当第1四半期累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況に関する事項のうち、経営者が当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。
当第1四半期累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症が5類に移行し落ち着きを見せるものの、世界的な原材料価格の高騰や円安による物価上昇など、先行きの見通せない不透明な状態が続いております。
当社が身を置く食品流通業及びスーパーマーケット業につきましては、原材料価格の高騰や、人件費、燃料費等のコスト上昇による価格転嫁の動きから、節約志向がより一層進む厳しい経営環境となっております。
このような情勢のなか、当社は食を通じた社会貢献を目標に、取引先との関係強化を図るとともに、効率的な物流網の構築や、地域密着型の店舗運営を推進、食料品の安定供給に努めてまいりました。
当第1四半期累計期間は燃料費等のコスト上昇分に対する価格転嫁が進んだことや、ドラッグストアやディスカウントストアといった主要得意先との取引が堅調に推移したことにより、売上高12,204百万円(前年同四半期比9.4%増)、営業利益228百万円(前年同四半期比299.7%増)、経常利益241百万円(前年同四半期比260.1%増)、四半期純利益156百万円(前年同四半期比260.1%増)となりました。
各セグメントの経営成績は以下のとおりであります。
a.フローズン事業
フローズン事業につきましては、燃料費、電気代等のコスト上昇分に対する価格転嫁が進んだことや、主要得意先であるドラッグストアの新規出店等により堅調に推移いたしました。また、2023年6月に商品在庫を保有しない通過型センターを茨城県に開設し、北関東エリアの物流効率の改善に努めております。この結果、フローズン事業の売上高は10,703百万円(前年同四半期比16.8%増)、セグメント利益は247百万円(前年同四半期比149.0%増)となりました。
b.スーパーマーケット事業
スーパーマーケット事業につきましては、前事業年度に3店舗の閉店を行うなど、スクラップアンドビルドを進めた結果、セグメント売上は前年同期比で減少しておりますが、セグメント利益の黒字化に向け、管理コストの削減や、販売促進費の見直し等、抜本的な改革に取り組んでおります。この結果、スーパーマーケット事業の売上高は1,500百万円(前年同四半期比24.3%減)、セグメント損失は18百万円(前年同四半期はセグメント損失42百万円)となりました。
(資産)
当第1四半期会計期間末の資産は、前事業年度末に比べて、1,598百万円増加し、16,722百万円となりました。これは主に、フローズン事業の売上の増加に伴い現金及び預金が1,080百万円、受取手形及び売掛金が816百万円増加したこと等によるものです。
(負債)
当第1四半期会計期間末の負債は、前事業年度末に比べて、1,470百万円増加し、13,428百万円となりました。これは主に、フローズン事業の仕入の増加に伴い支払手形及び買掛金が1,172百万円増加したこと等によるものです。
(純資産)
当第1四半期会計期間末の純資産は、前事業年度末に比べて、128百万円増加し、3,294百万円となりました。これは主に、利益剰余金が121百万円増加したこと等によるものです。
当第1四半期累計期間において、当社の経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。
当第1四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。