当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当中間連結会計期間における我が国経済は、企業収益の改善や設備投資に持ち直しの動きがみられるなど、景気は緩やかに回復しました。一方で、中東情勢の緊迫化をはじめとする地政学リスクの高まりや、各国の金融引き締め等に伴う景気後退懸念など、景気の先行きは依然として不透明な状況が続きました。
建設業界におきましては、公共投資は底堅く推移し、民間設備投資についても持ち直しの動きが見られるものの、建設資材の価格高騰や、労働需給の逼迫に伴う労務費の上昇、時間外労働の上限規制、建設業の担い手不足等により、経営環境は依然として厳しい状況が続きました。
このような状況のもと、当中間連結会計期間の経営成績は、売上高が58,760百万円(前年同期比12.7%増)、営業利益が1,286百万円(前年同期比13.5%減)、経常利益が1,325百万円(前年同期比15.3%減)、親会社株主に帰属する中間純利益が967百万円(前年同期比4.9%減)となりました。
売上高の区分につきましては、完成工事高が49,581百万円(前年同期比8.4%増)、その内訳は建築工事が35,795百万円(前年同期比12.2%増)、土木工事が13,785百万円(前年同期比0.2%減)となりました。また、不動産の売買・賃貸事業、建設用資材販売事業、ゴルフ場経営事業等を内訳とする不動産事業等売上高が9,179百万円(前年同期比42.8%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
|
(建築セグメント) |
耐震補強工事を含む建築工事全般及び建設用資材販売事業等から構成され、セグメント売上高は36,948百万円(前年同期比10.1%増)となり、セグメント利益は72百万円(前年同期比89.7%減)となりました。 |
|
(土木セグメント) |
土木・鉄道工事全般及びゴルフ場の経営・コース維持管理に関する事業から構成され、セグメント売上高は14,204百万円(前年同期比1.2%減)となり、セグメント利益は1,638百万円(前年同期比28.0%減)となりました。 |
|
(不動産セグメント) |
マンション分譲事業を中心とした不動産の売買、賃貸等に関する事業から構成され、セグメント売上高は8,906百万円(前年同期比43.4%増)となり、セグメント利益は1,794百万円(前年同期比201.1%増)となりました。 |
また、当中間連結会計期間末の総資産の残高は、手元資金の保有水準を見直したことによる現金預金の減少等により、前連結会計年度末に比べ4,171百万円減少の121,829百万円となりました。
負債の残高は、大型物流施設工事の施工の進捗に伴う未成工事受入金の減少等により、前連結会計年度末に比べ3,581百万円減少の55,880百万円となりました。
純資産の残高は、配当金の支払による利益剰余金の減少等により、前連結会計年度末に比べ589百万円減少の65,948百万円となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、16,332百万円となりました。当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により使用した資金は7,332百万円(前年同期は4,174百万円の資金の使用)となりました。これは主に法人税等の支払によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は444百万円(前年同期は816百万円の資金の使用)となりました。これは主に固定資産を取得したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により得られた資金は4,191百万円(前年同期は2,951百万円の資金の獲得)となりました。これは主に借入金による資金調達を行ったことによるものであります。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当中間連結会計期間における当社グループの研究開発活動の金額は、137百万円であります。
なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。