.証券業に関連する負債

 証券業に関連する負債の内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

顧客からの預り金

11,268

10,016

約定見返勘定(貸)

1,318

1,127

トレーディング商品(貸)

74

55

信用取引負債

5,820

7,136

有価証券担保借入金

278

60

短期受入保証金

6,427

6,049

合計

25,187

24,445

 

 なお、回収又は決済までの期間別内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

12ヶ月以内

25,187

24,445

12ヶ月超

合計

25,187

24,445

 

29.社債及び借入金

(1)社債の内訳

(単位:百万円)

 

発行会社名

銘柄

発行年月日

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

利率

(%)

担保

償還期限

Jトラスト㈱

第2回無担保社債

2023年1月24日

900

3.00

なし

2024年1月24日

Nexus Card㈱

第1回無担保社債

2019年3月25日

300

300

0.28

なし

2024年3月25日

Nexus Card㈱

第2回無担保社債

2020年9月25日

300

300

0.30

なし

2025年9月25日

Nexus Card㈱

第3回無担保社債

2023年10月25日

500

0.51

なし

2028年10月20日

㈱日本保証

第4回無担保社債

2021年9月28日

160

80

0.13

なし

2024年9月27日

㈱日本保証

第5回無担保社債

2022年3月28日

100

60

0.21

なし

2025年3月28日

㈱日本保証

第6回無担保社債

2022年10月20日

300

240

0.61

なし

2027年10月20日

㈱グローベルス

第5回無担保社債

2019年6月25日

5

0.27

なし

2024年6月25日

合計

1,160

2,385

(注)1.社債は、全て償却原価で測定する金融負債であります。

2.「利率」欄には、それぞれの社債において適用されている表面利率を記載しており、実効金利とは異なっております。

 

(2)借入金の内訳

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

平均利率

(%)

返済期限

短期借入金

3,513

7,426

2.13

2024年1月12日~2024年12月27日

1年内返済予定の長期借入金

12,334

20,183

3.12

2024年1月4日~2024年12月31日

長期借入金

22,740

31,524

3.24

2025年1月4日~2053年12月5日

合計

38,589

59,133

(注)1.借入金は、全て償却原価で測定する金融負債であります。

2.「平均利率」については、期末残高に対する加重平均利率を記載しております。

 

30.その他の金融負債

 その他の金融負債の内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

未払金

4,416

4,029

未払利息

8,863

12,331

預り金

2,688

3,190

デリバティブ負債(注)2

5

3

内国為替負債

3,488

1,727

リース負債(注)3

4,181

6,243

その他

252

201

合計

23,895

27,727

(注)1.その他の金融負債は、主として償却原価で測定する金融負債であります。

2.デリバティブ負債の公正価値及び想定元本は、注記「16.その他の金融資産」をご参照ください。

3.リース負債の平均利率は4.4%、返済期限は2024年2月~2038年4月となっております。

 

 なお、回収又は決済までの期間別内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

12ヶ月以内

19,520

21,261

12ヶ月超

4,375

6,465

合計

23,895

27,727

 

31.担保に差入れた資産及び担保として受け取った資産

(1)担保に差入れた資産

 当社グループは、主に借入契約の担保として資産を差入れております。

 当社グループが、担保として差入れた資産の帳簿価額及びこれに対応する債務は以下のとおりであります。

(担保として差入れた資産)

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

営業債権及びその他の債権

13,209

17,115

証券業に関連する資産

7,700

8,920

有価証券

82

その他の金融資産

15,364

24,685

棚卸資産

1,712

15,113

持分法で会計処理している投資

5,279

5,726

有形固定資産

2,757

568

その他の資産

45

合計

46,150

72,130

 

(上記に対応する債務)

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

証券業に関連する負債

18,323

22,087

社債及び借入金

20,200

27,927

その他の金融負債

0

1

合計

38,524

50,015

(注)その他の金融資産には、拘束性預金として担保に提供した預金が前連結会計年度末日及び当連結会計年度末日現在、それぞれ8,701百万円及び11,319百万円含まれております。また、上記以外に海外連結子会社各国の規制に基づき、支払準備資産等として、前連結会計年度末日及び当連結会計年度末日現在、預金をそれぞれ26,957百万円及び42,058百万円、銀行業における有価証券をそれぞれ2,061百万円及び4,000百万円、中央銀行等に預けております。これらの預金は、連結財政状態計算書の「その他の金融資産」に含めております。

当社グループが担保に差入れた資産のうち、譲受人が担保を売却又は再担保差入れする権利を有するものはありません。

 

(2)担保として受け取った資産

 当社グループが、担保として受け取った売却又は再担保が可能な有価証券の公正価値は以下のとおりであります。

 これらの取引は、通常の慣習的な条件に基づいて行われております。

 なお、売却又は再担保として受け取った有価証券は、取引完了時に同等の有価証券を返還することを条件としております。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

信用取引借証券

278

636

信用取引貸付金の本担保証券等

7,063

7,928

受入保証金代用有価証券

10,981

13,521

合計

18,323

22,087

 

 上記のうち、売却又は再担保として顧客及び取引先に差し入れた有価証券の公正価値は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

信用取引貸証券

770

1,138

信用取引借入金の本担保証券

5,195

6,241

消費貸借契約により貸し付けた有価証券

266

58

差入保証金代用有価証券

2,501

3,757

その他担保として差し入れた有価証券

170

919

合計

8,905

12,116

 

32.リース

(1)使用権資産

有形使用権資産の帳簿価額の内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

建物及び構築物

3,947

3,981

器具備品

10

3

合計

3,958

3,984

 

無形使用権資産の帳簿価額の内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

ソフトウェア

4

1

合計

4

1

 

前連結会計年度及び当連結会計年度における使用権資産の増加額は、それぞれ4,114百万円及び1,640百万円であります。

 

有形使用権資産の減価償却費の内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

当連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

建物及び構築物

1,438

1,494

器具備品

12

7

その他

3

合計

1,451

1,506

 

無形使用権資産の減価償却費の内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

当連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

ソフトウェア

5

2

合計

5

2

 

(2)リースに係る収益及び費用

リースに係る収益の内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

当連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

使用権資産のサブリースによる収益

25

27

合計

25

27

 

リースに係る費用の内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

当連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

リース負債に係る利息費用

130

219

短期リース費用

179

229

少額資産リース費用

176

255

合計

486

704

 

リースに係るキャッシュ・フローについては、注記「9.現金及び現金同等物」に記載しております。

 

(3)リース負債の満期分析

リース負債の期日別残高は以下のとおりであります。

前連結会計年度(2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

帳簿価額

1年以内

1年超

2年以内

2年超

3年以内

3年超

4年以内

4年超

5年以内

5年超

リース負債

4,181

923

856

749

444

72

1,134

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

(単位:百万円)

 

帳簿価額

1年以内

1年超

2年以内

2年超

3年以内

3年超

4年以内

4年超

5年以内

5年超

リース負債

6,243

1,273

1,779

767

362

257

1,803

 

(4)ファイナンス・リース債権

当社グループは、ファイナンス・リースの貸手として、不動産、借地権の賃貸を行っております。

ファイナンス・リース債権の期日別残高及び販売損益、正味リース投資未回収額に対する金融収益、正味リース投資未回収額の測定に含めていない変動リース料に係る収益、無保証残存価値の現在価値は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

正味リース投資未回収総額

割引前のリース料

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

1年以内

193

309

1年超2年以内

200

309

2年超3年以内

207

309

3年超4年以内

214

309

4年超5年以内

221

309

5年超

2,456

2,872

合計

3,494

4,421

販売損益

 

 

正味リース投資未回収額に対する

金融収益

112

 

 

正味リース投資未回収額の測定に

含めていない変動リース料に係る収益

 

 

無保証残存価値の現在価値

 

 

 

33.引当金

 引当金の内訳及び増減は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

資産除去債務

その他の引当金

合計

前連結会計年度期首(2022年1月1日)

42

210

253

期中増加額(繰入)

23

366

389

期中増加額(企業結合による増加)

118

134

253

期中増加額(その他)

16

32

49

期中減少額(目的使用)

△21

△252

△274

期中減少額(戻入)

△56

△56

期中減少額(その他)

△0

△0

前連結会計年度(2022年12月31日)

179

435

614

期中増加額(繰入)

62

115

177

期中増加額(企業結合による増加)

59

16

75

期中増加額(その他)

16

19

36

期中減少額(目的使用)

△38

△153

△191

期中減少額(戻入)

△0

△96

△96

期中減少額(その他)

△59

△59

当連結会計年度(2023年12月31日)

219

338

557

(注)その他の引当金には、IFRS第9号に従って計上された貸出コミットメントの未使用部分に係る損失評価引当金が含まれております。

 

① 資産除去債務

資産除去債務には、当社グループが使用する賃借事務所・建物等に対する原状回復義務に備え、過去の原状回復実績に基づき将来支払うと見込まれる金額を計上しております。

経済的便益の流出時期は、事務所等に施した内部造作の耐用年数を考慮して決定した使用見込期間経過後と見込んでおりますが、将来の事業計画等により影響を受けます。

 

34.資本及びその他の資本項目

(1)授権株式数及び発行済株式総数

 授権株式数及び発行済株式総数の増減は以下のとおりであります。

 

授権株式数(株)

発行済株式総数(株)

前連結会計年度期首(2022年1月1日)

240,000,000

115,469,910

期中増減(注)2

10,867,860

前連結会計年度(2022年12月31日)

240,000,000

126,337,770

期中増減(注)3

20,700,545

当連結会計年度(2023年12月31日)

240,000,000

147,038,315

(注)1.当社の発行する株式は、全て権利内容に何ら限定のない無額面の普通株式であり、発行済株式は全額払込済みとなっております。

2.発行済株式総数の期中増減は、Nexus Bank㈱との株式交換による増加であります。

3.発行済株式総数の期中増減は、㈱ミライノベートとの吸収合併による増加であります。

 

(2)自己株式

 自己株式数の増減は以下のとおりであります。

 

株式数(株)

前連結会計年度期首(2022年1月1日)

9,599,226

期中増減(注)1

9,716

前連結会計年度(2022年12月31日)

9,608,942

期中増減(注)2

133,936

当連結会計年度(2023年12月31日)(注)3

9,742,878

(注)1.期中増減は、単元未満株式の買取りによる増加9,736株、Nexus Bank㈱との株式交換による増加80株、単元未満株式の売渡による減少100株であります。

2.期中増減は、単元未満株式の買取りによる増加13,716株、㈱ミライノベートとの吸収合併による増加1,978株、当社普通株式を保有する㈱オータスを子会社としたことによる増加358,500株、譲渡制限付株式報酬としての処分による減少240,000株、単元未満株式の売渡による減少258株であります。

3.当連結会計年度の自己株式数の内訳は、当社保有の自己株式9,384,378株、子会社保有の自己株式358,500株であります。なお、前連結会計年度は、子会社保有の自己株式はありません。

 

(3)資本剰余金及び利益剰余金

 資本剰余金について日本における会社法(以下、「会社法」という。)では、株式の発行に対しての払込み又は給付の2分の1以上を資本金に組み入れ、残りは資本剰余金に含まれている資本準備金に組み入れることが規定されております。また、会社法では、資本準備金は株主総会の決議により、資本金に組み入れることができます。

 当社はストック・オプション制度を採用しており、会社法に基づき新株予約権を発行しております。なお、当連結会計年度末現在において発行している新株予約権はありません。

 また、利益剰余金について会社法では、剰余金の配当として支出する金額の10分の1を、資本準備金(資本剰余金の一項目)及び利益準備金(利益剰余金の一項目)の合計額が資本金の4分の1に達するまで、資本準備金又は利益準備金として積み立てることが規定されております。積み立てられた利益準備金は、欠損填補に充当できるほか、株主総会の決議をもって、利益準備金を取り崩すことができることとされております。

 当社における会社法上の分配可能額は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に準拠して作成された当社の会計帳簿上のその他資本剰余金及びその他利益剰余金の金額に基づいて算定されております。

 

(4)その他の資本の構成要素

 その他の資本の構成要素の増減は以下のとおりであります。

前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

その他の資本の構成要素

在外営業活動体の換算差額

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の公正価値の純変動

確定給付制度の再測定

合計

当連結会計年度期首(2022年1月1日)

△2,589

△1,962

270

△4,281

期中増減

5,399

△1,212

53

4,241

利益剰余金への振替

△88

△88

当連結会計年度(2022年12月31日)

2,810

△3,262

323

△128

 

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

その他の資本の構成要素

在外営業活動体の換算差額

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の公正価値の純変動

確定給付制度の再測定

合計

当連結会計年度期首(2023年1月1日)

2,810

△3,262

323

△128

期中増減

6,154

1,563

△63

7,654

利益剰余金への振替

△429

1

△427

当連結会計年度(2023年12月31日)

8,965

△2,128

261

7,098

 

35.配当金

(1)配当金支払額

前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

決議日

配当金の総額

(百万円)

1株当たり配当額

(円)

基準日

効力発生日

2022年2月14日

取締役会

105

2021年12月31日

2022年3月31日

 

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

決議日

配当金の総額

(百万円)

1株当たり配当額

(円)

基準日

効力発生日

2023年2月14日

取締役会(注)

1,167

10

2022年12月31日

2023年3月29日

2023年8月10日

取締役会(注)

137

2023年6月30日

2023年9月8日

(注)配当金の総額には、連結子会社が保有する当社普通株式に対する配当金を含めております。

 

(2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

決議日

配当金の総額

(百万円)

1株当たり配当額

(円)

基準日

効力発生日

2024年2月13日

取締役会(注)

1,789

13

2023年12月31日

2024年3月27日

(注)配当金の総額には、連結子会社が保有する当社普通株式に対する配当金を含めております。

 

36.営業収益

(1)収益の分解

当社グループは、収益に関連する以下の金額を連結損益計算書に認識しております。

① 顧客との契約及びその他の源泉から認識した収益

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

当連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

顧客との契約から認識した収益

6,633

18,781

その他の源泉から認識した収益

75,404

95,498

合計

82,038

114,279

その他の源泉から認識した収益には、IFRS第9号に基づく利息及び配当収益等が含まれております。

 

