当中間連結会計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当中間連結会計期間における我が国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の回復等により景気の回復基調が続きました。一方で、中東情勢の悪化やウクライナ侵攻の長期化など地政学上のリスクの影響や各国の金融引き締め等に伴う景気後退懸念などにより、経済の減速も懸念される状況にあります。
当社グループが主に事業展開している小売業界等においても、物価上昇に伴う消費行動の変化や、原材料費・物流費・光熱費・人件費等のコスト上昇等の影響を受けて、先行き不透明な経営環境が継続しております。
このような環境の中で、当社グループは、2021年4月に公表した「第3次中期経営計画~ずっと大好きや!!コーナン~これからもあなたにぴったり」の計画達成に向け各種施策に取り組んでおります。
店舗拡充の分野では、当中間連結会計期間においてグループ全体で15店舗の出店を実施しました。これにより、当中間連結会計期間末の当社グループの店舗数は610店舗となりました。
なお、KOHNAN VIETNAM CO., LTD.の中間会計期間は、2024年1月1日から2024年6月30日であるため、当中間連結会計期間末現在の店舗数は、2024年6月30日現在の店舗数を表示しております。
店舗数の増減(単位:店)
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前期末 店舗数 |
出店 |
閉店 |
当中間 連結会計期間末 店舗数 |
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コーナン商事株式会社 |
470 |
13 |
- |
483 |
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株式会社建デポ (うち、FC店) |
80 (3) |
2 (-) |
- (-) |
82 (3) |
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株式会社ホームインプルーブメントひろせ |
32 |
- |
- |
32 |
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国内計 (うち、FC店) |
582 (3) |
15 (-) |
- (-) |
597 (3) |
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KOHNAN VIETNAM CO., LTD. |
13 |
- |
- |
13 |
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合計 (うち、FC店) |
595 (3) |
15 (-) |
- (-) |
610 (3) |
これらの結果、当中間連結会計期間の営業収益は256,612百万円(前年同期比7.7%増)、売上総利益は91,975百万円(前年同期比5.9%増)、販売費及び一般管理費は84,493百万円(前年同期比6.5%増)、営業利益は15,904百万円(前年同期比1.8%増)、経常利益は15,388百万円(前年同期比2.9%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は9,225百万円(前年同期比10.0%減)となりました。
②財政状態の状況
当中間連結会計期間末の総資産は前連結会計年度末より20,550百万円増加し、479,107百万円となりました。売掛金が5,609百万円、商品及び製品が5,520百万円、建物及び構築物が8,466百万円増加し、建設仮勘定が2,365百万円減少したことなどによります。
負債総額は前連結会計年度末より15,593百万円増加し、316,893百万円となりました。買掛金が7,299百万円、電子記録債務が1,872百万円、1年内返済予定の長期借入金が1,861百万円、長期借入金が9,962百万円増加し、短期借入金が10,200百万円減少したことなどによります。
当中間連結会計期間末の純資産は162,214百万円、自己資本比率は33.9%となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末の現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末より2,310百万円増加し、12,515百万円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、16,852百万円(前年同期と比較して5,046百万円の増加)となりました。これは、主に税金等調整前中間純利益14,235百万円、減価償却費7,538百万円、仕入債務の増加額8,822百万円に対し、売上債権の増加額5,609百万円、棚卸資産の増加額5,160百万円、法人税等の支払額3,909百万円となったことなどによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、10,918百万円(前年同期と比較して1,524百万円の減少)となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出9,634百万円、差入保証金の差入による支出1,682百万円などによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、3,668百万円(前年同期は2,958百万円の獲得)となりました。これは、主に短期借入れによる収入72,400百万円、長期借入れによる収入25,390百万円に対し、短期借入金の返済による支出81,700百万円、長期借入金の返済による支出13,566百万円、リース債務の返済による支出1,394百万円、配当金の支払額1,454百万円、自己株式の取得による支出3,000百万円となったことなどによるものです。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
該当事項はありません。