第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

 

当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績の状況

当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善し緩やかな回復傾向にあるものの、海外景気の下振れリスクや資源価格等の高騰に加え、円安進行による物価上昇が個人消費の更なる冷え込みに繋がる懸念があり、先行きは依然として不透明な状況で推移いたしました。

このような情勢のもと、当社グループは今まで以上に一体感をもって経営改善にあたり、各事業において業績の向上に努めました。

以上の結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は758,774千円(前年同四半期比1.2%増)となり、営業利益は60,820千円(前年同四半期比88.9%増)、経常利益は85,415千円(前年同四半期比72.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は49,622千円(前年同四半期比69.4%増)となりました。

これをセグメント別にみると、不動産賃貸事業については、売上高は479,401千円(前年同四半期比2.2%増)、セグメント利益は172,731千円(前年同四半期比4.5%減)となりました。

食堂・飲食事業については、引続き演目に因んだ食事等メニューに工夫を凝らすとともに、厨房部門の体制強化により利益率の向上を図りました。その結果、売上高は134,671千円(前年同四半期比1.9%減)となり、セグメント損失は1,642千円(前年同四半期はセグメント損失15,561千円)となりました。

売店事業については、販売価格の見直しや原価率の改善に取り組みました。その結果、売上高は144,700千円(前年同四半期比1.1%増)となり、セグメント利益は22,487千円(前年同四半期比210.7%増)となりました。

 

 

② 財政状態の状況

当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ284,727千円減少し23,507,239千円となりました。

 

(資産)

  流動資産は、前連結会計年度末に比べ92,062千円増加し2,156,633千円となりました。主な要因は、現金及び預金の増加であります。

  固定資産は、前連結会計年度末に比べ376,790千円減少し21,350,605千円となりました。主な要因は、投資有価証券の時価評価による減少277,271千円及び有形固定資産の減価償却等による減少94,281千円であります。

 

(負債)

  流動負債は、前連結会計年度末に比べ140,439千円増加し955,697千円となりました。主な要因は、長期未払金からの振替及び固定資産税等の納付時期による未払金の増加であります。

  固定負債は、前連結会計年度末に比べ221,804千円減少し12,211,087千円となりました。主な要因は、流動負債への振替による長期未払金及び長期前受金の減少及び投資有価証券を時価評価したこと等による繰延税金負債の減少であります。

 

(純資産)

  純資産は、前連結会計年度末に比べ203,362千円減少し10,340,454千円となりました。主な要因は、投資有価証券を時価評価したことによるその他有価証券評価差額金の減少であります。

 なお、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ0.3%低下し44.0%となりました。

 

(2) 経営方針・経営戦略等

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第1四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更はありません。

また、新たに生じた課題はありません。

 

(4) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

 

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。