② 分解した収益とセグメント収益の関連

当連結会計年度において、「その他」に属しておりました「不動産事業」について、新たに「不動産事業」として報告セグメントに加えております。

そのため、前連結会計年度について、変更後の報告セグメントの区分に基づき作成したものを開示しております。

前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

報告セグメント

その他

合計

日本

金融事業

韓国及び

モンゴル

金融事業

東南

アジア

金融事業

不動産

事業

投資事業

利息収益

6,647

34,631

26,407

71

67,758

67,758

保証料収益

2,347

28

0

2,376

0

2,376

役務収益

1,285

1,203

999

50

3,539

250

3,789

不動産販売収益

2,844

2,844

2,844

その他

1,487

2,608

1,173

5,270

5,270

合計

11,768

38,443

28,609

2,895

71

81,788

250

82,038

顧客との契約から認識した収益

1,285

1,203

999

2,895

6,383

250

6,633

その他の源泉から認識した収益

10,482

37,239

27,610

71

75,404

0

75,404

(注)外部顧客への営業収益を表示しております。

 

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

報告セグメント

その他

合計

日本

金融事業

韓国及び

モンゴル

金融事業

東南

アジア

金融事業

不動産

事業

投資事業

利息収益

6,823

44,919

37,027

5

88,776

88,776

保証料収益

2,432

7

2,439

2,439

役務収益

2,943

837

864

492

5,138

265

5,403

不動産販売収益

13,377

13,377

13,377

その他

1,825

1,728

504

127

95

4,282

4,282

合計

14,025

47,484

38,403

13,998

101

114,013

265

114,279

顧客との契約から認識した収益

2,943

837

864

13,870

18,515

265

18,781

その他の源泉から認識した収益

11,081

46,647

37,539

127

101

95,498

95,498

(注)外部顧客への営業収益を表示しております。

 

37.営業費用

 営業費用の内訳は以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

 前連結会計年度

(自 2022年1月1日

  至 2022年12月31日)

 当連結会計年度

(自 2023年1月1日

  至 2023年12月31日)

利息費用

24,544

45,310

損失評価引当金繰入額

14,330

18,641

不動産販売原価

2,589

11,750

役務原価

246

329

銀行業預金保険料

2,363

3,071

有価証券減損損失

4

4

デリバティブ評価損

7

16

その他

1,921

2,024

合計

45,999

81,148

 

38.販売費及び一般管理費

 販売費及び一般管理費の内訳は以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

 前連結会計年度

(自 2022年1月1日

  至 2022年12月31日)

 当連結会計年度

(自 2023年1月1日

  至 2023年12月31日)

給料及び手当

9,900

11,872

支払手数料

6,406

7,767

広告宣伝費

999

1,250

減価償却費及び償却費

4,421

5,127

役員報酬

1,147

1,429

その他

7,571

9,423

合計

30,447

36,870

 

39.その他の収益

 その他の収益の内訳は以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

 前連結会計年度

(自 2022年1月1日

  至 2022年12月31日)

 当連結会計年度

(自 2023年1月1日

  至 2023年12月31日)

受取家賃

53

固定資産売却益

25

1,425

負ののれん発生益

9,868

10,113

その他

481

570

合計

10,428

12,109

 

40.その他の費用

 その他の費用の内訳は以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

 前連結会計年度

(自 2022年1月1日

  至 2022年12月31日)

 当連結会計年度

(自 2023年1月1日

  至 2023年12月31日)

固定資産売却損

19

4

固定資産廃棄損

20

12

固定資産評価損

121

減損損失

11

63

本社移転費用

205

その他

1,175

108

合計

1,431

310

 

41.金融収益

 金融収益の内訳は以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

 前連結会計年度

(自 2022年1月1日

  至 2022年12月31日)

 当連結会計年度

(自 2023年1月1日

  至 2023年12月31日)

為替差益

398

975

受取配当金

47

34

受取利息

216

507

投資有価証券売却益

2

投資有価証券評価益

2,013

合計

2,679

1,516

 

42.金融費用

 金融費用の内訳は以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

 前連結会計年度

(自 2022年1月1日

  至 2022年12月31日)

 当連結会計年度

(自 2023年1月1日

  至 2023年12月31日)

支払利息

132

342

投資有価証券売却損

453

投資有価証券評価損

51

その他

22

24

合計

608

418

 

43.その他の包括利益

 その他の包括利益の各項目別の当期発生額及び損益への組替調整額、並びに税効果の影響は以下のとおりであります。

前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

当期発生額

組替調整額

税効果控除前

税効果

税効果控除後

在外営業活動体の換算差額

7,267

7,267

7,267

その他の包括利益を通じて公正価値で

測定する資本性金融商品の純変動

△401

△401

115

△285

その他の包括利益を通じて公正価値で

測定する負債性金融商品の純変動

△906

△194

△1,100

166

△934

その他の包括利益を通じて公正価値で

測定する負債性金融商品に係る損失評価引当金

△6

△0

△6

△0

△7

確定給付制度の再測定

31

31

21

52

持分法適用会社のその他の包括利益に

対する持分

6

6

6

合計

5,991

△194

5,797

302

6,099

 

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

当期発生額

組替調整額

税効果控除前

税効果

税効果控除後

在外営業活動体の換算差額

7,107

7,107

7,107

その他の包括利益を通じて公正価値で

測定する資本性金融商品の純変動

1,107

1,107

△240

866

その他の包括利益を通じて公正価値で

測定する負債性金融商品の純変動

989

△90

899

△194

705

その他の包括利益を通じて公正価値で

測定する負債性金融商品に係る損失評価引当金

△5

△0

△5

1

△3

確定給付制度の再測定

△75

△75

6

△68

持分法適用会社のその他の包括利益に

対する持分

273

273

273

合計

9,398

△90

9,307

△427

8,880

 

44.1株当たり利益

 

前連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

当連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

(基本的1株当たり利益の算定上の基礎)

 

 

親会社の所有者に帰属する継続事業からの

当期利益(百万円)

13,131

16,507

親会社の所有者に帰属する非継続事業からの

当期損失(△)(百万円)

△499

△197

合計

12,632

16,310

(希薄化後1株当たり利益の算定上の基礎)

 

 

親会社の所有者に帰属する継続事業からの

当期利益(百万円)

13,131

16,507

親会社の所有者に帰属する非継続事業からの

当期損失(△)(百万円)

△499

△197

合計

12,632

16,310

発行済普通株式の加重平均株式数(株)

114,054,436

135,484,162

普通株式増加数

 

 

ストック・オプションによる増加(株)

希薄化後の普通株式の加重平均株式数(株)

114,054,436

135,484,162

基本的1株当たり当期利益又は

基本的1株当たり当期損失(△)(円)

 

 

継続事業

115.13

121.84

非継続事業

△4.38

△1.45

合計

110.75

120.39

希薄化後1株当たり当期利益又は

希薄化後1株当たり当期損失(△)(円)

 

 

継続事業

115.13

121.84

非継続事業

△4.38

△1.45

合計

110.75

120.39

(注)前連結会計年度及び当連結会計年度の希薄化後1株当たり当期利益又は希薄化後1株当たり当期損失については、関連会社において潜在株式は存在するものの希薄化効果を有していないため、基本的1株当たり当期利益又は基本的1株当たり当期損失と同額であります。

 

45.株式報酬

(1)ストック・オプション制度

当社グループは、ストック・オプション制度を採用しており、当社グループの取締役・監査役及び従業員等を付与対象としております。

当社グループが発行するストック・オプションは、全て持分決済型株式報酬であります。行使期間は割当契約に定められており、その期間内に行使されない場合は、当該オプションは失効いたします。

なお、当連結会計年度の末日において、当社グループが発行しているストック・オプションはありません。

 

(2)譲渡制限付株式報酬制度

① 制度の概要

当社は、譲渡制限付株式報酬制度を採用しており、当社の社外取締役を除く取締役(以下、「対象取締役」という。)を付与対象としております。

譲渡制限付株式報酬制度による当社の普通株式の発行又は処分にあたっては、当社と対象取締役との間で、以下の内容を含む譲渡制限付株式割当契約を締結するものとしております。

その内容としては、①対象取締役は、1年を下回らない範囲において当社の取締役会が予め定める期間、譲渡制限付株式割当契約により割当てを受けた当社の普通株式について、譲渡、担保権の設定その他の処分をしてはならないこと、②一定の事由が生じた場合には、当社が譲渡制限付株式割当契約により割当てを受けた当社の普通株式の全部又は一部を無償で取得することなどであります。

 

② 期中に付与された株式数と公正価値

 

前連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

当連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

付与日

2023年5月18日

付与株式数(株)

240,000

付与日における公正価値(円)(注)

407

(注)公正価値の測定方法は、取締役会決議日の前営業日の東京証券取引所における当社普通株式の終値を基礎として算定しております。

 

(3)株式報酬費用

連結損益計算書の「販売費及び一般管理費」に含まれている株式報酬費用は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

当連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

株式報酬費用

97

 

46.金融資産の譲渡

 当社グループは、IFRS移行日(2016年4月1日)より前に消費者・事業者向貸付業務及びクレジット・信販業務から生じた顧客に対する営業債権について、金融機関等の第三者へ債権譲渡を行っております。これらの取引には、債権譲渡時において譲渡先に対して債務保証を提供している契約があります。

 これらの取引は、従前の会計原則に基づいて、IFRS移行日以前に発生した取引の結果として営業債権の認識の中止を行っているため、IFRSの下では当該営業債権を連結財政状態計算書に認識しておりません。

 なお、IFRS移行日以前に譲渡した営業債権に係る債務保証に関する資産及び負債の帳簿価額は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

未収保証料の帳簿価額

75

53

未収保証料の公正価値

75

53

金融保証契約の帳簿価額

75

53

金融保証契約の公正価値

39

23

債務保証から生じる損失の最大エクス

ポージャー

274

202

 

 未収保証料は連結財政状態計算書の「営業債権及びその他の債権」に計上されております。また、金融保証契約は連結財政状態計算書の「営業債務及びその他の債務」に計上されております。

 当該債務保証から生じる損失の最大エクスポージャーは、譲渡した営業債権に係る債務保証残高の金額であります。なお、当該債務保証の契約期日ごとの債務保証残高は以下のとおりであります。

 

前連結会計年度(2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

1年以内

1年超

2年以内

2年超

3年以内

3年超

4年以内

4年超

5年以内

5年超

債務保証残高

63

56

50

36

27

41

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

1年以内

1年超

2年以内

2年超

3年以内

3年超

4年以内

4年超

5年以内

5年超

債務保証残高

49

43

35

27

20

25

 

 当社グループは、「営業債権及びその他の債権」に含まれる営業貸付金と割賦立替金の流動化を行っております。流動化取引においては、営業貸付金を信託へ譲渡し、当該信託財産を裏付けとした優先受益権及び劣後受益権を取得し、優先受益権を第三者に譲渡又はこれを担保として資金の借入を行っております。割賦立替金においては、資金調達のために債権を銀行、協同組合等に譲渡し、現金を取得しております。

 上記の債権にデフォルト等が発生した場合は、債権譲受人より再度買い戻す義務があります。従って、引き続き債権に対する信用リスクと経済価値を実質的に全て保持しており、譲渡した債権の認識を中止しておりません。

 なお、各連結会計年度末における、認識の中止を満たさない方法で譲渡された金融資産及び関連する負債に関する帳簿価額は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

譲渡資産の帳簿価額

451

3,934

譲渡資産の公正価値

451

3,934

関連する負債の帳簿価額

481

3,919

関連する負債の公正価値

481

3,919

 

47.ヘッジ会計

 当社グループは、ヘッジ会計を適用しているデリバティブはありません。

 

48.金融商品の分類

 当社グループにおける金融商品の分類は以下のとおりであります。

 なお、当初認識時に、純損益を通じて公正価値で測定される金融資産及び金融負債として指定する取消不能な選択を行った金融資産及び金融負債は保有しておりません。

前連結会計年度(2022年12月31日)

(金融資産)

(単位:百万円)

 

 

公正価値で測定する金融資産

償却原価で

測定する

金融資産

合計

強制的に純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

当初認識時にその他の包括利益を通じて公正価値で測定することを指定した資本性金融商品

現金及び現金同等物

131,960

131,960

営業債権及びその他の債権

12,332

37,894

50,226

銀行業における有価証券

19,609

41,465

9,268

24,397

94,740

銀行業における貸出金

680,949

680,949

証券業に関連する資産

279

27,152

27,432

営業投資有価証券

305

305

有価証券

256

2,309

2,566

その他の金融資産

360

233

53,424

54,018

合計

32,838

41,465

12,116

955,779

1,042,199

 

(金融負債)

(単位:百万円)

 

 

公正価値で測定する

金融負債

償却原価で

測定する金融負債

合計

強制的に純損益を通じて公正価値で測定する金融負債

銀行業における預金

864,547

864,547

証券業に関連する負債

74

25,113

25,187

社債及び借入金

39,749

39,749

その他の金融負債

5

23,890

23,895

合計

79

953,300

953,380

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

(金融資産)

(単位:百万円)

 

 

公正価値で測定する金融資産

償却原価で

測定する

金融資産

合計

強制的に純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

当初認識時にその他の包括利益を通じて公正価値で測定することを指定した資本性金融商品

現金及び現金同等物

105,740

105,740

営業債権及びその他の債権

12,510

48,286

60,796

銀行業における有価証券

22,347

50,305

8,685

20,543

101,881

銀行業における貸出金

716,422

716,422

証券業に関連する資産

314

27,131

27,445

営業投資有価証券

327

327

有価証券

222

76

1,910

2,209

その他の金融資産

342

1,854

108,116

110,314

合計

35,737

50,381

12,779

1,026,240

1,125,138

 

(金融負債)

(単位:百万円)

 

 

公正価値で測定する

金融負債

償却原価で

測定する金融負債

合計

強制的に純損益を通じて公正価値で測定する金融負債

銀行業における預金

908,933

908,933

証券業に関連する負債

55

24,389

24,445

社債及び借入金

61,518

61,518

その他の金融負債

3

27,724

27,727

合計

59

1,022,564

1,022,623

 

(1)その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品

① 主な銘柄ごとの公正価値

当社グループでは、取引関係の維持・強化を目的として保有する資本性金融商品に対する投資については、その保有目的に鑑み、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品に指定しております。

当該投資の主な銘柄ごとの公正価値は次のとおりであります。

 

前連結会計年度(2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

銘柄

公正価値

Advantage Partners Asia Fund, L.P.

