当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、サービス需要やインバウンド需要が高まるなど、緩やかな景気回復がみられました。一方、円安に伴う輸入価格の高騰による物価上昇、資源価格の高騰、人手不足の深刻化など、先行き不透明な状況が続いております。
このような状況のもと、当社グループの主力である温浴事業では、東京都新宿区歌舞伎町にて事業展開する温浴施設「テルマー湯 新宿店」におきまして、開業から9年が経過し設備関連の修繕や備品の買い替え費用が増加しております。中でも7月からの新紙幣発行に対応するため、ポスシステムと精算機の入替えを行った際には2日間の休業を余儀なくされ入館者数と売上高減少の要因となりましたが、当中間連結会計期間の入館者数は前年同期と比べ0.1%増加し、15万8千人となりました。集客活動といたしましては、高温サウナデーを設けるなど、サウナ関連イベントに引続き注力したほか、3月から開催している「春の伊豆・静岡フェア」を5月まで開催し、6月からは「夏の沖縄フェア」を、9月からは「秋の広島フェア」を開催し、レストランでの限定メニューや限定グッズの販売など、お客様を飽きさせないよう集客イベントにも注力いたしました。
また、東京都港区西麻布で事業展開する「テルマー湯 西麻布店」におきましては、当中間連結会計期間の入館者数は前年同期と比べ5.0%増加し、4万2千7百人となりました。西麻布店は特にサウナに力を入れた施設となっており、有名アウフギーサーを多数ゲストに迎え、アウフグースに特に注力いたしました。
その結果、温浴事業の売上高は前年同期に比べ6.3%増加し934,881千円、営業利益は前年同期に比べ117.9%増加し199,086千円となりました。なお、営業利益が大幅に増加した要因といたしましては、「テルマー湯 西麻布店」におきまして前年同期は新規開業のための初期投資費用を売上原価に計上しておりましたが、当中間連結会計期間ではその費用がなかったことによるものであります。
不動産事業では、東京都港区西麻布に所有する「エコナック西麻布ビル」の住居部分の賃貸収益につきまして、継続して安定した収入を得ることができました。
その結果、売上高は前年同期に比べ5.9%増加し25,206千円、営業利益は前年同期に比べ13.6%増加し7,734千円となりました。
以上の結果、当社グループの当中間連結会計期間の経営成績につきましては、売上高は前年同期に比べ6.3%増加し960,087千円となりました。営業利益は前年同期に比べ274.0%増加し134,989千円、経常利益は前年同期に比べ297.9%増加し132,864千円、親会社株主に帰属する中間純利益は81,617千円(前年同期は親会社株主に帰属する中間純損失8,239千円)となりました。
当中間連結会計期間末の総資産は、売掛金の減少や有形固定資産の減少などにより前連結会計年度末と比較して93,294千円減少し、5,915,573千円となりました。
負債は、長期借入金の減少などにより前連結会計年度末と比較して174,814千円減少し、1,105,663千円となりました。
純資産は、利益剰余金の増加により前連結会計年度末と比較して81,520千円増加し、4,809,909千円となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ、49,962千円増加し、1,277,978千円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、226,244千円(前年同期は221,527千円の獲得)となりました。これは、主に税金等調整前中間純利益の増加や未収消費税等の減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、71,925千円(前年同期は74,954千円の使用)となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出などであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、104,355千円(前年同期は56,140千円の使用)となりました。これは、主に長期借入金の返済による支出などであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。