第4【経理の状況】

1.四半期連結財務諸表の作成方法について

 当社の四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内閣府令第64号)に基づいて作成しております。

 

2.監査証明について

 当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第1四半期連結会計期間(2024年3月1日から2024年5月31日まで)及び第1四半期連結累計期間(2024年3月1日から2024年5月31日まで)に係る四半期連結財務諸表について、太陽有限責任監査法人により四半期レビューを受けております。

 

1【四半期連結財務諸表】

(1)【四半期連結貸借対照表】

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2024年2月29日)

当第1四半期連結会計期間

(2024年5月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

37,951

40,206

受取手形及び売掛金

26,457

27,870

商品及び製品

6,866

5,820

仕掛品

12,545

13,204

原材料及び貯蔵品

33,873

34,372

その他

2,457

2,133

貸倒引当金

10

18

流動資産合計

120,140

123,589

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物及び構築物(純額)

11,037

11,726

機械装置及び運搬具(純額)

5,657

5,751

土地

4,769

4,876

その他(純額)

1,155

936

有形固定資産合計

22,621

23,291

無形固定資産

 

 

のれん

2,319

2,255

その他

2,901

2,889

無形固定資産合計

5,221

5,144

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

3,192

3,547

退職給付に係る資産

244

252

繰延税金資産

1,959

1,933

その他

2,815

4,055

貸倒引当金

58

61

投資その他の資産合計

8,153

9,727

固定資産合計

35,996

38,163

資産合計

156,136

161,752

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2024年2月29日)

当第1四半期連結会計期間

(2024年5月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

支払手形及び買掛金

6,392

6,152

短期借入金

16,336

15,363

未払法人税等

4,567

3,352

賞与引当金

1,359

1,385

役員賞与引当金

4

1

製品保証引当金

1,422

1,406

その他

6,347

7,002

流動負債合計

36,430

34,664

固定負債

 

 

長期借入金

18,167

16,846

役員退職慰労引当金

423

429

退職給付に係る負債

82

85

資産除去債務

302

326

繰延税金負債

997

704

その他

182

180

固定負債合計

20,156

18,573

負債合計

56,586

53,237

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

982

982

資本剰余金

5,231

5,231

利益剰余金

78,465

84,861

自己株式

3

441

株主資本合計

84,677

90,634

その他の包括利益累計額

 

 

その他有価証券評価差額金

292

361

為替換算調整勘定

7,243

9,953

その他の包括利益累計額合計

7,535

10,314

新株予約権

85

85

非支配株主持分

7,251

7,480

純資産合計

99,550

108,515

負債純資産合計

156,136

161,752

 

(2)【四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書】

【四半期連結損益計算書】
【第1四半期連結累計期間】

 

 

(単位:百万円)

 

 前第1四半期連結累計期間

(自 2023年3月1日

 至 2023年5月31日)

 当第1四半期連結累計期間

(自 2024年3月1日

 至 2024年5月31日)

売上高

16,693

29,288

売上原価

9,749

17,659

売上総利益

6,943

11,629

販売費及び一般管理費

2,225

2,881

営業利益

4,718

8,748

営業外収益

 

 

受取利息

2

51

為替差益

526

2,731

売電収入

15

15

その他

81

59

営業外収益合計

626

2,858

営業外費用

 

 

支払利息

18

16

売電費用

4

4

デリバティブ損失

101

210

その他

11

12

営業外費用合計

136

245

経常利益

5,208

11,361

特別利益

 

 

固定資産売却益

2

0

特別利益合計

2

0

特別損失

 

 

固定資産売却損

0

-

固定資産除却損

0

0

特別損失合計

0

0

税金等調整前四半期純利益

5,210

11,362

法人税、住民税及び事業税

1,470

2,732

法人税等調整額

37

270

法人税等合計

1,507

2,462

四半期純利益

3,702

8,899

非支配株主に帰属する四半期純利益

145

125

親会社株主に帰属する四半期純利益

3,557

8,774

 

【四半期連結包括利益計算書】
【第1四半期連結累計期間】

 

 

(単位:百万円)

 

 前第1四半期連結累計期間

(自 2023年3月1日

 至 2023年5月31日)

 当第1四半期連結累計期間

(自 2024年3月1日

 至 2024年5月31日)

四半期純利益

3,702

8,899

その他の包括利益

 

 

その他有価証券評価差額金

15

69

為替換算調整勘定

148

2,861

その他の包括利益合計

164

2,931

四半期包括利益

3,867

11,830

(内訳)

 

 

親会社株主に係る四半期包括利益

3,861

11,553

非支配株主に係る四半期包括利益

5

277

 

【注記事項】

(四半期連結キャッシュ・フロー計算書関係)