1,370

SAE-A商易株式会社

1,014

Shinsegae建設株式会社

980

HDC Shilla免税店株式会社

570

株式会社Pulmuone

527

IGIS資産運用株式会社

506

株式会社Kyongnam銀行

505

(注)上記以外に、投資先と当社の関係性に変化が生じた投資(公正価値合計305百万円)については、その状況に鑑み、当該金融資産に指定しております。

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

(単位:百万円)

 

銘柄

公正価値

Advantage Partners Asia Fund, L.P.

1,653

Shinsegae建設株式会社

1,162

Hyosung Chemical Corporation

1,121

IGIS資産運用株式会社

1,091

株式会社Pulmuone

558

NS Shopping Co., Ltd

551

Hanwha General Insurance Co., Ltd.

548

(注)上記以外に、投資先と当社の関係性に変化が生じた投資(公正価値合計327百万円)については、その状況に鑑み、当該金融資産に指定しております。

 

② 受取配当金

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

当連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

期中に認識を中止した投資

19

96

期末日現在で保有する投資

414

445

合計

433

542

 

③ 期中に認識を中止したその他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品

当社グループでは、定期的に保有株式の見直しを実施し、保有意義の薄れた株式の売却をその他の包括利益を通じて行っており、その売却日における公正価値及び売却に係る累積利得は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

当連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

売却日における公正価値

1,659

3,613

売却に係る累積利得

88

429

 

④ 利益剰余金への振替額

当社グループでは、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品の公正価値の変動による累積利得又は損失は、投資を処分した場合、若しくは公正価値が著しく低下した場合に利益剰余金に振り替えることとしております。利益剰余金へ振り替えたその他の包括利益の累積利得は、前連結会計年度及び当連結会計年度においてそれぞれ88百万円及び429百万円であります。

 

49.金融商品から生じた損益

 当社グループが保有する金融商品から生じた損益の分析は、以下のとおりであります。

前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

(1)金融資産から生じた正味利得又は損失の金融商品の分類別の内訳

(単位:百万円)

 

 

強制的に純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

当初認識時にその他の包括利益を通じて公正価値で測定することを指定した資本性金融商品

償却原価で測定する金融資産

合計

営業収益

2,882

3,275

409

66,827

73,394

営業費用

914

△4

570

1,480

販売費及び一般管理費

735

735

その他の収益

その他の費用

金融収益

2,020

43

216

2,280

金融費用

453

453

その他の包括利益

△941

△285

△1,227

(注)償却原価で測定する金融資産から生じた正味利得には貸付債権売却益及び金融業務受取手数料、強制的に純損益を通じて公正価値で測定する金融資産から生じた正味利得又は損失には銀行業における有価証券売却益、デリバティブ評価益及び評価損、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産から生じた正味利得又は損失には有価証券利息が含まれております。

 

(2)金融負債から生じた正味利得又は損失の金融商品の分類別の内訳

(単位:百万円)

 

 

強制的に純損益を

通じて公正価値で

測定する金融負債

償却原価で測定する

金融負債

合計

営業収益

営業費用

26,908

26,908

販売費及び一般管理費

7

7

金融収益

金融費用

4

4

 

(3)上記のうち償却原価で測定する金融資産若しくはその他の包括利益を通じて公正価値で測定する負債性金融資産又は純損益を通じて公正価値で測定するもの以外の金融負債に係る金利収益及び金利費用(実効金利法により計算)、及び純損益を通じて公正価値で測定するもの以外の金融資産及び金融負債に係る手数料収益及び手数料費用

(単位:百万円)

 

 

金利収益

金利費用

手数料収入

手数料費用

営業収益

62,039

2,571

営業費用

26,908

販売費及び一般管理費

743

金融収益

216

金融費用

1

2

合計

62,255

26,910

2,571

745

 

(4)金融資産の減損損失

(単位:百万円)

 

 

減損損失

営業収益

△1,821

営業費用

14,311

販売費及び一般管理費

△0

減損損失(純額)

12,489

(注)上記の減損損失には、減損損失の戻し入れ及び減損利得(△)が含まれております。

 

(5)償却原価で測定する金融資産の認識の中止により生じた利得及び損失の分析及び認識の中止の理由

(単位:百万円)

 

 

償却原価で測定する金融資産の

認識の中止により生じた利得

償却原価で測定する金融資産の

認識の中止により生じた損失

債権売却益

1,321

債権売却損

417

 

認識の中止の理由

信用リスクが悪化した金融資産を売却したことにより、認識を中止しております。

 

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

(1)金融資産から生じた正味利得又は損失の金融商品の分類別の内訳

(単位:百万円)

 

 

強制的に純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

当初認識時にその他の包括利益を通じて公正価値で測定することを指定した資本性金融商品

償却原価で測定する金融資産

合計

営業収益

3,930

5,328

476

83,080

92,815

営業費用

504

6

1,205

1,716

販売費及び一般管理費

631

631

その他の収益

その他の費用

金融収益

0

2

34

505

541

金融費用

51

51

その他の包括利益

△4,479

866

△3,613

(注)償却原価で測定する金融資産から生じた正味利得には貸付債権売却益及び金融業務受取手数料、強制的に純損益を通じて公正価値で測定する金融資産から生じた正味利得又は損失には銀行業における有価証券売却益、デリバティブ評価益及び評価損、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産から生じた正味利得又は損失には有価証券利息が含まれております。

 

(2)金融負債から生じた正味利得又は損失の金融商品の分類別の内訳

(単位:百万円)

 

 

強制的に純損益を

通じて公正価値で

測定する金融負債

償却原価で測定する

金融負債

合計

営業収益

営業費用

12

48,382

48,395

販売費及び一般管理費

1

1

金融収益

金融費用

126

126

 

(3)上記のうち償却原価で測定する金融資産若しくはその他の包括利益を通じて公正価値で測定する負債性金融資産又は純損益を通じて公正価値で測定するもの以外の金融負債に係る金利収益及び金利費用(実効金利法により計算)、及び純損益を通じて公正価値で測定するもの以外の金融資産及び金融負債に係る手数料収益及び手数料費用

(単位:百万円)

 

 

金利収益

金利費用

手数料収入

手数料費用

営業収益

78,621

3,308

営業費用

48,382

販売費及び一般管理費

632

金融収益

507

金融費用

124

1

合計

79,129

48,506

3,308

634

 

(4)金融資産の減損損失

(単位:百万円)

 

 

減損損失

営業収益

△3,556

営業費用

18,647

販売費及び一般管理費

114

減損損失(純額)

15,204

(注)上記の減損損失には、減損損失の戻し入れ及び減損利得(△)が含まれております。

 

(5)償却原価で測定する金融資産の認識の中止により生じた利得及び損失の分析及び認識の中止の理由

(単位:百万円)

 

 

償却原価で測定する金融資産の

認識の中止により生じた利得

償却原価で測定する金融資産の

認識の中止により生じた損失

債権売却益

252

債権売却損

1,163

その他

2

 

認識の中止の理由

信用リスクが悪化した金融資産を売却したことにより、認識を中止しております。

 

50.金融商品の公正価値

(1)金融商品の公正価値及び帳簿価額

下記の表は、当社グループの保有する金融商品の帳簿価額と公正価値の比較及び公正価値のレベル1からレベル3までの公正価値ヒエラルキーに基づく分類を示しております。

なお、証券業に関連する償却原価で測定される金融資産及び金融負債は、主に短期間で決済されるものであり、公正価値は概ね帳簿価額と近似していることから、含めておりません。

 

<各ヒエラルキーの定義>

レベル1:同一の資産又は負債について活発な市場における(未調整の)公表価格

レベル2:当該資産又は負債について直接に又は間接に観察可能な、レベル1に含まれる公表価格以外のインプットを使用して算定された公正価値

レベル3:観察不能なインプットを含む評価技法によって算定された公正価値

 

当社グループでは、金融商品のレベル間の振替は、各報告期間末日に発生したものと認識しております。

なお、前連結会計年度及び当連結会計年度において、レベル1とレベル2の間の振替はありません。

前連結会計年度(2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

帳簿価額

公正価値

レベル1

レベル2

レベル3

合計

(経常的に公正価値で測定される金融資産)

 

 

 

 

 

銀行業における有価証券

 

 

 

 

 

債券

47,887

37,279

4,186

6,421

47,887

株式

1,038

1,038

1,038

その他

21,417

1,472

623

19,320

21,417

小計

70,343

38,751

4,810

26,781

70,343

証券業に関連する資産

279

54

225

279

営業投資有価証券

 

 

 

 

 

債券

株式

305

305

305

その他

小計

305

305

305

有価証券

 

 

 

 

 

債券

株式

1,090

683

406

1,090

その他

1,476

1,476

1,476

小計

2,566

683

1,882

2,566

その他の金融資産

593

360

233

593

合計

74,087

39,794

5,395

28,897

74,087

 

 

 

 

 

 

(償却原価で測定される金融資産)

 

 

 

 

 

営業債権及びその他の債権

37,880

98

1,821

35,986

37,906

銀行業における有価証券

 

 

 

 

 

債券

22,356

22,331

22,331

その他

2,040

2,040

2,040

小計

24,397

22,331

2,040

24,372

銀行業における貸出金

680,949

660,101

660,101

合計

743,227

22,430

1,821

698,127

722,379

(償却原価で測定される金融負債)

 

 

 

 

 

銀行業における預金

864,547

870,503

870,503

社債及び借入金

39,749

39,791

39,791

合計

904,296

910,294

910,294

 

 

 

 

 

 

(非経常的に公正価値で測定される金融負債)

 

 

 

 

 

金融保証契約

13,506

13,357

13,357

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

帳簿価額

公正価値

レベル1

レベル2

レベル3

合計

(経常的に公正価値で測定される金融資産)

 

 

 

 

 

銀行業における有価証券

 

 

 

 

 

債券

59,130

45,662

4,642

8,825

59,130

株式

1,009

1,009

1,009

その他

21,198

1,595

743

18,859

21,198

小計

81,338

47,257

5,386

28,694

81,338

証券業に関連する資産

314

22

291

314

営業投資有価証券

 

 

 

 

 

債券

株式

327

327

327

その他

小計

327

327

327

有価証券

 

 

 

 

 

債券

株式

387

129

257

387

その他

1,822

76

1,746

1,822

小計

2,209

206

2,003

2,209

その他の金融資産

2,197

302

1,894

2,197

合計

86,387

47,814

5,980

32,592

86,387

 

 

 

 

 

 

(償却原価で測定される金融資産)

 

 

 

 

 

営業債権及びその他の債権

48,240

191

891

46,193

47,277

銀行業における有価証券

 

 

 

 

 

債券

15,676

15,674

15,674

その他

4,866

3,813

3,813

小計

20,543

15,674

3,813

19,487

銀行業における貸出金

716,422

679,868

679,868

合計

785,205

15,865

891

729,876

746,633

(償却原価で測定される金融負債)

 

 

 

 

 

銀行業における預金

908,933

919,663

919,663

社債及び借入金

61,518

61,589

61,589

合計

970,451

981,252

981,252

 

 

 

 

 

 

(非経常的に公正価値で測定される金融負債)

 

 

 

 

 

金融保証契約

13,597

13,454

13,454

 

(2)公正価値の算定手法

金融資産

・営業債権及びその他の債権

営業債権及びその他の債権については、主として、将来キャッシュ・フローを国債の利回り等適切な指標に必要に応じて信用スプレッドを加算した利率等で割り引いた現在価値により算定しております。

 

・銀行業における有価証券、営業投資有価証券、有価証券

公表価格のある株式は取引所の価格、非上場株式は配当割引モデル(Dividend Discount Model)に基づく評価技法、純資産価額アプローチ(NAV)に基づく評価技法で測定しております。債券は取引所の価格、金融機関から提示された価格及び評価機関から提示された評価技法を使用して算定された価額によっております。その他については金融機関から提示された価格及び評価機関から提示された評価技法を使用して算定された価額によっております。

 

・銀行業における貸出金

見積将来キャッシュ・フローに基づき、残存期間に対応する国債の利回り等に信用スプレッドを加算した利率等で割り引いた現在価値により算定しております。

 

・その他の金融資産

その他の金融資産のうち、デリバティブについては、期末日現在の取引所の最終価格、評価機関から提示された評価技法を使用して算定された価額等により算定しております。

 

上記以外については、公正価値は概ね帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を公正価値としております。

 

金融負債

・金融保証契約

金融保証契約については、当初認識額からIFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」の原則に従って認識した収益の累計額を控除した金額から、IFRS第9号「金融商品」における損失評価引当金の金額を控除して算定しております。

 

・銀行業における預金

銀行業における預金のうち、要求払預金については、報告期間の末日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を公正価値とみなしております。また、定期預金等の公正価値は、一定の期間ごとに区分して、将来のキャッシュ・フローを割り引いた現在価値により算定しております。その割引率は、新規に預金を受け入れる際に使用する利率を用いております。なお、残存期間が1年以内のものは、公正価値は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を公正価値としております。

 

・社債及び借入金

1年以内で決済されるものについては、公正価値は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を公正価値としております。満期までの期間が長期のもののうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映し、また、当社及び子会社の信用状態は借入時点以降大きく異なっていないことから、公正価値は帳簿価額と近似していると考えられるため、当該帳簿価額を公正価値としております。満期までの期間が長期のもののうち、固定金利によるものは、残存期間における元利金の合計額を新規に同様の調達を行った場合に想定される利率等適切な指標に基づく利率で割り引いた現在価値により算定しております。

 

(3)評価プロセス

投資信託、新株予約権付社債、非上場株式等の公正価値の評価方針及び手続の決定は、各社担当部門により行われており、評価モデルを含む公正価値測定については、個々の株式発行企業の事業内容、事業計画の入手可否及び類似上場企業等を定期的に確認し、その妥当性を検証しております。

 

(4)レベル3に分類した金融商品の期首残高から期末残高への調整表

公正価値ヒエラルキーのレベル3に区分される経常的に公正価値により測定された金融商品について期首残高から期末残高への調整は以下のとおりであります。

前連結会計年度(2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

銀行業における有価証券

有価証券

その他の

金融資産

合計

債券

株式

その他

株式

その他

当連結会計年度期首

(2022年1月1日)

983

789

9,050

17,899

987

223

29,934

純損益(注)1

△28

176

△796

1,781

6

△1

1,137

うち、期末に保有している

レベル3金融商品から発生した純損益

△41

176

△435

4

△296

その他の包括利益(注)2

△446

1

235

△209

企業結合による取得

1,775

11,301

337

103

11

13,529

購入

4,158

2,036

187

0

6,381

売却・決済

△738

△2,921

△43

△3,702

レベル3への振替(注)3

1,273

1,273

企業結合による減少

△20,886

△20,886

在外営業活動体の換算差額

270

72

1,096

1,439

当連結会計年度(2022年12月31日)

