当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
① 経営成績
当中間連結会計期間の業績は、売上高につきましては423億7千9百万円と前年同期比44億3千2百万円(11.7%)の増収となりました。これは製品出荷量が前年並みに推移した中で、製品出荷価格の上昇およびその関連商品等の出荷量の増加を主因としております。
利益につきましては、製品価格と主原料である鉄スクラップ価格の差であるメタルスプレッドが改善したこと並びに関連商品等の売上高増による粗利の増加などから、営業利益は前年同期比25億7百万円増益(56.9%)の69億1千8百万円、経常利益は前年同期比22億2千9百万円増益(45.7%)の71億2百万円、親会社株主に帰属する中間純利益につきましては前年同期比17億3千6百万円増益(53.0%)の50億1千5百万円となりました。
なお、セグメントの業績は次の通りであります。
鉄鋼事業・・・売上高は製品出荷価格の上昇およびその関連商品等の出荷量の増加などにより、419億1千3百万円と対前年同期比43億4千万円(11.6%)の増収となりました。また、セグメント利益(営業利益)は製品価格と主原料である鉄スクラップ価格の差であるメタルスプレッドが改善したこと並びに関連商品等の売上高増による粗利の増加などにより、66億8千9百万円と前年同期比24億1千4百万円(56.5%)の増益となりました。
そ の 他・・・売上高は27億2千9百万円と前年同期比4億4千3百万円(19.4%)の増収、セグメント利益は2億8百万円と前年同期比9千5百万円(83.7%)の増益となりました。
② 財政状態
当中間連結会計期間末の資産合計は、主として現金及び預金、売掛金の減少により、前期末に比べ33億6百万円減少し、745億9千7百万円となりました。
負債合計は、主として支払手形及び買掛金と設備代金支払いに係る営業外電子記録債務の減少により、前期末に比べ57億3千2百万円減少し、190億1千万円となりました。
純資産合計は、主として利益剰余金の増加により、前期末に比べ24億2千6百万円増加し、555億8千6百万円となりました。
当中間連結会計期間の営業活動におけるキャッシュ・フローは、51億8千2百万円の収入となり、前年同期比10億9千9百万円収入が増加しました。これは主に税金等調整前中間純利益の増加によるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは、27億8百万円の支出となり、前年同期比3億6千3百万円支出が減少しました。これは主として有形固定資産の取得による支出が減少したためです。
財務活動によるキャッシュ・フローは、29億1千6百万円の支出となり、前年同期比9億8千9百万円支出が増加しました。これは主として配当金の支払額が増加したためです。
この結果、当中間連結会計期間末の現金および現金同等物の残高は、159億8百万円と、前中間連結会計期間末に比べ49億5千4百万円増加しました。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに発生した課題はありません。
(4) 研究開発活動
当中間連結会計期間の研究開発費の総額は145百万円であります。
当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。