当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績
当中間連結会計期間における我が国経済は、企業収益の改善などにより景況感は総じて良好であるものの、物価上昇の持続や地政学リスクの長期化による企業収益の下押し懸念など、先行き不透明な状況が続いております。
当業界におきましては、運送費や各種エネルギー及び資材価格が依然として高水準で推移するなど、厳しい状況が続いております。
このような経営環境の中、当社グループでは業務効率化によるコスト削減に努めると同時に販売価格改定を進めるなど、売上目標達成と利益確保に尽力しました。
この結果、当中間連結会計期間の業績は、売上高48億16百万円(前年同期比0.1%減)となりました。利益面では、運送費や人件費の上昇をコスト削減や販売価格改定で補ったものの、関連会社の豪雨被害に関する持分法投資損失の計上などにより経常利益2億49百万円(同50.7%減)、親会社株主に帰属する中間純利益1億78百万円(同57.0%減)となりました。
なお、当社グループは単一セグメントのため、製品別の業績を記載すると次のとおりであります。
濾過助剤
当期間におきましては、海外市場での売上が減少したものの、国内市場における各種化学品向け製品及び甘味料向け製品の売上が増加しました。この結果、売上高は29億39百万円(前年同期比0.8%増)となりました。
建材・充填材
当期間におきましては、国内市場における各種建材向け製品の売上が減少しました。この結果、売上高は6億77百万円(同6.4%減)となりました。
化成品
当期間におきましては、主にプール用塩素剤の売上が増加しました。この結果、売上高は9億34百万円(同2.8%増)となりました。
その他の製品
当期間におきましては、各種化学品向け製品の売上が減少しました。この結果、売上高は2億65百万円(同3.7%減)となりました。
②財政状態
当中間連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ3億31百万円増加し、138億59百万円となりました。主な増加は、受取手形及び売掛金2億96百万円であります。
負債は、前連結会計年度末に比べ1億7百万円増加し、60億36百万円となりました。主な増加は、支払手形及び買掛金1億63百万円であります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ2億23百万円増加し、78億22百万円となりました。主な増加は、利益剰余金93百万円、為替換算調整勘定1億13百万円であります。
なお、自己資本比率は、前連結会計年度末の56.2%から56.4%となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より1億31百万円増加し、29億60百万円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、2億69百万円となりました。
これは、主に税金等調整前中間純利益2億86百万円、減価償却費1億15百万円,仕入債務の増加1億8百万円、持分法による投資損失52百万円に対し、売上債権の増加2億48百万円、棚卸資産の増加75百万円があったことによります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は、45百万円となりました。
これは、主に定期預金の払戻収入による収入1億35百万円、投資有価証券の売却収入66百万円に対し、有形固定資産の取得による支出1億9百万円、投資有価証券の取得による支出40百万円があったことによります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は、2億41百万円となりました。
これは、主に長期借入金による収入4億50百万円に対し、短期借入金の返済による支出3億76百万円、長期借入金の返済による支出1億36百万円、社債の償還による支出1億5百万円、配当金の支払額85百万円があったことによります。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当中間連結会計期間におけるグループ全体の研究開発費は、総額43百万円であります。なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設、休止、大規模改修、除却、売却等について、当中間連結会計期間に著しい変動があったものは次のとおりであります。なお、下記金額に消費税等は含んでおりません。
実施を次年度以降に延期した案件
提出会社
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事業所 (所在地) |
投資予定金額 |
設備の主な内容 |
実施時期 |
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総額(千円) |
既支払額(千円) |
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岡山工場 (岡山県真庭市) |
未定 |
- |
珪藻土製造設備 改修工事一式 |
次年度以降未定 |
(注)2024年10月に予定しておりました設備投資は次年度以降に延期しております。
投資予定金額は未定であります。
当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。