6,421

1,038

19,320

406

1,476

233

28,897

 (注)1.純損益に含まれている利得又は損失は、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に関するものであります。これらの損益は「営業収益」、「営業費用」、「金融収益」及び「金融費用」に含まれております。

2.その他の包括利益に含まれている利得又は損失は、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に関するものであります。これらの利得又は損失は「その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品の純変動」に含まれております。

3.当連結会計年度において、上場廃止によりレベル3に振り替えたものであります。

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

銀行業における有価証券

有価証券

その他の

金融資産

合計

債券

株式

その他

株式

その他

当連結会計年度期首

(2023年1月1日)

6,421

1,038

19,320

406

1,476

233

28,897

純損益(注)1

70

△76

199

△0

133

327

うち、期末に保有している

レベル3金融商品から発生した純損益

84

△76

313

321

その他の包括利益(注)2

567

2

324

894

企業結合による取得

1

1,834

1,835

購入

4,645

3,234

9

9

7,898

売却・決済

△2,668

△5,345

△151

△64

△316

△8,546

在外営業活動体の換算差額

355

47

882

1,284

当連結会計年度(2023年12月31日)

8,825

1,009

18,859

257

1,746

1,894

32,592

 (注)1.純損益に含まれている利得又は損失は、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に関するものであります。これらの損益は「営業収益」、「営業費用」、「その他の費用」及び「金融費用」に含まれております。

2.その他の包括利益に含まれている利得又は損失は、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に関するものであります。これらの利得又は損失は「その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品の純変動」に含まれております。

3.当連結会計年度において、レベル1、2とレベル3の間の移動はありません。

 

(5)レベル3に分類した金融商品に関する定量的情報

前連結会計年度(2022年12月31日)

当連結会計年度において重要な観察可能でないインプットを使用した経常的に公正価値で測定されるレベル3に分類される資産の評価技法及びインプットに関する情報は以下のとおりであります。

 

評価技法

観察可能でないインプット

範囲

株式

配当割引モデル(Dividend Discount Model)

割引率

割引率:9.17%

純資産価額アプローチ(NAV)

-(注)

-(注)

債券

ハル・ホワイト・モデル

割引率

割引率:6.20%

DCF法

割引率

割引率:5.88%~11.03%

その他

ハル・ホワイト・モデル

割引率

割引率:6.14%~10.20%

DCF法

割引率

信用スプレッド:0.00%~5.38%

収益率:5.46%~22.80%

配当割引モデル(Dividend Discount Model)

割引率

割引率:10.06%~10.13%

純資産価額アプローチ(NAV)

-(注)

-(注)

ブラック・ダーマン・トイモデル(Black Derman Toy Model)

短期利子率

短期利子率:3.20%~16.28%

(注)一部の株式及びその他については、時価純資産価額を公正価値としております。

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

当連結会計年度において重要な観察可能でないインプットを使用した経常的に公正価値で測定されるレベル3に分類される資産の評価技法及びインプットに関する情報は以下のとおりであります。

 

評価技法

観察可能でないインプット

範囲

株式

配当割引モデル(Dividend Discount Model)

割引率

割引率:10.74%

純資産価額アプローチ(NAV)

-(注)

-(注)

債券

ハル・ホワイト・モデル

割引率

割引率:0.46%~0.91%

DCF法

割引率

割引率:4.80%~7.15%

その他

ハル・ホワイト・モデル

割引率

割引率:5.74%~10.36%

DCF法

割引率

信用スプレッド:0.00%~6.23%

割引率:10.70%~10.71%

純資産価額アプローチ(NAV)

-(注)

-(注)

(注)一部の株式及びその他については、時価純資産価額を公正価値としております。

 

(6)重要な観察可能でないインプットの変動に係る感応度分析

前連結会計年度(2022年12月31日)

レベル3に区分される公正価値測定については、その公正価値が市場において観察不能な価格やレート等のインプットに基づいた評価技法によって測定されます。

感応度分析の実施時に使用したインプットは金融商品の種類ごと及びその時点の市場環境等により判断され、株式については割引率及び時価純資産価額、債券については割引率、その他については割引率、時価純資産価額及び短期利子率を使用しております。

なお、公正価値はDCF法においての割引率の上昇(低下)により減少(増加)し、配当割引モデルにおいての割引率の上昇(低下)により減少(増加)し、純資産価額アプローチにおいての時価純資産価額の上昇(低下)により増加(減少)し、ハル・ホワイト・モデルにおいての割引率の上昇(低下)により減少(増加)し、ブラック・ダーマン・トイモデルにおいての短期利子率の上昇(低下)により減少(増加)します。

レベル3に区分される公正価値測定において、観察不能なインプットを合理的に考え得る代替的な仮定に変更した場合に見込まれる公正価値の増減は重要ではありません。

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

レベル3に区分される公正価値測定については、その公正価値が市場において観察不能な価格やレート等のインプットに基づいた評価技法によって測定されます。

感応度分析の実施時に使用したインプットは金融商品の種類ごと及びその時点の市場環境等により判断され、株式については割引率及び時価純資産価額、債券については割引率、その他については割引率及び時価純資産価額を使用しております。

なお、公正価値はDCF法においての割引率の上昇(低下)により減少(増加)し、配当割引モデルにおいての割引率の上昇(低下)により減少(増加)し、純資産価額アプローチにおいての時価純資産価額の上昇(低下)により増加(減少)し、ハル・ホワイト・モデルにおいての割引率の上昇(低下)により減少(増加)します。

レベル3に区分される公正価値測定において、観察不能なインプットを合理的に考え得る代替的な仮定に変更した場合に見込まれる公正価値の増減は重要ではありません。

 

51.金融資産と金融負債の相殺

当社グループにおける連結財政状態計算書上で相殺表示されている認識した金融資産及び金融負債の相殺前の総額、相殺額及び相殺後の純額、並びに連結財政状態計算書上で相殺表示されていない認識した金融資産及び金融負債に関連する強制可能なマスターネッティング契約又は類似の契約に関する潜在的影響額は、以下のとおりであります。

強制可能なマスターネッティング契約又は類似の契約に関する相殺の権利は、倒産その他の事由により取引先が債務を履行できなくなるなどの特定の状況が発生した場合にのみ強制力が生じるものであります。

 

前連結会計年度(2022年12月31日)

(金融資産)

(単位:百万円)

 

 

認識した金融資産の総額

連結財政状態計算書上で相殺される認識済みの金融負債の総額

連結財政状態計算書上に表示されている金融資産の純額

連結財政状態計算書上で

相殺表示されていない金額

純額

金融商品

受入担保金

証券業に関連する資産

30,343

2,911

27,432

6,060

1,631

19,740

 

(金融負債)

(単位:百万円)

 

 

認識した金融負債の総額

連結財政状態計算書上で相殺される認識済みの金融資産の総額

連結財政状態計算書上に表示されている金融負債の純額

連結財政状態計算書上で

相殺表示されていない金額

純額

金融商品

差入担保金

証券業に関連する負債

28,101

2,913

25,187

6,136

1,631

17,420

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

(金融資産)

(単位:百万円)

 

 

認識した金融資産の総額

連結財政状態計算書上で相殺される認識済みの金融負債の総額

連結財政状態計算書上に表示されている金融資産の純額

連結財政状態計算書上で

相殺表示されていない金額

純額

金融商品

受入担保金

証券業に関連する資産

30,827

3,381

27,445

7,490

1,415

18,539

 

(金融負債)

(単位:百万円)

 

 

認識した金融負債の総額

連結財政状態計算書上で相殺される認識済みの金融資産の総額

連結財政状態計算書上に表示されている金融負債の純額

連結財政状態計算書上で

相殺表示されていない金額

純額

金融商品

差入担保金

証券業に関連する負債

27,829

3,384

24,445

7,195

1,415

15,835

 

52.財務リスク管理

当社グループは、日本金融事業、韓国及びモンゴル金融事業、東南アジア金融事業、不動産事業及び投資事業等を行っております。これらの事業活動を行う過程において、信用リスク、市場リスク、流動性リスク等の財務上のリスクに晒されており、当該財務上のリスクの防止及び低減のために、一定の方針に従いリスク管理を行っております。

当社グループ(銀行業を営む子会社を除く)においては、資金運用については短期的な預金等に限定し、銀行等金融機関からの借入及び社債により資金を調達しております。

銀行業を営む韓国、インドネシア及びカンボジアの子会社においては、預金業務、為替業務及び個人向け、事業者向け貸出業務を主たる業務としており、個人や法人に、普通預金や定期預金等を提供することにより資金調達を行い、韓国、インドネシア及びカンボジアの中小企業、個人事業主及び個人に対して融資を提供しているほか、資金運用目的で主に公社債への投資を行っております。また、資産及び負債の総合的管理を担う委員会主導の下、関連する規制に従った金融資産及び負債の管理方針の策定、市場金利、為替動向の継続的なモニタリング、金利リスクの影響を受ける金融資産及び負債の評価方針の策定、貸出金利、調達金利等の算定方法の妥当性評価及び為替取引に係る制限事項の取り決め等、リスクを予測し対応する体制を構築しております。モニタリング結果についてはリスク管理委員会に報告しております。また、資金繰りギャップの管理、資金調達の構成内容、資金流動性が高い商品の管理等を行い流動性リスクを管理しております。

これらの金融資産については、相手先の業種や地域が広範囲にわたっており、特段の信用リスクの集中はありません。

(1)信用リスク

① 金融商品に係る信用リスクの概要

信用リスクは、保有する金融資産の相手先が契約上の債務に関して債務不履行になり、当社グループに財務上の損失が発生するリスクであります。

当社グループが保有する金融資産は、主として営業債権、銀行業を営む子会社が保有する銀行業関連資産であります。

営業債権には、消費者・事業者向け貸付業務を営む子会社が保有する営業貸付金、債権買取業務を営む子会社が保有する買取債権、クレジット・信販業務を営む子会社が保有する割賦立替金等が含まれており、「営業債権及びその他の債権」として表示しております。これらは、それぞれ債務者の信用リスクに晒されております。

銀行業関連資産には、「銀行業における有価証券」、「銀行業における貸出金」等が含まれております。「銀行業における有価証券」には、主に公社債が含まれており、発行体の財政状態による信用リスクに晒されております。「銀行業における貸出金」には、中小企業、個人事業主及び個人に対する無担保融資が含まれており、これらは中小企業、個人事業主及び個人顧客の信用リスクに晒されております。

 

② 金融商品に係る信用リスクの管理体制

当社グループでは、各社にて制定したリスク管理に関する諸規程において、具体的な各種リスクの管理方法や管理体制等を定めております。

当社グループは、債権管理規程及び信用リスクに関する管理諸規程に従い、個別案件ごとの与信審査、与信限度額、信用情報管理、内部格付、担保の設定、問題債権への対応など与信管理に関する体制を整備し運営しております。また、これらの与信管理は各営業部門で行われるほか、審査部門及び債権管理部門で行われ、定期的に経営陣による取締役会や報告審査会を開催し、審議・報告を行っております。さらに、与信管理の状況については、不定期に監査部門が検証を実施しております。また、発行体の信用リスクに関しては、審査部門において信用情報の把握を定期的に行うことで管理しております。

当社グループは、期末日ごとに金融資産の債務不履行発生のリスクを期末日現在と当初認識日現在で比較し、金融資産に係る信用リスクが当初認識以降に著しく増大しているかどうかを評価しております。また、契約上のキャッシュ・フローが条件変更されて認識の中止が行われなかった場合には、当該金融資産の条件変更後の債務不履行発生のリスクと当初認識時における条件変更前の債務不履行の発生リスクを比較し、金融資産に係る信用リスクが当初認識以降に著しく増大しているかどうかを評価しております。

なお、信用リスクに変化があるかどうかを評価するにあたっては、以下を考慮しております。

・期日経過の情報

・外部信用格付の格下げ

・取引先相手の財務内容の悪化

債務者が契約上の支払期日から30日超延滞している場合には、信用リスクが著しく増大しているものと推定しております。

当社グループは、信用減損の判定をもって債務不履行と定義しております。債務者からの弁済条件の見直しの要請、債務者の深刻な財政難、債務者の破産等による法的整理の手続の開始等があった場合には、信用減損金融資産と判定しております。また、債務者が契約上の支払期日から90日超延滞している場合には、信用減損があると推定しております。

③ 予想信用損失から生じた金額に関する情報

保有する金融資産に対する損失評価引当金及び対象となる金融資産の総額での帳簿価額の増減は以下のとおりであります。

 

営業債権及びその他の債権

損失評価引当金の増減額は、以下のとおりであります。

 

前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した損失評価引当金

全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した損失評価引当金

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

当連結会計年度期首

(2022年1月1日)

117

34

5,015

21,851

27,018

企業結合による増加

23

15

27

0

66

繰入

106

158

496

1,203

1,965

目的使用

△0

△0

△418

△156

△576

戻入

△31

△19

△255

△306

12ヶ月と全期間の振替

△62

△150

212

在外営業活動体換算差額

10

3

654

1,044

1,711

その他

△0

△11

△11

当連結会計年度(2022年12月31日)

162

42

5,731

23,931

29,868

 

当連結会計年度に購入又は組成した信用減損金融資産に係る当初認識時の予想信用損失(割引前)の総額は、18,736百万円であります。

 

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した損失評価引当金

全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した損失評価引当金

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

当連結会計年度期首

(2023年1月1日)

162

42

5,731

23,931

29,868

企業結合による増加

8

0

0

8

繰入

94

59

768

5,907

6,829

目的使用

△26

△1

△196

△831

△1,055

戻入

△59

△42

△219

△3,149

△3,471

12ヶ月と全期間の振替

20

△4

△16

在外営業活動体換算差額

6

2

360

1,503

1,872

その他

△6

△1

△383

△391

当連結会計年度(2023年12月31日)

200

54

6,044

27,361

33,660

 

当連結会計年度に購入又は組成した信用減損金融資産に係る当初認識時の予想信用損失(割引前)の総額は、24,663百万円であります。

 

営業債権及びその他の債権の増減額は、以下のとおりであります。

 

前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

損失評価引当金を12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

当連結会計年度期首

(2022年1月1日)

