第4【経理の状況】

1.四半期財務諸表及び要約四半期財務諸表の作成方法について

 当社の四半期財務諸表は、「四半期財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内閣府令第63号。以下、「四半期財務諸表等規則」という。)に基づいて作成しております。

 また、当社の要約四半期財務諸表は、四半期財務諸表等規則第83条第2項の規定により、国際会計基準第34号「期中財務報告」(以下、「IAS第34号」という。)に準拠して作成しております。

 

2.監査証明について

 当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第1四半期会計期間(2024年3月1日から2024年5月31日まで)及び第1四半期累計期間(2024年3月1日から2024年5月31日まで)に係る四半期財務諸表及び要約四半期財務諸表について、太陽有限責任監査法人による四半期レビューを受けております。

 

3.四半期連結財務諸表及び要約四半期連結財務諸表について

 当社は、日本基準及びIFRSにおいて「第4 経理の状況 2 国際会計基準による要約四半期財務諸表 要約四半期財務諸表注記事項 2.作成の基礎」に記載のとおり、四半期連結財務諸表及び要約四半期連結財務諸表を作成しておりません。

 

1【四半期財務諸表】

(1)【四半期貸借対照表】

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(2024年2月29日)

当第1四半期会計期間

(2024年5月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

45,778

48,719

売掛金及び契約資産

16,035

12,350

仕掛品

669

413

その他

2,195

1,640

流動資産合計

64,677

63,122

固定資産

 

 

有形固定資産

5,180

5,095

無形固定資産

 

 

のれん

9,670

9,434

その他

73

70

無形固定資産合計

9,743

9,504

投資その他の資産

4,630

4,913

固定資産合計

19,553

19,512

資産合計

84,230

82,634

負債の部

 

 

流動負債

 

 

1年内返済予定の長期借入金

※2 1,050

※2 1,050

未払金

918

1,524

未払法人税等

5,713

2,747

賞与引当金

2,981

851

資産除去債務

167

その他

4,487

8,405

流動負債合計

15,316

14,577

固定負債

 

 

長期借入金

※2 1,313

※2 1,050

資産除去債務

1,081

1,084

その他

33

30

固定負債合計

2,427

2,164

負債合計

17,743

16,741

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

282

282

資本剰余金

9,135

9,135

利益剰余金

62,904

65,910

自己株式

5,834

9,434

株主資本合計

66,487

65,893

純資産合計

66,487

65,893

負債純資産合計

84,230

82,634

 

(2)【四半期損益計算書】

【第1四半期累計期間】

 

 

(単位:百万円)

 

 前第1四半期累計期間

(自 2023年3月1日

 至 2023年5月31日)

 当第1四半期累計期間

(自 2024年3月1日

 至 2024年5月31日)

売上収益

21,718

27,297

売上原価

9,711

12,591

売上総利益

12,007

14,706

販売費及び一般管理費

4,171

5,389

営業利益

7,836

9,317

営業外収益

 

 

その他

1

営業外収益合計

1

営業外費用

 

 

支払利息

5

4

支払手数料

6

7

その他

0

0

営業外費用合計

11

11

経常利益

7,825

9,307

税引前四半期純利益

7,825

9,307

法人税等

2,176

2,481

四半期純利益

5,649

6,826

 

【注記事項】

(四半期財務諸表の作成にあたり適用した特有の会計処理)

(税金費用の計算)

 税金費用については、当第1四半期会計期間を含む事業年度の税引前当期純利益に対する税効果会計適用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算しております。

 

(四半期貸借対照表関係)

1 偶発債務

訴訟等

 当社は、フューチャー株式会社及びフューチャーアーキテクト株式会社(以下、「原告ら」という。)から、当社及び当社元従業員(原告ら及び当社の元従業員であるため、以下、「当該元従業員A」という。)に対して、2017年8月3日付で不正競争防止法等に基づく損害賠償請求等を求める民事訴訟を提起されました。当社の法律顧問の見解を踏まえたうえで、現時点で当社に対する請求が認められることは考えておりません。したがって、当該訴訟による損害賠償等に関して支払が生じる可能性は低いため、当該引当金は計上しておりません。