 当第1四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておりません。なお、第1四半期連結累計期間に係る減価償却費(のれんを除く無形固定資産に係る償却費を含む。)及びのれん償却額は、次のとおりであります。

 

 

前第1四半期連結累計期間

(自 2023年3月1日

至 2023年5月31日)

当第1四半期連結累計期間

(自 2024年3月1日

至 2024年5月31日)

減価償却費

603百万円

654百万円

のれん償却額

64百万円

64百万円

(注) 前第1四半期累計期間については、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定による取得原価の当初配分額の重要な見直しが反映された後の金額によっております。

 

 

 

 

(株主資本等関係)

前第1四半期連結累計期間(自 2023年3月1日 至 2023年5月31日)

1.配当金支払額

 

決議

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり

配当額(円)

基準日

効力発生日

配当の原資

2023年5月30日

定時株主総会

普通株式

2,332

135

  2023年2月28日

2023年5月31日

利益剰余金

 

2.株主資本の著しい変動

 当社は、2023年1月6日開催の取締役会決議に基づき、2023年3月2日付で、当社を株式交換完全親会社、株式会社イアスを株式交換完全子会社とする株式交換による自己株式338,976株の処分を行っております。この結果、当第1四半期連結累計期間において資本剰余金が3,761百万円増加し、自己株式が52百万円減少し、当第1四半期連結会計期間末において資本剰余金が5,231百万円、自己株式が3百万円となっております。

 

当第1四半期連結累計期間(自 2024年3月1日 至 2024年5月31日)

1.配当金支払額

 

決議

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり

配当額(円)

基準日

効力発生日

配当の原資

2024年5月30日

定時株主総会

普通株式

2,378

135

  2024年2月29日

2024年5月31日

利益剰余金

 

2.株主資本の著しい変動

 当社は、2024年4月11日開催の取締役会決議に基づき、自己株式14,900株の取得を行いました。この結果、当第1四半期連結累計期間において自己株式が438百万円増加し、当第1四半期連結会計期間末において自己株式が441百万円となっております。

 

 

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

前第1四半期連結累計期間(自 2023年3月1日 至 2023年5月31日)

1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報並びに収益の分解情報

(単位:百万円)

 

報告セグメント

調整額

(注)1

四半期

連結財務諸表

計上額

(注)2

 

半導体・FPD

関連装置事業

ライフ

サイエンス

事業

売上高

 

 

 

 

 

日本

2,642

47

2,690

2,690

台湾

2,843

2,843

2,843

中国

3,667

53

3,721

3,721

韓国

1,189

1,189

1,189

米国

4,581

0

4,581

4,581

その他

1,666

1,666

1,666

顧客との契約から生じる収益

16,592

100

16,693

16,693

外部顧客への売上高

16,592

100

16,693

16,693

セグメント間の内部売上高又は振替高

2

2

2

16,595

100

16,696

2

16,693

セグメント利益

又は損失(△)

4,898

62

4,836

118

4,718

(注)1.セグメント利益又は損失の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社費用△118百万円であり、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。

2.セグメント利益又は損失は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

 

2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報

(のれんの金額の重要な変動)

 半導体・FPD関連装置事業セグメントにおいて、第1四半期連結会計期間に、株式会社イアスの全株式を取得し、連結の範囲に含めたことにより、のれんが2,577百万円発生しております。

 なお、当該のれんの金額は、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定による取得原価の当初配分額の重要な見直しが反映された後の金額により開示しております。

 

 

当第1四半期連結累計期間(自 2024年3月1日 至 2024年5月31日)

1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報並びに収益の分解情報

(単位:百万円)

 

報告セグメント

調整額

(注)1

四半期

連結財務諸表

計上額

(注)2

 

半導体・FPD

関連装置事業

ライフ

サイエンス

事業

売上高

 

 

 

 

 

日本

2,996

47

3,044

3,044

台湾

3,762

3,762

3,762

中国

13,360

3

13,364

13,364

韓国

947

947

947

米国

7,171

101

7,272

7,272

その他

897

897

897

顧客との契約から生じる収益

29,135

152

29,288

29,288

外部顧客への売上高

29,135

152

29,288

29,288

セグメント間の内部売上高又は振替高

104

104

104

29,240

152

29,393

104

29,288

セグメント利益

又は損失(△)

8,962

40

8,921

173

8,748

(注)1.セグメント利益又は損失の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社費用△173百万円であり、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。

2.セグメント利益又は損失は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

 

 

 

(企業結合等関係)

(比較情報における取得原価の当初配分額の見直し)

 2023年3月2日に行われた株式会社イアスの企業結合について、前第1四半期連結会計期間において暫定的な会計処理を行っておりましたが、前連結会計年度に確定しております。

 この暫定的な会計処理の確定に伴い、当第1四半期連結累計期間の四半期連結財務諸表に含まれる比較情報において、取得原価の当初配分額の見直しが反映されております。

 この結果、前第1四半期連結累計期間の四半期連結損益計算書に与える影響はありません。

 