21,051

350

5,286

22

44,654

71,364

組成又は購入した新規の金融資産

24,287

223

6,280

30,791

企業結合による増加

3,840

57

55

28

3,982

認識中止(直接償却含む)

△22,010

△487

△571

△233

△11,949

△35,252

12ヶ月の予想信用損失と全期間の予想信用損失の振替

△522

245

277

償却原価測定による変動

4,374

4,374

その他

354

119

993

△26

3,394

4,834

当連結会計年度(2022年12月31日)

27,000

285

6,040

13

46,754

80,094

 

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

損失評価引当金を12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

当連結会計年度期首

(2023年1月1日)

27,000

285

6,040

13

46,754

80,094

組成又は購入した新規の金融資産

20,853

277

8,722

29,853

企業結合による増加

2,955

29

0

3,703

6,689

認識中止(直接償却含む)

△15,924

△135

△266

△449

△14,973

△31,748

12ヶ月の予想信用損失と全期間の予想信用損失の振替

△804

120

684

償却原価測定による変動

3,532

3,532

その他

△24

△30

588

△4

5,507

6,035

当連結会計年度(2023年12月31日)

34,056

269

7,048

3,540

49,542

94,457

 

銀行業における有価証券

損失評価引当金の増減額は、以下のとおりであります。

 

前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した損失評価引当金

全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した損失評価引当金

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

当連結会計年度期首

(2022年1月1日)

繰入

0

0

在外営業活動体換算差額

0

0

当連結会計年度(2022年12月31日)

0

0

 

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した損失評価引当金

全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した損失評価引当金

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

当連結会計年度期首

(2023年1月1日)

0

0

繰入

1

1

戻入

△0

△0

在外営業活動体換算差額

0

0

当連結会計年度(2023年12月31日)

1

1

 

銀行業における有価証券の増減額は、以下のとおりであります。

 

前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

損失評価引当金を12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

当連結会計年度期首

(2022年1月1日)

組成又は購入した新規の金融資産

44,139

44,139

企業結合による増加

764

764

認識中止(直接償却含む)

△19,695

△19,695

その他

△811

△811

当連結会計年度(2022年12月31日)

24,397

24,397

 

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

損失評価引当金を12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

当連結会計年度期首

(2023年1月1日)

24,397

24,397

組成又は購入した新規の金融資産

37,073

37,073

認識中止(直接償却含む)

△42,952

△42,952

その他

2,025

2,025

当連結会計年度(2023年12月31日)

20,544

20,544

 

銀行業における貸出金

損失評価引当金の増減額は、以下のとおりであります。

 

前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した損失評価引当金

全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した損失評価引当金

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

当連結会計年度期首

(2022年1月1日)

2,322

486

7,531

10,340

企業結合による増加

2,570

523

7,250

10,344

繰入

1,058

1,242

12,609

14,910

目的使用

△4,183

△4,183

戻入

△1,053

△284

△927

△2,265

12ヶ月と全期間の振替

△350

△522

873

在外営業活動体換算差額

383

81

971

1,436

その他

138

△4,355

△4,216

当連結会計年度(2022年12月31日)

5,069

1,527

19,769

26,365

 (注)報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)の「その他」には韓国及びモンゴル金融事業における債権売却による減少4,325百万円が含まれております。

 

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した損失評価引当金

全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した損失評価引当金

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

当連結会計年度期首

(2023年1月1日)

5,069

1,527

19,769

26,365

繰入

1,241

1,398

16,294

18,934

目的使用

△2,598

△2,598

戻入

△1,461

△409

△2,047

△3,918

12ヶ月と全期間の振替

△184

△929

1,114

在外営業活動体換算差額

242

85

1,156

1,485

その他

27

△9,407

△9,379

当連結会計年度(2023年12月31日)

4,934

1,671

24,282

30,889

 (注)報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)の「その他」には韓国及びモンゴル金融事業における債権売却による減少9,314百万円が含まれております。

銀行業における貸出金の増減額は、以下のとおりであります。

 

前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

損失評価引当金を12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

当連結会計年度期首

(2022年1月1日)

335,894

1,008

12,031

348,933

組成又は購入した新規の金融資産

410,501

410,501

企業結合による増加

205,814

996

13,850

220,661

認識中止(直接償却含む)

△297,374

△1,074

△10,236

△308,686

12ヶ月の予想信用損失と全期間の予想信用損失の振替

△30,322

8,671

21,651

その他

33,965

230

1,709

35,905

当連結会計年度(2022年12月31日)

658,477

9,831

39,006

707,315

 

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

損失評価引当金を12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

当連結会計年度期首

(2023年1月1日)

658,477

9,831

39,006

707,315

組成又は購入した新規の金融資産

408,051

408,051

認識中止(直接償却含む)

△381,168

△4,800

△21,643

△407,612

12ヶ月の予想信用損失と全期間の予想信用損失の振替

△42,742

4,007

38,734

その他

36,489

612

2,455

39,556

当連結会計年度(2023年12月31日)

679,107

9,651

58,552

747,311

 

その他の金融資産

損失評価引当金の増減額は、以下のとおりであります。

 

前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した損失評価引当金

全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した損失評価引当金

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

当連結会計年度期首

(2022年1月1日)

16

21,212

21,228

企業結合による増加

1

276

278

繰入

6

0

6

戻入

△4

△0

△5

12ヶ月と全期間の振替

△0

0

在外営業活動体換算差額

1

3,246

3,247

その他

0

△0

当連結会計年度(2022年12月31日)

22

24,734

24,756

 

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した損失評価引当金

全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した損失評価引当金

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

当連結会計年度期首

(2023年1月1日)

22

24,734

24,756

企業結合による増加

3

241

244

繰入

3

233

237

目的使用

△0

△0

△0

戻入

△2

△0

△3

12ヶ月と全期間の振替

0

△0

在外営業活動体換算差額

0

1,566

1,567

その他

△0

0

0

当連結会計年度(2023年12月31日)

26

26,775

26,802

 

その他の金融資産の増減額は、以下のとおりであります。

 

前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

損失評価引当金を12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

当連結会計年度期首

(2022年1月1日)

7,852

21,212

29,064

組成又は購入した新規の金融資産

9,906

9,906

企業結合による増加

2,487

276

2,764

認識中止(直接償却含む)

△5,551

△2

△5,554

12ヶ月の予想信用損失と全期間の予想信用損失の振替

△6

6

その他

14

3,246

3,260

当連結会計年度(2022年12月31日)

14,702

24,739

39,441

 (注)上記の表には、その他の金融資産のうち、拘束性預金、3ヶ月を超える定期預金、制限付中央銀行預け金、デリバティブ資産、出資金は含まれておりません。

 

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

損失評価引当金を12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

当連結会計年度期首

(2023年1月1日)

14,702

24,739

39,441

組成又は購入した新規の金融資産

39,545

39,545

企業結合による増加

1,103

1,054

2,158

認識中止(直接償却含む)

△7,609

△2

△7,611

12ヶ月の予想信用損失と全期間の予想信用損失の振替

3

△3

その他

49

1,674

1,724

当連結会計年度(2023年12月31日)

47,794

27,463

75,257

 (注)上記の表には、その他の金融資産のうち、拘束性預金、3ヶ月を超える定期預金、制限付中央銀行預け金、デリバティブ資産、出資金は含まれておりません。

 

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

損失評価引当金の増減額は、以下のとおりであります。

 

前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した損失評価引当金

全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した損失評価引当金

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

当連結会計年度期首

(2022年1月1日)

12

12

企業結合による増加

6

6

繰入

6

6

戻入

△13

△13

在外営業活動体換算差額

1

1

その他

△0

△0

当連結会計年度(2022年12月31日)

13

13

 

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した損失評価引当金

全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した損失評価引当金

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

当連結会計年度期首

(2023年1月1日)

13

13

繰入

4

4

戻入

△9

△9

在外営業活動体換算差額

0

0

その他

1

1

当連結会計年度(2023年12月31日)

9

9

 

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の増減額は、以下のとおりであります。

 

前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

損失評価引当金を12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

当連結会計年度期首

(2022年1月1日)

29,170

29,170

組成又は購入した新規の金融資産

21,093

21,093

企業結合による増加

10,211

10,211

認識中止(直接償却含む)

△17,624

△17,624

その他

△1,385

△1,385

当連結会計年度(2022年12月31日)

41,465

41,465

 

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

損失評価引当金を12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

当連結会計年度期首

(2023年1月1日)

41,465

41,465

組成又は購入した新規の金融資産

124,616

124,616

企業結合による増加

63

63

認識中止(直接償却含む)

△118,866

△118,866

その他

3,103

3,103

当連結会計年度(2023年12月31日)

50,381

50,381

 

金融保証契約

損失評価引当金の増減額は、以下のとおりであります。

 

前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した損失評価引当金

全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した損失評価引当金

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

当連結会計年度期首

(2022年1月1日)

182

0

0

183

繰入

9

9

目的使用

△0

△0

△0

戻入

△50

△0

△0

△50

12ヶ月と全期間の振替

△0

0

0

在外営業活動体換算差額

3

3

当連結会計年度(2022年12月31日)

145

0

0

145

 

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した損失評価引当金

全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した損失評価引当金

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

当連結会計年度期首

(2023年1月1日)

145

0

0

145

繰入

16

16

目的使用

△0

△0

△0

△0

戻入

△18

△0

△18

12ヶ月と全期間の振替

△0

0

在外営業活動体換算差額

6

6

その他

△11

△0

△11

当連結会計年度(2023年12月31日)

137

0

137

 

金融保証契約の増減額は、以下のとおりであります。

 

前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

損失評価引当金を12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

当連結会計年度期首

(2022年1月1日)

214,105

518

188

214,811

組成又は購入した新規の金融資産

42,049

42,049

認識中止(直接償却含む)

△35,634

△510

△188

△36,333

12ヶ月の予想信用損失と全期間の予想信用損失の振替

△586

576

9

その他

1,305

1,305

当連結会計年度(2022年12月31日)

221,238

584

9

221,833

(注)上記の表には、取消不能信用状が含まれております。

 

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

損失評価引当金を12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

当連結会計年度期首

(2023年1月1日)

221,238

584

9

221,833

組成又は購入した新規の金融資産

47,551

47,551

認識中止(直接償却含む)

△33,427

△584

△9

△34,022

12ヶ月の予想信用損失と全期間の予想信用損失の振替

△393

393

その他

△3,073

△3,073

当連結会計年度(2023年12月31日)

231,895

393

232,288

(注)上記の表には、取消不能信用状が含まれております。

 

貸出コミットメントの貸出未実行残高

損失評価引当金の増減額は、以下のとおりであります。

 

前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した損失評価引当金

全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した損失評価引当金

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

当連結会計年度期首

(2022年1月1日)

56

56

企業結合による増加

9

9

繰入

38

0

38

戻入

△52

△0

△52

12ヶ月と全期間の振替

△0

0

在外営業活動体換算差額

8

8

当連結会計年度(2022年12月31日)

60

0

60

 

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した損失評価引当金

全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した損失評価引当金

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

当連結会計年度期首

(2023年1月1日)

60

0

60

繰入

57

3

3

64

目的使用

△1

△1

戻入

△61

△0

△0

△61

12ヶ月と全期間の振替

△1

0

1

在外営業活動体換算差額

3

0

0

4

当連結会計年度(2023年12月31日)

56

4

4

65

 

貸出コミットメントの貸出未実行残高の増減額は、以下のとおりであります。

 

前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

損失評価引当金を12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

当連結会計年度期首

(2022年1月1日)

30,432

30,432

組成又は購入した新規の金融資産

32,208

32,208

企業結合による増加

15,006

15,006

認識中止(直接償却含む)

△29,828

△20

△29,849

12ヶ月の予想信用損失と全期間の予想信用損失の振替

△32

32

その他

3,642

0

3,642

当連結会計年度(2022年12月31日)

51,428

12

51,440

 

当連結会計年度において、直接償却した金融資産のうち回収活動を継続している金融資産の契約上の未回収残高は5,551百万円であります。

 

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

損失評価引当金を12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

当連結会計年度期首

(2023年1月1日)

51,428

12

51,440

組成又は購入した新規の金融資産

14,935

14,935

認識中止(直接償却含む)

△33,702

△1

△0

△33,704

12ヶ月の予想信用損失と全期間の予想信用損失の振替

△22

30

△7

その他

2,341

0

0

2,342

当連結会計年度(2023年12月31日)

34,980

29

4

35,014

 

当連結会計年度において、直接償却した金融資産のうち回収活動を継続している金融資産の契約上の未回収残高は2,469百万円であります。

 

④ 信用リスクに対するエクスポージャー

当社グループの信用リスクに対する最大エクスポージャーは以下のとおりであります。なお、最大信用リスク・エクスポージャーは、保有する担保及びその他の信用補完を考慮に入れない信用リスクに対する最大エクスポージャーを表しております。

下記の表以外の金融資産に関しては、信用リスクに対する最大エクスポージャーは帳簿価額と同額であります。下記の表中のオフバランス項目に記載されている金融保証契約の提供に関しては、信用リスクに対する最大エクスポージャーは、保証の実行を求められた場合に支払わなければならない最大の金額であります。また、貸出コミットメント・ラインに関しては、信用リスクに対する最大エクスポージャーは、コミットメントの未利用分から損失評価引当金を控除した額であります。

 

営業債権及びその他の債権(期日経過別)

前連結会計年度(2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

期日経過別

損失評価引当金を12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

損失評価

引当金

最大信用リスク・エクスポージャー(総額)

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

期日経過

なし

26,787

10

26,797

△151

26,646

1日~

30日内

213

0

213

△11

202

30日超~

60日内

109

0

109

△21

87

60日超~

90日内

176

0

176

△20

155

90日超及びその他の信用減損金融資産

6,040

2

46,754

52,797

△29,662

23,134

合計

27,000

285

6,040

13

46,754

80,094

△29,868

50,226

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

(単位:百万円)

 

期日経過別

損失評価引当金を12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

損失評価

引当金

最大信用リスク・エクスポージャー(総額)

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

期日経過

なし

33,653

3,535

37,189

△191

36,997

1日~

30日内

403

0

403

△9

394

30日超~

60日内

184

0

185

△32

152

60日超~

90日内

84

0

84

△22

62

90日超及びその他の信用減損金融資産

7,048

3

49,542

56,594

△33,405

23,189

合計

34,056

269

7,048

3,540

49,542

94,457

△33,660

60,796

 

銀行業における有価証券(期日経過別)

