第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況

 ①経営成績の状況

当中間連結会計期間(2024年4月1日~2024年9月30日)におけるわが国の経済は、雇用・所得環境の改善による個人消費の持ち直しの動きなど、緩やかな景気の回復が見られました。一方で、原材料・資材価格の高止まりや各種コストの増加を背景とした物価上昇、さらに不安定な為替変動などが重なり、先行きは不透明な状況が続いています。

このような事業環境のもと、当社は「高品質で価格競争力を持った商品」の供給を強みとして、御殿場工場の早期フル生産化への取り組みを中心とした生産量の拡大及び販売先の確保に努めてまいりました。また、新たなM&Aの実行及びM&A後のシナジー効果の最大化に向けた取り組みや、EC/D2C(※)モデルへのチャレンジを進めてまいりました。

その結果、当中間連結会計期間の経営成績は売上高が24,087百万円(前年同期比17.7%増)、営業利益が3,061百万円(同5.2%増)、EBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却額)が3,937百万円(同13.6%増)、経常利益が3,058百万円(同6.7%増)、親会社株主に帰属する中間純利益が2,083百万円(同5.6%増)となりました。なお、当社グループはドリンク・リーフ事業のみの単一セグメントであるため、セグメントごとの記載を省略しております。

※ D2C:「Direct to Consumer」の略。消費者に対して製品を直接販売するビジネスモデルのことを指します。

 

 ②財政状態の状況

(流動資産)

 当中間連結会計期間末における流動資産は12,239百万円で、前連結会計年度末に比べて486百万円増加しております。これは、主に「受取手形及び売掛金」が240百万円増加、「原材料及び貯蔵品」が253百万円増加したことによるものであります。

 

(固定資産)

 当中間連結会計期間末における固定資産は20,061百万円で、前連結会計年度末に比べて1,167百万円増加しております。これは、主に「建物及び構築物」が199百万円増加、「機械装置及び運搬具」が4,994百万円増加した一方で、「建設仮勘定」が4,115百万円減少したことによるものであります。

 

(流動負債)

 当中間連結会計期間末における流動負債は7,884百万円で、前連結会計年度末に比べて238百万円増加しております。これは、主に「買掛金」が317百万円増加、「1年内返済予定の長期借入金」が455百万円増加、「未払法人税等」が276百万円増加した一方で、「その他」が811百万円減少したことによるものであります。

 

(固定負債)

 当中間連結会計期間末における固定負債は11,619百万円で、前連結会計年度末に比べて38百万円減少しております。これは、主に「長期借入金」が59百万円増加した一方で、「その他」が100百万円減少したことによるものであります。

 

(純資産)

 当中間連結会計期間末における純資産は12,796百万円で、前連結会計年度末に比べて1,454百万円増加しております。これは、主に「利益剰余金」が「親会社株主に帰属する中間純利益」の計上に伴い2,083百万円増加し、配当金の支払いに伴い483百万円減少したことによるものであります。

 

 ③キャッシュ・フローの状況

 当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物は3,429百万円で、前連結会計年度末比で307百万円減少しております。当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動によるキャッシュ・フローは3,375百万円の収入となりました。これは、主に税金等調整前中間純利益3,049百万円、減価償却費872百万円、棚卸資産の増加額291百万円によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動によるキャッシュ・フローは3,570百万円の支出となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出2,858百万円によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動によるキャッシュ・フローは112百万円の支出となりました。これは、主に長期借入れによる収入1,000百万円、長期借入金の返済による支出484百万円、配当金の支払いによる支出483百万円によるものであります。

 

(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について、重要な変更はありません。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当中間連結会計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当中間連結会計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。