第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当中間連結会計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当中間連結会計期間(2024年4月1日~2024年9月30日)における国内経済は、雇用・所得環境が改善する下で、個人消費や企業収益が改善し、景気は緩やかに回復しております。他方、欧米における金利政策の動向や中国における不動産市場の停滞の継続に伴う影響など、海外景気の下振れが国内景気を下押しするおそれと、物価上昇、中東地域をめぐる情勢、金融資本市場の変動等のリスクが懸念される状況が続いております。

 当社グループにおきまして、受注高は前年同期比で増加しました。メンテナンス分野では主に定期修理工事の増加により前年同期比で増加、エンジニアリング分野では大型工事の受注があった前年同期からの反動がありましたが、中小規模の工事の増加により前年同期と同水準になりました。完成工事高は前年同期比で増加しました。メンテナンス分野では受注高と同様に主に定期修理工事の増加により前年同期比で増加、エンジニアリング分野ではタンク工事が増加したものの、その他工事の減少により、前年同期比で減少となりました。完成工事総利益は工事量の増加に伴う増加要因がありましたが、従業員持株会向け譲渡制限付株式インセンティブ制度(持株会RS)に関する一過性の費用の発生により、前年同期比で減少しました。

(財政状態)

当中間連結会計期間末の資産合計は、1,050億94百万円で前連結会計年度末より、56億52百万円減少しました。これは、現金及び預金が56億64百万円減少したこと等によるものであります。

負債合計は、230億7百万円で前連結会計年度末より、36億15百万円減少しました。これは、未成工事受入金が6億90百万円増加したものの、支払手形・工事未払金が30億60百万円、流動負債その他が12億73百万円それぞれ減少したこと等によるものであります。

純資産は、820億86百万円で前連結会計年度末より、20億36百万円減少しました。これは、利益剰余金が29億59百万円減少したこと等によるものであります。

 (経営成績)

当中間連結会計期間における業績は、受注高は736億17百万円(前年同期比9.8%増)、完成工事高は751億55百万円(前年同期比7.0%増)、営業利益は35億16百万円(前年同期比16.1%減)、経常利益は36億38百万円(前年同期比16.7%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は26億34百万円(前年同期比8.2%減)となりました。

 

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当中間連結会計期間における連結ベースの現金及び現金同等物は、前年同期に比べ9億42百万円増加し、68億27百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動による資金収支は、3億46百万円の収入(前年同期では66億30百万円の支出)となりました。主な収入は、税金等調整前中間純利益39億68百万円、主な支出は、仕入債務の減少額30億28百万円によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動による資金収支は、1億99百万円の支出(前年同期では13億85百万円の支出)となりました。主な支出は、有形及び無形固定資産の取得による支出14億11百万円、主な収入は、有形及び無形固定資産の売却による収入6億83百万円投資有価証券の売却による収入5億46百万円によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動による資金収支は、58億1百万円の支出(前年同期では39億27百万円の支出)となりました。主な支出は、配当金の支払額57億56百万円によるものであります。

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当中間連結会計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

(4) 研究開発活動

当中間連結会計期間の研究開発費の総額は43百万円であります。

 

3 【経営上の重要な契約等】

 当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等は行われていません。