当中間会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において判断したものであります。
当中間会計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症に伴う行動制限が緩和され、インバウンドを含む人流の回復等に伴い経済活動の正常化への動きが見られ、個人消費は持ち直しが進む一方で、ロシア・ウクライナ情勢の長期化や中東情勢の悪化に伴う世界的な物価上昇、円安の進行など依然として先行きは不透明な状態が続いております。
このような環境の中、当社は、「ファッションにエンタテイメントを」を理念とし、オリジナルバッグ・財布等の提供を通じて「お客様に非日常のワクワク感を提供すること」を目指し、引続き販売促進費への投資やSNS活動の強化等を行うと共に、ATAO18周年記念プロジェクトとして未来のためにアートで残す「ZOO」シリーズやライフスタイルの変化に対応した機能が満載のビジネスリュック「SOU」を投入するなど、商品ラインナップの拡充を図っております。また、2022年8月にグランドオープンした当社ブランドのオンラインサイトが集積したモール型の新ECサイト「ATAOLAND+(アタオランドプラス)」に係るプロモーション等を継続し、店舗とECのOMOの推進や当社が展開する各ブランド価値の更なる向上、顧客サービスの強化等を図っております。
ILEMERにつきましては、ドール関連を中心に商品ラインナップを拡充すると共に、サンリオキャラクターズコラボなどのキャンペーンを行い、認知度向上を図る施策を行っており、今後のライセンスビジネスへの布石を打っております。
その結果、当中間会計期間の販売業態別の売上高は、2023年9月に出店したATAO博多店の貢献等により店舗販売が873,830千円(前年同期比5.1%増)となり、また、2023年10月に出店したATAO楽天市場支店の貢献等によりインターネット販売が726,133千円(同19.5%増)となりました。
以上により、当中間会計期間の業績は、売上高が1,603,282千円(前年同期比10.5%増)となり、売上高の増加及びATAOLAND+に係る販売促進費の継続的な投資を行ったものの販売促進費率が改善したこと等により、営業利益85,360千円(同72.7%増)、経常利益86,292千円(同80.5%増)、中間純利益43,621千円(同66.7%増)となりました。
総資産は3,243,691千円であり、前事業年度末と比較して296,657千円減少しております。主な減少要因は、現金及び預金が297,547千円減少したことであります。
負債合計は767,235千円であり、前事業年度末と比較して273,147千円減少しております。主な減少要因は、長期借入金が119,166千円減少したことであります。
純資産は2,476,456千円であり、前事業年度末と比較して23,509千円減少しております。主な減少要因は、利益剰余金が25,629千円減少したことであります。
当中間会計期間末における現金及び現金同等物は、1,623,265千円となり前会計期間末より297,547千円減少いたしました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用したキャッシュ・フローは43,297千円(前年同中間期は69,889千円の獲得)となりました。これは主に、税引前中間純利益86,292千円の計上による資金の増加があった一方、未払金の減少額107,086千円による資金の減少があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用したキャッシュ・フローは5,750千円(前年同中間期比は1,949千円の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出4,717千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用したキャッシュ・フローは248,498千円(前年同中間期比は50,881千円の減少)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出179,166千円によるものであります。
当中間会計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
当中間会計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
該当事項はありません。
当中間会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。