 なお、訴訟の内容及び請求金額は以下のとおりであります。

 

(1)訴訟の内容:不正競争防止法等に基づく差止め等及び損害賠償請求

 

(2)請求金額:合計 165百万円及び年5分の遅延損害金

① 当該元従業員Aと当社に対し、当該元従業員Aが営業機密を取得したこと等による損害として、当該元従業員Aと当社が連帯して、原告らそれぞれ55百万円及び年5分の遅延損害金。

② 当社に対し、当社が当該元従業員Aを採用したことにより、新たな従業員の雇い入れ、教育費用発生等による損害として、原告らそれぞれ28百万円及び年5分の遅延損害金。

 

※2 財務制限条項

前事業年度(2024年2月29日)

 当事業年度末における長期借入金1,313百万円、1年内返済予定の長期借入金1,050百万円については、借入先との金銭消費貸借契約において、原則として日本基準に基づく財務諸表を基礎として算出される以下の財務指標値を満たすことを確約しております。なお、当事業年度における以下の財務指標値は満たしております。

 

(1)各事業年度末における貸借対照表の純資産の部の合計金額を、直前の事業年度比75%、又は2017年2月期比75%のいずれか高い金額以上に維持すること。

 

(2)各事業年度における経常利益を2期連続で損失としないこと。

 

当第1四半期会計期間(2024年5月31日)

 当第1四半期会計期間末における長期借入金1,050百万円、1年内返済予定の長期借入金1,050百万円については、借入先との金銭消費貸借契約において、原則として日本基準に基づく財務諸表を基礎として算出される以下の財務指標値を満たすことを確約しております。なお、前事業年度における以下の財務諸表数値は満たしております。

 

(1)各事業年度末における貸借対照表の純資産の部の合計金額を、直前の事業年度比75%、又は2017年2月期比75%のいずれか高い金額以上に維持すること。

 

(2)各事業年度における経常利益を2期連続で損失としないこと。

 

3 当社は、運転資金の効率的な調達を行うため、取引銀行と当座貸越契約を締結しております。

これらの契約に基づく当座貸越契約及び借入未実行残高は以下のとおりであります。

 

前事業年度

(2024年2月29日)

当第1四半期会計期間

 (2024年5月31日)

当座貸越契約の総額

2,500百万円

2,500百万円

借入実行残高

-百万円

-百万円

差引額

2,500百万円

2,500百万円

 

(四半期キャッシュ・フロー計算書関係)

 当第1四半期累計期間に係る四半期キャッシュ・フロー計算書は作成しておりません。なお、第1四半期累計期間に係る減価償却費及びその他の償却費(のれんを除く無形固定資産に係る償却費を含む。)及びのれんの償却額は、以下のとおりであります。

 

前第1四半期累計期間

(自 2023年3月1日

至 2023年5月31日)

当第1四半期累計期間

(自 2024年3月1日

至 2024年5月31日)

減価償却費及びその他の償却費

43百万円

118百万円

のれんの償却額

236百万円

236百万円

 

(株主資本等関係)

Ⅰ 前第1四半期累計期間(自 2023年3月1日 至 2023年5月31日)

1.配当金支払額

決議

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり

配当額

(円)

基準日

効力発生日

配当の原資

2023年5月26日

定時株主総会

普通株式

3,525

23.00

2023年2月28日

2023年5月29日

利益剰余金

 

2.基準日が当第1四半期累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第1四半期会計期間の末日後となるもの

 該当事項はありません。

 

3.株主資本の金額の著しい変動

 当社は、2023年4月14日付の会社法第370条及び当社定款第26条に基づき、自己株式577,300株の取得を行いました。この結果、当第1四半期累計期間において、自己株式が3,000百万円増加し、当第1四半期会計期間末において自己株式が6,114百万円(2,748,980株)となっております。

 

Ⅱ 当第1四半期累計期間(自 2024年3月1日 至 2024年5月31日)

1.配当金支払額

決議

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり

配当額

(円)

