当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、2023年12月22日提出の前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
なお、継続企業の前提に関する重要事象等については以下のとおりです。
当社は、前事業年度まで、営業損失、経常損失、当期純損失を3期連続計上し、当第2四半期連結累計期間においても営業損失を計上していることから、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる事象又は状況が存在しているものと認識しております。
このような事象又は状況を解消すべく、既存事業の変革および新規事業の強化を推し進め、売上高の伸長を図るとともに、業務運用の効率化に伴う間接業務の削減、要員の適正配置推進による人件費の効率的運用等に取り組み、強固な財政基盤の構築を実現し、損益状況のさらなる改善、黒字化を図ってまいります。
また、当第2四半期連結会計期間末において、1,196,224千円の現金及び預金を保有しており、当第2四半期連結 会計期間末から翌12ヶ月間の資金繰りを考慮した結果、当面の事業資金を確保していることから当社の資金繰りに重要な懸念はありません。
以上により、当社においては、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。なお、当社は、第1四半期連結会計期間より四半期連結財務諸表を作成しているため、前年同四半期連結累計期間及び前連結会計年度末との比較分析は行っておりません。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、国内外における物価上昇や急激な円安、個人消費活動の変化、世界情勢の不安定化に起因した資源価格の高騰等により不確実性を増しており、依然として不透明な事業環境が続いております。
この様な経営環境の下、当社は「machicon JAPAN」につきまして、出会いのニーズを広く捉えるべく掲載イベントの多様化を推し進めております。また、他業界の企業と協業し、潜在顧客層にリーチする新たな切り口でのイベントを企画・運営してまいりました。オンラインでの出会いを提供するマッチングアプリ「CoupLink」の運営については、引き続き、なりすまし業者をAI技術の活用によって徹底的に排除し、利用者に安心安全な利用環境を構築してまいりました。1対1の出会いを提供するカフェラウンジ「1on1 for Singles」においては、「machicon JAPAN」や「CoupLink」とは異なる層の利用者のニーズを捉えて、サービスの拡大を図っております。
この結果、当第2四半期連結累計期間における業績は、売上高は485,444千円となりました。損益面では、売上原価、販売費及び一般管理費合計が566,647千円となりました。その結果、営業損失は81,202千円となりました。また、経常損失は81,321千円、親会社株主に帰属する四半期純損失は83,438千円となりました。
なお、当社はインターネットサイト運営事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。サービスごとの取組みは以下のとおりであります。
(イベントECサイト運営サービス)
2024年3月末でリンクバルID会員数は261万人を突破し、当第2四半期連結累計期間におけるイベントECサイト運営サービスの売上高は337,668千円となりました。
(WEBサイト運営サービス)
「CoupLink」および「KOIGAKU」につきましては、当第2四半期連結累計期間におけるWEBサイト運営サービスの売上高は147,776千円となりました。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第2四半期連結会計期間における総資産は、1,462,291千円となりました。主な内訳は現金及び預金1,196,224千円、有形固定資産109,792千円、未収入金59,118千円であります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間における負債は、414,577千円となりました。主な内訳は長期借入金114,460千円、短期借入金100,000千円、未払金73,986千円であります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間における純資産は、1,047,714千円となりました。主な内訳は利益剰余金854,853千円、資本剰余金499,630千円、資本金50,000千円であります。
(3)キャッシュ・フローの分析
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、1,196,224千円となりました。各キャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において、営業活動により減少した資金は91,592千円となりました。これは主に、税引前四半期純損失が81,264千円、未払金の減少が30,275千円、未払消費税の増加が11,876千円、減価償却費が9,340千円となったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において、投資活動により増加した資金は5,058千円となりました。これは、有形固定資産の取得による支出が1,256千円、関係会社貸付金の回収による収入が6,314千円となったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において、財務活動により増加した資金は98,338千円となりました。これは、短期借入れによる収入が100,000千円、長期借入金の返済による支出が1,662千円となったことによるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。