第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

当中間連結会計期間における我が国経済は、堅調な企業業績を背景とした高い設備投資意欲が持続しており、春闘における高水準のベースアップに支えられた個人消費の改善と相俟って緩やかに回復しました。また、海外は、欧米各国の継続的な金融引き締めによる景気減速を経て、各国が個々の情勢を見極めつつ安定化に向けた金融緩和政策によって底堅く推移しています。しかし、米国大統領選の行方、米中対立の継続、長期化するウクライナ紛争や拡大する中東情勢など地政学的リスクによる先行きの不透明感は拭いきれません。当社グループの主要な取引先である自動車業界では、一部メーカーの工場稼働停止によって生産台数が減少する影響がみられたものの、底堅い引き合い需要や車載用半導体をはじめとした自動車部品サプライチェーンの供給回復によって自動車生産は正常化してきております。

こうした中、当中間連結会計期間の連結売上高は前年同期比10.9%増の7,639,110千円となりました。また、利益面につきましては、営業利益は、519,919千円(前年同期比8.7%増)となり改善活動による生産性向上が実を結び増益となりました。経常利益は円高による為替差損を計上しましたが、846,067千円(前年同期比9.9%減)となり、親会社株主に帰属する中間純利益は、604,838千円(前年同期比7.5%減)となりました。

 

(資産)

当中間連結会計期間末の総資産の残高は、前連結会計年度末と比べ1,571,684千円増加し、31,088,593千円となりました。

流動資産は、前連結会計年度末と比べ1,276,720千円増加し、18,862,314千円となりました。これは主に、現金及び預金が928,542千円増加したことなどによります。

固定資産は、前連結会計年度末と比べ、294,964千円増加し、12,226,278千円となりました。これは主に、建物及び構築物が667,118千円増加したことや建設仮勘定が455,853千円減少したことなどによります。

(負債)

当中間連結会計期間末の総負債の残高は、前連結会計年度末と比べ704,531千円増加し、6,532,618千円となりました。

流動負債は、前連結会計年度末と比べ134,889千円増加し、4,357,028千円となりました。これは主に、1年内返済予定の長期借入金が107,696千円増加したことなどによります。

固定負債は、前連結会計年度末と比べ569,643千円増加し、2,175,591千円となりました。これは主に、長期借入金が597,320千円増加したことなどによります。

(純資産)

当中間連結会計期間末の純資産の残高は、前連結会計年度末と比べ867,153千円増加し24,555,974千円となりました。これは主に、利益剰余金が528,234千円増加したことや、為替換算調整勘定が370,352千円増加したことなどによります。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度末に比べ909,302千円増加し、9,881,099千円となりました。

当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動によるキャッシュ・フローは、505,637千円の収入(前年同期に比べ11,269千円の収入減少)となりました。その主な内訳は、税金等調整前中間純利益844,073千円や利息及び配当金の受取額310,874千円などであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動によるキャッシュ・フローは、296,062千円の支出(前年同期に比べ109,181千円の支出増加)となりました。その主な内訳は、有形固定資産の取得による支出211,902千円などであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動によるキャッシュ・フローは、552,428千円の収入(前年同期は291,818千円の支出)となりました。その主な内訳は、長期借入れによる収入1,000,000千円などであります。

 

(3)経営方針・経営戦略等

当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

特記すべき事項はありません。

 

 

 

3【経営上の重要な契約等】

当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。