前連結会計年度(2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

期日経過別

損失評価引当金を12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

損失評価

引当金

最大信用リスク・エクスポージャー(総額)

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

期日経過

なし

24,397

24,397

△0

24,397

1日~

30日内

30日超~

60日内

60日超~

90日内

90日超及びその他の信用減損金融資産

合計

24,397

24,397

△0

24,397

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

(単位:百万円)

 

期日経過別

損失評価引当金を12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

損失評価

引当金

最大信用リスク・エクスポージャー(総額)

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

期日経過

なし

20,544

20,544

△1

20,543

1日~

30日内

30日超~

60日内

60日超~

90日内

90日超及びその他の信用減損金融資産

合計

20,544

20,544

△1

20,543

 

銀行業における貸出金(期日経過別)

前連結会計年度(2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

期日経過別

損失評価引当金を12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

損失評価

引当金

最大信用リスク・エクスポージャー(総額)

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

期日経過

なし

654,786

654,786

△4,998

649,787

1日~

30日内

3,691

3,691

△70

3,620

30日超~

60日内

9,036

9,036

△1,071

7,965

60日超~

90日内

794

794

△455

339

90日超及びその他の信用減損金融資産

39,006

39,006

△19,769

19,236

合計

658,477

9,831

39,006

707,315

△26,365

680,949

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

(単位:百万円)

 

期日経過別

損失評価引当金を12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

損失評価

引当金

最大信用リスク・エクスポージャー(総額)

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

期日経過

なし

675,588

675,588

△4,846

670,742

1日~

30日内

3,519

3,519

△88

3,430

30日超~

60日内

8,501

8,501

△1,348

7,152

60日超~

90日内

1,150

1,150

△323

826

90日超及びその他の信用減損金融資産

58,552

58,552

△24,282

34,270

合計

679,107

9,651

58,552

747,311

△30,889

716,422

 

その他の金融資産(期日経過別)

前連結会計年度(2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

期日経過別

損失評価引当金を12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

損失評価

引当金

最大信用リスク・エクスポージャー(総額)

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

期日経過

なし

14,702

14,702

△22

14,680

1日~

30日内

30日超~

60日内

60日超~

90日内

90日超及びその他の信用減損金融資産

24,739

24,739

△24,734

5

合計

14,702

24,739

39,441

△24,756

14,685

 (注)上記の表には、その他の金融資産のうち、拘束性預金、3ヶ月を超える定期預金、制限付中央銀行預け金、デリバティブ資産、出資金は含まれておりません。

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

(単位:百万円)

 

期日経過別

損失評価引当金を12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

損失評価

引当金

最大信用リスク・エクスポージャー(総額)

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

期日経過

なし

47,794

47,794

△26

47,767

1日~

30日内

30日超~

60日内

60日超~

90日内

90日超及びその他の信用減損金融資産

27,463

27,463

△26,775

687

合計

47,794

27,463

75,257

△26,802

48,455

 (注)上記の表には、その他の金融資産のうち、拘束性預金、3ヶ月を超える定期預金、制限付中央銀行預け金、デリバティブ資産、出資金は含まれておりません。

 

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産(期日経過別)

前連結会計年度(2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

期日経過別

損失評価引当金を12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

損失評価

引当金

最大信用リスク・エクスポージャー(総額)

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

期日経過

なし

21,406

21,406

△13

21,393

1日~

30日内

30日超~

60日内

60日超~

90日内

90日超及びその他の信用減損金融資産

合計

21,406

21,406

△13

21,393

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

(単位:百万円)

 

期日経過別

損失評価引当金を12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

損失評価

引当金

最大信用リスク・エクスポージャー(総額)

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

期日経過

なし

25,920

25,920

△9

25,910

1日~

30日内

30日超~

60日内

60日超~

90日内

90日超及びその他の信用減損金融資産

合計

25,920

25,920

△9

25,910

 

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産(外部格付別)

前連結会計年度(2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

外部格付別

損失評価引当金を12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

損失評価

引当金

最大信用リスク・エクスポージャー(総額)

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

AAA~AA

2,185

2,185

2,185

A

10,781

10,781

10,781

BBB~BB

7,091

7,091

7,091

B

合計

20,059

20,059

20,059

 (注)上記の外部格付BBB~BBの有価証券については、政府保証の対象であるため、信用リスクが低くなっております。

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

(単位:百万円)

 

外部格付別

損失評価引当金を12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

損失評価

引当金

最大信用リスク・エクスポージャー(総額)

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

AAA~AA

3,075

3,075

3,075

A

13,633

13,633

13,633

BBB~BB

7,752

7,752

7,752

B

合計

24,461

24,461

24,461

 (注)上記の外部格付BBB~BBの有価証券については、政府保証の対象であるため、信用リスクが低くなっております。

 

金融保証契約(期日経過別)

前連結会計年度(2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

期日経過別

損失評価引当金を12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

損失評価

引当金

最大信用リスク・エクスポージャー(総額)

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

期日経過

なし

220,440

220,440

△144

220,296

1日~

30日内

797

797

△0

797

30日超~

60日内

347

347

△0

347

60日超~

90日内

237

237

△0

237

90日超及びその他の信用減損金融資産

9

9

△0

9

合計

221,238

584

9

221,833

△145

221,687

(注)上記の表には、取消不能信用状が含まれております。

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

(単位:百万円)

 

期日経過別

損失評価引当金を12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

損失評価

引当金

最大信用リスク・エクスポージャー(総額)

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

期日経過

なし

231,441

231,441

△137

231,304

1日~

30日内

453

453

△0

453

30日超~

60日内

318

318

△0

318

60日超~

90日内

74

74

△0

74

90日超及びその他の信用減損金融資産

合計

231,895

393

232,288

△137

232,150

(注)上記の表には、取消不能信用状が含まれております。

 

貸出コミットメント・ライン(期日経過別)

前連結会計年度(2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

期日経過別

損失評価引当金を12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

損失評価

引当金

最大信用リスク・エクスポージャー(総額)

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

期日経過

なし

51,428

51,428

△60

51,368

1日~

30日内

30日超~

60日内

60日超~

90日内

90日超及びその他の信用減損金融資産

12

12

△0

12

合計

51,428

12

51,440

△60

51,380

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

(単位:百万円)

 

期日経過別

損失評価引当金を12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

損失評価引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定した金融資産

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

損失評価

引当金

最大信用リスク・エクスポージャー(総額)

信用リスクが当初認識以降に著しく増大したが、信用減損金融資産ではない金融資産

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

IFRS第15号における営業債権、契約資産

期日経過

なし

34,980

34,980

△56

34,923

1日~

30日内

30日超~

60日内

29

29

△4

25

60日超~

90日内

90日超及びその他の信用減損金融資産

4

4

△4

△0

合計

34,980

29

4

35,014

△65

34,948

 

営業債権及びその他の債権に係る信用特性については、債務者の期日経過状況及び返済能力等を考慮して債権を分類管理しております。

銀行業における貸出金及び銀行業における有価証券に係る信用特性については、大口融資先については債務者の財政状況、資金繰り及び収益力、外部格付等により返済能力を判定する債務者区分を実施し、さらに各債務者に対する債権の回収可能性及び価値の毀損の危険性の度合いに応じて債権を分類管理し、個人などの小口融資先については主として期日経過状況と担保の有無により区分しております。

担保及び他の信用補完

当社グループは、一部の金融資産に対する信用補完として、不動産、市場性のある有価証券等の担保及び海外子会社の個人向け融資に対して政府による保証等を受け入れております。損失評価引当金の見積りに当たっては、担保等による信用補完の金額を引当対象から控除しております。

 

信用減損金融資産に対するクラス別の信用補完の状況は、以下のとおりであります。

前連結会計年度(2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

損失評価

引当金

最大信用リスク・エクスポージャー(総額)

担保及び信用補完総額

最大信用リスク・エクスポージャー(純額)

営業債権及びその他の債権

6,043

46,754

52,797

△29,662

23,134

△124

23,009

銀行業における貸出金

39,006

39,006

△19,769

19,236

△6,576

12,659

その他の金融資産

24,739

24,739

△24,734

5

5

合計

69,789

46,754

116,543

△74,166

42,376

△6,701

35,674

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

報告日時点で信用減損している金融資産(但し購入又は組成した信用減損金融資産ではないもの)

購入又は組成した信用減損金融資産

合計

損失評価

引当金

最大信用リスク・エクスポージャー(総額)

担保及び信用補完総額

最大信用リスク・エクスポージャー(純額)

営業債権及びその他の債権

7,052

49,542

56,594

△33,405

23,189

△1

23,187

銀行業における貸出金

58,552

58,552

△24,282

34,270

△27,740

6,530

その他の金融資産

27,463

27,463

△26,775

687

687

合計

93,067

49,542

142,610

△84,463

58,147

△27,741

30,405

 

担保権を実行して取得した資産については、注記「18.売却目的で保有する資産」に記載しております。また、担保として受け入れた預金、貸付債権等の金融資産の公正価値は、前連結会計年度末及び当連結会計年度末現在、それぞれ16,976百万円及び19,896百万円であります。

 

⑤ 信用リスク-業種別

 当社グループの業種別信用リスクは以下のとおりであります。

前連結会計年度(2022年12月31日)

銀行業における貸出金

韓国

(単位:百万円)

 

種類

損失評価引当金

控除前帳簿価額

構成比(%)

損失評価引当金

損失評価引当金

控除後帳簿価額

構成比

(%)

法人

 

 

 

 

 

建設業

44,242

10.67

74

44,168

11.24

不動産業

53,035

12.79

93

52,941

13.47

製造業

12,698

3.06

6

12,692

3.23

金融業

52,160

12.58

20

52,140

13.26

卸売業

1,575

0.38

14

1,561

0.40

宿泊業

47

0.01

3

44

0.01

サービス業

3,381

0.82

27

3,354

0.85

その他

3,458

0.84

18

3,440

0.87

法人合計

170,601

41.15

258

170,342

43.33

個人

 

 

 

 

 

担保付貸付金

24,344

5.87

105

24,239

6.17

無担保貸付金

219,634

52.98

21,149

198,484

50.50

個人合計

243,978

58.85

21,254

222,723

56.67

その他

 

 

 

 

 

信用貸付金

46

0.00

46

その他合計

46

0.00

46

合計

414,626

100.00

21,559

393,066

100.00

 

インドネシア

(単位:百万円)

 

種類

損失評価引当金

控除前帳簿価額

構成比(%)

損失評価引当金

損失評価引当金

控除後帳簿価額

構成比

(%)

法人

 

 

 

 

 

金融業

15,921

9.71

926

14,995

9.32

不動産業

17,806

10.86

43

17,763

11.03

加工業

27,179

16.58

177

27,001

16.77

卸売、小売

25,155

15.34

796

24,358

15.13

宿泊と飲食

2,215

1.35

404

1,810

1.12

運輸、倉庫及び通信

8,054

4.91

51

8,002

4.97

その他

43,783

26.71

242

43,540

27.05

法人合計

140,114

85.46

2,642

137,471

85.39

個人

 

 

 

 

 

担保付貸付金

20,121

12.27

203

19,917

12.37

無担保貸付金

3,724

2.27

115

3,609

2.24

個人合計

23,846

14.54

318

23,527

14.61

その他

 

 

 

 

 

信用貸付金

その他合計

合計

163,960

100.00

2,961

160,998

100.00

 

カンボジア

(単位:百万円)

 

種類

損失評価引当金

控除前帳簿価額

構成比(%)

損失評価引当金

損失評価引当金

控除後帳簿価額

構成比

(%)

法人

 

 

 

 

 

卸売業

24,925

19.36

331

24,593

19.38

製造業

18,370

14.27

61

18,309

14.43

金融業

10,947

8.51

64

10,882

8.58

その他金融業

12,477

9.69

633

11,843

9.33

不動産

25,009

19.43

620

24,388

19.22

運輸・倉庫業

2,590

2.01

5

2,585

2.04

小売業

4,765

3.70

7

4,758

3.75

その他

3,782

2.94

7

3,774

2.98

法人合計

102,868

79.91

1,732

101,136

79.71

個人

 

 

 

 

 

担保付貸付金

25,203

19.58

97

25,106

19.79

無担保貸付金

303

0.24

8

295

0.23

個人合計

25,507

19.82

105

25,402

20.02

その他

 

 

 

 

 

信用貸付金

352

0.27

6

345

0.27

その他合計

352

0.27

6

345

0.27

合計

128,728

100.00

1,844

126,884

100.00

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

銀行業における貸出金

韓国

(単位:百万円)

 

種類

損失評価引当金

控除前帳簿価額

構成比(%)

損失評価引当金

損失評価引当金

控除後帳簿価額

構成比

(%)

法人

 

 

 

 

 

建設業

50,168

12.78

520

49,648

13.55

不動産業

45,187

11.51

178

45,009

12.29

製造業

11,561

2.95

8

11,552

3.15

金融業

46,803

11.93

92

46,710

12.75

卸売業

1,908

0.49

15

1,893

0.52

宿泊業

1,245

0.32

4

1,240

0.34

サービス業

3,034

0.77

0

3,033

0.83

その他

7,449

1.90

18

7,430

2.03

法人合計

167,358

42.65

839

166,519

45.46

個人

 

 

 

 

 

担保付貸付金

17,419

4.44

198

17,221

4.70

無担保貸付金

207,646

52.91

25,084

182,562

49.84

個人合計

225,066

57.35

25,282

199,783

54.54

その他

 

 

 

 

 

信用貸付金

18

0.00

18

その他合計

18

0.00

18

合計

392,443

100.00

26,140

366,303

100.00

 

インドネシア

(単位:百万円)

 

種類

損失評価引当金

控除前帳簿価額

構成比(%)

損失評価引当金

損失評価引当金

控除後帳簿価額

構成比

(%)

法人

 

 

 

 

 

金融業

23,749

10.99

880

22,868

10.71

不動産業

25,958

12.02

64

25,893

12.13

加工業

27,665

12.81

96

27,569

12.92

卸売、小売

27,592

12.77

500

27,091

12.69

宿泊と飲食

5,768

2.67

444

5,324

2.50

運輸、倉庫及び通信

13,259

6.14

50

13,209

6.19

その他

62,637

28.99

147

62,489

29.28

法人合計

186,631

86.39

2,185

184,445

86.42

個人

 

 

 

 

 

担保付貸付金

25,818

11.95

301

25,517

11.95

無担保貸付金

3,593

1.66

122

3,470

1.63

個人合計

29,411

13.61

423

28,987

13.58

その他

 

