当中間連結会計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものです。
当中間連結会計期間末における財政状態の状況は次のとおりです。
(資産)
資産の部合計は、1,427,046百万円(前期末比5.3%増)となりました。
流動資産は、現金及び預金の増加などにより、519,235百万円(同14.8%増)となりました。
固定資産は、有形固定資産の増加などにより、907,811百万円(同0.5%増)となりました。
(負債)
負債の部合計は、453,745百万円(同11.9%増)となりました。
流動負債は、未払法人税等の減少などにより、217,274百万円(同12.0%減)となりました。
固定負債は、社債の増加などにより、236,471百万円(同49.0%増)となりました。
(純資産)
純資産の部合計は、利益剰余金の増加などにより、973,301百万円(同2.5%増)となりました。
自己資本比率は68.2%(同1.9ポイント減)となりました。
当中間連結会計期間における国内経済は、足踏みも見受けられたものの、雇用・所得環境が改善する下で緩やかな回復が見られました。
当社グループにおいては、東京ディズニーシーの新テーマポート「ファンタジースプリングス」が開業したことなどに伴いゲスト1人当たり売上高が増加いたしました。一方、訪日外国人旅行客数の増加によりテーマパークにおける海外ゲスト数は好調だったものの、夏期における猛暑の影響に加え、感染症流行後のリベンジ消費の落ち着き等による旅行需要の減少や前年同期に開催していた東京ディズニーリゾート40周年イベントの反動減などにより、テーマパーク入園者数は減少しました。
この結果、当中間連結会計期間の業績は、売上高297,267百万円(前年同期比4.5%増)、営業利益63,198百万円(前年同期比18.0%減)、経常利益63,972百万円(前年同期比17.7%減)、親会社株主に帰属する中間純利益45,523百万円(前年同期比16.5%減)となりました。セグメント別の業績は次のとおりです。
(テーマパーク)
東京ディズニーシーでは、6月6日に“魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界”をテーマとした世界で唯一の新テーマポート「ファンタジースプリングス」がグランドオープンいたしました。また、4月から6月まで、東京ディズニーランドでは「ディズニー・パルパルーザ」第2弾として「ドナルドのクワッキー・ダックシティ」を、東京ディズニーシーでは「東京ディズニーシー・フード&ワイン・フェスティバル」を、新規スペシャルイベントとして開催いたしました。
これらの結果、売上高は、ファンタジースプリングスの開業やバケーションパッケージの販売好調などによりゲスト1人当たり売上高が増加したことから、238,788百万円(前年同期比2.1%増)となりました。
営業利益は、ファンタジースプリングス開業に伴う減価償却費など各費用の増加に加え、賃金改定に伴う人件費の増、メンテナンス費などによる諸経費の増などにより、49,986百万円(前年同期比20.6%減)となりました。
(ホテル)
売上高は、東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテルが開業したことなどからディズニーホテルの宿泊収入が増加し、50,265百万円(前年同期比17.4%増)となりました。
営業利益は、主にファンタジースプリングスホテルの開業に伴い各費用が増加したことにより、12,379百万円(前年同期比7.5%減)となりました。
(その他)
売上高は、モノレールの利用者数の増加によりモノレール事業の売上高が増加したことなどから、8,213百万円(前年同期比8.3%増)となりました。
営業利益は、572百万円(前年同期比6.4%増)となりました。
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物の中間期末残高は、営業活動によるキャッシュ・フロー及び財務活動によるキャッシュ・フローがプラスになったものの、投資活動によるキャッシュ・フローがマイナスになったことから、192,011百万円(前期末残高273,016百万円)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、55,838百万円(前年同期72,730百万円)となりました。前年同期に比べ、収入が減少した要因は、税金等調整前中間純利益が減少したことなどによります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、△213,327百万円(同△77,885百万円)となりました。前年同期に比べ、支出が増加した要因は、定期預金の預入による支出が増加したことなどによります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、76,484百万円(同△7,388百万円)となりました。前年同期に比べ、収入が増加した要因は、社債の発行による収入が増加したことなどによります。
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
当中間連結会計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
該当事項はありません。
当中間連結会計期間において、前連結会計年度末に計画中であった重要な設備の新設のうち、完了したものは次のとおりです。
また、当中間連結会計期間において、新たに確定した重要な設備の新設の計画は、次のとおりです。
クルーズ事業への参入
(全体概要)
今後の当社グループの事業活動における資金需要の主なものとしては、東京ディズニーランドにおける「スペース・マウンテン」及び周辺環境の一新(2027年開業予定、投資予算額約560億円)並びにクルーズ事業(2028年度就航予定、投資予算額約3,300億円)を予定しております。
当社グループの事業活動を行う上で必要となる運転資金及び設備投資資金については、営業活動によるキャッシュ・フローを主とした内部資金を主な財源とし、必要に応じて金融機関等からの借入や、社債発行等による資金調達も検討いたします。
なお、2028年度に就航予定のクルーズ事業を中心とする今後の設備投資資金に充当するために、2024年8月に1,200億円の無担保普通社債を発行いたしました。加えて、仮に今後資金が必要になった際にも、機動的かつ柔軟に必要な金額を調達できるよう、2024年9月に新たに3,000億円の社債の発行登録をいたしました。引き続きコストの精査・コントロールを継続していくことで、着実な財務基盤の強化を進めております。
当中間連結会計期間において、新たに締結した重要な契約は次のとおりです。