基準日

効力発生日

配当の原資

2024年4月12日

取締役会

普通株式

3,820

25.00

2024年2月29日

2024年5月29日

利益剰余金

 

2.基準日が当第1四半期累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第1四半期会計期間の末日後となるもの

 該当事項はありません。

 

3.株主資本の金額の著しい変動

 当社は、2024年4月12日付の会社法第370条及び当社定款第26条に基づき、自己株式1,061,700株の取得を行いました。この結果、当第1四半期累計期間において、自己株式が3,600百万円増加し、当第1四半期会計期間末において自己株式が9,434百万円(3,689,664株)となっております。

 

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

Ⅰ 前第1四半期累計期間(自 2023年3月1日 至 2023年5月31日)

 当社は、コンサルティング事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。

 

Ⅱ 当第1四半期累計期間(自 2024年3月1日 至 2024年5月31日)

 当社は、コンサルティング事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。

 

(収益認識関係)

顧客との契約から生じる収益を分解した情報

 顧客との契約から生じる収益については、マネジメントの判断に基づく顧客の業種により分解しており、これらの分解した収益と売上収益との関連は、以下のとおりであります。なお、大多数の売上収益は、6ヶ月以内の一定の期間にわたり認識されるものであります。

(単位:百万円)

 

 

前第1四半期累計期間

(自 2023年3月1日

至 2023年5月31日)

当第1四半期累計期間

(自 2024年3月1日

至 2024年5月31日)

金融(銀行・証券・保険等)

5,261

7,866

情報通信・メディア・ハイテク

6,996

8,382

その他

9,461

11,049

外部顧客への売上収益

21,718

27,297

 

(1株当たり情報)

 1株当たり四半期純利益及び算定上の基礎は、以下のとおりであります。

 

前第1四半期累計期間

(自 2023年3月1日

至 2023年5月31日)

当第1四半期累計期間

(自 2024年3月1日

至 2024年5月31日)

1株当たり四半期純利益

36.89円

44.74円

 (算定上の基礎)

 

 

 四半期純利益(百万円)

5,649

6,826

 普通株主に帰属しない金額(百万円)

 普通株式に係る四半期純利益(百万円)

5,649

6,826

 普通株式の期中平均株式数(株)

153,124,637

152,575,264

 (注)潜在株式調整後1株当たり四半期純利益については、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため、記載しておりません。

 

(重要な後発事象)

(譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分)

 当社は、2024年6月19日開催の取締役会において、譲渡制限付株式報酬として自己株式の処分を行うことについて決議し、以下のとおり自己株式の処分を実施いたしました。

 

1.目的及び理由

 当社は、取締役の報酬と中長期的な会社業績及び株式価値との連動性を高め、株主の皆様との一層の価値共有を進めることを目的として譲渡制限付株式報酬制度(以下、「本制度」という。)を導入しております。

 当社は、2023年5月26日開催の第9回定時株主総会において、本制度に基づき、当社の取締役(社外取締役及び監査等委員である取締役を除く。以下、「対象取締役」という。)に譲渡制限付株式を付与するための金銭報酬債権の総額を年額800百万円以内(金銭報酬債権の現物出資により交付される当社の普通株式の総数を年1,500,000株以内とし、使用人兼務取締役の使用人分給与は含まない。)として決議されております。

 本制度は、対象取締役のほか、当社の幹部社員に対しても、対象取締役に対するものと同様の譲渡制限付株式報酬を支給するものであります。

 

2.処分の概要

(1)処分期日

2024年7月10日

(2)処分する株式の種類及び数

当社普通株式 336,697株

(3)処分価額

1株につき 3,135円

(4)処分価額の総額

1,055,545,095円

(5)募集又は処分方法

特定譲渡制限付株式を割り当てる方法

(6)出資の履行方法

金銭報酬債権又は金銭債権を出資財産とする現物出資による

(7)処分先及びその人数並びに処分株式の数

当社取締役(社外取締役及び監査等委員である取締役を除く。)