 

 

 

 

信用貸付金

その他合計

合計

216,042

100.00

2,609

213,433

100.00

 

カンボジア

(単位:百万円)

 

種類

損失評価引当金

控除前帳簿価額

構成比(%)

損失評価引当金

損失評価引当金

控除後帳簿価額

構成比

(%)

法人

 

 

 

 

 

卸売業

24,970

17.99

720

24,250

17.74

製造業

22,328

16.08

99

22,228

16.26

金融業

15,066

10.85

72

14,994

10.97

その他金融業

13,416

9.67

495

12,920

9.45

不動産

24,234

17.46

330

23,904

17.49

運輸・倉庫業

2,554

1.84

26

2,528

1.85

小売業

4,447

3.20

13

4,434

3.24

その他

4,704

3.39

22

4,682

3.43

法人合計

111,724

80.48

1,780

109,944

80.43

個人

 

 

 

 

 

担保付貸付金

26,004

18.73

323

25,681

18.79

無担保貸付金

646

0.47

15

630

0.46

個人合計

26,650

19.20

338

26,311

19.25

その他

 

 

 

 

 

信用貸付金

449

0.32

19

429

0.32

その他合計

449

0.32

19

429

0.32

合計

138,824

100.00

2,138

136,685

100.00

 

(2)流動性リスク

① 金融商品に係る流動性リスクの概要

 当社グループが保有する金融負債のうち流動性リスクに晒されている金融負債は、主として借入金、銀行業関連負債であります。借入金は取引金融機関に対する当社グループの信用力やマーケット環境の変化による資金調達条件悪化等のリスクに晒されております。

 

② 金融商品に係る流動性リスクの管理

 資金調達等に係る流動性リスクは、各社の制定する規程に従い適正な手元流動性を維持するべく資金繰計画を作成する等の方法により管理しております。有価証券等の流動性リスクについては、政策上必要最小限の取得とし、発行体の財務状況を把握し管理しております。

 

③ 金融負債の満期分析

 金融負債(デリバティブを含む)の期日別残高は以下のとおりであります。

前連結会計年度(2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

契約上のキャッシュ・フロー

1年以内

1年超

2年以内

2年超

3年以内

3年超

4年以内

4年超

5年以内

5年超

デリバティブ以外の金融負債

 

 

 

 

 

 

 

営業債務及びその他の債務

(注)1

349

349

銀行業における預金(注)2

878,224

702,068

56,411

107,608

3,963

7,325

846

証券業に関連する負債

25,187

25,187

社債及び借入金

41,722

16,991

11,988

7,948

3,864

524

405

その他の金融負債

15,027

10,941

864

751

444

72

1,952

オフバランス項目

 

 

 

 

 

 

 

貸出コミットメント・ライン

51,440

51,440

取消不能信用状

8,083

8,083

金融保証契約

213,749

213,749

 

 

契約上のキャッシュ・フロー

1年以内

1年超

デリバティブ

 

 

 

デリバティブ収入

360

360

デリバティブ支出

5

5

(注)1.金融保証契約(帳簿価額13,506百万円)についてはオフバランス項目の金融保証契約に含めているため、営業債務及びその他の債務から除いております。

2.金融負債のうち、要求払いのものについては「1年以内」に含めております。「銀行業における預金」には、93,915百万円の要求払預金が含まれております。

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

契約上のキャッシュ・フロー

1年以内

1年超

2年以内

2年超

3年以内

3年超

4年以内

4年超

5年以内

5年超

デリバティブ以外の金融負債

 

 

 

 

 

 

 

営業債務及びその他の債務

(注)1

443

443

銀行業における預金(注)2

922,911

767,821

76,969

66,504

4,863

6,681

70

証券業に関連する負債

24,445

24,445

社債及び借入金

64,755

30,884

14,258

10,856

2,233

1,342

5,180

その他の金融負債

15,392

9,143

1,782

770

363

258

3,073

オフバランス項目

 

 

 

 

 

 

 

貸出コミットメント・ライン

35,014

35,014

取消不能信用状

4,548

4,548

金融保証契約

227,740

227,740

 

 

契約上のキャッシュ・フロー

1年以内

1年超

デリバティブ

 

 

 

デリバティブ収入

302

302

デリバティブ支出

3

3

(注)1.金融保証契約(帳簿価額13,597百万円)についてはオフバランス項目の金融保証契約に含めているため、営業債務及びその他の債務から除いております。

2.金融負債のうち、要求払いのものについては「1年以内」に含めております。「銀行業における預金」には、108,087百万円の要求払預金が含まれております。

 

 また、連結子会社(Jトラストグローバル証券株式会社、MIRAI株式会社、他)においては、取引銀行10行及び証券金融会社1社(前連結会計年度は取引銀行10行及び証券金融会社1社)と当座借越契約及び借入コミットメント契約を締結することにより、効率的に運転資金を調達し、流動性リスクの軽減を図っております。これら契約に基づく連結会計年度末の借入未実行残高は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

当座借入極度額及び借入コミットメントの

総額

12,410

17,920

借入実行残高

2,731

6,964

借入未実行残高

9,678

10,955

 

(3)市場リスク

① 金融商品に係る市場リスクの概要

 当社グループの活動は、主に経済環境・金融市場環境が変動するリスクに晒されております。金融市場環境が変動するリスクとして、具体的には金利変動リスク、価格変動リスク及び為替変動リスクがあります。

 当社グループが保有する金融資産のうち市場リスクに晒されているのは、主として銀行業における有価証券、営業投資有価証券及び有価証券であります。銀行業における有価証券には、主に国債等が含まれており、金利変動リスクに晒されておりますが、上場株式がないため、価格変動リスクの影響は軽微であります。営業投資有価証券及び有価証券には、株式が含まれており、価格変動リスクに晒されております。

 当社グループが保有する金融負債のうち市場リスクに晒されているのは、主として借入金、銀行業関連負債であり、主に金利変動リスクに晒されております。銀行業関連負債には、個人・法人顧客向けの普通預金や定期預金のほか、外貨普通預金や外貨定期預金、デリバティブ取引のうち通貨スワップ取引があり、為替変動リスクに晒されております。

 

② 金融商品に係る市場リスクの管理体制

 市場リスクに係る金融商品のうち、有価証券については、定期的に公正価値や発行体の財務状況等を把握し、取引先企業との関係を勘案して保有状況等を継続的に見直しております。

 銀行業を営む子会社が保有する金融資産については、資産及び負債の総合的管理を担う委員会主導の下、関連する規制に従った金融資産及び負債の管理、市場金利、為替動向の継続的なモニタリングを実施し、モニタリング結果についてはリスク管理委員会に報告しております。

 

③ 金融商品に係る市場リスク管理

ⅰ.金利変動リスク(銀行業を営む子会社を除く)

 当社グループにおいて、主要な金融負債は、金融機関からの借入となっており、このうち、変動金利による借入は、金利変動リスクに晒されております。

 当社グループの金融負債のエクスポージャーは以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

社債及び借入金

 

 

変動金利のもの

16,122

29,335

 

 上記借入金のうち前連結会計年度において、金利以外の全てのリスク変数が一定であると仮定し、指標となる金利が全て1%上昇した場合、税引前利益への影響額は、2022年12月31日現在の金額から161百万円減少し、逆に1%下落した場合、161百万円増加すると認識しております。

 同様に、当連結会計年度において、金利以外の全てのリスク変数が一定であると仮定し、指標となる金利が全て1%上昇した場合、税引前利益への影響額は、2023年12月31日現在の金額から293百万円減少し、逆に1%下落した場合、293百万円増加すると認識しております。

 

ⅱ.銀行業を営む子会社における金利変動リスク

 当社グループの銀行業を営む子会社において、主要なリスク変数である金利リスクの影響を受ける金融資産は、主として銀行業における有価証券、銀行業における貸出金であります。

 金融負債については、個人・法人顧客向けの普通預金及び定期預金のほか、外貨普通預金や外貨定期預金であります。

 金利リスクに晒されている資産及び負債は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

 

帳簿価額

トレーディング・エクスポージャー

非トレーディング・エクスポージャー

帳簿価額

トレーディング・エクスポージャー

非トレーディング・エクスポージャー

金利リスクに晒されている資産

 

 

 

 

 

 

預金

153,268

153,268

137,667

137,667

銀行業における貸出金

707,315

707,315

747,311

747,311

銀行業における有価証券

93,244

18,112

75,132

100,005

20,470

79,535

金利リスクに晒されている負債

 

 

 

 

 

 

銀行業における預金

864,547

864,547

908,933

908,933

(注)トレーディング・エクスポージャーには、短期売買目的で保有する銀行業における有価証券が含まれております。

 

 非トレーディング・ポートフォリオの金利ギャップ・ポジションは以下のとおりであります。

前連結会計年度(2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

帳簿価額

3ヶ月未満

3ヶ月以上

6ヶ月未満

6ヶ月以上

1年未満

1年以上

5年未満

5年以上

預金

153,268

151,941

1,327

銀行業における貸出金

707,315

130,702

88,653

108,778

254,279

124,901

銀行業における有価証券

75,132

20,923

1,336

3,113

42,117

7,640

小計

935,716

303,567

91,317

111,892

296,396

132,541

銀行業における預金

864,547

386,546

81,798

225,481

169,887

834

小計

864,547

386,546

81,798

225,481

169,887

834

ギャップ・ポジション

71,168

△82,978

9,519

△113,589

126,509

131,707

 (注)預金には、その他の金融資産のうち、拘束性預金、3ヶ月を超える定期預金、制限付中央銀行預け金が含まれております。

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

帳簿価額

3ヶ月未満

3ヶ月以上

6ヶ月未満

6ヶ月以上

1年未満

1年以上

5年未満

5年以上

預金

137,667

126,951

2,260

561

7,893

銀行業における貸出金

747,311

206,369

81,389

67,971

238,561

153,019

銀行業における有価証券

79,535

14,667

6,934

13,850

27,372

16,710

小計

964,513

347,987

90,584

82,383

265,933

177,624

銀行業における預金

908,933

444,318

120,945

193,316

150,284

68

小計

908,933

444,318

120,945

193,316

150,284

68

ギャップ・ポジション

55,580

△96,331

△30,360

△110,932

115,649

177,555

 (注)預金には、その他の金融資産のうち、拘束性預金、3ヶ月を超える定期預金、制限付中央銀行預け金が含まれております。

 

 主たる金融資産と金融負債が前連結会計年度において、金利以外の全てのリスク変数が一定であると仮定し、指標となる金利が全て100ベーシス・ポイント(1%)上昇した場合、2022年12月31日の税引前利益が945百万円減少し、逆に100ベーシス・ポイント(1%)下落した場合、945百万円増加すると認識しております。

 同様に、当連結会計年度において、金利以外の全てのリスク変数が一定であると仮定し、指標となる金利が全て100ベーシス・ポイント(1%)上昇した場合、2023年12月31日の税引前利益が632百万円増加し、逆に100ベーシス・ポイント(1%)下落した場合、632百万円減少すると認識しております。

 なお、当該影響額は、金利とその他のリスク変数との相関を考慮しておらず、また外貨建資産、負債については、2022年12月31日及び2023年12月31日の為替レートを基に日本円に換算して算出しております。加えて、100ベーシス・ポイント下落時に期間によって金利が負値になる場合については、排除しておりません。

 

ⅲ.価格変動リスク

 当社グループは、資本性金融商品から生じる株価変動リスクに晒されております。短期トレーディング目的で保有する資本性金融商品はなく、ビジネス戦略を円滑に遂行するために保有するものであります。また、資本性金融商品については、定期的に時価や発行体の財務状況を把握しております。

 

ⅳ.為替変動リスク

 当社グループにおいて、為替リスクの影響を受ける主な金融資産及び金融負債は、海外子会社の銀行業における金融資産及び金融負債、現金及び現金同等物、上場株式であります。

 当社グループでは、一定の為替変動下において、これらの金融資産及び金融負債に係る現在価値の影響額を、為替変動リスクの管理にあたっての定量的分析に利用しております。

 現在価値の影響額の算定にあたっては、対象の金融資産及び金融負債を通貨別に分け、当該通貨ごとの為替変動幅を用いております。

 当社グループ各社の機能通貨以外で実施される取引について、為替変動リスクに晒されております。

 当社グループの為替変動リスクに対する主なエクスポージャーは以下のとおりであります。

前連結会計年度(2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

USドル

韓国ウォン

シンガポールドル

インドネシアルピア

タイバーツ

その他

外貨建金融商品

 

 

 

 

 

 

資産

36,034

9

347

11,049

555

1,143

負債

23,121

5

355

2,459

235

1,144

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

USドル

韓国ウォン

シンガポールドル

インドネシアルピア

タイバーツ

その他

外貨建金融商品

 

 

 

 

 

 

資産

49,123

12

468

7,872

417

1,672

負債

23,569

3

423

2

179

1,231

 

 各報告期間において、日本円がUSドル、インドネシアルピア等に対して1%円高になった場合の、当社グループの税引前利益に与える影響額は、以下のとおりであります。また、日本円がUSドル、インドネシアルピア等に対して1%円安になった場合の、当社グループの税引前利益に与える影響額は、以下の表と同額で反対の影響があります。計算にあたり使用した通貨以外の通貨は変動しないものと仮定しております。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

税引前利益

 

 

USドル

△243

△439

インドネシアルピア

△85

△78

その他

△17

△2

 

53.自己資本管理

当社グループの自己資本管理は、財務の健全性を堅持するため、適正な資本水準、並びに負債・資本構成を維持することを基本方針としております。当社グループが資本管理において用いる主な指標は、負債合計から現金及び現金同等物を控除した純負債及び資本合計であります。

当社グループの資本構造は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

負債合計

983,593

1,046,499

控除:現金及び現金同等物

131,960

105,740

純負債

851,632

940,758

資本合計

132,349

168,215

 

韓国のJT貯蓄銀行株式会社及びJT親愛貯蓄銀行株式会社は、韓国の金融委員会が定める基準(自己資本比率)を維持する必要があり、この基準を維持できない場合には経営改善命令他が発動され、さらにこの命令 に従わない場合は韓国の金融委員会から業務の全部又は一部停止等を含む様々な命令を受けることとなります。

