第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当半期報告書提出日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

① 当中間連結会計期間の経営成績の状況

 当中間連結会計期間の経営成績は、米国が前年同期比で大幅な増収となる一方で、日本・アジア地域が前年同期比で大幅な減収となったことにより、連結の売上高は5,426百万円(前年同期比10.5%減)となりました。利益面では、売上の好調な米国が大幅な営業増益となった他、欧州でも前年同期比で赤字幅が縮小したものの、日本・アジア地域が大幅な減収により営業赤字となったことから営業損失は192百万円(前年同期は421百万円の営業利益)、為替差損の計上により経常損失は239百万円(前年同期は483百万円の経常利益)となりました。また、当期は特別損失は発生しなかったものの、上記要因により親会社株主に帰属する中間純損失は280百万円(前年同期は178百万円の親会社株主に帰属する中間純利益)となりました。

 

② 地域別の状況

 日本においては、受注獲得が想定通りに進まなかったことに加え、前期に複数の既存案件の中止や期間短縮の契約変更が発生したことによる当期売上への影響もあり、前年同期比で大幅な減収となりました。また、利益面でも上記の理由から営業赤字となりました。日本の製薬業界では各社で早期退職募集が相次ぐなど構造改革が進み厳しい市場環境が続いていますが、当社では欧米及びアジア事業と連携し、海外バイオテックに対して日本市場への進出を提案するなどの営業活動を粘り強く継続しております。また、人員稼働率向上のための施策と販管経費の徹底した見直しを行い業績改善に努めてまいります。

 米国においては、受注した業務が想定通り進捗し順調に売上高を計上していることに加え、追加作業発生による契約変更等もあり、前年同期比で大幅に増収増益となりました。米国のバイオテック企業等からの新規案件を順調に獲得しており、引き続き米国CRO市場の深耕に注力し、持続的な成長を図ってまいります。

 欧州においては、米国事業との連携を推し進めたことによる営業面での成果を発揮しつつありますが、当期の売上増加に寄与するまでには至らず前年同期比で減収となりました。利益面ではコスト削減の効果により赤字幅は縮小しました。足元では引き合いは増加しつつあり、欧州での営業人員の採用による体制の強化を進めており、受注拡大に注力してまいります。

 韓国においては、既存案件の契約変更による売上金額の減少に加え複数案件の進捗遅れにより、前年同期比で大幅な減収となりました。また、この結果、利益面でも営業赤字となりました。韓国で発生している医療ストライキの影響は新規案件の受注や既存案件の進捗にも影響を与えており、その動向を注視しております。

 中国においては、新規獲得案件の本稼働の遅れや既存案件の終了に伴う売上減少等により前年同期比で減収、営業赤字となりました。

 台湾においては、新規案件の獲得に苦戦し、前期に発生した既存案件の中止や案件の終了の影響等を穴埋めすることができず前年同期比で減収、営業赤字が拡大しました。しかしながら、台湾のバイオテックからグローバル試験の内諾を得たことや、台湾国内案件の受注を獲得するなど、営業面で改善の兆しがみられます。

 

③ セグメント別の経営成績

CRO事業

 当社グループのCRO事業につきましては、売上高は5,155百万円(前年同期比9.3%減)、営業利益は831百万円(同39.8%減)となり、前年同期比で減収減益となりました。

育薬事業

 当社グループの育薬事業につきましては、売上高は270百万円(前年同期比29.0%減)、営業損失は24百万円(前年同期は109百万円の営業利益)となり、前年同期比で減収減益となりました。

 

 

(2)キャッシュ・フローの状況

 当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より251百万円減少し、7,213百万円となりました。

 当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当中間連結会計期間において営業活動の結果獲得した資金は541百万円(前年同期は631百万円の獲得)となりました。これは、主に売上債権及び契約資産の減少額494百万円、前受金の増加額360百万円があったことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 当中間連結会計期間において投資活動の結果使用した資金は12百万円(前年同期は18百万円の獲得)となりました。これは、主に差入保証金の差入による支出5百万円があったことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当中間連結会計期間において財務活動の結果使用した資金は662百万円(前年同期は705百万円の使用)となりました。これは、主に長期借入金の返済による支出269百万円及び配当金の支払額338百万円があったことによるものであります。

 

(3)財政状態の分析

① 資産の部

 当中間連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末と比べ1,253百万円(6.8%)減少し、17,286百万円となりました。これは、主に売掛金及び契約資産、のれんの減少によるものであります。

② 負債の部

 当中間連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末と比べ401百万円(3.9%)減少し、9,903百万円となりました。これは、主に前受金、預り金が増加する一方、未払法人税等、長期借入金が減少したことによるものであります。

③ 純資産の部

 当中間連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末と比べ851百万円(10.3%)減少し、7,383百万円となりました。これは、主に利益剰余金、為替換算調整勘定の減少によるものであります。

 

(4)経営成績の分析

① 売上高

当中間連結会計期間の売上高は、(1)経営成績の状況に記載の要因により、5,426百万円(前年同期比10.5%減)となりました。

② 売上原価

当中間連結会計期間の売上原価は、4,111百万円(前年同期比0.8%増)となりました。

③ 販売費及び一般管理費

当中間連結会計期間の販売費及び一般管理費は、1,507百万円(前年同期比3.6%減)となりました。

④ 営業利益

当中間連結会計期間の営業損失は、(1)経営成績の状況に記載の要因により、192百万円(前年同期は421百万円の営業利益)となりました。

⑤ 経常利益

当中間連結会計期間の経常損失は、(1)経営成績の状況に記載の要因により、239百万円(前年同期は483百万円の経常利益)となりました。

⑥ 税金等調整前中間純利益

当中間連結会計期間の税金等調整前中間純損失は、(1)経営成績の状況に記載の要因により、239百万円(前年同期は374百万円の税金等調整前中間純利益)となりました。

⑦ 親会社株主に帰属する中間純利益

当中間連結会計期間の親会社株主に帰属する中間純損失は、(1)経営成績の状況に記載の要因により、280百万円(前年同期は178百万円の親会社株主に帰属する中間純利益)となりました。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

 

(6)研究開発活動

該当事項はありません。

 

(7)経営戦略の現状と見通し

当中間連結会計期間において、当社グループの経営戦略の現状と見通しについて重要な変更はありません。

引き続き、当社グループは受託業務の選択と集中を推し進めることによって既存のCROとの差別化を図り、大手製薬会社と同等の立場で医薬品開発を実行・サポートできる知識・技術・経験を有するCROすなわち「CDO(Contract Development Organization)」を目指していく方針であります。

 

3【経営上の重要な契約等】

当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。