第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

 (1)財政状態及び経営成績の状況

当社グループの当中間連結会計期間の売上高は、工作機械関連事業、部品加工関連事業が共に減少したことにより11,159百万円(前年同期比5.5%減)となりました。損益につきましては、営業損失は476百万円(前年同期は営業利益247百万円)となり、経常損失は611百万円(前年同期は経常利益228百万円)となりました。親会社株主に帰属する中間純損失は626百万円(前年同期は親会社株主に帰属する中間純利益90百万円)となりました。

 

セグメントの業績は次のとおりであります。

 

工作機械関連事業部門におきましては、国内向け売上は増加したものの、北米地域において米国大統領選を控えた投資決定遅れ等の影響により売上が落ち込んだことから、売上高は5,230百万円(前年同期比7.5%減)となり、セグメント損失(営業損失)は532百万円(前年同期は営業損失124百万円)となりました。

部品加工関連事業部門におきましては、主要顧客における生産調整等の影響により、売上高は5,894百万円(前年同期比3.6%減)となり、セグメント利益(営業利益)は、新規案件の生産準備に伴うコスト増加もあり30百万円(前年同期比91.1%減)となりました。

その他部門におきましては、不動産賃貸業により売上高は35百万円(前年同期と同額)となり、セグメント利益(営業利益)は24百万円(前年同期比0.3%増)となりました。

 

当中間連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,575百万円減少し31,626百万円となりました。この主な要因は、仕掛品が994百万円、現金及び預金が945百万円減少したことによるものであります。

負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,330百万円減少し20,063百万円となりました。この主な要因は、電子記録債務が613百万円、短期借入金が445百万円減少したことによるものであります。

純資産合計は、前連結会計年度末に比べ245百万円減少し11,562百万円となりました。この主な要因は、親会社株主に帰属する中間純損失626百万円を計上したことによるものであります。この結果、自己資本比率は36.6%となりました。

 

 (2)キャッシュ・フローの状況

当中間連結会計期間の営業活動による資金は、仕入債務の減少額を売上債権の減少額や棚卸資産の減少額が上回ったため258百万円の獲得(前年同期比61.8%減)となりました。投資活動による資金は、設備投資により416百万円(前年同期比8.4%増)の使用、財務活動による資金は、短期借入れによる収入を短期借入金の返済による支出が上回ったため938百万円(前年同期比41.3%減)の使用となりました。

以上の結果、当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、3,263百万円と前連結会計年度末より954百万円減少いたしました。

 

 (3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当中間連結会計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

 (4)研究開発活動

当中間連結会計期間の研究開発費の総額は278百万円であります。

なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。