 

(収益認識関係)

 顧客との契約から生じる収益を分解した情報は、「注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。

 

(1株当たり情報)

 1株当たり四半期純利益及び算定上の基礎、潜在株式調整後1株当たり四半期純利益及び算定上の基礎は、以下のとおりであります。

 

項目

前第1四半期連結累計期間

(自 2023年3月1日

至 2023年5月31日)

当第1四半期連結累計期間

(自 2024年3月1日

至 2024年5月31日)

(1) 1株当たり四半期純利益

201円91銭

498円18銭

(算定上の基礎)

 

 

親会社株主に帰属する四半期純利益

(百万円)

3,557

8,774

普通株主に帰属しない金額(百万円)

普通株式に係る親会社株主に帰属する

四半期純利益(百万円)

3,557

8,774

普通株式の期中平均株式数(株)

17,616,538

17,612,597

(2) 潜在株式調整後1株当たり四半期純利益

201円54銭

497円26銭

(算定上の基礎)

 

 

親会社株主に帰属する四半期純利益調整額

(百万円)

普通株式増加数(株)

32,497

32,499

希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり四半期純利益の算定に含めなかった潜在株式で、前連結会計年度末から重要な変動があったものの概要

 

(重要な後発事象)

(第三者割当増資引受による連結子会社化)

 当社は、2024年6月24日開催の取締役会において、Nanoverse Technologies, Ltd.が実施する第三者割当増資の引受により、当社の連結子会社とすることについて決議いたしました。

1.企業結合の概要

(1)被取得企業の名称及びその事業の内容

被取得企業の名称:Nanoverse Technologies, Ltd.

事業の内容   :半導体製造装置の開発・製造・販売

(2)企業結合を行った主な理由

  Nanoverse Technologies, Ltd.(以下、Nanoverse)は米国オレゴン州を拠点とする半導体製造装置の開発、製造、販売を主な事業としております。Nanoverseは2022年の設立以降、今後の半導体製造プロセスにおいて有用となる技術の研究開発を続け、複数の競争力のある特許を保持しております。Nanoverseは、これら特許技術を組合せ、今後成長が期待されるアドバンスドパッケージ分野において新たな半導体製造装置の開発を行い、評価機を半導体メーカーへ納入する予定であります。また開発中の装置には当社製の搬送装置が採用されており、当社の顧客でもあります。

  このような環境下において、Nanoverseは今後の研究開発及び運転資金等にかかる資金需要に対応するため、第三者割当を実施することといたしました。当社は、Nanoverseと当社のコア技術、サービスネットワーク及び生産力などの経営資源を有効活用することにより、両社の半導体関連装置事業の更なる成長を実現することを目的に、第三者割当増資を引き受けることを決定いたしました。

  なお、当社が保有する株式に基づく議決権割合は50.00%以下でありますが、Nanoverseとの資本、人的及び取引関係を勘案し、実質的支配が及び得ると判断したため、連結子会社とすることといたしました。

(3)企業結合日

2024年7月中(予定)

(4)企業結合の法的形式

第三者割当増資引受による株式取得

(5)結合後企業の名称

変更ありません。

(6)取得予定議決権比率

取得前の議決権所有割合:    - %

取得後の議決権所有割合:33.00 %

(7)取得企業を決定するに至った主な根拠

当社が現金を対価として株式を取得することによるものです。

2.被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳

取得の対価

現金

70百万USD

取得原価

 

70百万USD

 

3.主要な取得関連費用の内容及び金額

現時点では確定しておりません。

 

4.発生したのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間

現時点では確定しておりません。

 

5.企業結合日に受け入れた資産及び引き受けた負債の額並びにその主な内訳

現時点では確定しておりません。

 

 

 

2【その他】

訴訟の提起について

当社グループは、米国カリフォルニア北部地区連邦地方裁判所において訴訟の提起を受けました。

 

(1)訴訟の提起があった日

2022年8月30日(米国時間)

 

(2)訴訟の原因及び訴訟提起に至った経緯

原告より、保有する特許を当社製品が侵害するものとして、当社及び当社の米国子会社RORZE AUTOMATION, Inc.に対し、訴訟を提起されたものであります。

 

(3)訴訟を提起した者の概要

①名称         川崎重工業株式会社

②本社所在地      兵庫県神戸市中央区東川崎3丁目1番1号

③代表者の役職・氏名  代表取締役社長執行役員 橋本 康彦

 

(4)訴訟の内容

特許侵害の主張に基づく損害賠償請求等。訴状において具体的な請求金額は明らかにされておりません。

 

(5)今後の見通し

現時点では、当社グループの業績に与える影響があるか否か及び影響の内容は決定されておりません。