当中間連結会計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当中間連結会計期間における当社を取り巻く環境は、全体としては緩やかな回復基調ではあるものの、為替相場の変動及びウクライナや中東情勢等を受けた資源価格の高騰等、先行き不透明な状況が依然続いております。取引先であります自動車業界におきましては、前述の状況による影響はあるものの、半導体等の供給制約が解消されたことによる回復基調に支えられ、全世界の販売台数はほぼ横ばいで推移いたしました。
このような環境の中、海外における売上の構成変化はあるものの、国内における自動車販売の増加により、売上高19,649百万円(前年同期比0.3%増)、営業利益1,388百万円(前年同期比9.4%増)、経常利益1,599百万円(前年同期比17.1%増)、親会社株主に帰属する中間純利益966百万円(前年同期比26.2%増)となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
① 部品製造事業
部品製造事業につきましては、生産回復及び電動化領域におけるアルミ部品等の新規受注品の量産本格化はあるものの、海外における売上の構成変化により、売上高は14,995百万円(前年同期比6.0%減)となり、セグメント利益は1,128百万円(前年同期比0.4%減)となりました。
② ソリューション事業
ソリューション事業につきましては、FA関連設備の販売、接着積層モーターコアの試作等の売上高は拡大したものの、セグメント間の内部売上高の増加により、売上高は329百万円(前年同期比28.1%減)となり、セグメント利益は84百万円(前年同期比178.5%増)となりました。
③ モビリティ事業
モビリティ事業につきましては、既存店での四輪車の販売台数及び店舗数の増加により、売上高は4,324百万円(前年同期比36.1%増)となり、セグメント利益は180百万円(前年同期比176.6%増)となりました。
総資産につきましては、現金及び預金の減少等により、前連結会計年度末に比べ3,125百万円減少し、39,555百万円となりました。負債の部では、有利子負債の減少等により、2,714百万円減少し、9,820百万円となりました。なお、純資産の部では、非支配株主持分の減少等により、411百万円減少し、29,735百万円となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度と比較して1,943百万円減少し、6,856百万円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、1,764百万円(前年同期は3,689百万円の収入)となりました。主な内訳は、減価償却費1,246百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、1,667百万円(前年同期は1,051百万円の支出)となりました。主な内訳は、有形固定資産の取得による支出1,550百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、2,130百万円(前年同期は2,900百万円の支出)となりました。主な内訳は、非支配株主への配当金の支払額1,077百万円であります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当中間連結会計期間において、当社グループの会計上の見積り及び見積りに用いた仮定について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更は
ありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当中間連結会計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、239百万円であります。
なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。