       3名 135,888株

当社幹部社員 35名 200,809株

(8)譲渡制限期間

2024年7月10日から2027年7月22日

(9)その他

本自己株式処分については、金融商品取引法による有価証券届出書の効力発生を条件とします。

 

2【国際会計基準による要約四半期財務諸表】

(1)【要約四半期財政状態計算書】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

前事業年度

(2024年2月29日)

当第1四半期会計期間

(2024年5月31日)

資産

 

 

 

流動資産

 

 

 

現金及び現金同等物

 

45,778

48,724

売上債権及びその他の債権

 

16,068

12,369

棚卸資産

 

669

413

その他の金融資産

 

793

249

その他の流動資産

 

703

755

流動資産合計

 

64,011

62,510

非流動資産

 

 

 

有形固定資産

6

11,949

12,952

のれん

 

19,187

19,187

無形資産

 

73

69

その他の金融資産

11

1,927

2,325

その他の非流動資産

 

105

99

繰延税金資産

 

2,631

2,649

非流動資産合計

 

35,872

37,281

資産合計

 

99,883

99,791

負債及び資本

 

 

 

負債

 

 

 

流動負債

 

 

 

借入金

 

1,050

1,050

リース負債

 

1,770

2,108

その他の金融負債

 

918

584

未払法人所得税

 

5,713

2,747

引当金

 

167

その他の流動負債

 

8,222

11,078

流動負債合計

 

17,840

17,567

非流動負債

 

 

 

借入金

 

1,306

1,045

リース負債

 

5,529

6,253

引当金

 

1,081

1,084

非流動負債合計

 

7,916

8,382

負債合計

 

25,756

25,949

資本

 

 

 

資本金

 

282

282

資本剰余金

 

8,190

8,351

自己株式

7

5,834

9,434

利益剰余金

 

71,489

74,643

資本合計

 

74,127

73,842

負債及び資本合計

 

99,883

99,791

 

(2)【要約四半期損益計算書】

【第1四半期累計期間】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 前第1四半期累計期間

(自 2023年3月1日

 至 2023年5月31日)

 当第1四半期累計期間

(自 2024年3月1日

 至 2024年5月31日)

売上収益

9

21,718

27,297

売上原価

 

9,775

12,673

売上総利益

 

11,943

14,624

販売費及び一般管理費

 

3,937

5,170

その他の収益

 

1

営業利益

 

8,006

9,455

金融費用

 

8

19

税引前四半期利益

 

7,998

9,436

法人所得税費用

 

2,171

2,463

四半期利益

 

5,827

6,973

 

 

 

 

1株当たり四半期利益

 

 

 

基本的1株当たり四半期利益(円)

10

38.05

45.71

希薄化後1株当たり四半期利益(円)

 

 

(3)【要約四半期包括利益計算書】

【第1四半期累計期間】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 前第1四半期累計期間

(自 2023年3月1日

 至 2023年5月31日)

 当第1四半期累計期間

(自 2024年3月1日

 至 2024年5月31日)

四半期利益

 

5,827

6,973

 

 

 

 

その他の包括利益

 

 

 

 

 

四半期包括利益

 

5,827

6,973

 

(4)【要約四半期持分変動計算書】

前第1四半期累計期間(自 2023年3月1日 至 2023年5月31日)

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

資本金

資本剰余金

自己株式

利益剰余金

資本合計

2023年3月1日時点の残高

 

282

7,791

3,114

52,382

57,341

四半期利益

 

5,827

5,827

その他の包括利益

 

四半期包括利益合計

 

5,827

5,827

自己株式の取得

7

3,000

3,000

配当金

8

3,525

3,525

株式報酬費用

 

194

194

所有者との取引額合計

 

194

3,000

3,525

6,331

2023年5月31日時点の残高

 

282

7,985

6,114

54,684

56,837

 

当第1四半期累計期間(自 2024年3月1日 至 2024年5月31日)

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

資本金

資本剰余金

自己株式

利益剰余金

資本合計

2024年3月1日時点の残高

 

282

8,190

5,834

71,489

74,127

四半期利益

 