インドネシアのPT Bank JTrust Indonesia Tbk.は、監督官庁であるインドネシア金融庁(OJK)が発布した「商業銀行の最低自己資本比率について」(2016年1月29日付インドネシア金融庁令 第11/POJK.03/2016号、2016年9月22日付 第34/POJK.03/2016号及び2022年12月28日付 第27/POJK/2022号)及び「商業銀行の最低資本要件」(2020年3月17日付インドネシア金融庁令 第12/POJK.03/2020号)により予め定められた自己資本比率、最低資本を維持することが求められており、この基準を維持できない場合には書面による警告、営業活動の禁止、銀行免許の取消しを含む一定の罰則を受けることとなります。

カンボジアのJ Trust Royal Bank Plc.は、カンボジア中央銀行(NBC)が定める資本規制に従い、最低自己資本規制を維持し、財務健全性や流動性などの要件を満たす必要があります。この基準を維持できない場合には、アクション・プランの提出や主要株主からの追加資本注入など早期改善命令を受けることとなります。

自己資本比率が大きく低下する可能性としては、信用リスクその他様々なリスク要因が単独又は複合的に発生する場合が考えられ、上記子会社では自己資本比率について基準以上を維持するため様々な施策を行っておりますが、このような事象が発生した場合、当社グループの業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。

なお、各子会社の資本水準は、各国・地域の法令で要求される水準を満たしております。

重大な制限事項として当社グループ子会社のうち、韓国のJT貯蓄銀行株式会社及びJT親愛貯蓄銀行株式会社は、相互貯蓄銀行法第37条により、原則として親会社(大株主)に対する信用供与、預金、仮払金の支払いが禁止されております。

また、インドネシアのPT Bank JTrust Indonesia Tbk.は、インドネシア銀行規制 No.18/19/PBI/2016第15-17条により、グループ企業も含む海外企業への融資は原則禁止されております。

カンボジアのJ Trust Royal Bank Plc.は、カンボジア中央銀行令 No.B7-01-137号第4条により関係会社に対する融資につき自己資本の10%を超える融資は認められておりません。

 

54.関連当事者

(1)関連当事者との取引

前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

種類

関連当事者関係の内容

取引金額

未決済金額

経営幹部

役員債務に対する保証(注)2

143

当社が保証する借入金に対する被保証予約(注)3

27

立替金の清算(注)6

15

経営幹部の近親者

有形固定資産の売却(注)7

560

経営幹部が議決権の過半数を

所有している会社等

業務受託料(注)1

82

6

業務委託料(注)5

32

1

立替金の清算(注)6

244

割賦取引に係る未払金(注)8

1,088

182

関連会社

業務受託料(注)1

18

1

業務委託料(注)5

42

45

資金の貸付及び回収(注)4

500

利息の受取(注)4

3

(注)1.業務受託料については、市況を参考に交渉のうえで決定しております。

2.役員による金融機関からの借入金に対して保証を行っており、保証料率については、代位弁済の状況などを勘案して合理的に決定しております。

3.当社が保証する当社グループ役職員の借入金の一部について、保証予約を受けております。

当該保証予約については、保証料の支払いはありません。

4.㈱KeyHolderに対して資金の貸付を行っており、貸付金利については、市場金利を勘案して合理的に決定しております。なお、第1四半期連結会計期間において貸付は完済されております。

5.業務委託料については、市況を参考に交渉のうえで決定しております。

6.支払手数料の立替支払いを行ったものであり、既に清算が完了しております。

7.土地及び建物の売却取引であり、独立第三者間取引と同様の一般的な取引条件であります。

8.取引条件は他の独立第三者間取引と同様の一般的な取引条件であります。

 

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

(単位:百万円)

 

種類

関連当事者関係の内容

取引金額

未決済金額

経営幹部

役員債務に対する保証(注)2

366

当社が保証する借入金に対する被保証予約(注)3

8

資金の貸付(注)4

280

資金の回収(注)4

48

利息の受取(注)4

4

0

不動産の販売(注)6

148

経営幹部が議決権の過半数を

所有している会社等

業務受託料(注)1

130

33

業務委託料(注)5

66

8

割賦取引に係る未払金(注)6

10,095

175

建物の賃貸(注)6

12

7

関連会社

業務受託料(注)1

25

0

業務委託料(注)5

150

64

(注)1.業務受託料については、市況を参考に交渉のうえで決定しております。

2.役員による金融機関からの借入金に対して保証を行っており、保証料率については、代位弁済の状況などを勘案して合理的に決定しております。

3.当社が保証する当社グループ役職員の借入金の一部について、保証予約を受けております。

当該保証予約については、保証料の支払いはありません。

4.役員に対して資金の貸付を行っており、貸付金利については、市場金利を勘案して合理的に決定しております。

5.業務委託料については、市況を参考に交渉のうえで決定しております。

6.取引条件は他の独立第三者間取引と同様の一般的な取引条件であります。

 

(2)主要な経営幹部に対する報酬

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

当連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

基本報酬

246

313

株式に基づく報酬

97

合計

246

410

 

55.コミットメント

(1)貸出コミットメント

連結子会社において取り扱う銀行業における貸出金及び割賦立替金には、貸出契約の際に設定した額(契約限度額)のうち、同社が与信した額(利用限度額)の範囲内で顧客が随時借入を行うことができる契約となっております。これら契約に基づく貸出未実行残高は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

貸出コミットメントの総額

143,157

119,736

貸出実行残高

91,716

84,722

貸出未実行残高

51,440

35,014

 

 なお、上記貸出コミットメント契約においては貸出実行されずに終了するものもあり、かつ、利用限度額についても同社が任意に増減させることができるものであるため、貸出未実行残高は必ずしも全額が貸出実行されるものではありません。

 

(2)その他のコミットメント

前連結会計年度及び当連結会計年度において、連結決算日以降の支出に関するコミットメントはありません。

 

56.偶発債務

(1)信用保証業務に基づく金融保証契約

信用保証業務として、主に事業者及び消費者の金融機関からの借入債務に対する保証を行っております。これら契約に基づく保証残高は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

保証残高

213,749

227,740

(注)なお、上記には、連結財政状態計算書に計上している金融保証契約が、前連結会計年度及び当連結会計年度において、それぞれ13,506百万円及び13,597百万円含まれております。

 

(2)その他の偶発債務契約

その他の偶発債務として、不動産投資型クラウドファンディングにおける不動産買取保証を行っております。これら契約に基づく保証残高は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

保証残高

39

 

57.非継続事業

(1)非継続事業の概要

前連結会計年度及び当連結会計年度において、以下の子会社の事業の損益を、非継続事業として分類しております。

非継続事業の概要は次のとおりであります。

前連結会計年度

・第2四半期連結会計期間の期首に連結の範囲に含めたSAMURAI TECHNOLOGY株式会社の全株式を譲渡し、同社を連結の範囲から除いております。

・LCレンディング株式会社(2022年6月16日付けで清算結了)及びJトラストシステム株式会社が解散しておりますが、当該会社の事業につきましては、組織再編により他の連結子会社で事業が継続されているため、非継続事業に分類しておりません。

 

当連結会計年度

・第1四半期連結会計期間に連結の範囲に含めた合同会社プロスペクト陸前高田他4社(2023年12月8日付けで清算結了)の再生可能エネルギー事業に係る資産を譲渡し、当該事業を廃止するとともに、解散しております。

・PT JTRUST OLYMPINDO MULTI FINANCEの全株式を譲渡し、同社を連結の範囲から除いております。

・ジャパンギャランティー株式会社(2023年6月30日付けで清算結了)が解散しておりますが、当該会社の事業につきましては、組織再編により他の連結子会社で事業が継続されているため、非継続事業に分類しておりません。

 

(2)非継続事業の業績

非継続事業の業績は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

当連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

非継続事業の損益

 

 

収益(注)1

1,634

827

費用(注)2

1,863

1,156

非継続事業からの税引前損失(△)

△228

△329

法人所得税費用

15

△126

非継続事業からの当期損失(△)

△243

△203

(注)1.当連結会計年度において、再生可能エネルギー事業に係る資産を譲渡したことによる固定資産売却益が401百万円、PT JTRUST OLYMPINDO MULTI FINANCEの全株式を譲渡したことによる支配の喪失による利得が131百万円含まれております。

2.前連結会計年度において、SAMURAI TECHNOLOGY㈱の全株式を譲渡したことによる支配の喪失による損失が14百万円含まれております。

 

(3)非継続事業からのキャッシュ・フロー

 非継続事業からのキャッシュ・フローは以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

当連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

非継続事業からのキャッシュ・フロー

 

 

営業活動によるキャッシュ・フロー

1,058

△1,920

投資活動によるキャッシュ・フロー

1,661

2,841

財務活動によるキャッシュ・フロー

△2,454

△1,682

合計

264

△761

 

58.後発事象

1.当社の持分法適用関連会社である株式会社KeyHolder(以下、「キーホルダー」という。)は、2024年1月26日開催の取締役会において、2023年10月30日付けで東京地方裁判所に民事再生手続開始の申立てを行った株式会社トポスエンタープライズ(以下、「トポスエンタープライズ」という。)に対し、民事再生支援(以下、「スポンサー支援」という。)についての意向表明を行うこと及びその一環として、株式会社バンカーズからトポスエンタープライズが所有する借地権付き建物(以下、「本件建物」という。)に設定された根抵当権の被担保債権を譲受けする債権譲渡契約を締結することを決議し、同日付けで譲受けしております。

(1)スポンサー支援の理由

キーホルダーグループは当社(Jトラスト株式会社)からの紹介を受ける形で、トポスエンタープライズが有する複数の物流倉庫における広大な空間及び運送用車両による機動力などの事業リソースの一部を、キーホルダーグループが展開する総合エンターテインメント事業や映像制作事業に取り込む或いは転用することによる、将来に向けた可能性につき模索することを主な目的として、同社のスポンサー支援についての意向表明を行うものであります。

なお、スポンサー支援の一環として、株式会社バンカーズからトポスエンタープライズが所有する本件建物に設定された根抵当権の被担保債権を1,548百万円で譲り受けております。

 

(2)支援先の概要

名称

株式会社トポスエンタープライズ

住所

千葉県千葉市美浜区新港44番地3

代表者の氏名

代表取締役 宮澤 成幸

資本金の額

90百万円

事業の内容

運送事業、卸売事業、倉庫事業等

 

2.当社は、2024年2月13日開催の取締役会において、会社法第165条第3項の規定により読み替えて適用される同法第156条の規定に基づき、自己株式取得に係る事項及び会社法第178条の規定に基づき、自己株式消却に係る事項を決議し、2024年2月29日付けで自己株式9,380,000株を消却いたしました。

(1)自己株式の取得及び消却を行う理由

株主の皆様への更なる利益還元と資本効率の向上により、適切な株主価値の実現を図ることを目的に自己株式の取得及び消却を行うものであります。

 

(2)自己株式取得に係る事項の内容

取得する株式の種類

当社普通株式

取得し得る株式の総数

4,000,000株(上限)

(2024年1月31日時点の発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合2.91%)

取得価額の総額

2,000,000,000円(上限)

取得期間

2024年3月27日から2024年11月30日まで

取得方法

東京証券取引所における市場買付

 

(3)自己株式消却に係る事項の内容

消却する株式の種類

当社普通株式

消却する株式の総数

9,380,000株(上限)

(2024年1月31日時点の発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合6.81%)

消却日

2024年2月29日

 

(参考)2024年1月31日時点の自己株式の保有状況

発行済株式総数(自己株式を除く)

137,652,104株

自己株式数

9,386,211株

 

⑥【連結附属明細表】
【社債明細表】

 当該情報は、連結財務諸表注記「29.社債及び借入金 (1)社債の内訳」に記載しております。

 

【借入金等明細表】

 当該情報は、連結財務諸表注記「29.社債及び借入金 (2)借入金の内訳」に記載しております。

 

【資産除去債務明細表】

 当該情報は、連結財務諸表注記「33.引当金」に記載しております。

 

(2)【その他】

① 当連結会計年度における四半期情報等

(累計期間)

第1四半期

第2四半期

第3四半期

当連結会計年度

営業収益(百万円)

26,036

53,561

84,444

114,279

税引前四半期(当期)利益(百万円)

10,814

11,217

14,135

9,772

親会社の所有者に帰属する

四半期(当期)利益

(百万円)

9,910

16,817

19,125

16,310

基本的1株当たり四半期

(当期)利益(円)

76.20

125.84

141.81

120.39

 

(会計期間)

第1四半期

第2四半期

第3四半期

第4四半期

基本的1株当たり四半期利益又は基本的1株当たり四半期損失(△)(円)

76.20

50.35

16.82

△20.51

(注)1.当連結会計年度に行われた企業結合に係る暫定的な会計処理が確定しております。そのため、第1四半期、第2四半期及び第3四半期の四半期情報等については、暫定的な会計処理の確定による取得原価の当初配分額の重要な見直しが反映された後の金額によっております。

2.当連結会計年度において、合同会社プロスペクト陸前高田他4社及びPT JTRUST OLYMPINDO MULTI FINANCEを非継続事業に分類しております。そのため、第1四半期、第2四半期及び第3四半期の営業収益及び税引前四半期(当期)利益は、組替えて表示しております。

 

② 訴訟

当社及び当社の連結子会社であるJTRUST ASIA PTE.LTD.(以下、「Jトラストアジア」という。)は、以下の訴訟(以下、「本件訴訟」という。)を提起されております。

(1)当該訴訟の提起があった年月日

2020年9月11日

 

(2)当該訴訟を提起した者の名称、住所及び代表者の氏名

ア.名称    : Group Lease Public Company Limited

イ.住所    : タイ王国バンコク都

ウ.代表者の氏名: Authorised Director 此下 竜矢

(提訴時)   Authorised Director 田代 宗雄

Authorised Director Alain Jean Pascal Dufes

 

(3)当該訴訟の内容及び損害賠償請求金額

ア.訴訟の内容

原告は、Jトラストアジアが、当社及び同じく被告である当社取締役2名の指示に基づき、原告及びその完全子会社であるGroup Lease Holdings Pte Ltdに対する法的手続きを行うことにより原告に対して共同して不法行為を行ったと主張して、当該不法行為により原告に生じた損害の賠償を求めているものです。当社といたしましては、原告の主張は不合理かつ事実無根のもので、その請求には何ら理由がないものと考えており、2024年2月13日に原告の請求を棄却する旨の判決が言い渡されております。

 

イ.請求金額

損害賠償請求金額として9,130百万タイバーツ(約304億円)。

※日本円の換算は、2020年9月30日のレートに基づきます(1タイバーツ=3.34円)。