第3【設備の状況】

1【設備投資等の概要】

 当社の設備投資については、急激に変化していくインターネット業界において迅速な対応を図るため、機器の更新・増強等に関する投資を行っております。

 当事業年度においては、経常的なネットワーク機器の更新や、増強などにより、総額1,830百万円の設備投資(ソフトウエア及びソフトウエア仮勘定を含む)を実施いたしました。主なものとしては、ネットワーク機器及びサーバー機器355百万円、基幹業務及び教育支援システム976百万円であります。

 なお、当事業年度において重要な設備の除却・売却等はありません。

 

2【主要な設備の状況】

2024年3月31日現在

 

事業所名

(所在地)

セグメントの

名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業

員数

(人)

建物

機械及び装置

工具、

器具及

び備品

ソフト

ウエア

合計

本社等

(東京都中央区他)

ISP事業

及び全社(共通)

事務所機器、

通信機器等

112

1,580

211

827

2,730

200

(4)

(注)従業員数は就業人員であり、( )内は外書きでパートタイマー(1日8時間換算)の平均雇用人員を記載しております。

 

3【設備の新設、除却等の計画】

 当社の設備投資については、会員数の増加及び会員1人当たりのダウンロードトラフィックの増加に対応する為のネットワーク設備及びサーバー設備の増強が必要となります。また、同設備を維持するための機材の交換等に毎期一定の設備投資も必要となり、具体的な計画は1年ごとに策定しております。2025年3月期においては、契約管理や他キャリアとのデータ連携など業務システムの更改を含めて3,000百万円の設備投資を計画しております。

 なお、当事業年度末においては、業務システムの更改を進めておりましたが当事業年度末時点で一部の計画の再策定が必要であることが判明しました。既に計上済の一部の資産について、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき将来の回収可能性を検討した結果、減損損失として41百万円を計上しております。