6,973

6,973

その他の包括利益

 

四半期包括利益合計

 

6,973

6,973

自己株式の取得

7

3,600

3,600

配当金

8

3,819

3,819

株式報酬費用

 

161

161

所有者との取引額合計

 

161

3,600

3,819

7,258

2024年5月31日時点の残高

 

282

8,351

9,434

74,643

73,842

 

(5)【要約四半期キャッシュ・フロー計算書】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 前第1四半期累計期間

(自 2023年3月1日

 至 2023年5月31日)

 当第1四半期累計期間

(自 2024年3月1日

 至 2024年5月31日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

税引前四半期利益

 

7,998

9,436

減価償却費及び償却費

 

271

569

株式報酬費用

 

194

161

金融費用

 

8

19

売上債権及びその他の債権の増減額(△は増加)

 

1,607

3,699

棚卸資産の増減額(△は増加)

 

97

256

その他の流動資産の増減額(△は増加)

 

37

64

その他の金融負債の増減額(△は減少)

 

122

1

その他の流動負債の増減額(△は減少)

 

299

2,673

その他

 

19

15

小計

 

10,540

16,765

利息の支払額

 

6

15

法人所得税の支払額

 

5,223

5,265

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

5,311

11,485

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

有形固定資産の取得による支出

 

9

409

敷金の差入による支出

 

387

敷金の回収による収入

 

1

545

その他

 

17

169

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

25

420

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

長期借入金の返済による支出

 

263

263

リース負債の返済による支出

 

241

478

自己株式の取得による支出

 

3,006

3,607

配当金の支払額

 

3,487

3,771

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

6,997

8,119

現金及び現金同等物の増減額(△は減少)

 

1,711

2,946

現金及び現金同等物の期首残高

 

36,606

45,778

現金及び現金同等物の四半期末残高

 

34,895

48,724

 

【要約四半期財務諸表注記事項】

1.報告企業

 株式会社ベイカレント・コンサルティング(以下、「当社」という。)は日本国に所在する企業であります。その登記されている本社は東京都港区に所在しております。当社の2024年5月31日に終了する第1四半期の要約四半期財務諸表は、当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況を表しております。

 当社の事業内容は、注記「5.事業セグメント」に記載しております。

 

2.作成の基礎

(1)国際会計基準に準拠している旨

 当社の要約四半期財務諸表は、四半期財務諸表等規則第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、同第83条第2項の規定によりIAS第34号に準拠して作成しております。

 本要約四半期財務諸表は年次財務諸表で要求されている全ての情報が含まれていないため、前事業年度の財務諸表と併せて利用されるべきものであります。

 本要約四半期財務諸表の開示対象事業年度における当社の子会社は、2024年2月に持株会社体制の移行へ向けて、当社が全額出資して設立した分割準備会社「株式会社ベイカレント分割準備会社A」及び「株式会社ベイカレント分割準備会社B」の2社でありますが、当第1四半期会計期間末現在において事業を開始していないことから、単体四半期財務諸表のみを作成しております。

 

(2)機能通貨及び表示通貨

 当社の要約四半期財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、百万円未満を四捨五入して表示しております。

 

3.重要性がある会計方針

 当社の要約四半期財務諸表において適用する重要性がある会計方針は、前事業年度に係る財務諸表において適用した会計方針と同一であります。

 なお、当第1四半期累計期間の法人所得税費用は、見積年次実効税率を基に算定しております。

 

4.重要な会計上の見積り及び判断

 要約四半期財務諸表の作成にあたり、経営者は判断及び見積りを利用しております。経営者による判断及び見積りは、要約四半期財務諸表の報告日の資産、負債、収益及び費用として報告した金額に影響を与えております。見積り及び仮定は経営者により継続して見直されております。これらの見積り及び仮定の見直しによる影響は、その見積り及び仮定を見直した期間及びそれ以降の期間において認識しております。

 本要約四半期財務諸表の金額に重要な影響を与える判断及び見積りは、前事業年度に係る財務諸表と同様であります。

 

5.事業セグメント

 当社の事業内容は、「コンサルティング事業」の単一セグメントであります。そのサービス内容は、顧客のあらゆる経営課題を解決するためのコンサルティングサービスを提供しております。

 

6.有形固定資産

 当第1四半期累計期間において重要な有形固定資産項目の取得及び処分は発生しておりません。

 

7.資本及びその他の資本項目

自己株式

 「第4 経理の状況 1 四半期財務諸表 注記事項 (株主資本等関係)」に同一の内容を記載しているため、注記を省略しております。

 

8.配当金

 「第4 経理の状況 1 四半期財務諸表 注記事項 (株主資本等関係)」に同一の内容を記載しているため、注記を省略しております。

 

9.売上収益

 「第4 経理の状況 1 四半期財務諸表 注記事項 (収益認識関係)」に同一の内容を記載しているため、注記を省略しております。

 

10.1株当たり四半期利益

 

前第1四半期累計期間

(自 2023年3月1日

至 2023年5月31日)

当第1四半期累計期間

(自 2024年3月1日

至 2024年5月31日)

当社の普通株主に帰属する四半期利益(百万円)

5,827

6,973

当社の普通株主に帰属しない金額(百万円)

基本的1株当たり四半期利益の計算に使用する

四半期利益(百万円)

5,827

6,973

期中平均普通株式数(株)

153,124,637

152,575,264

基本的1株当たり四半期利益(円)

38.05

45.71

 (注)希薄化後1株当たり四半期利益については、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため、記載しておりません。

 

11.金融商品

金融商品の公正価値

(1)公正価値

 各報告期間の末日に公正価値で測定される金融商品について、測定に用いたインプットの観察可能性及び重要性に応じた公正価値測定を、以下のとおりレベル1からレベル3まで分類しております。

レベル1:企業が測定日現在でアクセスできる同一の資産又は負債に関する活発な市場における無調整の相場価格

レベル2:レベル1に含まれる相場価格以外のインプットのうち、資産又は負債について直接又は間接に観察可能なインプットを使用して算出された公正価値

レベル3:資産又は負債に関する観察可能でないインプットを含む評価技法から算出された公正価値

 

 公正価値ヒエラルキー

 公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、振替を生じさせた事象又は状況の変化が生じた日に認識されます。前事業年度及び当第1四半期会計期間において、公正価値レベル1とレベル2の間の重要な振替は行われておりません。

 

(2)公正価値で測定される金融商品

 公正価値で測定される金融商品については、当該金融商品の帳簿価額が公正価値の合理的な近似値であるため、記載しておりません。

 

(3)公正価値で測定されない金融商品

 各報告期間の末日に経常的に公正価値で測定されないが、公正価値の開示が要求される金融商品については、当該金融商品の帳簿価額が公正価値の合理的な近似値であるため、記載しておりません。

 

12.関連当事者

 前第1四半期累計期間及び当第1四半期累計期間において重要な関連当事者取引は発生しておりません。

 

13.偶発債務

訴訟等

 当第1四半期会計期間末において、前事業年度の財務諸表の注記事項で報告された情報から重要な変動はありません。

 

14.後発事象

 「第4 経理の状況 1 四半期財務諸表 注記事項 (重要な後発事象)」に同一の内容を記載しているため、注記を省略しております。

 

3【その他】

(1)剰余金の配当

 2024年4月12日付で会社法第370条及び当社定款第26条に基づき、第10期剰余金の配当に関し、以下のとおり決議いたしました。

① 配当金の総額………………………………………3,820百万円

② 1株当たりの金額…………………………………25円00銭

③ 支払請求の効力発生日及び支払開始日…………2024年5月29日

(注)2024年2月29日現在の株主名簿に記載又は記録された株主に対し、支払を行っております。

 

(2)訴訟等

 「第4 経理の状況 1 四半期財務諸表 注記事項 四半期貸借対照表関係 1 偶発債務」及び「第4 経理の状況 2 国際会計基準による要約四半期財務諸表 要約四半期財務諸表注記事項 13. 偶発債務」をご参照ください。